活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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僕たちは14歳までに何を学んだか


僕たちは14歳までに何を学んだか 新時代の必須スキルの育み方(SB新書)

満足度★★★
付箋数:23

新しい時代を切り開く、卓越した
革命家は、「根拠のない自信」を
持っています。

それは、前進すれば「なんとかなる」
という感覚です。

別の言葉では、「セルフ・エスティーム」
とも言うことができます。

卓越した革命家になる人たちは、
14歳までに勉強ばかりせずに、
ちゃんと遊び回っていたといいます。

本書は、教育改革実践家として活躍する
藤原和博さんが、4人の時代を代表する
革命家にインタビューした本です。

選ばれたスーパーヒーローは、
いずれも藤原さんと親交があり、
藤原さんがリスペクトする方々です。

キングコングの西野亮廣さん
ホリエモンこと堀江貴文さん
SHOWROOMの前田裕二さん
DMMの亀山敬司さん

  「僕自身が改めてインタビューし、
  彼らが14歳までにどんなふうに
  遊び、学び、育ったのかを根堀り
  葉掘り聞くことにした。
  子どもの頃、何をゲットしたことが
  今の “根拠のない自信” と行動力に
  結びついているかという謎解きだ。
  そのインタビュー集が本書である。」

実際に4人の方々が14歳までに、
どんなことをやったかについては、
本書をお読みください。

ここでは藤原さんが「頭の良さ」
について解説しているパートから
少しその考え方を紹介します。

単純に「頭がいい」といっても、
それは2つの要素に分けられます。

1つは「アタマの回転の速さ」。
もう1つは「アタマの柔らかさ」。

これは「情報処理能力」と
「情報編集力」と言い換えることが
できます。

情報処理能力は、現在使われている
基礎学力と近い能力です。

正解が問われたときに、早く正確に
その答えを出す能力。

一方、情報編集力は、正解がないか
1つではない課題に対して、
自分なりの仮説を生み出す力です。

正解がないから、答えを当てる
わけにはいかず、クリエイティブな
仮説を生み出さなければなりません。

藤原さんは、この2つの能力を、
「ジグソーパズル型学力」と
「レゴ型学力」とわかりやすく
喩えています。

従来の学校教育で身につけやすい
のは、「ジグソーパズル型」。

未来を拓く力でもあり、子どもの
頃から遊ぶことによって身につけ
られるのが「レゴ型」です。

この2つの能力はどちらも必要です。

今の学校教育のカリキュラムでは
9:1の割合でジグソーパズル型に
偏重しているようです。

藤原さんは、7:3が理想的な
バランスだと考えています。

本書は、お子さんの教育について
考えている方はもちろん、
それ以外の方にとっても興味深い
本だと思います。

この本から何を活かすか?

  「勘違いしてほしくないのは、
  だからと言って、子どものおもちゃ
  箱にあるジグソーパズルを捨てて
  レゴブロックを買ってくれば、
  未来を拓く “情報編集力” が身につく
  かというと、そうではないと
  いうこと。」

もし、そのように考えたとすると、
それこそ「正解主義」の弊害だと
藤原さんは指摘しています。

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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 06:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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あらゆる悩み・不満・ストレスが消える! 最強の人生相談


あらゆる悩み・不満・ストレスが消える! 最強の人生相談〈家族・結婚・夫婦編〉―ビジネスの成功にも共通する 人間関係、深すぎる40の教訓

満足度★★★
付箋数:23

  「本書は、 “東洋経済オンライン” の
   “ミセス・パンプキンの人生相談室” へ
  6年間にわたって寄せられた600件あまりの
  人生相談をもとに、家庭関係・人間関係の
  さまざまな悩みやコンプレックスを
  幅広く取り上げ、その解決策や考え方を
  学ぶ一冊です。」

