活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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感じるままに生きなさい ―山伏の流儀

満足度★★★
付箋数:20

さくら舎、松原さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

  「 “修験道って何ですか?”
  私はいつもこう答える。
   “大自然のなかに身を置いて、
  感じたことを考える哲学” 
  まず感じること。それから考える。
  その場に身を置かないと
  わからないことって、あるからね。
  だから説明しない。
  俺は修行に入ったらほとんどしゃべらない。
  山伏から聞くんじゃない。
  大自然が先生だ。
  山伏はただつなぐ人。」

修験道とは、山へ籠もって厳しい修行を
行うことで、悟りを得ることを目的とする
平安末期に成立した宗教です。

霊験を得るための山中の修行と加持、祈祷、
呪術儀礼を主とします。

修験道の実践者を山伏と言います。

本書は、山伏の生き方や感じ方を伝える本です。

著者は、羽黒山伏の星野文紘さん。

星野さんは、関ヶ原の戦いの頃から続く
山形県出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)の
宿坊「大聖坊」の13代目。

宿坊とは、お山参りの人たちが泊まるところ。

星野さんの職業は宿坊です。

そして、山伏は世襲の生き方です。

山伏は、山に入り、山中をめぐって、
祈りをあげたり、水があればそこで禊をしたり、
滝に打たれたりします。

夜は夜で勤行、祈ったりする修行をします。

かつては山に籠もりっぱなしの山伏も
いたようですが、出羽三山の羽黒山伏は、
昔から修行しつつ、宿坊を営む
半聖半俗のスタイルのようです。

星野さんは、普段は山麓の宿坊にいて、
修行の時に山に入ります。

また、奥さんもいる妻帯山伏です。

ところで、山伏は、なぜ修行するのか?

  「簡単にいうと、昔の人のような魂に
  するためだ。昔の人たちは魂が強いんだよ。
  だから昔の人の魂の段階に、自分の魂を
  持っていけばいいわけだ。
  魂を強くして、その感じたことが答えだから。」

魂を強くすると、見えないものが見えてくる。

それは、考えのではなく、
感じれるようになることです。

すべての基本は感じることにあり、
感じることを中心に生きると、
トラブルにならないと星野さんは言います。

頭を使うから、トラブルになり、
考えるから難しくなると。

これは、あのブルース・リーさんが、
映画「燃えよドラゴン」で言ったセリフ、
「Don't think. Feel!(考えるな!感じろ!)」
と同じ考えですね。

では、なぜ、修行をするのは山なのか?

山を神聖なものとする山岳信仰は、
古代ギリシャのオリンポスや中国の五岳信仰
など古くから世界中で見られます。

日本では縄文時代から、狩りの獲物を
もたらすのは、山であることから、
山に対する感謝と畏敬の念をもって
始まったとされています。

山は生命の源で、生きとし生けるものは
すべて山から生命をいただいていると
考えるから、山で修行をするのです。

また、星野さんは、ハイキングや登山の人は、
「もったいない」と思っています。

なぜ、もったいないかというと、
山に入っても「お祈り」をしないから。

ハイキングや登山で、自然を感じるのは
いいことですが、お祈りをすると、
その先が見えてくるといいます。

私はこれまで山伏の方の言葉を聞く機会が
なかったので、本書は非常に新鮮でした。

この本から何を活かすか?

星野さんの宿坊、大聖坊では、
山伏の修行体験ができます。

出羽三山をめぐる2泊3日の修行で、
毎年、7月から8月にかけて行われています。

白装束を着て山を歩きますが、
これは、実は死に装束。

山に入って修行することで、いったん死んで、
生まれ変わるということだからです。

修行体験は、死と再生、生まれ変わりを
体験できるようです。

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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 07:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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君たちが知っておくべきこと: 未来のエリートとの対話

