活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2007年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年02月

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プレミアム戦略

プレミアム戦略
プレミアム戦略
(2007/12/07)
遠藤 功 商品詳細を見る

満足度★★★

「プレミアム戦略」だからか、
本書も“質の高そうな紙”が使われています。

これが、この本の定価に反映されていると考えると、
読者にとっては、ちょっとアリガタ迷惑な気がします。

さて、本書は「プレミアム」というキーワードを軸に、
日本の消費社会と、企業がとるべき戦略を考察したものです。

著者は「見える化」で有名な遠藤功さん。

この戦略を知るためには、最初にプレミアムとは何かを、
定義付けしておく必要があります。

それには、「プレミアム」と「ラグジュアリー」を比較することで、
より明確に理解することができそうです。

本書によると、

  ・ラグジュアリーは、見た目や機能面で贅沢にされたもので、
  お金さえ払えば誰でも手に入れることができるもの。

  ・プレミアムは、機能面と情緒面の両方の質が際立って高く、
  プラスアルファの対価を払ってでも手に入れたいもの。

このように説明されています。

そして、本書の後半では、日本の企業が戦略として
プレミアムを目指す際に必要な、
パラダイムシフトや施策の提言がなされています。

この中で、特に日本の企業に欠けている要素として、
遠藤さんが指摘するのは、情緒的価値を創造するために必要な
「ストーリー・テリング」する力です。

確かに、作り手の徹底した「こだわり」を、
物語として伝えることに成功しているブランドは、
プレミアムとしての地位を確立していますね。

この本から何を活かすか?

私は、プレミアムとはあまり縁のない生活をしていますので、
本書に紹介される事例、
ポルシェルイ・ヴィトン千疋屋ミキモト大塚製靴・・・

これらには、なじみがないなぁ~と思いながら読んでいました。

しかし、一番最後の事例として登場したのは、星野リゾート
「星のや軽井沢」。

ここの温泉旅館には、行ったことがありませんが、
私が、よくスキーで宿泊する北海道のトマム・リゾート
の運営も星野リゾートです。

今度、トマムに行った時は、プレミアムが、どう演出されているか
現地で体感してきます。

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| 経営・戦略 | 10:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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会社の絞め殺し学

会社の絞め殺し学 ダメな組織を救う本 (祥伝社黄金文庫 ひ 9-1)
会社の絞め殺し学 ダメな組織を救う本
(2007/12/12)
弘中 勝 商品詳細を見る

満足度★★★★★

メールマガジン「ビジネス発想源」で有名な
弘中勝さんの最新刊(2008年1月時点)。

アイデアひらめく『ビジネス発想源』」はメルマガの
加筆修正本でしたが、今回は、待望の“書き下ろし”です。

本書は、会社の絞め殺し方を書いているのではなく、
無意識のうちに会社を絞め殺そうとしている様々な症候群を指摘し、
それを取り除くための、対処法(処方箋)が書かれた本です。

読者は、A4ノートとボールペン(鉛筆不可)を用意して、
その処方箋に示された、課題に取り組むことになります。

目次に書かれた症状を見るだけでも、かなり刺激的です。

いくつか紹介してみると、

 ・煽りのテクニックを使うような人間は、やがて会社をじわじわ絞め殺す
  →焦らすことに焦りすぎ「過剰性煽動症候群」

 ・とりあえずの対応でしのごうとする人間は、やがて会社をじわじわ絞め殺す
  →発したらそれで終わり「口約束空手形症候群」

 ・相手の時間を奪う意識がないような人間は、やがて会社をじわじわ絞め殺す
  →見えているのは自分だけ「無意識性強奪症候群」

などです。

しかし、この本を読んでいくと、こういった体裁よりも、
弘中さんの発する、強力なメッセージこそが
本書の魅力であることが分かります。

それは、小手先のマーケティングに走らず、
本物にこだわった商売をすること。

「地に足が着かずして、差別化など百年早い」とか、
「自信がないのに儲けようとする魂胆がそもそも間違っている」
など、辛口な発言の裏にも、一貫して本筋のビジネスを追求する
弘中さんの強い姿勢が感じられます。

また、弘中さんは、相手のためになると思われる本物の本しか、
メルマガで紹介しないようです、
残念ながら、私のブログでは、厳選した本物の本だけを
紹介しているわけではありません。

この点については、私のブログを読んでいただいた方に、
お詫びをしなければなりませんが、
本書は、自信を持って、私はみなさんにオススメします。

この本から何を活かすか?

本書をオススメした以上、私にも責任が発生します。

そこで、本書の活用方法の確認です。

会社を経営している方や、会社を良くしようと思っている方は、
弘中さんの指示に従って、そのまま本書の課題に取り組んでください。

そして、それ以外の方は、私のように、会社の課題を
個人に置き換えて、A4ノートに書き込んで活用してみてください。

もともと、本書は会社の状況を、人間の病気の症状にたとえていますので、
逆に、本書の処方箋を個人に活かすことも可能なはずです。

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| 経営・戦略 | 11:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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雨がふってもよろこぼう!

雨がふってもよろこぼう!~人生が良い方向に向かう!心を鍛える25の習慣~
雨がふってもよろこぼう!~人生が良い方向に向かう!心を鍛える25の習慣~
(2007/12/07)
嶋津 良智 商品詳細を見る

満足度★★★

本書の目的は、「心」や「感情」を
コントロールする方法を伝えること。

心や感情をコントロールできれば、人生もコントロールできる。

これが、本書の基本的な考え方です。

そのために、著者の嶋津良智さんは、
まず「怒らないことから」はじめようと、提案しています。

そして、本書では怒りやイライラと無縁となるための、
“25の習慣”と“11の特効薬”が解説されています。

この中から、いくつか気になったものを紹介してみましょう。

 習慣 1.迷ったら決断しない

   →無理に決断せず、時が来るのを待つ姿勢です。
   確かに、あせって決断しても、
   良い結果になることは少ないかもしれません。

 習慣11.秘密を持たない

   →オープンにすることで、イライラは減るかもしれませんが、
   これは、程度が難しいですね。聞く方も大変ですし・・・

 特効薬5.その場から逃げる

   →逃げることも重要な戦略ですから、どうなったら逃げると、
   退出条件を決めておくのも必要ですね。

 特効薬11.それでも怒りが収まらないときは寝る

   →私も以前は、イヤなことがあると、よく寝ていましたが、
   最近は年のせいか、イヤなこと自体もだんだん減っています。

全体的には、ガツガツいかずにのんびり構え、
物事を何でもポジティブに考えるというのが、本書のスタンスです。

精神的にピリピリきている人は、本書を読むことで、
気の持ち方を変えるキッカケになるかもしれませんね。

この本から何を活かすか?

