活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

ハーバード・スタンフォード流 「自分で考える力」が身につく へんな問題


ハーバード・スタンフォード流 「自分で考える力」が身につく へんな問題

満足度★★★★
付箋数:26

  「あなたは、初めて訪れた異国の地で
  原因不明の病気にかかり、現地で医師に
  診察してもらうことになりました。

  この医師が信頼できる人かどうか、
  質問して見極めようと思います。

  できる質問は1つだけ。
  なんと質問しますか。」

こういう問いを出されると、
私たちの脳は、自然と答えを出そうと
考えはじめます。

と同時に、日本の教育を長く受けてきた
私たちは、つい「正解」を求めてしまう
傾向にあります。

この問題に「正解」はありません。

ただし、考えるヒントはあります。

  「その質問をすることで得られるものは
  何か、徹底的に考えてみてください。」

この問題は、いかにして効果的な
質問をつくるかを求めています。

効果的な質問をするには、次の8つの
ステップを踏むといいようです。

 1. 状況を理解する
 2. 質問を書いて、書いて、書きつくす
 3. ステップ2で書き出した質問を
  「クローズド」と「オープン」の
  2タイプに振り分ける
 4. 「クローズド」は「オープン」に、
  「オープン」は「クローズド」に、
  それぞれ変える
 5. それぞれの質問をすれば何が
  わかるのか、考える
 6. それぞれ質問した場合の最悪の
  シナリオを考える
 7. 何のために質問するのか、
  目的を考える
 8. ステップ7の目的に合った質問を選ぶ

冒頭の問題では、信頼できる医師か
どうかを見極めることがミッションです。

この場合、「信頼できる」とは具体的に
どういう意味かを考えることが、
大きなポイントになります。

さて、本書は「自分で考える力」を
身につけるための本です。

正解のない問題に対して、オリジナルな
答えを出すためのトレーニングを行います。

著者は、慶應義塾大学、聖心女子大学、
ビジネス・ブレークスルー大学講師の
狩野みきさんです。

狩野さんは、長年、大学などで
クリティカル・シンキングを教え、
どうすれば学生たちが、自分なりの答えを
出せるのかを探求してきました。

そこで出会ったのが、ハーバード大学の
教育プロジェクトと、スタンフォード大学
の、クリエイティビティを伸ばすための
授業でした。

これらの大学のメソッドを、狩野さんの
授業の中に取り入れると、大きな効果が
実感できたそうです。

本書は、この2つの大学のメソッドを
ベースにした、思考を鍛える問題集です。

トレーニングを行うに当たって、
守るべきルールが4つあります。

 その1. 「正解アンテナ」はかなぐり捨てる
 その2. どんな答えでもOK
    合っているか間違っているかではなく、
    説明できるかどうかを考える
 その3. 回答は紙やスマホに書き出す
 その4. ヘンテコな問題を楽しむ

これからの時代、答えのある問題は、
AIが簡単に解答を導き出してくれます。

私たち人間に問われるのは、AIにできない
正解のない問題に、答えることです。

他の人と同じように考えるのではなく、
オリジナルなアイディアが求められます。

そうした自分だけのオリジナルな思考力を
磨くためには、フツーの問題をフツーの
やり方で考えてもダメ。

本書では、突出した思考を呼び覚ます
ために、ヘンテコな問題がたくさん
用意されています。

用意されている問題は全部で15問あります。

一気に読み切るのではなく、1日1問程度の
ペースで、しっかり時間をかけて取り組む
のがオススメです。

この本から何を活かすか?

もう1問だけ、本書から紹介しましょう。

  「あきらめたらそこで試合終了だよ」

これは井上雄彦さんの漫画『SLAM DUNK
の安西先生の名言です。

問題は、このセリフの根拠を考えること。

SLAM DUNK』の中での根拠を調べる
必要はなく、一般論として、この「結論」に
どんな根拠があれば説得力が出るかを、
考えます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 05:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

MENSA、ISI、HELLIQに所属する 天才のパターン思考 2時間で知能が高まる「思考の技術」


MENSA、ISI、HELLIQに所属する 天才のパターン思考 2時間で知能が高まる「思考の技術」

満足度★★★
付箋数:21

一般的には、IQ(知能指数)が高い人を
「頭がいい人」と考えます。

IQは、平均が100で、130を超えると「天才」
と表現されることが多いです。

IQの高い人は、普通の人とモノの考え方が
どのように違うのか?

