活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2007年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年01月

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年末年始の更新休止について

12月26日~1月6日まで、このブログも
年末年始休暇で、更新を休ませていただきます。

今年の5月に、このブログをスタートして以来、
多くの方に訪問いただき、コメントもたくさんいただきました。
本当にありがとうございます。

来年も、良い本をドンドン読んで活かしていこうと
思いますので、よろしくお願いいたします。

それでは、みなさん良いお年をお迎えください。

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| お知らせ | 10:25 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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営業でみるみる新規開拓できる魔法のセールストーク

営業でみるみる新規開拓できる魔法のセールストーク
営業でみるみる新規開拓できる魔法のセールストーク
(2007/11/02)
吉野 真由美商品詳細を見る

満足度★★★

この本は、新規開拓の営業に的を絞ったトーク集です。

営業を始めて間もない人や、なかなか営業成績が
上がらない人には、いろいろと参考になりそうです。

先回り話法、ほめ殺し話法、3E話法、RWDP話法など、
すぐに活用できる具体的な営業トークがたくさん紹介されています。

また、営業に疑問を感じた時に読んでも、
モチベーションを上げるのに役立つでしょう。

 「営業で築き上げた人脈こそ、本物の人間関係である。
 表面的な友人関係の百人分、千人分の価値がある。」

こんなことを冷静な時に聞くと、ちょっと言い過ぎかな、
という感じもしますが、営業は難しい仕事ですから、
落ち込んだ時に自分を鼓舞するには、
これぐらいでちょうど良いかもしれませんね。

また、電話でアポを取る際の“七つの禁句”には、
つい言ってしまいがちな、セリフが並んでいます。

 1.資料はもう届きましたか?
 2.お送りした資料は、もう見ていただけましたか?
 3.資料は、いかがでしたか?
 4.お伺いしてもよろしいですか?
 5.いつがいいですか?
 6.ごあいさつだけでもさせてください。
 7.5分だけでも時間をいただけると、嬉しいです。

いずれも、これでノーと言われると、話が終わってしまったり、
あるいは、裏があると感じさせるものばかりで、
これを言わないようシナリオを組み立てると、
アポを取る確率が上がると説明されていました。

この本から何を活かすか?

私は営業職ではありません。

そこで私は、この本を“売り込まれる側”として、
活用しようと思います。

ヤリ手の営業マンに売り込まれると、つい不必要なものでも
買ってしまいそうになりますが、売る側にとっての価値が、
売られる側にとって必要な価値とは限りませんので、
必要ない場合は、しっかり断ることが、お互いのためでしょう。

May the reading be with you! 

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| マーケティング・営業 | 13:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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Can You See What I See? Once upon a Time

Can You See What I See? Once upon a Time (Can You See What I See?)
Can You See What I See? Once upon a Time
(2006/09)
Walter Wick商品詳細を見る

満足度★★★★

今日は、クリスマスにちなんで、
子供と一緒に楽しめる本を紹介します。

「かくれんぼ絵本:I SPY」のシリーズは、日本でも糸井重里さんが
翻訳して「ミッケ!」として、長く親しまれています。

この「Can You See What I See ?」は、
I SPYの写真家であるウォルター・ウィックさんが、
その続きとして作った、かくれんぼ絵本のシリーズです。

こちらも実は、「チャレンジ ミッケ!」として日本版が、
小学館より出版されていますが、この「ONCE UPON A TIME」だけは、
なぜか日本で出版されていません。(2007年12月現在)

この作品の舞台は「おとぎ話」。

3匹の子豚、赤頭巾ちゃん、ヘンゼルとグレーテル、シンデレラなど、
日本でもよく知られている話しが、題材となっています。

うちの娘も日本語版の本は、すべて繰り返しやっていてるので、
今回はまだ翻訳されていない、洋書版にチャレンジすることにしました。

ただ、洋書といっても、写真の中から指定されたアイテムを
探すパズルブックなので、文章をきちんと訳す必要はありません。
分からない単語があれば、辞書でちょっと調べるだけで、
子供から大人まで、楽しむことができる一冊です。

このシリーズの人気の秘密は、大人が見ても楽しめるクオリティの高さと、
自分で問題を作って出し合える拡張性にあります。
私の見るところでは、「I SPY」より「Can You See What I See ?」
のシリーズの方が、世界観の作り込みに力が入っている感じがしますね。

ちなみに、ウォルター・ウィックさんのwebサイトでは、
本書「ONCE UPON A TIME」のサンプルページや
撮影風景が紹介されていますので、
興味がある方は、こちらから、ご覧ください。
(サンプルに写っているのは、“絵”ではなく“ジオラマ”です)

この本から何を活かすか?

本書の題材となっている「おとぎ話」のほとんどは、
日本でも有名ですが、2つほど私には、聞いたことのない
おとぎ話がありました。

  ・ゴールディロックスと3匹のくま[Goldilocks]
  ・なまりのへいたい[The Steadfast Tin Soldier]

これらの話しは、どんな内容か全く知らなかったので、
子供に聞かれてもいいように、事前に下調べをしておきました。

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| パズル・DIY | 07:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ

ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ―ハイテク海洋動物学への招待 (光文社新書 (315))
ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ―ハイテク海洋動物学への招待 (光文社新書 (315))
(2007/08)
佐藤 克文商品詳細を見る