本書の裏表紙には、「こんな人に読んでもらいたい」対象として、
「肩こりで悩んでいる人」というのも入っていました。

もちろん、肩こりを治す方法が書かれている訳はありません。

とりあえず私の肩こりも、まずはその状況を喜んで(?)、
何かのメッセージとして、ポジティブにとらえることにしてみましょう。

例えば、私がパソコンに向かいすぎないように
肩こりがリミッターの働きをして、
有意義な時間を過ごすことに貢献しているとか。

それでは、肩こりの指令により、
今日の記事は、ここまでにしておきます。

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| 自己啓発・セルフマネジメント | 10:18 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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投資信託にだまされるな! Q&A―投信の疑問・解決編

投資信託にだまされるな! Q&A―投信の疑問・解決編
投資信託にだまされるな! Q&A―投信の疑問・解決編
(2007/12/07)
竹川 美奈子 商品詳細を見る

満足度★★★

好評だった「投資信託にだまされるな!」の続編です。

今回は3部構成になっていて、
  第1部では、Q&A形式で33個の質問に答え、
  第2部では、具体的なオススメ投資信託を挙げ、
  第3部では、投資情報の入手方法について説明しています。

本書は、投資信託を中心に長期で年6~7%の
運用を目指す人を対象としています。

前作とあわせて読むと、より詳しく分かりますが、
この本だけを読んでも、投資信託について一通り理解できるように
説明されているのが、著者である竹川美奈子さんのウマイところです。

これから、投資信託を始めようと思っている人でも、
まず基本の考え方をキチンと学びたい人は、前作の方が合っていますし、
とにかく聞きたいことだけを質問して、すぐに始めたいせっかちな人は、
本書の方が合ってという具合に、性格別に、本をチョイスすることも可能です。

語り口は、明快で、
  Q:「すでに、良くない投信を買ってしまいました」
という問いに対しては、
  A:「今すぐ、解約を検討しましょう」と答えていますし、

第2部でも、証券会社別に組み合わせる具体的な投資信託名を
挙げているので、すぐに行動に移したい人は、迷うことなく、
投資信託を選ぶことができそうです。

知り合いに、投資信託の相談を受けた時などに、
安心して薦められそうな一冊ですね。

この本から何を活かすか?

竹川さんは、まえがきで、
「海外企業の財務内容を分析して、投資するのは一般の人にはまず無理」
と書いていますが、果たしてこれは、本当でしょうか?

私の考えでは、
日本企業の財務内容の分析ができない人は、
当然、海外企業の財務内容の分析はできませんが、
日本企業の財務分析ができる人にとっては、
実は、そんなにハードルは高くない、というイメージです。

多少、財務諸表の表示方法や慣習が違ったりしますが、
短時間で売買を繰り返すのでなければ、
特に米国株などでは、極端な英語アレルギーの人以外は、
まったく無理なことはありません。

ただ、竹川さんの想定している読者層を考えると、
こう言っておく方が、無難かもしれませんが・・・

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| 投資 | 10:35 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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「お金持ちマインド」の育て方

“本当の豊かさ”を引き寄せる「お金持ちマインド」の育て方
“本当の豊かさ”を引き寄せる「お金持ちマインド」の育て方
(2007/09)
中野 裕弓 商品詳細を見る

満足度★★★

著者の中野裕弓さんは、
お金に対する心配が一切ないそうです。

それは、なぜか?

実は、ある方法を知っているからのようです。
その方法こそが、中野さんが本書で伝えようとしているもの。
それは稼ぐ方法でも、お金持ちになる方法でもありません。

その方法とは、“お金の降らせ方。それも無制限に。”

お金が降るって、イイ表現ですね。
しかし、どこにでも降らせられるわけではないようです。

それでは、どこなら降らせられるのか?

中野さんによると、その場所は、
“お金持ちマインド”のあるところと説明されています。

これが、本書のタイトルですね。
このお金持ちマインドとは、お金持ちが似合う人と同じ意味のようです。

そして、このマインドを身につけるには、
イメージし、なりきり、楽しむことが重要と書かれています。

それでは、具体的は、
いったい、どうやってお金を降らせるのか?

それを叶えるポイントとして、
本書では次の3点をポイントとして挙げています。

  1.イメージを紙に書く
  2.第1歩を踏み出す
  3.ウメちゃんに従う

この1、2は分かるとして、
3の「ウメちゃん」とは、いったい何???

それは、直感や本音として現れる“もう一人の自分”。

外からは見えないけれど必ずある、果肉に覆われた梅干の種
のようだと思って、中野さんはウメちゃんと名付けたようです。

これは、超自我などど呼ばれ、その声に従えば、
自然と幸せな方法に導かれるそうです。

そして、このことを中野さんは、次のように説明しています。

「イメージだけで、現実に引き寄せられる。それはウメちゃんの力です。」

本書も、一種の“引き寄せの法則”を説いているようです。
しかし、中野さんは表現がチャーミングで、独特の世界観をもっているので、
またちょっと違った印象を与えますね。

その辺りが、肌に合うかどうかで、本書の好き嫌いが分かれるでしょう。

この本から何を活かすか?

本書のお金持ちマインドを育てる方法として、
「時間を大切にする」というのが挙げられていました。

ここで言われているのは、効率的にとか、時間を無駄にしない
という意味よりも、“今、この瞬間を大切にする”といった意味合いです。

私は最近、この意識が欠けていたかもしれません。
もうちょっと意識して過ごさなくては・・・ 

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| 成功哲学 | 07:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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コーチングの神様が教える「できる人」の法則

コーチングの神様が教える「できる人」の法則
コーチングの神様が教える「できる人」の法則
(2007/10)
マーシャル・ゴールドスミス 他 商品詳細を見る

満足度★★★★

まずは、次の21のリストに自分自身が、
当てはまるものがないか、チェックしてみてください。

  1.極度の負けず嫌い
  2.何かひとこと価値を付け加えようとする
  3.善し悪しの判断をくだす
  4.人を傷つける破壊的なコメントをする
  5.「いや」「しかし」「でも」で文章を始める
  6.自分がいかに賢いかを話す
  7.腹を立てているときに話す
  8.否定、もしくは「うまくいくわけない。その理由はね」と言う
  9.情報を与えない
  10.きちんと他人を認めない
  11.他人の手柄を横取りする
  12.言い訳をする
  13.過去にしがみつく
  14.えこひいきする
  15.すまなかったという気持ちを表さない
  16.人の話しを聞かない
  17.感謝の気持ちを表さない
  18.八つ当たりする
  19.責任回避する
  20.「私はこうなんだ」と言いすぎる
  21.目標に執着しすぎる

どうでしたか?