東洋オンラインと言えば、ビジネス系サイト
では圧倒的なアクセス数を誇ります。

そこで2013年から「人生相談」の連載を
続けるのが、ミセス・パンプキンさんです。

ところで、「パンプキンさんて誰?」
と思う方も多いでしょう。

  「初めまして。大層なコラムを担当する
  ことに、なりました。
  まず “グローバルエリート” という言葉を
  息子が名乗るのは、息子特有の冗談とはいえ、
  大変恥ずかしく思っています。」

パンプキンさんが最初に連載を始めたときに、
このように語っています。

グローバルエリートを名乗る息子さんとは、
最強の働き方』や『最強の健康法』などの
ベストセラーの著者、ムーギー・キムさんです。

パンプキンさんは、キムさんのお母さんで、
4人のお子さんを、国際弁護士、国際金融マン、
海外著名大学教員、公認会計士に育てた
そうです。

パンプキンさんも、自身の子育て論を
執筆した『一流の育て方』が20万部を
超えるベストセラーになっています。

本書は、最強の母親であるパンプキンさんに
寄せられた、多くの人生相談の中から、
「家族・結婚・夫婦」に関する40ケースを
厳選してまとめた本です。

本書の対象読者は次のように書かれています。

  「未婚者と既婚者、そして離婚者を対象とした、
   “人間関係を改善する教科書” 」

結局、家庭問題を中心に扱っているものの
独身者を含めた、すべての人を読者として
想定しているようです。

 <相談ケース1>
  妻との会話が死ぬほどつまらない!

  ドラマやワイドショー、人の悪口しか
  話さない妻の話をやめさせたい

 <パンプキンさんからのアドバイス>
  嫌なことは、はじめから「嫌」と言うべし。
  家庭内で演技はしてはならない。

 <このケースに学ぶ3つのポイント>
  ・「時間泥棒」は、家族さえガマンしたら
   いいという問題ではない。
  ・妻は夫次第、夫は妻次第。
   伴侶が怠けているときほど、
   自分は建設的に。
  ・夫婦間で演技をしてはならない。

 <人間関係 最高の教訓>
  相手に対して不快に思うことは、
  伝えるのが誠意。
  率直に伝える前に軽蔑することは、
  時期尚早である。

お悩み相談もパンプキンさの回答も
この記事では、一部のまとめの部分しか
紹介していません。

しかし、実際は1つの質問に対して、
5ページ以上かけて丁寧に回答しています。

相談者の悩みを見ると、「ある、ある」と
共感できるものも多く、それに対して、
明快にパンプキンさんが答えています。

周りが見えていない人には、
視点を変えるきっかけを作ります。

また、自分で答えがわかっていても、
一歩が踏み出せに人には、
その背中を後押してくれます。

ときに優しく、ときに厳しく。

誠実に真剣に悩みに向きあって
回答している、人生相談だと感じました。

大なり小なり、悩みがある方には、
いい助けになる本だと思います。

この本から何を活かすか?

世相を反映して「不倫」に関する相談も
パンプキンさんには、多く寄せられています。

  「まずお断りしておきますが、
  私は不倫や浮気をとても卑しい行為だと
  思っています。心変わりを責めるのではなく、
  どうしても配偶者以外の人と一緒に
  なりたければ、婚姻関係を完全に解消
  してからにすべきだと考えるからです。
  最も近しい人との信頼関係を裏切ると
  いう意味で、よほどの例外的な状況でも
  ないかぎり、不倫行為はその人の
   “根本的な無責任さの象徴” なのです。」

反論の余地のない、至極真当な考え方ですね。

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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 05:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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働き方1.9 君も好きなことだけして生きていける


働き方1.9 君も好きなことだけして生きていける

満足度★★★
付箋数:23

以前から、ヒロシさんの生き方は
いいなと思っていましたが、
本書を読んで、もっと好きになりました。

  「2004年に “ヒロシです” のネタで
  ブレイクいた僕だが、その後、
  自分のネタ作りに対するこだわりから
   “天狗になった” と周囲に誤解されたり、
  トーク力やリアクションを返す能力が
  極端にないことから、テレビ出演は
  徐々に知っていった。」

ヒロシさんと言えば、世間では一発屋の
芸人として認識されていると思います。

ヒロシさんは、いったい今は、
どこで、何をしているのでしょうか?

