活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2007年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2007年08月

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ざっくり分かるファイナンス

ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務
ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務
石野 雄一 (2007/04/17)
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満足度★★★

「会計」と「ファイナンス」の違い、分かりますか?

「会計」は、その一分野に過ぎない
簿記のイメージが、強いかもしれません。

それに対し、「ファイナンス」は、
どうしても「△△ファイナンス」という金融業者を
思い起こす人も多いことでしょう。

本書が説明する違いは、次の2点です。

  1.会計は“利益”を扱い、ファイナンスは“キャッシュ”を扱う
  2.対象となる「時間軸」が、会計が“過去”であるのに対し
    ファイナンスは“未来”に向いている

あと、蛇足的に、会計担当者は“借方”や“貸方”などの簿記用語を
使うイメージに対し、ファイナンスでは“デット”や“エクイティ”などの
カタカナ用語をよく使うとも、説明されていましたね。

ファイナンスとは「企業価値の最大化」をはかるための
意思決定に役立つ道具。

本書では、「学問的な話しや小難しい計算は一切なし」と
謳っていますが、山田真哉さんの「さおだけ屋」のように、
どうしても、身近な例での説明にはなっていないので、
だれもが気軽に読める超入門書では、ないかもしれません。

ファイナンスを少しかじって挫折した方や、
どうしても必要に迫られている方にとっては、
「ざっくり分かる」というタイトルに偽りのない良書です。

個人的には、著者の石野さんの前作にあたる
道具としてのファイナンス / 石野 雄一
の方が実用的な分、好きですが。

この本から何を活かすか?

「IR(投資家を対象にした企業の広報活動)のミッションは
WACCを下げる≒投資家のリスク認識をさげること」
と説明されていました。

(WACCは加重平均資本コストのこと)

それなりに企業のIRには注目していましたが、
IR担当者がこの点を意識して、適切な企業情報を適切なタイミングで
公開しているかどうかについても着目してみようと思います。

May the reading be with you!


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| 会計・ファイナンス・企業分析 | 10:31 | comments:8 | trackbacks:0 | TOP↑

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