当てはまるものは、そんなに多くないと思いますが、
ここから1~2つ選び出して、その悪癖をやめることが、
「もっといい人になる」ための簡単な方法だと、本書では説明しています。

この本では、上記の21の悪癖が、なぜ生まれ、
それがどう悪影響を及ぼすかが、詳しく解き明かされ、
それをやめるためのフィードバックやフォローアップをする方法が
わかりやすく説明されています。

著者は、ジャック・ウェルチさんなど名だたる名経営者の
コーチを務めたマーシャル・ゴールドスミスさんです。

訳者あとがきによると、ゴールドスミスさんのコーチ料は
1人25万ドル(約2千6百万円)にもなるそうですから、
この本で、その真髄の一端がわかるとすれば、大変お得ですね。

ちなみに、この本はエクゼクティブだけを対象にするのではなく、
「もっと良くなりたいと願うすべての人」に向けて書かれていますから、
私のような一般人が読んでも、すごく参考になりました。

また、本書を読んで、私が妙に納得したのが、
カリスマコーチである、ゴールドスミスさん自身にも
コーチがついているという点です。

考えてみれば、コーチの有用性が一番分かっているからこそ、
コーチである自分にもコーチをつけるのは、当然の選択なんですね。

この本から何を活かすか?

上記の悪癖ですが、私はいくつか当てはまりましたが、
他人に聞いてみると、自分ではそう思っていないものも、
意外と当てはまることもあります。

私の場合は、4番目の「人を傷つける破壊的なコメントをする」は
自分ではあまり当てはまらないつもりでしたが、
それに近いようなことは、けっこう言っているみたいです。

そこで、本書の方法に習って、
「私はこの悪癖を直したいので、私が誰かを傷つけるコメントをしたら、
注意してほしい。そのたびに、100円払うよ。」
と家族に話しました。

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| 自己啓発・セルフマネジメント | 09:55 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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お金は銀行に預けるな

お金は銀行に預けるな   金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)
お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)
(2007/11/16)
勝間 和代 商品詳細を見る

満足度★★★

この本は、はじて金融を学ぶ人向けの、金融「入門書」です。

今まで金融にぜんぜん興味がなかった人が、勝間和代さんの
絶大なキャラクターに引かれ、この本を手にすることで、
これから、まっとうな金融人生を歩むキッカケとなるでしょう。

正直に言って、「目からウロコ」のような内容はありませんが、
マジメに、金融の基本と、その知識の身につけ方について解説しています。

分散投資から始まり、リスク、各金融商品の紹介、
そして、実践に移すまでの注意点など、
かなり広い範囲の内容が網羅されています。

本書の中で、勝間さんが示す
「しっかり儲けるための5原則」は次のようになっています。

  第1原則 分散投資、分散投資、分散投資
  第2原則 年間リターンの目安10%はすごく高い、5%で上出来
  第3原則 タダ飯はない
  第4原則 投資にはコストと時間が必要
  第5原則 管理できるのはリスクのみ、リターンは管理できない

私は、この中でリスクをとったうえでの、リスク管理を一番重視しています。

また、金融で儲けるためには、労働以上の勉強と努力が必要であることや、
段階的に金融リテラシーを身につけ、徐々に実践に移していくステップが
詳しく説明されていたところに、好感が持てます。

本書の中で、最も勝間さんの個性が出ているのは、最終章です。

金融知識を身につけることで、社会を変えていくという大志を持った
勝間さんらしい考えですが、私自身は、そこで紹介されていた
SRI(社会責任投資)ファンドに対し、あまりポジティブになれません。

この本から何を活かすか?

本書の中で、10冊の参考図書が挙げられていました。

私は、投資原資を作るために、もう1冊、
次の本を、加えることをオススメします。

それは、本多静六さんの「私の財産告白」です。

私自身が、現在、労働収入がなくても、生活できるようになったのは、
この本の教えをパワーアップさせ、実践したことに他なりません。

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| 投資 | 11:10 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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バカにならない読書術

バカにならない読書術 (朝日新書 72)
バカにならない読書術 (朝日新書 72)
(2007/10/12)
養老 孟司/池田 清彦/吉岡 忍 商品詳細を見る

満足度★★

本書は、効率的に読書から知識を吸収する
といった類の“方法”を教えるものではありません。

読書“術”と言うより、読書“論”といった
タイトルの方が適切かもしれません。

前半では、養老孟司さんによる読書論が展開され、
後半では、生物学者の池田清彦さんと、作家の吉岡忍さんを
交えた、本をテーマにした座談会という構成になっています。

養老さんの読書論においては、
子どもの脳の発達、こん虫、日本語と脳の関係など
話題が多岐にわたっていて、具体的な読書の方法についてのみ、
書かれているわけではありません。

これは、「脳は一極集中で鍛えるな」という
養老さんの考えが、反映された結果かなのもしれませんね。

私は、How Toの部分を、勝手に期待していましたので、
そういった意味では、少し肩すかしを食らった感じでした。

後半の座談会では、例えば「価値観を変える本」など
全部で14のテーマで、3人がそれぞれ3冊ずつ推薦書を挙げているので
かなり多くの本が紹介されています。

ちなみに、「価値観を変える本」では、
養老さんは、
    「生物多様性という名の革命
    「日本型ヒーローが世界を救う!
    「ユーザーイリュージョン―意識という幻想
池田さんは、
    「日米交換船
    「ポル・ポト〈革命〉史―虐殺と破壊の四年間
    「手塚治虫=ストーリーマンガの起源
吉岡さんは、
    「
    「黒田清 記者魂は死なず
    「当事者主権
を推薦していました。

この本から何を活かすか?