  「確かに僕は有名なバラエティ番組には
  出ていない。しかし、別の場所で断続的に
  露出を繰り返している。
  それが “ヒロシちゃんねる” だ。
  これは、僕が自ら、趣味であるソロキャンプ
  動画の撮影・編集を行い、その映像を
  アップするYouTubeのチャンネルだ。
  つまり、僕はYouTuberとしても活動して
  いるのだ。」

アメトーーク!の「キャンプ楽しい芸人」
の回に出演していたヒロシさんを
ご覧になった方も多いと思います。

今は、ヒロシさん自身はほとんど映らない、
キャンプ動画を配信して、活動しています。

  「僕がいいたかったことは、2000年中頃の
  ブレイク全盛期、月4000万円を稼ぎ出した
  頃に比べれば収入は少ないが、
  それでも僕は、あの頃よりも気持ちよく
  仕事をすることできている。(中略)
  好きなことをして、自分が滿足できる
  お金を稼ぎ、日々過ごしている。」

趣味だったキャンプを突き詰めて、
YouTuberとして、程々の成功をしている。

それが、ヒロシさんが本書でススメる
「職人2.0」という働き方です。

従来、職人的な働き方をすると、
決定権は発注する側が握っていました。

しかし、職人の立場でありながら、
YouTubeなどで発信者としての力を持つと、
仕事の決定権が職人側に移ってきます。

ゼネラリストではなく、スペシャリストと
して働き、それをコツコツと発信し続けると、
好きなことを仕事にして快適に暮らせる、
「職人2.0」という生き方になるのです。

  「僕が “職人2.0” の働き方として
  勧めたいのは、トーク力や文才や容姿
  なんかを磨くより、好きなことを突き詰めて、
  そのまま発信することだ。(中略)
  たとえ “こんなもの” と思ってしまっても、
  そのまま突き進める変態的に傾けられる
  愛を発露することこそが大事なのだ。」

トコトン突き抜けてしまえば、どんなに
ニッチな分野でも、成功する可能性が
高くなるのです。

ただし、好きなことを突き詰めていても、
複数のタネを同時に蒔いて育てていくことが、
大事だとヒロシさんは言います。

それも、自分を追い込まないために、
有言実行ではなく、無言実行で始める。

誰にも言わずに、こっそり始めれば、
実行するハードルが一気に下がります。

ある程度、育つ感触が掴めたところで、
世間に公表すればいいのです。

いずれにせよ、好きなことを仕事にして、
メインのお客さんになるのは、
それに関心のある人なので、
ストレスなく働くことができるのです。

本書の帯には堀江貴文さんが推薦の言葉を
寄せています。

  「自らが決定権を持ち、高速で動く。
  ここに書かれていることは普遍的な
  成功法則だ」

ヒロシさんの「職人2.0」の働き方は、
堀江さんの考え方に近い部分があります。

この本から何を活かすか?

私も、キャンプが好きなので、
ヒロシちゃんねる」はたまに見ています。

我が家の場合は、夫婦2人で行くことが
多く、道具もミニマムにしているので、
ソロキャンプ寄りのキャンプです。

特に、私の住む北海道では冬にキャンプが
できないので、「ヒロシちゃんねる」を
見る機会が増えますね。



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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 05:37 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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宗教はなぜ人を殺すのか ―平和・救済・慈悲・戦争の原理

満足度★★★
付箋数:20

さくら舎さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

あなたの信仰する「宗教」は何ですか?

