活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2007年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年01月

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失敗は予測できる

失敗は予測できる (光文社新書 313)
失敗は予測できる (光文社新書 313)
(2007/08)
中尾 政之商品詳細を見る

満足度★★★

もともと失敗を活かせない人は、何度やっても活かせない。

こう言われると、見も蓋もありませんが、
失敗をしないことの秘訣は、「類似性を見つけ出すこと」にあるようです。

著者は東大工学部の教授、中尾政之さん。

まずは、東大の教授でも、こんな失敗を続けるんだな~と思わせる
本書にある中尾さんの失敗例を見てみましょう。

  ・ある週の月曜に、駐輪場に停めた自転車の鍵をかけ忘れる
  ・その週の水曜に、風呂のガス栓を閉め忘れる
  ・その週の金曜に、郵便物を出し忘れる

中尾さんは、このような失敗を繰り返したそうですが、
大切なことは、事象としては異なる失敗でも、
その類似性に着目すること。

この例の場合では、根本となる原因は、
いずれも「やった気になる」失敗であったと、
中尾さんは説明しています。

そして、本書のタイトルにもなっていますが、
中尾さんは「失敗は予測できる」と断言します。

その根拠として、人類初の失敗というものは、
ほとんどないことを挙げています。

つまり、先ほどの例と同じように、
根本原因が同じ過去の失敗例が必ずある。

だから、過去から学ぶことで、失敗が予測できるという訳です。

本書では、失敗を予測するだけに留まらず、それを回避する方法や、
更には、失敗から逆転し成功に結びつける発想法や方法論まで、
かなり踏み込んで解説されています。

この本から何を活かすか? 

本書に示される例の多くは、
国内で起こった有名な事故や災害のものです。

しかし、大規模な事故でも、その根本原因は、
私がよくやる日常の失敗と、同じものがあるかもしれません。

「人のふり見て、我がふり直せ」が失敗学の奥義といいます。

私も、我がふりを直す視点で、物事を見るようにしたいと思います。

May the reading be with you!      


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