本書の中で、「子どもは親の背中を見て育つ」の誤解
について説明されていました。

私はてっきり、子どもは親の行動を手本にするので、
いい手本にならなければいけない、という意味で考えていましたが、
どうやら、本来の意味は違うようですね。

「親自身が自分でも見えないもの(背中)、気がついていないものを
子どもの方が気がついて育つ」という意味と解説されていました。 

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| 読書法・速読術 | 10:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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サブプライム問題とは何か

サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 [宝島社新書] (宝島社新書 254)
サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉 [宝島社新書] (宝島社新書 254)
(2007/11/09)
春山 昇華 商品詳細を見る

満足度★★★

最近の経済ニュースの主役は、
なんと言っても「サブプライムローン問題」です。

本書は、サブプライムという言葉で十把ひとからげにされている問題を、
住宅バブル、略奪的貸付、金融技術の発展、世界の余剰資金という
複数の断面に分解しながら、わかりやすく解説するものです。

雑誌やニュース等でも、この問題についていろいろと解説されていますが、
一歩踏み込んで、この問題を理解するには、ちょっと物足りません。

しかし、著者の春山昇華さんは、十数年にわたるアメリカの住宅市場への
取材を通し、日本とは異なる米国の制度、日本人とは異なるアメリカ人の気質、
そして、今回の問題の中心となる「証券化」という技術について、
本書の中で詳しく説明しています。

本書は学術的な堅苦しい雰囲気もありませんし、
かといって、問題を単純化して不安を煽っている訳でもないので、
問題の背景を冷静に知るには、ちょうど良いサジ加減で書かれています。

最終章の「終わりのはじまり」では、この問題の世界経済への影響と、
日本人が気をつけるべき点が言及されていました。

この章のタイトルが、以前からこの問題に警鐘を鳴らしていた
松藤民輔さんの著作と同じになっていたのは、なかなか興味深いところです。

私は、本書を読みながら、この問題を考え、

   ・トリプルAという格付けを鵜呑みにして思考停止に陥ってはいけない
   ・日銀の「サブプライム問題により」という言い訳を信じてはいけない

などの教訓を得ました。

著者の春山さんは、ブログでも情報発信をしているようなので、
興味のある方は、こちらから、どうぞ。

この本から何を活かすか?

日本のバブル経済も、今から振り返って見ると、
なんで、そんなバカげたことをしていたんだろう?
と思えます。

このサブプライム問題もあと数年経つと
同じように思えることでしょう。

その時は、ぜひホイチョイプロダクションの製作で、
「サブプライムへGO!!」を撮っていただきたいものですね。 

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| 経済・行動経済学 | 11:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「崖っぷち会社」が生まれ変わった3つの方法

「崖っぷち会社」が生まれ変わった3つの方法 ~売り上げが劇的に伸びる勝利のノウハウ!~
「崖っぷち会社」が生まれ変わった3つの方法 ~売り上げが劇的に伸びる勝利のノウハウ!~
(2007/10/19)
中山裕一朗 商品詳細を見る

満足度★★★

タイトルが仰々しくて、フォレスト出版の本なので、
小手先のノウハウを公開した本だと、
勝手な思い込みで、読み始めましたが、
中身は、堅実な会社の成功方法を披露した本でした。

著者の中山さんは、
成熟・衰退産業+川中業種+地方+小規模
という四重苦にあえぐ、紙加工業会社の三代目社長さんです。

本書は、この崖っぷちの状況から、会社を成長企業に
変貌させた方法が紹介されています。

それは、どんな方法か?

中山さんは、誰にでもカンタンにでき、
必要なものは、ほんのちょっとの勇気と行動力で、
どんな業種でもできる方法と言います。

それは、

  1.自社のノウハウを見つけてオープンにする
  2.コミュニティをつくる
  3.ブランドは作るのではなく、参加する

という3つの方法です。

この中で、多くの中小企業が参考になるのは、
「コミュニティのつくり方」でしょう。

コミュニティをつくるメリットがあるのはわかりますが、
一般的には、手間と時間がかかり、会員集めが大変で、
運営するのも面倒というイメージがありますよね。

しかし、中山さんは、
「会員は無理して多く集めなくてイイ」
「会合は会員の負担になるので、開かなくてイイ」と言い、
小さな会社が、コミュニティをつくる際の指針を示します。

まずは、コミュニティの質が上がっていくことに重点を置き、
業界紙などを利用し、外に広げていく方法を解説しています。

本書は、ものすごい事をやっている会社でもなく、
中山さん自体も、表面的な部分しか伝えられていないという
感じもしますが、中小企業に関わる人にとっては、
いろいろと参考にできる点があると思います。

この本から何を活かすか?

中山さんはノウハウを公開するときに、
「なるほど」を2つ以上入れるように心がけているそうです。

これを読んで、私のブログには、
あまり「なるほど」が入っていないことに気づきました。

今後、記事を投稿するときに、
もっと「なるほど」を入れられるよう、気をつけたいですね。  

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| マーケティング・営業 | 09:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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引き寄せの法則

引き寄せの法則
引き寄せの法則
(2007/11/21)
マイケル・J・ロオジエ 商品詳細を見る

満足度★★★★

ニューヨークの自由の女神像のことを考えないでください。

私はこの文を読んで、反射的に自由の女神のことを考えてしまいました。

こう言われて、考えないようにしようとすればするほど、
逆に自由の女神に注意がいってしまいます。

「~しない」と考えても、その対象に自分の意識が向けば、
良いものも悪いものも、自分の人生に引き寄せてしまう。

これが、「引き寄せの法則」です。

いまや、かなりのブームになっていて関連書も多く出されていますね。

私なんかは、完全にこのブームに踊らされて、
本書で、「引き寄せの法則」関連は4冊目です。
(参考過去記事:1冊目2冊目3冊目

しかし、この本を読んで本当に良かったと実感します。

なぜなら、本書は他の本とは異なり、この「引き寄せの法則」を
どう実践するかを中心に書かれたワークブックだからです。

著者のマイケル・J・オロジェさんは、
NLP(神経言語プログラミング)の知識を活かし、
本書をわかりやすい、How to本に仕上げています。

本書には、引き寄せの法則を活用するための3ステップである、

 1.自分の願望をはっきりさせる
 2.自分の願望に注意を向ける
 3.受入れる

について、具体例とワークシートが掲載されているので、
それをマネして、すぐに行動に移すことができます。

また、私にとっては、引き寄せの法則を
子どもに教えるためのヒントが載っていたのも、
非常にありがたかったですね。

引き寄せの法則本で、どれか1冊選べと言われたら、
私はこの本を選ぶでしょう。

この本から何を活かすか?