満足度★★★★
付箋数:25

  「2013年の初春、新潮社の編集者から、
   “灘高校の生徒たちが二十数人、佐藤さんの
  話を聞きたがっていますが、どうしますか” 
  という話があった。灘高校には上京して
  先輩を訪問する行事があって、同校出身で
  社会の第一線で活躍している人たちと後輩が
  意見交換する機会を設けているということだ。
  灘高校と言えば、日本の秀才を集めた
  超難関高校だ。私は灘高校の出身ではないので
   “先輩” のカテゴリーに入らないのであるが、
  それでも生徒たちは私の本を何冊か読んで、
  その内容について、質問や意見があるという。」

本書は、私立灘高等学校生徒会の主催する
先輩訪問行事の一環として、2013年、2014年、
2015年の各4月に灘高生が、佐藤優さんの
仕事場を訪れて受けた特別講義をまとめた本。

 第1回 真のエリートになるために(2013/4/1)
 第2回 戦争はいつ起きるのか(2014/4/5)
 第3回 僕たちはナショナリズムから
    逃れられない(2015/4/1)

一方的佐藤さんが教えるスタイルではなく、
事前に灘高生は佐藤さんの著書を徹底的に
読み込んで、そこから質問や意見を述べる
ゼミナール方式の講義です。

佐藤さんの圧倒的な知識から、エリートとは
どうあるべきか、世界基準の教養の身につけ方、
知識の使い方から人生哲学までを伝えます。

打てば響くような灘高生の反応は素晴らしく、
このような講義なら、教える方も教わる方も
間違いなく楽しいことでしょう。

灘高生たちは、知のシャワーを浴び、
知的好奇心が満たされると同時に、知的欲求が
更に高まって嬉々とする様子が伝わってきます。
(以下、敬称略、一部省略して抜粋)

 佐藤 「まず始めに、皆さんの方から知りたい
    テーマがあれば言ってください。」

 生徒 「佐藤さんの本を何冊か読ませて頂いて、
    すごく興味を持ったのが、今、世界が
    帝国主義化しているということでした。」

 佐藤 「はい。ほかには?」

 生徒 「大学のリベラルアーツ(教養)のついて
    教えていただけたらと思います。
    佐藤さんが “鳩山総理は複雑系を理解
    している” と書いていらしたんですが、
    そのあたりの勉強もリベラルアーツ
    なのかな、と。」

 佐藤 「大学のリベラルアーツ、複雑系ね。
    あとは?」

 生徒 「やはりご本に書かれていた、民主制を
    突き詰めたら独裁制になるというお話、
    それに関連して衆愚性についても
    伺いたいです。」

 佐藤 「OK。ほかに政治関連の質問や疑問を
    持っている人いる? とりあえずいいかな?
    じゃあ、始めましょう。」

このようにテーマを決めて特別講義が始まります。

生徒たちが聞きたい内容の前に佐藤さんが
語るのは、エリートのあり方について。

日本語で「エリート」と言うと、何となくイヤな
響きがありますが、本来の言葉の意味では、
否定的なニュアンスを含みません。

日本ではエリートに対して嫉妬があるので、
否定的に使うことがありますが、
エリートはどこの国、どこの社会でもいるもの。

独自のノブレス・オブリージュ(高貴さは
義務を強制する)を持っている、
社会の指導者として果たすべき特別の義務を
持つ存在です。

しかし、日本では真のエリートにならずに、
田舎の秀才タイプで満足する、昔ながらの
「平均的エリート」の型に収まってしまう
人が多いと佐藤さんは指摘します。

灘高生には、そんな旧来型の日本的エリートで
止まらず、本来の義務を果たす真のエリートに
なるようアドバイスしています。

イギリスやロシア、その他東欧諸国で
多くのエリートに接してきた佐藤さんだからこそ
伝えられるエリート帝王学です。

この本から何を活かすか?

一級の国際的な教養を身につける第一歩は、
高校で教わることに「穴」がないように
すること、と佐藤さんはアドバイスします。

文系に進むと、偏微分と重積分はやらないから、
後に金融工学を学ぶと障害になってしまう。

理系に進んだ人は、歴史に関する知識に穴が
空きがちで、これが後に響いてくることが多い。

受験だけを考えた勉強だと偏りが生じるので、
自分の教養のどこに穴があるかを意識して、
自発的にそれを埋めていく必要があるようです。

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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 06:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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LIFE SHIFT(ライフ・シフト)


満足度★★★★
付箋数:27

私は2017年に50歳になります。

そんなこともあり、ここ数年は何かにつけて、
「そろそろ人生の折り返し」と言ってきました。

つまり、私は自分の人生を100年と
想定しているのです。

あなたは、自分が何歳まで生きると仮定して、
人生設計をしていますか?