本書は、IQの高い人がどのように考えるを
「43の思考法」としてまとめた本です。

著者の青木聡さんは、具体的な数値は
書かれていませんが、3つの高IQ団体に
会員として登録している方です。

・MENSA
 IQ130以上、人口の上位2%の知能を持つ
 国際交流グループ

・ISI-Society
 IQ148以上、かつクリエイティブは人の
 ためのグループ

・HELLIQ Society
 IQ160以上、3万人に1人の知能を持つ人が
 集うグループ

私はMENSAは聞いたことがありましたが、
他にも更に高IQの人の団体があったとは
知りませんでした。

IQが高いと群れたがるのか? と考えて
しまうのは、妬みなのかもしれません。

さて、知能テストでIQが高い人と、
そうでない人の違いは、「共通点を見つける」
能力の違いだと青木さんは説明します。

「共通点を見つける=パターン認識」
であるため、本書は「天才のパターン思考」
というタイトルになっています。

ところで、このパターン思考ができると、
知能テスト以外では、実際にどのような
場面で役立つのか?

例えば、何かの問題が発生したとき。

パターン思考ができると、いろいろな情報に
振り回されずに、問題の「本質」を素早く
見抜くことができるようです。

  「今までに経験した問題と新たな問題を、
  何かしらの共通点で束にしてグループ化
  することで、パターン認識が可能になる。
  (中略)同じ性質を持つものはグループ化
  して、同じ方法で根本原因を見つけるのが、
   “できる人” です。」

実際に発生している事象がいくつか
あったとすると、それらをまとめ
「で、結局、どういくこと?」と考え、
共通となる本質原因を探ります。

これは具体的な事象から抽象度を上げる
作業に他なりません。

そして実際に対処するときには、もう一度
具体的な手段に落とし込みます。

この「具体」と「抽象」を自在に行き来
できるのが、頭のいい人特徴です。

青木さんは、自分自身を「天才」だとは
思っていません。

あくまで、1つの指標としてIQが高いだけ
と認識しています。

それをわかった上で、本書ではあえて、
「天才」と「凡人」というキャッチーな
表現を使っています。

 ・凡人が試行錯誤しているなか、
  天才は時間をかけずに成功法を導き出す。

 ・凡人がようやくたどり着いた答えに、
  天才はあっという間に到達してしまう。

 ・凡人が一生懸命説得している横で、
  天才はサクッと希望を叶える。

パターン思考ができるかできないかで、
「天才」と「凡人」の違いと思えるほどの
違いが生じてくるようです。

このパターン思考は、生まれ持った才能
ではなく、鍛えて伸ばすことができる
能力だと青木さんは説明しています。

本書では、「問題解決法」、「目標達成法」、
「時間術」、「仕事術」、「思考の基本」
の5つのカテゴリーに分け、パターン思考を
どのように使うかを解説しています。

何かにつけ判断に時間がかかる人には、
参考になる本だと思います。

この本から何を活かすか?

何かを「やる」か「やらない」かを素早く
判断するには「判断基準」が必要です。

青木さんは、汎用性が高くどこでも使える、
次の5つの判断基準を持っています。

  1. 損か得か
  2. 続けられるか続けられないか
  3. 好きか嫌いか
  4. 合うか合わないか
  5. 既知か未知か

5つのうち、「○」が3つ以上なら「Go」、
2つ以下なら「No-Go」と判断すると
決めているようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 04:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

「ロンリ」の授業:あの人の話はなぜ、わかりやすいんだろう?


「ロンリ」の授業:あの人の話はなぜ、わかりやすいんだろう? (単行本)

満足度★★★
付箋数:22

次のような会話は、少しシチュエーションが
違っても聞くことがあると思います。

一体、どこがいけないのでしょうか?

 母 「勉強しなさい!」
 息子「どうして勉強しなくちゃいけないの?」
 母 「またそんなこと言って。
    勉強はだいじだからよ!」

相手に自分の考えを伝えるためには、
まず「言いたいこと=意見」を述べます。

次に「なぜ、そう考えるのか=根拠」を
道筋を立てて説明する必要があります。

「意見」だけで、そう主張する「根拠」が
述べられていないと、相手からすると、
憶測、当てずっぽう、独断と感じます。

それでは、先ほどの会話の母のセリフを
「意見」と「根拠」に分けてみましょう。

 ・意見=勉強しなさい
 ・根拠=勉強はだいじだから

一応、意見と根拠に分けることはできます。

しかし、根拠として言っている
「勉強はだいじ」は、「勉強しなさい」と
ほぼ同じことを繰り返しているに過ぎません。

「勉強しなさい」という母親の言葉に
納得しない息子は、「勉強はだいじ」と
言われても納得することはないでしょう。

「見せかけの根拠」になっている主張は、
ビジネス上でも、聞くことがあります。

  「A、なせなら、Aだから」

このように根拠と意見が同じになって
しまっているものを「循環論法」と言います。

  「見せかけの根拠を振り回さないようにする。
  そして逆に、相手が見せかけの根拠を
  示してきたときにはそれにだまされない
  ようにする。論理の力を正しく使うために、
  これは本当にだいじなことです。」