この本の読者特典として、監修を務める石井裕之さんの
トークライブの音声ファイルをダウンロードするURLが
案内されていました。
(ダウンロードするには、e-mailアドレスの登録必要で、
公開は予告なく終了すると書かれています。)

2007年11月頃に録音された36分間のトークライブ音声で、
石井さんは饒舌なので、あっという間に終わってしまう感じです。

ライブでは次の3点を力説していました。

 1.潜在意識をなめるな!
 2.目標はリファインしていこう。
 3.逃げる勇気を持とう。

興味のある方は、こちらから、どうぞ。

ちなみに、本書は講談社からの出版ですが、挟み込まれていた
この案内チラシは、なぜかフォレスト出版のものです。

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| 成功哲学 | 07:07 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

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世界で最も賞賛される人事

世界で最も賞賛される人事
世界で最も賞賛される人事
(2007/10/31)
ヘイコンサルティンググループ、浅川 港 他 商品詳細を見る

満足度★★★

本書は次のような方々に参考となります。

  1.自社の人材マネジメントを改革したい方
  2.これから就職活動する学生の方や転職を考えている方
  3.米国株への投資を検討している方

この本は、ビジネス誌フォーチュンとヘイコンサルティンググループが
共同で調査し、毎年発表している「世界で最も賞賛される企業」ランキング
の中で、常に上位に名を連ねる日本以外の企業の「人材マネジメント」
について紹介したものです。

構成は大きく2部に分かれています。

第1部では、日本型と欧米型の人材マネジメントの違いを比較し、
これから日本企業の目指す方向を探ります。

第2部では、「世界で最も賞賛される」とされた企業の
取締役や人事担当者が自社の人材マネジメント方針を語ります。

ここで登場する企業は、GE、ジョンソン&ジョンソン、アメックス、
プロクター&ギャンブル、フェデックス、ネスレの6社です。

有名な「GEバリュー」や「ジョンソン&ジョンソンのクレドー」
の背景や、その人材マネジメントがもたらす企業の成長の秘密を
垣間見ることができます。

ただし、いくら優良企業といっても、それなりの立場の方が、
自社について語るわけですから、なんらかのバイアスがかかった
発言となっていることに注意して、読まなくてはなりませんね。

この本から何を活かすか?

「ジョンソン&ジョンソンのクレドー(我が信条)」には、
4つの責任が書かれていますが、その中でも、株主への責任が
一番“最後”となっています。

本書では、「創業以来一度も赤字を出さず増配を続け、クレドーという
理念に従えば株主へもリターンがあるので、それを理解いただいている」
という説明がなされています。

しかし、実際には株主にリターンがあるかどうかは、
購入・売却のタイミングや保有期間に大きく左右されます。

それでも、長期投資で株を購入する場合は、
こういった企業文化や企業体質も調べる必要がありますね。
(ちなみに、私は2003年~2005年まで同社の株を保有していました) 

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| 組織・社内教育・コーチング | 11:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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大富豪になる人の心の法則

大富豪になる人の心の法則
大富豪になる人の心の法則
(2007/11/22)
パット・メシティ 商品詳細を見る

満足度★★★★

一粒で二度おいしい本です。

本書はオーストラリアのカリスマスピーカーである
パット・メシティさんが、「お金持ちになるために必要な
ものの見方・考え方」を説く本ですが、随所に監修を務める
金森重樹さんのワンポイントアドバイスが入ります。

通常、監修というと著者の考えが伝わるようにサポートする
ことが多いと思いますが、金森さんは違います。

いったい、誰の本?

と思わせるぐらい、メシティさんと考えが違う部分については、
金森さん自身の考えを示していますね。

メシティさんには、反論する機会が与えられていないので、
金森さんの方が、後出しジャンケン的に有利に
持論を展開しているように感じますが、
読者としては、セカンドオピニオンを得ているお得感があります。

ここで、2人の意見が大きく違う部分を見てみましょう。

 1.お金の使い方について
  メシティさんは、消費活動であっても自分の可能性を広げ、
  心を豊かにするので、レベルアップを勧めますが、
  金森さんは消費と投資を区別し、質素倹約を勧めます。

 2.メンターについて
  メシティさんは、自分が著名な人から指導を受けたことから、
  メンターを得る重要性を説きますが、
  金森さんはそれをポジショントークと一蹴します。

 3.神話的エピソードについて
  メシティさんは、ノードストロームの逸話を使い、
  本書で、人のために一生懸命尽くすことを訴えますが、
  金森さんは神話や伝説の「ウラ」を読むように力説します。

この2人のカリスマに、読者のあなたが更に異論を唱えると
よりエキサイティングで有意義な読書となることは請け合いです。

この本から何を活かすか?

相手の言うことを無条件で受入れるようでは大富豪への道は遠い。
ポジショントークに誘導されないよう、裏に隠された考えを
見破れるようにならなくてはいけない。

こんな風に、解説で金森さんは語っています。

と言うことは、金森さんの解説の中にも当然、
ポジショントークが含まれていることを注意して
読まなければなりませんね。

マーケティングやセールスなどの具体的な行動の重要性
を説いているあたりでしょうか?

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| マネー一般 | 11:03 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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「稼ぐ力」が身につく大人の勉強法

「稼ぐ力」が身につく大人の勉強法 仕事ができるヤツにガリ勉はいない!
「稼ぐ力」が身につく大人の勉強法 仕事ができるヤツにガリ勉はいない!
(2007/11/30)
松尾昭仁 商品詳細を見る

満足度★★★

現在のあなたの年収やポジションは、
およそ過去3年に、何を学んで
そこからアウトプットしかたの結果である。

本書の著者、松尾昭仁さんは具体的に「3年」と
いう具体的な数字を挙げています。

この期間、「稼ぎ」につながる勉強を、必要なタイミングで
必要なだけ学び、徹底的にアウトプットすることを自分自身に
コミットするよう、本書では説明しています。

松尾さんは、
「アウトプットできない情報は、脳に負担をかけるだけ」と
言い切り、最短で効果を出すことを目指しています。

本書の“勉強”とは、単なるインプットだけでなく、
次の1~6ステップの流れ全体を含みす。

  1.目標を決める
  2.逆算スケジュールを立てる
  3.アウトプット前提のインプットをする
  4.周囲と目標を共有する
  5.アウトプットして、効果を測定する
  6.良い結果はビジネスに取り入れる

松尾さんの説明する勉強法はシンプルで、
書かれている内容はどれも正論です。

しかし、ちょっと正論過ぎて、“突き抜けた部分”がないので、
私には、少々物足りなく感じました。

ただ、本田直之さんや勝間和代さんの勉強法は
理想的過ぎるところもあるので、
その点、松尾さんの勉強法は
リアルで実現しやすいものと考えることができます。

この本から何を活かすか?