  「2007年にアメリカやカナダ、イタリア、
  フランスで生まれた子どもの50%は、
  少なくとも104歳まで生きる見通しだ。
  日本の子どもにいたっては、
  なんと107歳まで生きる確率が50%ある。」

これまでも平均寿命は延びてきましたが、
今後もさらに延びることが予想されています。

そして、「長寿化=超高齢化社会」という
図式ができあがり、特に日本においては、
社会における負の側面が話題になることが
多くありました。

しかし、長寿化はマイナス面だけでなく、
個人にとっては大きなプラス面もあります。

本書は、長寿化の恩恵に目を向け、
どうしたらその恩恵を受けられるかについて
論じた本です。

著者は、ロンドン・ビジネススクール教授で、
人材論、組織論の世界的な権威の
リンダ・グラットンさんと、2005年から
モーリシャス大統領の経済アドバイザーを
務めるアンドリュー・スコットさんです。

  「長寿化時代の私たちの人生には、経済、
  金融、人間心理、社会、医学、人口構成が
  影響を及ぼす。しかし、本書は、なによりも
  あなたについての本である。
  あなたが自分の人生をどのように計画するかが
  最大のテーマだ。あなたは、これまでより
  多くの選択肢を手にし、多くの変化を経験する
  ようになる。そうなったときに大きな意味を
  もつのは、あなたがどのような人間なのか、
  なにを大切に生きているのか、なにを人生の
  土台にしたいのかという点だ。」

長寿化にあたって、まず心配な点は、
「お金」の問題です。

しかし、長寿化に対処するために重要なことは、
それだけではないというのが、本書の主張です。

例えば、人生のステージ。

これまで私たちに刷り込まれてきたのは、
「教育→仕事→引退」という3つのステージ
による生き方です。

寿命が延びると「仕事」のステージが延びますが、
それだけでなく、今までになかった新しい
ステージを人生に組み込むことができます。

例えば、選択肢を狭めずに幅広い進路を検討する
「エクスプローラー(探検者)」のステージを
経験する人が出るかもしれません。

自由と柔軟性を重んじて小さなビジネスを起こす
「インディペンデント・プロデューサー
(独立生産者)」のステージを生きる人も
いることでしょう。

さまざまな仕事や活動を同時並行で携わる
「ポートフォリオ・ワーカー」のステージを
実践する人もいるかもしれません。

本書では、100年の人生をより良く生きるために、
お金のことも、それ以外のことについても
新しいビジョンを示してくれます。

私は自分が100歳の人生を想定していたため、
資産運用や資金計画については、
それに基づいて計算し、実行していました。

しかし、本書を読んでそれ以外の
見えない資産や、新しいステージの生き方など、
まだまだ考えが足りないことがわかりました。

この本から何を活かすか?

なんだかんだ言っても、100年生きるには、
「お金」のことも大切です。

本書には、あなたの金融リテラシーが
簡単にわかる5つの質問が掲載されていました。

ぜひ、挑戦してみてください。

 Q1 あなたが銀行に100ドル預けていて、
  利息は年2%だとする。預金を引き出さない場合、
  5年後にはいくらになっているか?

 Q2 預金の利息が1%で、インフレ率が年に2%
  だとする。1年後、あなたがその口座お金で
  買えるものは増えるか、変わらないか、減るか?

 Q3 「1つの企業の株式を購入することは、
  投資信託を買うより一般的に安全性が高い」
  ―この主張は正しいか、間違っているか?

 Q4 「15年物の住宅ローンはたいてい、30年物の
  住宅ローンに比べて月々の返済額は多いが、
  返済する利息の総額は少なくて済む」
  ―この主張は正しいか、間違っているか?

