活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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サブプライム問題とは何か

サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 [宝島社新書] (宝島社新書 254)
サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 [宝島社新書] (宝島社新書 254)
(2007/11/09)
春山 昇華 商品詳細を見る

満足度★★★

最近の経済ニュースの主役は、
なんと言っても「サブプライムローン問題」です。

本書は、サブプライムという言葉で十把ひとからげにされている問題を、
住宅バブル、略奪的貸付、金融技術の発展、世界の余剰資金という
複数の断面に分解しながら、わかりやすく解説するものです。

雑誌やニュース等でも、この問題についていろいろと解説されていますが、
一歩踏み込んで、この問題を理解するには、ちょっと物足りません。

しかし、著者の春山昇華さんは、十数年にわたるアメリカの住宅市場への
取材を通し、日本とは異なる米国の制度、日本人とは異なるアメリカ人の気質、
そして、今回の問題の中心となる「証券化」という技術について、
本書の中で詳しく説明しています。

本書は学術的な堅苦しい雰囲気もありませんし、
かといって、問題を単純化して不安を煽っている訳でもないので、
問題の背景を冷静に知るには、ちょうど良いサジ加減で書かれています。

最終章の「終わりのはじまり」では、この問題の世界経済への影響と、
日本人が気をつけるべき点が言及されていました。

この章のタイトルが、以前からこの問題に警鐘を鳴らしていた
松藤民輔さんの著作と同じになっていたのは、なかなか興味深いところです。

私は、本書を読みながら、この問題を考え、

   ・トリプルAという格付けを鵜呑みにして思考停止に陥ってはいけない
   ・日銀の「サブプライム問題により」という言い訳を信じてはいけない

などの教訓を得ました。

著者の春山さんは、ブログでも情報発信をしているようなので、
興味のある方は、こちらから、どうぞ。

この本から何を活かすか?

日本のバブル経済も、今から振り返って見ると、
なんで、そんなバカげたことをしていたんだろう?
と思えます。

このサブプライム問題もあと数年経つと
同じように思えることでしょう。

その時は、ぜひホイチョイプロダクションの製作で、
「サブプライムへGO!!」を撮っていただきたいものですね。 

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.    


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| 経済・行動経済学 | 11:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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