本書の「あとがき」で、
「“憧れの出版社”から本を出すことができました」
と松尾さんは書いています。

この“憧れの出版社”とは、ダイヤモンド社を指します。

松尾さんの前作、「その他大勢」から一瞬で抜け出す技術
は日本実業出版社からの出版です。

せっかくですから、この2つの出版社の規模の違いを
調べてみました。

 出版社          資本金    書籍売上金額    市場占有率%
ダイヤモンド社      1.4億円  638,579,646円    1.18%
日本実業出版社    0.7億円  259,070,872円    0.48%
(2006年実績:文化通信2007/1/22より)
 
確かに、数字上でもかなり差がありますし、
ビジネス書としてのブランド力は、もっと差があるのかも
しれません。

松尾さんが敢えて「あとがき」に書くのも
納得がいきますね。

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| 勉強法 | 11:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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亜玖夢博士の経済入門

亜玖夢博士の経済入門
亜玖夢博士の経済入門
(2007/11/28)
橘 玲 商品詳細を見る

満足度★★★★

最初に断ってきますが、本書は橘ファンにとっては、
かなり評価の分かれる内容の経済小説です。

マネーロンダリング」や「永遠の旅行者」のように
入念に現地取材をした、硬派な小説とは異なるテイストです。

また、ゴミ投資家シリーズからのシニカルで
独特の切り口をもった橘ワールドを期待すると、
ちょっと薄味に感じるかもしれません。

しかし、これくらい気軽に橘さんの作品を
読めることに、私は幸せを感じずにいられません。

さて、本書は経済学上の1理論を1話完結でまとめた、
5話からなる経済小説です。

表紙には、なつかしいジャポニカ学習帳っぽい外枠に、
主人公である亜玖夢(あくむ)博士がたたずみます。

「相談無料。地獄を見たら亜玖夢へ」

こんなビラを見た、窮地に追い込まれた人々が、
新宿歌舞伎町裏の亜玖夢研究所へ、相談に来るところから
物語は始まります。

ちなみに、各話の相談者と展開される経済理論は
次のようになっています。

 第1話 借金に悩む男:行動経済学
 第2話 利権争いをするシャブの売人:囚人のジレンマ
 第3話 いじめに遭う小学生:ネットワーク経済学
 第4話 マルチ商法の男:社会心理学
 第5話 自分探しをする女:ゲーデルの不完全性定理

この形式だと、まだまだ続編も作れそうですし、
ドラマ化もしやすいのではないでしょうか。

つい、勝手な期待をしてしまいます。

この本から何を活かすか?

ただ、橘さんに続編を期待するだけでは、
面白くないので、他にこの小説の題材となりそうな
テーマを予想してみるのはどうでしょうか?

本書は亜玖夢博士の“経済入門”というタイトルですが、
博士はいろいろな分野に精通している設定のようですから、
経済学という範囲にとらわれず、題材を探すほうが賢明です。

例えば、橘さんの大好きな「リバタリアニズム」は
理論ではなく思想ですが、私はこのテーマが続編に
(完全に続編があることを、勝手に前提にしていますが)
盛り込まれることを予想します。

その時は、本のタイトルも
亜玖夢博士の“政治入門”となっているでしょう。

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| 経済・行動経済学 | 06:30 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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「社会を変える」を仕事にする

「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方
「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方
(2007/11/06)
駒崎弘樹 商品詳細を見る

満足度★★★

私は、ニューズウィーク日本語版2007年7月18日号を
本屋さんで、パラパラと立ち読みした記憶があります。

特集は「世界を変える社会起業家100人」。

その時は、「あ、起業家じゃなくて、“社会”起業家ね。
ところで、社会起業家ってなに?」

こんな疑問が一瞬、頭をよぎりましたが、
私の脳内では、社会起業→ビジネスではない→興味なし
という処理が、高速で行われたようです。

当然、この本の著者である駒崎弘樹さんが「社会起業家100人」
に挙げられていることにも、まったく気づかず、
すぐにこの雑誌を棚にもどし、「社会起業家」という言葉も、
本書を読むまで、すっかり忘れていました。

駒崎さんは、働きながら子育てをする人々のために、
子どもが病気になった時に、その子どもを預かる事業(病児保育)
を行っているNPO法人フローレンスの代表です。

本書は、学生時代にIT企業の経営者となり、
大学を卒業後、病時保育を事業として立ち上げた、
駒崎さんの苦闘の記録です。

苦闘といっても、爽快な語り口で、
親しみやすく書かれています。

“子どもを看病したら会社をクビ”という、
当たり前のことをして職を失う社会に疑問を持ち、
「社会の役に立ちたい」という駒崎さんの熱い思いと、
現実に立ちはだかる壁との間の試行錯誤の様子が
良いバランスで伝わってきます。

駒崎さんは、まだ20代。
自分では子どもを持たない独身男性であるにも拘らず、
この事業を立ち上げたことに、素直にスゴイと感じました。

この本から何を活かすか?

社会をよくしていくのは、自分たちの仕事。

今まで、頭では分かっていても、実際に行動は
あまり起こせずにいました。

まずは、子どもの通学路の監視員ボランティアでも
やってみようと思います。 

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| 仕事論 | 07:57 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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その数学が戦略を決める

その数学が戦略を決める
その数学が戦略を決める
(2007/11/29)
イアン・エアーズ 商品詳細を見る

満足度★★★★

大量のデータ解析による意思決定は、ほとんどの場合
経験と直感による専門家の判断より正しい。

これが本書の核となる主張です。

確かに、私たちの身の回りを見渡しても、
グーグル、アマゾン、コンビニのPOSデータなど、
データ分析が盛んに行われ、実際の意思決定に利用されています。

本書では、現実世界の意思決定を左右する統計分析を
「絶対計算」と呼び、より多くの分野で利用されている事例を
紹介し、更には、専門家VS絶対計算という対立においても、
感情や先入観に左右されない、絶対計算が優秀であることを示します。

著者のユアーズ博士は、絶対計算に大いなる情熱を抱き、
本書の原題(Super Crunchers:絶対計算者たち)も、
グーグルのアドワーズで実験した結果、タイトルを決めています。

しかし、邦題の「その数学が戦略を決める」は
日本版の編集者が直感だけで決めているとの注釈があり、
これが、なんとも悲しいところです。

本書は難しい数式が登場する訳ではありませんが、
ボリュームもあり、少々読むのがシンドイかもしれません。

しかし、最終章では、日常でも活かせる統計の簡単な知識も
解説されているので、読んだ人の意思決定の質を高めるのに
役立つことでしょう。

「正しい統計の知識を身につけ、自分の経験や直感と両立
させることが、これからの成功の鍵となる」
と、ユアーズ博士は締めくくっています。

この本から何を活かすか?