 Q5 金利が上昇したとき、債券の価格は
  どう変動するか?

正解は「Read More」に記載します。

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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 06:11 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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空気を読んではいけない

満足度★★★
付箋数:21

総合格闘家でONE FCライト級王者の青木真也さん。

  「あの試合は、僕が日本中の恥さらしになった
  一方で、格闘技を普段見ない人の間でも
  話題になり、良くも悪くも僕の知名度を上げて
  くれた。世間の人が “あの青木真也” と
  言うときの “あの” は、この敗戦を指している。」

あの敗戦とは、青木さんが2010年の大晦日に
長島☆自演乙☆雄一郎さんと戦った異種格闘技戦
のことです。

1ラウンド目は立ち技ルールで、寝技の攻防は禁止。

2ラウンド目に総合格闘技ルールとなる、
変則的な試合でした。

このルールでは、長島さんはキックボクサー
なので1ラウンド目が有利です。

これに対して、青木さんは2ラウンド目が
有利でした。

そこで青木さんの取った戦略は、1ラウンド目に
できるだけ戦わないことでした。

クリンチを多用したり、ドロップキックを
放ったまま倒れ込んだり、あらゆる手を使って、
とにかく時間稼ぎをしました。

青木さんは、反則負けにギリギリならない
ところで、徹底して逃げ回りました。

それも寝技が解禁される2ラウンド目で、
一気に勝負を賭けられると思ったからです。

当然のように、1ラウンド終了後は、
観客席からブーイングを浴びせられ、
ゲスト解説の魔娑斗さんも青木さんの
戦い方に嫌悪感を示していました。

そして迎えた2ラウンド目。

開始直後、青木さんが寝技に持ち込もうと
タックルを仕掛けたところに、
見事なタイミングで長嶋さんの膝蹴りが
入りました。

結果、青木さんの失神KO負け。

青木さんは世間を敵に回し、完全にヒールに
なっていましたから、魔娑斗さんも含め
この試合を見ていた人は、「青木ざまあ見ろ」
と思ったことでしょう。

ヒーローもので、悪が倒されてスカッとする
漫画のような展開が、強烈に印象に残り、
普段あまり格闘技を見ない人からも、
「あの失神KO負けした青木真也」と認識
されるようになったのです。

大いなる屈辱を味わった青木さんは、
あの試合を自分のベストバウトとして
挙げています。

負けを自分の中で消化するのに1年ぐらい
かかり、それまで苦しい時間を過ごしましたが、
今では、あの試合が青木さんの代表作であり、
財産にもなっているようです。

  「勝負事はどれだけ勝ちに徹しようと、
  負けることがあるものだ。偉そうなことを
  言って負けたときは、世間から叩かれたり、
  バカにされる。それは、正直言って苦しい。
  しかし、大事なのは “負けを勝ちにする” 
  ということだ。(中略)
  大事なことは周りの評価に惑わされることなく、
  信念を持って仕事を続けることだ。
  自分がブレずに仕事を続けていけば、
  過去の失敗は、未来で変えることができる。
  今の地獄も、これからの努力次第で、
  財産に変えることができると思う。」

本書で語られているのは、1つのことに
徹底してこだわり、それ以外のことは
すべて切り捨てて、ストイックに生きる
人生論です。

青木さんは、格闘家としての自分の才能を
「凡人」と評価しています。

だからこそ、友だちも作らず、人間関係も築かず、
富や名声にも目もくれず、ひたすら自分の信じる
道を進みます。

他人の目を気にしない、空気を読まない。

これが「凡人」が成功するための
唯一の方法だと信じるからです。

本書では、実際に空気を読まずに生きている
青木さんの考えが語られています。

魂の叫びが聞こえてくるような本でした。

この本から何を活かすか?