こう聞かれると、かなり多くの日本人は
「無宗教」と答えるそうです。

しかし、そうは言っても、死んだ場合は、
お坊さんに経を読んでもらい、戒名をつける
方も多いと思います。

また、正月には神社に参拝し、お盆には
お寺を訪れる方も多いでしょう。

日本人が「無宗教」と答える理由には、
いくつかの宗教と薄く関わっているから。

1つの教義だけを信仰するのではなく、
入会の儀式を経ていないことで、
信仰への自覚が少ないのでしょう。

そんな日本人には関心が薄い「宗教」ですが、
あなたは「宗教」という言葉を聞くと、
どのようなイメージを抱くでしょうか?

本書の著者、宗教学者の正木晃さんは、
相反する2つのイメージがあると言います。

1つは、平和、愛、救い、慈悲、心の平安
などの良いイメージです。

いずれも心地よく響くもばかりで、
各教の聖典やお寺や教会などの布教の場でも
こういった言葉が説かれています。

もう1つは、宗教の名のもとに行われる
テロ、戦争、殺人、暴力などのマイナスの
イメージです。

特にイスラム原理主義者によるテロ事件や、
オウム真理教の事件などの記憶もあって、
宗教に嫌悪感を抱く人もいるでしょう。

実は、宗教には常に暴力と共に歩んできた
歴史があります。

日本に初めて仏教が伝えられたときには、
崇仏派の蘇我氏と排仏派の物部氏が戦いました。

戦国時代には、浄土真宗の信者が一向一揆を
起こしました。

江戸時代には、キリスト教信者が蜂起して、
島原の乱を起こしました。

世界に目を向けてみても、十字軍の遠征や、
宗教戦争など、もっと大規模な暴力を
振るってきました。

  「洋の東西を問わず、また時代を問わず、
  宗教は戦い、人を殺してきたのです。
  これは否定できない事実です。
  では、平和、愛、救い、慈悲、心の平安
  などを説く宗教が、暴力と縁が切れない
  原因は、いったいどこにあるのでしょうか。
  宗教は、宗教以外の要素、たとえば政治的な
  圧力や強制をうけて、やむなく戦い、
  人を殺してきたのでしょうか。
  それとも、宗教の中に、もともと戦い、
  人を殺す論理や理由があるのでしょうか。」

本書は、それぞれの宗教の教義を紐解き、
宗教の持つ2面性の謎に迫ります。

 第1章 イスラム教
  -宗教の名のもとに戦う
 第2章 ユダヤ教
  -暴虐に満ちた『旧約聖書』の世界
 第3章 キリスト教
  -暴力を容認してきた愛の宗教
 第4章 仏教
  -「空」がもたらす殺人肯定
 第5章 宗教の陥穽

特定の宗教だけを扱うのではなく、
4大宗教について横断的に見ていくことで、
わかってくることがあります。

それは、どの宗教も殺人や戦争をもたらす
暴力を肯定してきたということ。

暴力を肯定どころか、それを積極的に
正当化してきた宗教もあります。

いずれにしても、暴力を正当化するのは、
聖典の解釈の「さじ加減」によるもの。

そこには、オウム真理教の「ポワ」の
論理に近いものがあるようです。

本書は、私のように宗教に疎い人でも
理解できる、宗教の入門書としても
読むことができます。

この本から何を活かすか?

私が本書で驚いたのは、ユダヤ教の
「旧約聖書」の持つ暴力性についてです。

まず、創世記の「カインとアベル」の
物語で、カインはアベルを殺します。

ヤコブの2人の息子は大量虐殺を行い、
ソドムとゴモラは町ごと天からの
硫黄の火によって滅ぼされます。

出エジプト記でモーセは大量殺人を命じ、
レビ記や民数記では戒律に背いた者は、
石で打ち殺されます。

とにかく、旧約聖書では神に従わない者は、
徹底的に滅ぼされるようです。

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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 05:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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常識的で何か問題でも? 反文学的時代のマインドセット

