活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2007年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2007年09月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

世界バブル経済終わりの始まり

世界バブル経済終わりの始まり──実践・臆病者のための黄金の投資学
世界バブル経済終わりの始まり──実践・臆病者のための黄金の投資学
松藤 民輔 (2007/06/01)
講談社この商品の詳細を見る

満足度★★★

著者の松藤さんは、ソロモン・ブラザーズ証券で活躍後、
独立し、現在は金鉱山専門会社ジパングのオーナーをされているようです。

本書は、FRB(米連邦準備制度理事会)が金利を引き下げた時、
NYダウは暴落し、金(ゴールド)が暴騰するという
松藤さんの予測シナリオを前提として、書かれています。

この予測の信憑性は、私には分かりませんが、
独自の視点で、興味深い点も多いので、以下、章別に内容を紹介します。

第1章 世界同時株安は、世界的バブルの終わりの始まり

  ここでは、昨今話題のサブプライム問題を中心とした、
  ダウが暴落する予測の根拠が述べられ、
  現在13000台のダウ指数が、7000~8000が適正値と指摘されています。

第2章 いまはすべてを手仕舞って備えるとき!

  暴落が前提なので、一旦、現金化し、暴落後に買うのが基本戦略です。
  ここでは、「分散投資は金持ちのためのもの」、「赤信号は一人で渡る」
  など18項目もの“投資の新常識”が披露されています。
  いずれの新常識も真理をついた、的を射た指摘になっています。

第3章 10億ドルの金鉱山を持つ男はこうして生きてきた

  この章は松藤さんの歴史そのもの。
  その生き様は、読み物としても興味深いものがあります。

第4章 投資対象の選び方-戦略商品としての「金」

  各種金融商品の注意点と、金投資の有用性が述べられています。
  なんと言っても、金鉱山オーナーの著者ですから、
  ポジショントークになるのは、いた仕方ありません。

第5章 豊かになりたい臆病者のための「世代別資産運用法」

  30代以下、50代以下、団塊世代と3つの層に分けた資産運用法が
  アドバイスされていますが、団塊世代へ“投機”をススメるのは
  なかなか新鮮でした。

ちょっと網羅的な紹介になってしまいましたが、
本書は、金投資に全く興味がない方にとっても、
新たな経済的視点を与えてくれる、刺激的な一冊になることでしょう。

この本から何を活かすか?

投資する人にとって、選択肢が増えるのは良いことです。

大証に、2007年8月10日の予定で「金ETF」が上場します。
(上記、金ETFのリンクはPDF形式です)

現物を持たない金投資では、東工取で金先物の取引はできますが、
ETF化されることで、ぐっとハードルが低くなることでしょう。

欧米のETFのように、現物と引き換えできませんが、
興味のある方は、流動性を確認しつつ、
投資対象の一つとして、考えてみる価値はあるかもしれません。

May the reading be with you!


このエントリーをはてなブックマークに追加

| 投資 | 10:17 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

| PAGE-SELECT |