満足度★★★★★

ウミガメ(爬虫類)は定温動物、ペンギン(鳥類)は変温動物。

これを読んで、「おい、間違ってるぞ!」と思った、あなたは優秀です。
中学校の理科の授業で習ったことを、ちゃんと覚えている方ですね。

この本には、誰もが知っている教科書の内容を覆すような
実験結果が、記されています。

水中で暮らす動物の生態については、意外なほど、
未知の現象があるようです。

だからと言って、本書は、いろいろな生物学の疑問に、
網羅的に答えるQ&Aの本ではありません。

あくまでも、著者である佐藤克文さんの研究対象となる、
ペンギン、アザラシ、ウミガメなどの生態観測から分かった、
興味深い事実を紹介する本です。

ですから、この本を読んだからといって、明日からのあなたの生活に、
大きな変化をもたらすことはありません。

実用性の面で考えても、男性の読者に限定で、
強風下での“立ち小便の仕方”が参考になる程度でしょう。

しかし本書は、海洋動物の生態に全く興味のない人にも、
読む価値が十分にあります。

まず、なんといっても、おもしろい。

私が、ここまで笑った本は、藤巻健史さんの「外資の常識
以来、記憶にありません。

そして、新しい発見をするときのワクワク感や、実験でのドタバタ感が、
非常によく伝わってくる「おもしろ実験記」に仕上がっています。

たくさんの本を読んでいると、思いがけず、
素晴らしい本と出合うことがありますが、この本がまさにそうでした。

まさに“多読冥利”に尽きます。

佐藤さんは極地を飛び回る現役の研究者なので、
すぐに次回作を期待するのは、むずかしい面がありますが、
次に一般向けの本が出版されれば、私は、すかさず読むことでしょう。

この本から何を活かすか? 

「求む男女。ケータイ圏外。わずかな報酬。極貧。
失敗の日々。絶えざるプレッシャー。就職の保証なし。
ただし、成功の暁には、知的興奮を得る。」

これは、探検家のシャックルトンさんが、同行メンバーを募る際に、
イギリスの新聞に掲載した名文もとに、佐藤さんが作ったものです。

佐藤さんには、「日本にも、こんなにおもしろい職業がある」
と いうことを、青少年世代に伝えたいという想いがあります。

私は、残念なことに、高校生の親類や知人はいませんが、
今後、どこかで高校生に接する機会があれば、
有無を言わず、この本をプレゼントしようと思います。 

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| 科学・生活 | 10:24 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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ザ・マスター・キー

ザ・マスター・キー
ザ・マスター・キー
(2007/10/22)
チャールズ F.ハアネル商品詳細を見る

満足度★★★

私は、この本を「間違った使い方」をして、
この記事をかいていることを、最初にお断りしておきます。

本書は、最近話題の「ザ・シークレット」のもとになった、
自己啓発書の古典です。初版の刊行は1917年。

もともと、通信教育用に24レッスンで構成され、
1週間に1レッスン、24週間で消化するように作られたプログラムです。

24のレッスンには学ぶべきテーマ、例えば、
“潜在エネルギーを感じとる”、“注意力を養う”、“引き寄せの法則”
などがそれぞれ、1つ設定されています。

各レッスンは、テーマを学ぶ意義のリード文、
テーマについての講義となる30前後に区切られたパラグラフ、
瞑想的なエクササイズの3つから構成されています。

内容を見ると、引き寄せの法則だけに止まらず、
他のいろいろな成功哲学書で読んだ、多くの言葉が見つけられます。
年代から考えると、こちらが本家ということでしょうか。

文章としては、パラグラフに区切られているので、
比較的読みやすいのですが、表現にわかりにくいものも多いので、
理解力というよりは、想像力を働かせながら読む必要があります。

やはり“まえがき”にある、

  「小説のように一気に読まないでください。
  1週間に1つのテーマを何度も読み返して消化しないと、
  後半の章を誤解しやすくなります。」

という著者の注意は正しいようです。

本を読むことに関しては、私はせっかちなので、
他の本同様に、とりあえず一気に読んでしまいました。

あまり自信はありませんが、今後は著者の注意に従い、
半年かけて1テーマずつ、読み返したいと思います。

この本から何を活かすか? 

ビル・ゲイツがハーバード大学在学中に、図書館でこの本を発見し、
これに触発されて起業した、との噂があるそうです。

ひょっとすると、マーケティング上の作り話かもしれませんが、
私がこの本を学生時代に図書館で発見たとしても、
そこまで触発されなかったことは、間違いないでしょう。

この噂話しの真偽は、さておき、少しでもビル・ゲイツに
近づけるように、まずは第1章の心身をコントロールする
エクササイズ をやってみようと思います。

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| 成功哲学 | 10:41 | comments:2 | trackbacks:2 | TOP↑

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なぜ新しい戦略はいつも行き詰まるのか?

なぜ新しい戦略はいつも行き詰まるのか?
なぜ新しい戦略はいつも行き詰まるのか?
(2007/08)
清水 勝彦商品詳細を見る

満足度★★★

「戦略のコモディティ化」、これが本書の出発点です。

戦略を持つものが、戦略を持たざるものに勝った時代があり、
その後、戦略を持つものの中でも、
より有効な戦略を持つのが勝った時代がありました。

しかし今では、誰でもMBA的な戦略を簡単に入手することが
可能になり、戦略自体で差別化することが難しくなったと、
著者の清水さんは指摘します。

これが、戦略のコモディティ化です。

そこで、清水さんが提案するのは、
“正しい戦略などある訳がない”という一種の開き直りをすること。

そして、自らコントロールできる自社や個人という内側に注目し、
試行錯誤を続けながら、成功につなげていくスタイル。

これを、「やってみなければわからない戦略」と呼んでいます。

この戦略の本質は、アイディアを持つさまざまな個人で組織は
ポートフォリオを組み、それを有効に活用すること。

会社としては、個人がアイディアを育み、実験し、実行するという
一連のプロセスが続けられるよう、
「インセンティブ」・「時間」・「実感」の3つを与えることが
重要であると説明されています。

イメージとしては、有名な3M社のブートレッキング(業務時間の15%
を好きな研究に充ててよい「15%ルール」)を商品開発だけでなく、
マーケティングや人事など、企業活動のもっと多くの場面で取り入れる
感じのようです。

この本から何を活かすか? 

