活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2007年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2007年12月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

大前研一 戦略論

大前研一 戦略論―戦略コンセプトの原点
大前研一 戦略論―戦略コンセプトの原点
(2007/10/05)
大前 研一商品詳細を見る

満足度★★★

大前研一さんは、ビジネスマン読者を念頭に、
日本では日本語で、海外では英語で本を書いています。

本書は、海外向で発表され、日本語に翻訳されていなかった
8本の論文を中心に、まとめたアンソロジーです。

大前さんが英語で書いたものを、吉良直人さんが翻訳していることと、
もともとが、論文として発表されたものなので、
日本で出版されるものより、“まろやかな大前節”となっています。

年代は、80年代初めから90年代中盤のものまで。

大前さんが、一番精力的に活動していた時代では
ないでしょうか。

ただし、日本語へ初翻訳の論文といっても、時期を前後して、
国内でも同じテーマで、書籍やコラムを多く発表していますから、
馴染みのないものは、ほとんどありません。

80年代前半の戦略論を読むと、衝撃的だった「企業参謀」を
読んだ頃を懐かしく思い出します。

また、90年代中盤の地域国家論を読むと、
最近よく聞く“道州制”について、大前さんが言い出して
もう10年以上経つんだなあと、時の流れの速さを実感します。

構成として、本書は11章立てになっていますが、
「大前さんの考えの変遷」として読む場合、
発表された年代順に並んでいないのが、少し残念でした。

この本から何を活かすか?

発表当時は時代をとらえた考えであっても、
さすがに20年以上経過していると、現在のビジネス環境には、
マッチしないものもあります。

逆に、20年以上経過しても、今なお有効に機能する考えもあります。

本書を読む際、「この考えは今も使える、これは今は使えない」
と、判断しながら読むことで、思考の訓練となりました。

こういう読み方も、たまには良いのかもしれません。

May the reading be with you!  

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 経営・戦略 | 11:05 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

| PAGE-SELECT |