活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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つっこみ力

つっこみ力 ちくま新書 645
つっこみ力 ちくま新書 645
パオロ・マッツァリーノ (2007/02/06)
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満足度★★★★

  この物語に主題を見出さんとする者は告訴さるべし。
  そこに教訓を見出さんとする者は追放さるべし。
  そこに筋書きを見出さんとする者は射殺さるべし。

これは、マーク・トウェインの「ハックルベリー・フィンの冒険」
の冒頭に書かれている言葉だそうです。

テーマは書き手が決めるのでなく、
読み手が、勝手にいろいろ見つければよい。
こんな見解で、お客さんを楽しませるための雑談講演会
という形式で本書は綴られています。

著者は、パオロ・マッツァリーノさん
戯作者で統計漫談を行っているとのこと。
プロフィールには日本文化に造詣の深い、
自称イタリア生まれの30代。現在は千葉県民、と書かれています。
どうやら、謎の多い方のようですね。

さて、本書のタイトル「つっこみ力」ですが、
これは次の3つの要素で構成されているそうです。

それは、「愛」と「勇気」と「お笑い」。

場を盛りあげるサービス精神と自己犠牲により付加価値を生むことで、
「つっこみ力」は、批評やメディアリテラシーとは一線を画すと
説明されています。

では、なんのために、「つっこみ力」が必要なのか?

それは、社会と人生を面白くするため。

正しさを面白さに変え、逸脱しながらも社会が発展していくという
ひとつの理想形を本書では提示しています。

そして、本書の後半では「データのとつきあいかた」として、
缶コーヒーから、犯罪、格差、自殺、住宅問題まで、
多くのテーマについて、いわゆる常識とされている見解に、
パオロさんは、鋭くつっこみを入れていきます。

徹底的にデータ・資料を調べ、シニカルな視点で
独自の切り口を示す話し方は、最近では「臆病者のための株入門」で
知られる橘玲さんを、思い出させます。

そして、誰もが思うでしょう。

このパオロさんって、いったい何者?

この本から何を活かすか?

“電車の中で平気で化粧する若い女の子をしかるコラム”
を書く人に対し、
なんで、そんなに不快に感じるなら、その場で本人に言わないの?
とパオロさんは、つっこみを入れています。

そして、パオロさん自身は音漏れヘッドフォンなど気に障る場合は
ちょいウザと思われても、相手に直接頼むと言っています。

気づいたらなるべく早く、さらりと、そして具体的にお願いするのが、
コツのようです。
そして、相手が応じなくても深追いしない。
(ちょいウザに命を張る価値はないとのこと)

ちょっと、勇気が必要かもしれませんが、がんばって実践してみます。 

May the reading be with you!


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