「正しい戦略などある訳がない」と考えるのは、
わからないことを認める、ソクラテスの“無知の知”であり、
これからの時代、最も必要とされること、
と清水さんは指摘します。

私も、本書の内容について、いまひとつ、
すっきりと記事として、まとめられなかったのは、
私の理解不足=無知によるものと、素直に認めます。 

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| 経営・戦略 | 10:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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選ばれ続ける人の仕事術

小さなことだけど大きな差がつく選ばれ続ける人の仕事術
小さなことだけど大きな差がつく選ばれ続ける人の仕事術
(2007/09/21)
大串 亜由美商品詳細を見る

満足度★★

仕事に“慣れ”てはいけない。

普通、どんな人でも、仕事を初めて一定の期間を過ぎると、
その仕事に慣れてくるものです。

しかし、本書の著者、大串亜由美さんは「慣れるな!」と言います。

慣れた途端に、大量生産になってしまう。
場数を踏んだり、経験を積むことは大事ですが、
慣れるということは、進歩をあきらめた証拠

常に進化を目指すなら、たとえ同じ仕事でも、決して慣れずに、
緊張感を持って取り組む必要があると、説明しています。

本書は、タイトルにある通り「選ばれ続ける人」になるための、
仕事への取り組み方や、気構えについて書かれています。

目指すのは「合格」でなはく、「一流」。

単に顧客に選ばれるだけでなく、社内でも上司・同僚・部下・後輩
から選ばれる人になるための指南書となっています。

ただ、本書は非常に良い本ですが、一般論的な内容が多く、
“大串さんにしか言えないこと”が少ないのが残念です。

最終章の「一流を目指すための52のヒント」も、
本文の内容を52項目に箇条書きしただけなので、
素直に「まとめ」と表示したた方が、良かったように思います。

私のように、アサーティブな大串さんに対する、
期待感の高い人は、何か別のTipsを期待してしまうので、
かえってマイナスの印象を与えかねません。

この本から何を活かすか? 

大串さんは、

  「素直な耳は、自分を伸ばす最大の武器。
  意識してニュートラルに聞くことが大切。」

と言います。

私も、よく子供に「素直に聞きなさい」と言いすが、
実は、一番素直じゃないのは私自身です。
子は親の背中を見て育ちますから、気をつけなければなりません。

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 11:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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チーム・ビルディング

チーム・ビルディング―人と人を「つなぐ」技法 (ファシリテーション・スキルズ)
チーム・ビルディング―人と人を「つなぐ」技法 (ファシリテーション・スキルズ)
(2007/07)
堀 公俊、加藤 彰 他商品詳細を見る

満足度★★★

「チーム」が十分な力を発揮するには、一人ひとりの資質より、
メンバーが気持ちを一つにして、目標に向かうことが大切です。

これは、スポーツのチームでも、ビジネス上のチームでも
同じことが言えますね。

本書は、良いチームをつくるための
考え方や技法をまとめたものです。

ところで、「グループ」と「チーム」の違いは、何でしょう?

この本によると、グループは単なる集まりに過ぎませんが、
チームは、次の3つの要素を備える必要があると説明しています。

  1.共通の枠組み
  2.協働する意欲
  3.意思や行動の調整

そして、この3つの要素を形成していく一連のプロセスこそ、
チーム・ビルディングなのです。

本書では、チームが最初に集まった時に、メンバー同士が
打ち解け合うための「アイスブレイク」の技法と、
チーム活動のポイントを学ぶための「エクササイズ」に
非常に力を入れて書かれています。

本文内に書かれているだけでなく、この部分だけでも使えるよう、
別冊付録にもなっています。

ですから、チームといってもいろいろなタイプがありますが、
ワークショップやプロジェクトでのチーム・ビルディングで、
より効果を発揮しそうな感じがします。

全体を通しても、図解イラストや写真が豊富で分かりやすく、
チーム活性化のための、ハンドブックとして使るでしょう。

また、同じシリーズの前作に当たる、
ファシリテーション・グラフィック」と一緒に、
本書の技法を活用すると、もっと効果が期待できそうそうです。

この本から何を活かすか? 

机やイスで作る座り方に、「3つの空間配置」があるそうです。

  ・理性の空間 → 正面を向かって相対する座り方
  ・情緒の空間 → 横並びの座り方
  ・恐怖の空間 → 同じ方向を向いて一列になる座り方

なんとなく、イメージとして分かります。

家族で話す時など、全く座り方を気にしていませんでしたが、
話しのテーマによっては、ごく親しい間柄でも
座り方を工夫した方がよさそうですね。

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| 組織・社内教育・コーチング | 10:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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金融商品にだまされるな!

金融商品にだまされるな!
金融商品にだまされるな!
(2007/11/09)
吉本 佳生商品詳細を見る

満足度★★★★

最初に、本書の位置づけを明確にしておきましょう。

本書の著者である吉本佳生さんの他の著作と比べると
  ・「スタバではグランデを買え!」より、テーマが少し専門的です
  ・「金融広告を読め」より、情報が新しくなっています

他の方の著作と比べると
  ・竹川さんの「投資信託にだまされるな!」と同じ装丁ですが、内容は上級
  ・永野さんの「プロが絶対買わない金融商品」と同じくらいの過激さです

こんなところでしょうか。

さて、唐突ですが、以下の「○×クイズ」を考えてみてください。

 1.預金はインフレに弱い商品である
 2.経済規模をベースにすると、日本の輸入依存率は高い
 3.金融商品は、なるべく特約が多く付いたものの方が安心
 4.「投資型」の年金保険はインフレに強い
 5.銀行で金融商品を買う場合は、3月と9月が有利になる
 6.二重通貨預金は、かなり客側に有利な金融商品だ
 7.変動金利型の個人向け国債は、かなり客側に不利な金融商品だ
 8.富裕層向けに開発された金融商品は、客側に有利なものが多い

いかがでしかた?