満足度★★★
付箋数:21

朝日新聞が毎週発行する雑誌「AERA」。

そこに掲載される巻頭コラム「eyes」は、
900字ほどのエッセイで、4人の執筆陣が
毎週2人ずつ寄稿しています。

その4人とは、内田樹さん、姜尚中さん、
浜矩子さん、東浩紀さんです。

本書は、この4人の中で一番古くから
連載を続ける内田さんのコラムを
テーマ毎にまとめたものです。

 第1章 危機的時代の判断力とサバイバル力
 第2章 真の知的成熟とは何か
 第3章 「属国」日本とアメリカ
 第4章 地方と経済効果とお金の話
 第5章 国民国家はどこへ行くか
 第6章 情理を尽くさない政治に未来はあるか

それぞれのテーマの中で、各コラムは
時系列に並べられています。

内田さんと言えば、「思想家」という
イメージが強いですが、大学退職後は、
武道家を名乗っています。

現在は神戸に道場を建て、フルタイムで
武道に勤しみ、その合間で執筆活動を
しているようです。

しかし、「ウチダ節」と言われる、
一瞬で思考の深いところまで切り込む
言説は今も健在です。

まさに、「世相を斬る」という言葉に
ピッタリなコラムです。

本書を刊行するに当たって書かれた
「まえがき」や「あとがき」も
一般的な巻頭・巻末の言葉とは異なり、
それ自体が1つのコラムになっています。

気がつくと、いつもの内田ワールドに
引き込まれているといった感じです。

「まえがき」では、リスクを過小評価して、
最悪の事態に備えない、日本社会の病に
ついて言及しています。

「あとがき」では、政治を語ることの
是非について論じています。

簡単には始まらないし、終わるときも、
思考を巡らせてからでは終われない
という印象です。

さて、本書のコラムの中から、
いくつか気になったものを紹介します。

1つは「文系不要論」について。

国立大学から文系が消えようとしている
現状について、内田さんは次のように
コメントしています。

  「日本における高等教育の終わりが
  始まっている。」

  「これは教育行政が進めてきた
   “愚民化政策” のひとつの到達点である。
  彼らも国を滅ぼしたくてそのような政策を
  続けてきたわけではあるまい。
  だが、経済成長という短期目標を達成する
  ために “次世代の市民的成熟を支援する” 
  という教育本来の目標を放棄した人たちに
  教育を委ねることはできない。」

次に「無駄にならない思考習慣」について。

2017年12月に新幹線「のぞみ」の台車に
破断寸前の亀裂が見つかった問題に
コメントしたものです。

  「リスクヘッジというのは “最悪の事態に
  備える” ことである。それは “丁半賭博で
  丁半両方に賭ける” のに似ている。
  そのつど掛け金の半分は無駄になる。
  同じように “最悪の事態” に備えて打った
  手は、最悪の事態が起こらなければ
  すべて無駄になる。けれども、
  シスクヘッジとはそういうことである。
  そのためには、 “最悪の事態” が起こらない
  ために投じられた資源を決して無駄とは
  みなさない習慣を身につけるしかない。」

内田さんは、度々、日本企業のリスク意識の
低さについて指摘しています。

個人ではリスクに備えて必要以上の
「保険」に加入すると言われる日本人ですが、
集団だとリスク意識が欠如するようです。

この本から何を活かすか?

本書のコラムの中で、
「100年後も読まれて欲しい本」として、
内田さんは次の3冊を挙げています。

 『服従』ミッシェル・ウェルベックさん

 『プロット・アゲンスト・アメリカ
  フィリップ・ロスさん

 『1Q84』村上春樹さん

ちなみに、内田さんの「名著」の条件は
「100年後もリーダブルである」ことです。

21世紀に入ってからは、上記の3冊も含め、
この条件を満たす本はまだ存在しないと
書かれています。(2016年9月時点)

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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 05:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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