それでは、最終章で紹介されている
「2標準偏差ルール」を見てみましょう。

例えば、知能指数の平均値が100で、標準偏差を15とすると、
95%の人の知能指数が収まる範囲は計算できますか?

計算は簡単です。

「平均に標準偏差の2倍を加減した範囲に95%の確率で収まる」
というルールなので、下は100-15×2=70、上は100+15×2=130、
つまりIQは、70~130の間に95%が収まることになります。

人は認知的な欠陥があったり、考えが偏りがちですから、
これを覚えておくと、便利ですね。

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| 数学 | 06:51 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

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できる人の3秒ルール

No.1メンタルトレーナーが教える できる人の3秒ルールNo.1メンタルトレーナーが教える できる人の3秒ルール
(2007/06/21)
西田 文郎

商品詳細を見る


満足度★★★

「超プラス思考」の本です。

本書の目的は、“気持ちを切り換える達人”になること。

できる人(成功者)は、みな、
気持ちの切り替えが早いようです。

ですから本書が教える、できる人の“3秒ルール”とは、
「ことば」「イメージ」「カラダ」の3つを組合せ、
瞬時にマイナスのイメージっを吹き飛ばすことです。

この3秒ルールの極意は、
今回の失敗は、なかったことにして、前へ進む
と説明されています。

具体的な例では、会社の上司に怒られて落ち込んだ時、

  「ことば」で、 → 「なし!」と短く強く自分に言い
  「イメージ」で、 → 嫌な上司の顔を、好きなイチゴに置き換え
  「カラダ」で、 → 決めのポーズをとり

3秒で、自分の気持ちを切り換えるというものです。

シンプルですが、これを条件反射的にできるようになるまで、
自分に刷り込むことが、難しそうですね。

もちろん、著者の西田さんも、失敗しても反省するなと
言っている訳ではなく、マイナスの気持ちを払拭することを
優先させるということです。

ただ上記の例だと、怒られた直後に上司の目の前で、
「なし!」と叫んで、それを振り払うポーズをとっている絵を
想像すると、かなりヤバそうですね。

アホっぽい例を挙げて、申し訳ありません。

他の「プラス思考本」をお持ちの方は、
きっと本書と内容の重複もあると思いますので、
まずは書店で、本書をパラパラとめくってみることをオススメします。

本書は、かなりイラストが大きく、分かりやすく書かれていますので、
それだけでも、十分に本書の雰囲気は伝わってくるでしょう。

そして、自分に合うと思った方は、書き込み式になっていますので、
購入してから、じっくり書き込むのがよいと思います。

この本から何を活かすか?

私の娘は小学1年生ですが、どちらかというと、
気持ちがドンドン前に出て行かないタイプです。

本書は、子供向けではありませんが、イラストも豊富なので、
小学生でも、見ただけである程度イメージできそうです。

今度、本書を娘に見せながら使ってみます。

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| 自己啓発・セルフマネジメント | 07:12 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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経営知能

経営知能―リーダーは育てるより、探し出せ!
経営知能―リーダーは育てるより、探し出せ!
(2007/08)
ジャスティン・メンクス 商品詳細を見る

満足度★★

ビジネスでめざましい業績をもたらすもの。

それは、行動やスピードではない。
ましてや、人格、カリスマ性、EQ(ここの知能)でもない。

この本の著者、ジャスティン・メンクスさんが主張する
経営に最も必要な能力とは「知能」です。

ですから、本書の中では知能という単語が連発されます。

ただ、知能と聞くとIQを測る知能テストを連想しますが、
ビジネスで必要な知能とは、もう少し違うもののようです。

ここで、ジャスティンさんが本書で説明する
「“知識”と“知能”の違い」を見てみると、
何をもって知能と言っているのかが分かります。

  知識 → 既知の情報を思い出す能力
  知能 → 未知の問題を解く能力

どうやら、本書で盛んに必要と謳われる「知能」とは、
いわゆる「問題解決能力」のようです。

本書の約8割は、知能こそ経営の鍵となるという主張に割かれ、
残りが、経営知能の測り方と伸ばし方についてそれぞれ
1割ずつ書かれている構成になっています。

取り上げられる事例は、ケネディ大統領のキューバ危機回避など、
興味深いエピソードも多く紹介されているのですが、
いま一つ、「誰が何のために読む本なのか分からなかった」
というのが、私が本書を読んだ正直な感想です。

また、原題のExecutive Intelligenceが「経営知能」と
翻訳された時の、「知能」という日本語の語感がシックリこないのと、
サブタイトルになっている「リーダーは育てるより、探し出せ!」
というのも、パッとしない感じで残念でした。

この本から何を活かすか?

本書には、経営知能を測る問題として、
次の質問が紹介されていましたので、考えてみませんか?

[問題]
  あなたは大手ソフトウェア会社のCEOです。国内外の競争により、
  自社製品の価格は大幅に値下がりしています。幹部チームはコスト削減が
  急務でCOOはプログラミングを海外に外注することが、労働コストを
  引き下げる最善策だと考えました。すでに、インドなどの企業から提携の
  打診も受けています。

  さて、あなたは、このCOOの案に対して、どのような質問をするのかを
  挙げてください。

私は流れ上、本書に示される理想的な解答例を読んでしまいましたが、
少し間をおいてから、自分ならどうするかを考えてみようと思います。

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| 経営・戦略 | 06:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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稼ぐ超思考法

カリスマ・コンサルタントの稼ぐ超思考法 ~仕事と人生に効く「問題解決力」が身につく20の方法~
カリスマ・コンサルタントの稼ぐ超思考法 ~仕事と人生に効く「問題解決力」が身につく20の方法~
(2007/11/07)
岡本 吏郎商品詳細を見る