これは、この本に書かれている内容をもとに、
私が作ったクイズですが、答えは、この記事の後半で。

本書で扱う金融商品は、仕組預金、個人年金保険、二重通貨預金、
EB債、日経平均リンク債、富裕層向け金融商品などなど。

金融機関の売り手口はどんどん進化し、一見すると
魅力的に見える金融商品が、どこの銀行の窓口に行っても
販売している時代になりました。

これを吉本さんは、次のように指摘します。

「銀行などの金融機関が派手な広告やパンフレットで宣伝する
金融商品のほとんどは、とても危険な欠陥商品ばかりなのです。
しかも、売る側の銀行員などが、その仕組みや危険性をまったく
理解せずに売っていることが多いのです。」

金融商品の仕組に不慣れな人は、本書を読むと、
ちょっと頭の体操っぽく思えるも知れません。

しかし、客の情報・理解不足につけこんで、儲けようとする
金融商品が数多く販売されているようですから、
こういった本を読んで、自衛することが賢明でしょう。

この本から何を活かすか? 

さて、クイズの答えです。
1~8、すべての答えは、「×」です。

中には、ちょっと意外に思えるものもあったかもしれませんね。
詳しく知りたい方は、是非、本書を読んでみてください。 

「将来のインフレが心配だから、普通預金にしておきます」

このフレーズは、金融機関の窓口で言うと、
その窓口の担当者の“リトマス試験紙”になる
と吉本さんは説明しています。

今度、試してみます。

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| 投資 | 12:08 | comments:0 | trackbacks:2 | TOP↑

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ネット未来地図

ネット未来地図 ポスト・グーグル時代 20の論点 (文春新書 595)
ネット未来地図 ポスト・グーグル時代 20の論点 (文春新書 595)
(2007/10/19)
佐々木俊尚商品詳細を見る

満足度★★★★

私は以前、セカンドライフ関係の本を読んだ後、
すぐに、ビューワーソフトをダウンロードし、
その世界に入ってみました。

通算して5回くらい入りましたが、
その後、セカンドライフ関係のニュースが多くなることに反比例し、
私のセカンドライフへの興味は、失せていきます。

この本には、私がセカンドライフに「はまらなかった理由」が、
明快に説明されていました。

その最大の要因は、進化への逆行。

本書によるとコミュニケーションは、
対面→電話→e-mail→掲示板→SNS→Twitterへと、
進化するにつれ、空間、時間、関係性の順に、
これを“共有しない方向へ”サービスが進化しているようです。

ところが、セカンドライフは、“時間と空間を共有する”ことが、
最大の特徴であり、これが進化への逆行になり、
人々を遠ざけていると、本書では説明しています。

私がセカンドライフに、感じていた「面倒臭さ」は、まさにこれです。

本書は、「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」で
有名な佐々木さんが、ネットビジネスに関わる20の論点を、
現時点で分かる要素を細かく洗い出し、
そこから予想される今後の展望を解説したものです。

グーグルやアマゾンの論点に始まり、
TVや雑誌などの既存メディアとの比較、
更には、ニコニコ動画やTwitterなどの比較的新しいサービスの
可能性まで網羅されています。

いずれの論点についても、その説明は明瞭で、
本質がすっきり分かるように解説されています。

この本から何を活かすか? 

本書の中で、「ブログ」についての記述もありました。

  ブロガーは、期待と恐れを半々に抱いている。

  それは自分が公的なインターネットの中で書いた文章に対して、
  誰かの共感を得ることへの期待と、批判されることへの恐れ。

これを佐々木さんは、「コミュニケーションの圧力」と
表現しています。

私は、少しでも長くブログを続けたいので、
そういったプレッシャーは、ホドホドにしたいと考えています。

そのためには、過度の更新や、長文記事の投稿を避け、
コメントはすべて、自分に都合のイイように受け取ることにしています。

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| IT・ネット | 08:39 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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大前流心理経済学

大前流心理経済学 貯めるな使え!
大前流心理経済学 貯めるな使え!
(2007/11/09)
大前 研一商品詳細を見る

満足度★★

本書の理論の展開は次のような流れです。

  日本の財政状況は、破綻した“夕張市”と同じ。
   ↓
  この状況から日本が復活するには、個人金融資産1500兆円の活用が鍵。
   ↓
  そのためには、日本人の心理を変える必要がある。
   ↓
  心理を変えるために、資産運用を「国技」としよう。
   ↓
  だから、40代以降の人は資産運用の勉強をしなさい。
  (20~30代の人は、世界標準の人になれ!)
   ↓
  資産運用の勉強なら、大前さんの資産形成講座を受けましょう(笑)。

相変わらずの、大前節で日本人や日本の政治のダメな部分を
一刀両断し、解決のための方法を提案しています。

タイトルほど、アカデミックな内容ではないので、
350ページ程度の本ですが、サクサク読めてしまいます。

しかし、著者が大前さんだからと言って、
書いてあることが、すべて正しいとは限りません。

自分の理論を展開するために、確信的に都合の良い数値を
使っている部分もありますから、そこは読む人も
大前さんの 頭の良さに、 惑わされないようにしなくてはなりません。

例えば、「日本人は1人平均3500万円もの資産を抱えたまま死ぬ」と、
大前さんは本書で指摘しています。

これだけを聞くと、あたかも死ぬ時に「貯金」が1人3500万円、
夫婦だったら7000万円くらい持っているかの印象です。

しかし、総務省から出ているデータは、“世帯”の家計資産であり、
“住宅土地などの実物資産も含む”数値となっています。

まして“平均値”は、一部の層に資産が集中することで“中央値”と
大きく乖離することを、大前さんが知らずに使っているはずはありません。

ですから、3500万円持って死ぬと聞いて、多くの人が持つ
「そんなに持っていないだろ~」という感覚の方が、
この場合は、正しいでしょう。

これは、本を読む際にも、自分で検証し、頭を使って読めという
大前さんからのメッセージに他なりませんね。

この本から何を活かすか? 