  「僕は、試合が怖い。相手は僕を殺しにくる。
  実際に“ 失神させてやる” と宣言されるわけで、
  動じないそぶりを見せるが、すごく怖い。」

しかし、そんな恐怖に打ち克つ努力をして、
試合に挑むことができれば、勝っても負けても
意味のあるものにできるのです。

  「負けたとき、ダメだったと落ち込むことは
  誰でもできる。しかし、負けを、
   “意味のある負け” にするためには、本当に
  苦しい練習に耐え抜かなければいけない。
  適当にやって出た結果なんかに何の意味もない。
  だから僕は今日も苦しみ続ける。」

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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 06:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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100歳の精神科医が見つけた こころの匙加減

満足度★★★
付箋数:20

飛鳥出版社の江川さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

  「昔の人は、よく “匙加減” という言葉を
  使いました。元来、薬の量を測るときに用いた
  言葉が転じて、あらゆる場面で使われるように
  なったようです。
   “心の匙加減ほど、むずかしいものはない” 
  100歳を迎える今も、心は百人百様である。
  そう痛感しています。」

本書は、2016年11月で100歳となる現役精神科医の
髙橋幸枝さんが、「心穏やかに生きるための
ヒント」をまとめた本です。

1916年生まれの髙橋さんは、高等女学校を卒業後、
海軍省のタイピストとして勤務しました。

その後、縁あって中国・北京に渡り、日本人牧師、
清水安三さんのもとで秘書として働きました。

その清水さんに医師になることを勧められ、
医師になることを決意したのが髙橋さんが
27歳のときでした。

それから受験勉強を始め、国家試験に合格して
医師になったのが、33歳のときでした。

49歳で精神科を診療科目に加えた秦野病院を開院。

現在は100床を超える医療法人社団秦和会の
理事長を務めています。

  「頑張りすぎず、自分を甘やかせすぎず。
  我慢しすぎず、他人を頼りにしすぎず。
  このような匙加減を見極める眼力こそ、
  大人に必須の力です。
  100年生きてきて、思うのは匙加減の大切さ
  です。 “生きていく” とは、この匙加減を
  見極めていく営みにほかなりません。」

私が髙橋さんに共感したのは、
「あらゆる不幸は、人と比べることから始まる」
という考えです。

人は本能的に自分と周囲を比べてしまいます。

隣の芝生は青く見えてしまうもので、
他人の良いことと、自分の悪いことを
つい比べてしまうもの。

すると、どんどん自分が不幸に
思えてしまうです。

一方で、比べることが頑張る原動力に
なる場合もあります。

健全なライバル心を持つことは必要です。

ですから、人と比べることは不幸の始まりと
肝に銘じつつ、ちょうどよい匙加減に
留めておくことが大切なのでしょう。

また、50歳が近くまで迫ってきた私が、
本書を読んで感じたことは、
「まだまだ、新しくできることが沢山ある」
ということ。

髙橋さんは、80代や90代になっても、
新たな趣味を持ったり、新しいことに挑戦
しています。

そんな好奇心を持ち続けることが、
100歳まで現役でいる一番の秘訣です。

いろいろなことに衰えを感じる私ですが、
本書を読むと、今がやっと人生の折り返しで、
これから先の50年で、もっと面白いことに
挑戦できるとイメージできました。

  「本書で紹介する40の原則は、 “やろう” と
  思えば簡単に実践できることなのですが、
  ついさぼってしまうことがあります。
  そんなときは、 “やる” か “やらない” か、
  10秒考えるようにしています。
  その瞬間に心が不安定だと、10秒間の問答が
  むずかしくなります。
  だから、普段から心を穏やかにしておく
  ことが大切なのです。
  ではどうすれば、 “普段から心を穏やかに
  しておくこと” ができるのでしょうか?
  私は “迷いすぎないことが” 肝心だと思います。
  そのためには、普段から自分の
   “ちょうどよい匙加減” を知っておくことです。」

この本から何を活かすか?

本書の中で、髙橋さんが1つだけ、
匙加減が必要ないものを取り上げていました。

  「夢に限って、匙加減はいらない」

100歳になる髙橋さんでも、「将来の夢」が
あります。

何歳になっても、夢を描くと、人は雄弁になり、
ワクワクできます。

実現の可能性は二の次で、大きな夢を持つことが
長生きの秘訣のようです。

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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 06:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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