満足度★★★

帯の写真やコピーを見る限り、
「スタバではグランデを買え!」に似た印象を受けます。

しかし実際に中身を読んでみると、
帯の謳い文句とは、大きく隔たりがあることが分かります。

これは、必然の裏切りなのかもしれません。

“まえがき”に書かれてる本書の目的は、
「モノの見方に焦点を合わせた、20の思考法を身につけ、
目の前の現実から、未来を予測できるようになる」こと。

しかし、この本には違和感を覚えるくらい多くの用語が登場します。

  プリコラージュ、逆選択、価値関数、カオスの縁、欲望の三角形
  ポアンカレの法則、1・3・5の法則、親指の法則・・・

一見すると、雑学の本のようです。

実は、ここには著者の岡本さんの痛烈な
“近道思考”への批判が込められています。

「○○の法則」という言葉を使うことで、わかったような気になる。
あるいは、典型的な例に当てはめ、思考を単純化してしまう。

こういった近道思考の傾向に対して、警鐘を鳴らす意味で、
岡本さんは、あえて本書にラベルとなる用語を
散りばめて使っているように思えます。

本書は、もともと3冊分あった原稿量を、
出版可能な200ページ程度のページ数に圧縮したようです。

その際、「岡本さんの書きたい内容」と「出版社の売りたい内容」
とのせめぎ合いが、どこか実験的で奇妙な雰囲気を
醸し出しているなかもしれません。

帯のコピーと内容の相違も、これに起因すのでしょう。

この本から何を活かすか?

岡本さんは、なにか仕事をはじめる場合、
まず、「誰に嫌われたいか」を明確にするそうです。

“逆さまから考える”ということですが、
まさに、天邪鬼の岡本さんらしい発想です。

極端に考えることで、異なる視点から物事を見ることができ、
思考の幅が広がるのかもしれません。参考になります。

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| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 10:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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最前線のリーダーシップ

最前線のリーダーシップ
最前線のリーダーシップ
(2007/11/08)
マーティ・リンスキー、ロナルド・A・ハイフェッツ 他商品詳細を見る

満足度★★★★

もし、書店でこの本を見かけたら、
「監訳者まえがき」と「訳者あとがき」に
目を通してみてください。

この本を、日本で出版しようとした人達の想いに、
「ブルッ」と来るものがあります。

リーダーシップを発揮するということは、
危険な生き方をするということである。

この言葉が示すように、本書はリーダーシップを単なる理想論でなく、
リーダーシップに対し人々が起こす抵抗を、生々しい現実としてとらえ、
その危険な環境の中で「生き延びていく方法」を示すものです。

小泉政権下で、何度も激しいバッシングを受けた
竹中平蔵さんが監訳を引き受けているのも、
非常に説得力がありますね。

本書は大きく分けて、三部構成になっています。

  第一部 リーダーシップのはらむ危険性について
  第二部 その危険性へ対処し、生き延びる方法
  第三部 リーダーシップを発揮する個人の「心」の在り方

この本では、数多くの事例と共に、
リーダーシップについて説明されていますが、
第三部のリーダーが受ける“誘惑”について、ビル・クリントンさんの例が、
取りあげられていたのも、なかなか興味深いところでした。

「リーダーシップなんて、自分には縁がない」

こう考える人もいるかもしれませんが、本書の著者は、
リーダーシップを発揮する機会は毎日あなたを待ち受けている
と言い、ことの本質は、「“適応”を必要とする問題」であり、
これは毎日の個人の生活にも、溢れていると指摘しています。

確かにこの本を読んでみると、
リーダーの立場にある人に役立つのは勿論ですが、
組織上での立場に関係なく、読む価値のある一冊と言えます。

この本から何を活かすか?

本書に、ヘンリー・フォンダ主演の古典的名作映画、
十二人の怒れる男」がリーダーシップの事例として、
取り上げられていました。

私も大好きな映画で、何度も見ていますが、
「人々の抵抗にあいながら、発揮されるリーダーシップ」
という視点で、見たことはありませんでした。

この機会に、また見てみようと思います。

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| リーダーシップ | 06:59 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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一瞬で「自分の夢」を実現する法

一瞬で「自分の夢」を実現する法
一瞬で「自分の夢」を実現する法
(2007/11/13)
アンソニー ロビンズ商品詳細を見る

満足度★★★★

「一瞬」で自分の夢が実現する訳がない。

あなたは、きっと、そう思うかもしれません。

しかし、ある時点で小さな変化を起こすとで、
その後の人生を大きく変えることができます。

この小さな変化とは、「決断」すること。

つまり、決断した瞬間にあなたの運命は決まり、
決断することに必要な時間は、ほんの一瞬という訳です。

ですから、著者のアンソニー・ロビンズさんは、
この本を書く唯一の理由を、もっと意味のある人生を送りたいと
願う人に“変わるキッカケ”を与えることと述べています。

また、本書の位置付けは、
前作「一瞬で自分を変える法」の続編かつ実践編となっていて、
読んでみると自分の足りない点に気づき、すぐに実践したくなります。

例えば、私は「不快」や「怒り」などの感情を持った場合、
その具体的な解決策を、持っていないことに気づきました。

生活している限り、当然マイナスの感情を持つこともありますが、
その時に、本書が説明する方法で、その感情を有益なメッセージとして、
適切に対処できるようになると、人生の質が大きく変わることになるでしょう。

翻訳・解説を担当した本田健さんによると、
本書は原書を4分の1の分量にした抄訳版とのことですが、
それでも非常に盛りだくさんの内容です。

まずは、「この本の通り実践する!」ということが
最初に必要な“決断”となりそうです。

この本から何を活かすか?

私は、12月24日から本書に紹介されていた
「10日間のメンタル・チャレンジ」に挑戦しました。

これは、たとえ何が起きようとも前向きな心の状態を
10日間連続で維持する(腹を立てたりすると、1日目から
やり直しとなる)という課題です。

1回目は、スキーに行く日程で妻と揉めて、3日目でOUT。

そして2回目を、家族にも宣言して12月27日から再スタートし、
なんとか1月5日に10日連続を達成しました。

やはり、周囲に宣言して始めたほうが、よいようですね。

最後に、新しい年を迎えたので、私のブログの“締めの言葉”を、
本書に紹介されていた、ジム・ローンさんの言葉に変えることにしました。

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(食べるのを忘れてもかまわないが、読むことを忘れてはいけない)


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| 自己啓発・セルフマネジメント | 10:52 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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謹賀新年

新年のあいさつが遅れましたが、
明けましておめでとうございます。

本日より、更新を再開しますので、
本年もよろしくお願いします。

ところで、みなさんは、
New Year's Resolution(新年の決意)は、決めましたか?

我が家では、1月の第1週目をNew Year's Resolutionを
じっくり考える期間に当てているので、
本日より、今年の目標に向け、
各自が取り組みをスタートさせます。

それでは、今年もハリキッテいきましょう!

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| お知らせ | 09:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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