この本の出版を記念して(?)、大前さんのwebサイトで、
「株式・資産形成講座」のサンプル映像が見れますので、
興味のある方は、こちらからご覧ください。
(メールアドレス登録必要です。本に挟んであったチラシには
期間限定12月24日までと書かれています。)

私も見てみましたが、ちょっと大前ブランドが心配になりました。

また、別のサイトでは、本書の内容を要約したものが、
掲載されていますので、この本に興味を持った方は、
まず、こちらを読んでから、
この本を、読む・読まないの判断をすると、良いと思います。

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| 経済・行動経済学 | 08:24 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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最高の人生を引き寄せる法

最高の人生を引き寄せる法-可能性の扉を開く7つの鍵
最高の人生を引き寄せる法-可能性の扉を開く7つの鍵
(2007/11/02)
クリス 岡崎商品詳細を見る

満足度★★★

私は、完全に勘違いしていました。

この本のタイトルに、「引き寄せる法」と書かれていたので、
てっきり、最近、はやりの「引き寄せの法則」関連書だと思って
読みましたが、実は全く違うものでした。

本書の著者は、アンソニー・ロビンズさんやロバート・キヨサキさんの
通訳を務めたクリス岡崎さん。
アンソニー・ロビンズさんの教えを日本で伝道する第一人者です。

従って、本書の内容もロビンズさんの教えやセミナーを
ベースにしているようです。

この本の目的は、あなたの人生において、
もっともっと素敵な可能性を発見する、きっかけを作ること。

そのためには、開けなければならない「7つの扉」があるそうです。

その扉を開ける鍵が、本書の示す「パワーボキャブラリー」。

例えば、その一つを見てみると、

  「できないと思ったら、やらなけらばならない」

というのがあります。

これをアクション付きで、読むことで
パワー・エモーションを作り出すことが、本書の醍醐味。

そうすると、少々、理不尽なフレーズでも、
それをパワーでねじ伏せることができます。

アクションは言葉で説明するのが難しいので、
下の画像を見てください。(クリックで拡大します)
クリス岡崎
まさに、目と声と体で読む本で、イラストの通りアクションをとると
パワーがみなぎる感じがしますね。

この本から何を活かすか? 

岡崎さんは、「世界3大言い訳」として、

  ・お金がない
  ・時間がない
  ・自信がない

を挙げ、自分で一切この3つの言い訳をしないと決めてから、
人生が劇的に変わったと言っています。

確かに、もっともらしい言い訳で、私もつい使ってしまいがちです。

まずは、私も、年内はこの3大言い訳を一切しないよう過ごしてみます。

May the reading be with you!    


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| 成功哲学 | 09:17 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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カモメになったペンギン

カモメになったペンギン
カモメになったペンギン
(2007/10/27)
ジョン・P・コッター、藤原和博 他商品詳細を見る

満足度★★★

本書は、あるペンギンたちの集落を舞台にした寓話です。

永久に安全だと、誰も疑わなかった
自分たちが暮らす氷山に、重大な変化が訪れます。

それは、誰もが受入れたくない事実。
「Our Iceberg Is Melting(私たちの氷山は溶けている)」
これが、本書の原題でもあります。

そして、この問題を解決するために、
5羽のキャラクターの異なるペンギンが中心となって、
改革を進めます。

本書の翻訳をした藤原和博さんも「あとがき」で、
(あとがきを立ち読みする人に敬意を表して)
あまりストーリーがバレないよう配慮していますので、
私も寓話の内容の紹介は、このくらいに留めておきます。

本書の著者、ジョン・P・コッターさんは寓話形式の
ビジネス書の利点として、次のような点を挙げています。

  ・効率よく45分で読める
  ・読者層を問わず読める
  ・楽しく読め学びやすい

そして、寓話形式の本を読む際の最も大切な点は、
「想像力」を働かせることでしょう。

コッターさんは、自分が、溶けかかっている氷山の上で
生活していると想像したり、氷山をいろいろなものに変え、
自分にとっての氷山は何かを考えるように勧めています。

日々の移り変わる世界の中には、氷山の問題が驚くほど
存在しているようです。

さて、あなたにとっての氷山は、いったい何でしょうか?
そして、その問題を解決すべく改革できるでしょうか?

この本から何を活かすか? 

本書の教えは、コッターさんの提唱する
「変革を成功させる8段階のプロセス」が元になっています。

 1.危機意識を高める
 2.変革推進チームをつくる
 3.変革のビジョンと戦略を立てる
 4.変革のビジョンを周知徹底する
 5.行動しやすい環境を整える
 6.短期的な成果を生む
 7.さらに改革を進める
 8.新しい文化を築く

コッターさんのwebサイト(英語)では、これらのプロセスが
ペンギンのイラスト付きで、読むことができます。
また、コッターさんからのメッセージ映像もありますので、
興味がある方はご覧ください。 

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| 科学・生活 | 10:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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失敗は予測できる

失敗は予測できる (光文社新書 313)
失敗は予測できる (光文社新書 313)
(2007/08)
中尾 政之商品詳細を見る

満足度★★★

もともと失敗を活かせない人は、何度やっても活かせない。

こう言われると、見も蓋もありませんが、
失敗をしないことの秘訣は、「類似性を見つけ出すこと」にあるようです。

著者は東大工学部の教授、中尾政之さん。

まずは、東大の教授でも、こんな失敗を続けるんだな~と思わせる
本書にある中尾さんの失敗例を見てみましょう。

  ・ある週の月曜に、駐輪場に停めた自転車の鍵をかけ忘れる
  ・その週の水曜に、風呂のガス栓を閉め忘れる
  ・その週の金曜に、郵便物を出し忘れる

中尾さんは、このような失敗を繰り返したそうですが、
大切なことは、事象としては異なる失敗でも、
その類似性に着目すること。

この例の場合では、根本となる原因は、
いずれも「やった気になる」失敗であったと、
中尾さんは説明しています。

そして、本書のタイトルにもなっていますが、
中尾さんは「失敗は予測できる」と断言します。

その根拠として、人類初の失敗というものは、
ほとんどないことを挙げています。

つまり、先ほどの例と同じように、
根本原因が同じ過去の失敗例が必ずある。

だから、過去から学ぶことで、失敗が予測できるという訳です。

本書では、失敗を予測するだけに留まらず、それを回避する方法や、
更には、失敗から逆転し成功に結びつける発想法や方法論まで、
かなり踏み込んで解説されています。

この本から何を活かすか? 

本書に示される例の多くは、
国内で起こった有名な事故や災害のものです。

しかし、大規模な事故でも、その根本原因は、
私がよくやる日常の失敗と、同じものがあるかもしれません。

「人のふり見て、我がふり直せ」が失敗学の奥義といいます。

私も、我がふりを直す視点で、物事を見るようにしたいと思います。

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| 科学・生活 | 12:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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そろそろ本気で継続力をモノにする!

そろそろ本気で継続力をモノにする!
そろそろ本気で継続力をモノにする!
(2007/08/23)
大橋 悦夫商品詳細を見る

満足度★★★★

「継続力」を発揮した先には、成功が待っている。

著者の大橋さんは、「まえがき」でこう書いていますが、
実際のところ、継続すれば素晴らしいことは分かっていても、
それができないのが、困るところです。

でも、心配は無用でした。

本書には、継続するためのアイディアが満載。
すぐに試してみたくなるような、面白いアイディアも
たくさん紹介されています。

本書では、まず、継続を妨げるメカニズムを解明します。
そして次に、継続を3つのタイプに分類。
後半では、そのタイプ別に攻略方法を解説しています。

この継続を3タイプに分けて考えるコンセプトは面白いですね。

さて、あなたは、どのタイプの継続が得意でしょうか?

1.続ける系
   (早起き、ジョギング、スポーツジム通い、自宅筋トレなど)
2.貯める系
   (ダイエット、貯金、家計簿をつける、ブログなど)
3.マスター系
   (受験勉強、英会話の勉強、資格試験の勉強など)

私は、どちらかと言うとタイプ1と2は得意ですが、
タイプ3には、取り組むモチベーションが低いようです。

タイプによって、習慣化するまでに障害となるものが違います。

そこで、大橋さんは、自分が得意なタイプや、
これから取り組みたいタイプを最初に把握してから、
継続を試みることを勧めています。

「今日は“例外”だから・・・」と言い訳を考えた瞬間、
もう、その継続は途絶えようとしています。

そうならないために、本書のノウハウを実践して、
少しでも継続できる体質を身につけたいものです。

この本から何を活かすか? 

本書から、イヤなことを前にした時の自己演出方法を
早速、取り入れて実践してみます。

どうするかというと、
イヤことを目前にした時、

「私は、これからイヤだな!と思うことを始めようとしている!
私ってなんてスゴイんだろう!」

と、つぶやくそうです。

ということで、私は、
「私は、これから家の前の除雪を始めようとしている!
こんな大変な雪はねをする私って、なんてスゴイんだろう!」
とつぶやきながら、除雪をしてきます。

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| 自己啓発・セルフマネジメント | 11:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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逆境は天からの贈り物

逆境は天からの贈り物
逆境は天からの贈り物
(2007/09)
ジム・ローン商品詳細を見る

満足度★★★

アンソニー・ロビンズ、ブライアン・トレーシー
ロバート・アレン、マーク・ビクター・ハンセン・・・

これらの名だたる成功哲学者たちは、
いずれも本書の著者、ジム・ローンさんに学びました。

本書は、そんなアメリカを代表する思想家であるジム・ローンさんが、
40年かけてたどり着いた考えを、まとめたものです。

人生の浮き沈みを「春夏秋冬」の四季になぞらえて、
その時々の心構えや過ごし方を説明しています。

そうすることで、私たち一人ひとりが生まれつき備えている
生きるための知恵を引き出し、そこにある答えに目を向けられるように
することを目的としています。

本書は、1時間で読める100ページ程度の本ですが、
ジム・ローンさんの語り口は、一つ一つが深く荘厳な雰囲気を持ちます。

読んでいると、まるで教会で有り難いお説教を聴いている感じがします。
(私は、教会でお説教を聴いたことはないので、勝手な想像ですが)

まさに人生哲学のバイブルといえますので、
手元において、毎日、一節を読むというスタイルの方が、
その教えを吸収し、日々の生活に活かせるかもしれません。

今回読んだ中で、最も私が考えさせられたのは、次の一節です。

「私たちが前に進むか、後退するかの二者択一しか
与えられていないことも、この世の基本法則です。

知性も理性も、潜在能力も長所も、使わなければやがて
失われていくのです。」

お気楽な生活を続けるようとする、私への戒めとなりました。

この本から何を活かすか? 

ジム・ローンさんは冒頭のプロローグで次のように言っています。

「私たちは例外なく、この世に生まれてから出会った人びとや、
経験した出来事の影響を受けて育ちます。

まずは、今の自分の人生に影響を与えている人物や状況だけを
見極めるために、それをリストアップしてみるとよいでしょう。」

この人物や状況の棚卸し、やってみようと思います。

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| 成功哲学 | 10:36 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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メディア・バイアス

メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学 (光文社新書 (298))
メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学 (光文社新書 (298))
(2007/04/17)
松永 和紀商品詳細を見る

満足度★★★★

あなたは、「無添加」と聞くと、どんなイメージを持ちますか?

私もそうでしたが、世間一般では、いったい何が無添加で、
何が添加されているかも確認せず、なんとなく良いイメージを
持っている人が多いのではないでしょうか?

もしそうなら、危険信号です。
あなたはメディア・バイアスによる影響を、受けているかもしれません。

メディア・バイアスとは、メディアによる情報の取捨選択による“ゆがみ”。

「視聴率を上げたい」、「部数を伸ばしたい」と考えるメディアは、
多種多様の情報の選択肢の中から、自分に都合の良い情報だけを、
あたかも白黒がはっきりついているように単純化して、
ゆがんだ報道をすることがあると、著者の松永さんは指摘します。

この本では、そういったメディア・バイアスの中で、
あやしい健康情報とニセ科学をテーマとして、
捏造問題のあったテレビ番組「発掘!あるある大辞典Ⅱ」、
書籍では「食品の裏側」や「買ってはいけない」、
トンデモ科学では「マイナスイオン」や「水からの伝言
などの欺瞞を暴き解説します。

そして最後には、科学ライターとして松永さんが考える
ニセ科学情報を見破るための十か条が掲載されています。

 1.懐疑主義を貫き、多種多様な情報を収集して自分自身で判断する
 2.「○○を食べれば・・」というような単純な情報は排除する
 3.「危険」「効く」など極端な情報は、まず警戒する
 4.その情報が誰を利するか、考える
 5.体験談、感情的な訴えには冷静に対処する
 6.発表された「場」に注目。学術論文なら信頼性は比較的高い
 7.問題にされている「量」に注目する
 8.問題が発生する条件、特に人に当てはまるかを考える
 9.他のものと比較する目を持つ
 10.新しい情報に応じて柔軟に考えを変えてゆく

こうして見ると、ニセ科学を見破るだけでなく、
巷に溢れる詐欺商法などを見破る際にも、使えそうな感じがします。

あと、もう一点。
科学者が正しい食品安全情報を発信する活動として、
畝山智香子さんのブログが紹介されていましたので、
興味のある方は、ぜひ、ご覧ください。

この本から何を活かすか? 
 

私は以前から「地産地消(地元で生産し、地元で消費する)」という
考えには、違和感を持っていました。

農業が大切だということを否定はしませんが、
地元で作ったからといって安全とも限りませんし、
地元の割高なものを消費するか、割安な輸入品を消費するかは、
あくまでその個人(家庭)が何を優先するかという問題です。

また、自治体でこれを推進しても、助かるのは一部の生産者で、
地域住民全体の経済合理性に、かなっているとも思えません。

第一、食糧自給率が40%程度の日本で、
本当の意味での地産池消が成り立たないのは明白でしょう。

本書にも、地産池消を主張するある自治体の市長の
トンチンカンなエピソードが紹介されていましたが、
単に、生産者から票を集めるための、スローガンにしか聞こえません。

松永さんが指摘するように、「食の安全を守れ」などの
“きれいごと”を利用する、政治的な駆け引きに
惑わされないように、注意していかなければなりませんね。

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決算書の暗号を解け!

決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール
決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール
(2007/10/25)
勝間和代商品詳細を見る

満足度★★★★★

はじめに断っておきますが、この本を読んだからといって、
株で儲けられるわけではありません。

しかし、それでも本書は内容が濃く、非常に骨のある本です。

著者は、年収10倍アップシリーズ
ベストセラーを連発する勝間和代さん。

本書の目的として、
「あなたが自分の株を保有する会社の財務諸表を読みこなし、
その利益の質に問題があればアクションを起こせるようになること」
と書かれていますが、私はむしろ、これから株を買う人にこそ、
読んで欲しい本だと思います。

内容を見ると、「決算書って何?」という部分については、
それだけに特化した、超入門書と比べると、
この本が特段に分かりやすい訳ではありません。

また、株への投資判断の部分についても、そういった種類の本は
多数出版されていますから、少し物足りないようにも思えます。

しかし、財務諸表の読みこなし方については、
「アナリスト目線」と「会計士目線」でのチェック方法が説明されていて、
よくある会計入門書とは一線を画し、とても詳しく書かれています。

実際に株の購入を考え、ファンダメンタルの分析をする場合、
「連結決算」の構造と利益操作の方法が、分かっていないと困りますが、
よくある会計入門書では、そこまでたどり着けず、
単独のPLとBSの説明で終わっているものも数多く見かけます。

本書では、そういった点はしっかりと解説され、
更には、決算短信の2ページ目以降の、注意するキーワードの
拾い方まで説明されています。

注意する点としては、勝間さんの
「あなたが簿記3級すら持っていなくても、上質のミステリー小説を
読むように決算書に隠された暗号を解き明かせます」
という言葉を信じて、全く決算書を見たことがない人が、
単に勝間さんの本だから、という理由で本書を買ってしまうと、
十分に活かし切れず、途中で投げ出してしまう可能性があることです。

ですから本書は、本屋さんで自分の目で
しっかり内容を見てからの購入をオススメします。

この本から何を活かすか?

決算書の分析方法は、千差万別。

その人が何を重視するかによって、見る項目が異なります。

私も今まで、国内・海外を問わず、かなりの数の決算書を
自分なりに(我が家では夫婦で協力して)見てきました。

それでも本書を読んで、また一つ視点が広がりましたので、
今後の分析に活かしていこうと思います。 

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| 投資 | 10:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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なぜ、エクゼクティブは書けないペンを捨てないのか?

なぜ、エクゼクティブは書けないペンを捨てないのか?
なぜ、エクゼクティブは書けないペンを捨てないのか?
(2007/11/02)
パコ・ムーロ商品詳細を見る

満足度★★

著者は、「なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?
で以前に紹介した、パコ・ロームさん。

前作が売れたからか、似たようなタイトルのつけ方ですね。

本書は大きく分けて2部構成になっていて、
第1部は、8つのショートストーリー。

今回は寓話よりも、ビジネス上のたとえ話が中心です。

第2部は、ロームさんからの、
会社がうまく機能するための提案集になっています。

メインとなるのは、第1部の8つの物語ですが、
残念なことに今回の物語は、話しとしては十分納得できるものの、
心に響くものは少なかったような気がします。

どの部分に共感するかは、読む人の心の在り方によって違いますから、
今回は私とは、タイミングが合わなかったということでしょう。

逆に、第2部に書かれていた
「監査報告書には、管理職や社員の離職率を載せるべきだ」
などのロームさんからの提案の方が、面白く読むことができました。

ちなみに、本書のタイトルである、
「なぜ、エグゼクティブは書けないペンを捨てないのか?」は、
ロームさんが、9歳の娘さんに作った、ペンが主人公のお話です。

子供に話すうちに、ビジネスにも役立ちそうだと思い、
話の中身を深めたそうです。

この本から何を活かすか?

本書の中で、「オズの魔法使い」を
リーダーシップの要素が盛り込まれた物語と、
とらえている話しがありました。

主人公のドロシーにおともする3つのキャラクターが欲しいもの、

  感情のないブリキの“きこり” → 「心」
  考えることが苦手な“かかし” → 「脳」
  困難に立ち向かえない“ライオン” → 「勇気」

これらはいずれも、リーダーに必要なものと説明されていました。

その話しから何を感じるかは、本当に聞く人のとらえかた次第です。

私も、子供の向けの物語を読んだり、映画やドラマを見る機会が、
けっこうあるので、ちょっと違った視点を探してみようと思います。

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| ビジネス一般・ストーリー | 10:05 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

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ザ・シークレット

ザ・シークレット
ザ・シークレット
(2007/10/29)
ロンダ・バーン商品詳細を見る

満足度★★★

本書を「あなた」に捧げます。

一般的には、目次の前あたりで、家族などに向けられる
デディケーションですが、この本では、読者である「あなた」
に向けられています。

こう書かれていると、正直、悪い気はしません。

さて、本書は「宇宙を味方にしてお金に愛される法則」で、
紹介されていたビデオ映画「ザ・シークレット」を書籍化したもです。

この本では、「秘密」であった「引き寄せの法則」について、
映画に出演した20名以上の師によって、
それぞれの言葉で、実例を交えて説明がなされています。

私にとっては、この代わる代わる説明する形式が、
書籍としては、ちょっと読み難く感じました。

ところで、この「引き寄せの法則」とは、
考えたことが現実化するという法則です。

それでは、なぜ、私たちは夢に見た生活を送っていないのか?

それは、この法則が、善悪の判断をせず働くから。

「遅刻したくない」と否定形で考えても、
“遅刻”にフォーカスされ、それが現実化してしまう。

それでは、どうしたらよいのか?

現実化したいことを、既成事実としてイメージする。

例えば、先ほどの「遅刻したくない」であれば、
「定時に間に合っている自分」をイメージするということです。

この法則、信じるも信じないも自由ですが、
危ない新興宗教のように、これを信じたからといって、
取られるものはありませんから、「成功イメージで考える」ことは
実践して損はありませんね。

本書のビデオ映画に興味がある方は、セイさんのブログ、
成功の法則研究所から、ご覧ください。

この本から何を活かすか?

人にお金を与えなさい

本書では、お金を人生にもたらすために、お金を分け与えることが
大変効果的と説明されています。

我が家では、5年くらい前にロバート・アレンさんの
ロバート・アレンの実践億万長者入門」を読んでから、
できる範囲で、毎年寄付をしています。

寄付する前は、そんな余裕なんて全くないと思っていましたが、
実際、寄付するようになってみると、寄付自体が家計に与える
マイナスの影響は、ほとんどありません。

寄付によって、我が家にお金がもたらされたかどうかは、
分かりませんが、少なくとも、これで心が豊かになったことは事実です。

気がつけば、もう12月ですね~。
今年の寄付先をどこにするか、そろそろ検討する時期にきました。

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| 成功哲学 | 11:51 | comments:5 | trackbacks:1 | TOP↑

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勝負に強い人がやっていること

勝負に強い人がやっていること―ここぞという時に結果を出す考え方・行動の仕方
勝負に強い人がやっていること―ここぞという時に結果を出す考え方・行動の仕方
(2007/07/24)
松本 整商品詳細を見る

満足度★★★★

人生は勝負の連続です。

しかし、これに、すべて勝つことはできません。

大切なことは、最後に勝利者になること。

そのためには、たとえ勝率が50%でも、大事なところで勝ち、
それほど重要でないところで負けること。

つまり、最後に勝つための戦略がなければ生き残れません。

また、人生が勝負の連続であるならば、
それは最終的に「生き方論」につながります。

これは、本書のベースとなっている考え方です。
この本では、勝負に対峙する際の考え方のみならず、
人生をどう生きるかについて、真剣に語られています。

著者の松本整さんは、生涯獲得賞金11億円の元競輪選手。

45歳で引退するま最後まで、G1を制覇するなど、
トッププロとして活躍していました。

現在は引退して、ビジネスを手がけているようですが、
勝つことが、自分の存在意義だった、本当の「勝負師」です。

ですから松本さんの発する言葉、ひとつひとつが、
非常に重く、核心を突いていて、
読む人に「覚悟」を迫る圧倒的なパワーがあります。

そして本書は、松本さんからの次のようなメッセージで
締めくくられています。

「この本を読むあなたが、もし今、負け越していたとしても、
挑戦を諦めないでください。最後の下駄をはくまで、
あなたの人生の勝負は決着がついてはいません。
何よりも重要なのは、今からどう生きていくかということです。

この本から何を活かすか?

本書の最終章は、「人生は有限である」というテーマですが、
次のような、一節がありました。

すべての人の背中には「見えない砂時計」が付いています。
命が宿った瞬間から反転し、砂は落ち始め、
残りの砂の量は誰にも分かりません。
今こうして、これを読んでいる間も砂は落ち続けているのです。


私は、サラリーマンを辞め、時間に追われない生活を
していると思っていましたが、それでも砂は落ち続けているとう
実感が希薄でした。

このことを忘れないために、砂時計の写真を壁に貼っておきます。

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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 06:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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