もし、相手が見せかけの根拠を示したなら、
「どうしてそれが根拠になるなか?」と
突っ込んでいく必要があるのです。

本書は、NHK・Eテレで高校講座として
放送された『ロンリのちから』の
第二シーズンを元に作られた本です。

著者は、NHK『ロンリのちから』制作班。

論理トレーニング101題』の著者でもある
立正大学文学部哲学科教授の野矢茂樹さんが
監修を務めています。

  「本書は、 “論理のちから” を楽しんで
  身につけていただけるように、
  一部、ストーリー形式にしました。
  舞台は、とある高校の演劇部。
  文化祭で発表する劇の台本をみんなで
  協力してつくっています。
  ストーリーは、 “ある日突然、主人公
  以外の人が世界から消えてしまった” 
  というところから始まります。
  演劇部が “論理のちから” を使って
  紡いでいくストーリーを、論理の基本を
  学びながらお楽しみください!」

高校生向けの番組がベースになっている
とは言え、論理的な話し方や考え方を
しっかり学んだことのない社会人にも
十分参考になる内容だと思います。

あくまでも論理力の基礎を扱っていますが、
まずはこのレベルからしっかり身につける
ことが論理的になるための近道です。

「不思議の国のロンリ劇場」というコーナー
もあり、本編とは少し違った角度から、
論理的であることを掘り下げて学べます。

  Lesson1 【見せかけの根拠】
  Lesson2 【推測の確かさ】
  Lesson3 【「だから」に反論する】
  Lesson4 【因果関係】
  Lesson5 【ニセモノの説得力】
  Lesson6 【事実・推測。意見】
  Lesson7 【問題を整理する】
  Lesson8 【横ならび論法】
  Lesson9 【ずれた反論】
  Lesson10【異なる意見を尊重する】

NHK高校講座の動画はこちらの
リンクからどうぞ→『ロンリのちから

この本から何を活かすか?

  「みんなそうしているから」
  「今までそうだったから」

これらは、人を思考停止にする呪文です。

本書では、「横ならび論法」陥らないために、
検討すべき2つのポイントを紹介しています。

  1. みんなが間違っているのではないか。
   あるいは、今までの方が間違っている
   のではないか。

  2. みんながそうしている理由が自分に
   当てはまらないのではないか。
   あるいは、今まで成り立ってきた理由が
   今回は成り立たないのではないか。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 04:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

すべての知識を「20字」にまとめる 紙1枚! 独学法


すべての知識を「20字」にまとめる 紙1枚! 独学法

満足度★★★★
付箋数:25

あなたは、ビジネス書を読んで学んだ内容を
仕事で活かせていますか?

いい本を読んだときは感動して、
学んだことを取り入れようと思うものです。

しかし、内容が抽象的であればあるほど、
直後は感動が残っていても、それは時間と
共に、記憶から消えていきます。

そして、仕事に活かせているケースは
あまり多くないかもしれません。

なぜ、私たちは、せっかく学んだ内容を
すぐに忘れてしまうのでしょうか?

本書の著者、浅田すぐるさんは、その理由を
3つ挙げ、解決方法を示しています。

1つ目の理由は、「学び」が「学び」になって
いないから。

これは、その場で欲求を満たすだけで、
「学び」ではなく、「消費」として、
次から次へ流されてしまっているからです。

これを解決するには、「目的を明確化」する
必要があります。

2つ目の理由は、咀嚼しながら学んでいないから。

著者が言っていることを鵜呑みにして、
自分の言葉として、落し込めていないのです。

この問題を解決するためには、「思考整理」を
しながら学ぶ必要があります。

3つ目の理由は、学んだ内容を短く要約
していないから。

これは単純に、長すぎる内容は、
なかなか覚えていられないということです。

この問題の解決策は、「端的な要約」が
考えられます。

これら3つの解決策を同時に実現するのが、
本書で紹介される「紙1枚学習法」です。

  「 “学び” をもっと、 “仕事に活かせる” 
  ようになりたい

  この1行については、いずれの読者の方で
  あっても賛同してくれるはずです。
  本書は、この目的達成のために必要な
   “目からウロコの考え方” と “超現実的な学習” 
  を紹介していきます。」

具体的には、枠を埋めていくことで、
どんな内容でも、「20文字に要約」する
フレームワークが紹介されています。

本書では、これを「20字インプット学習法」
と呼びます。

本を読む場合だと、次の手順で作業します。

  1. 学びの「目的」を記入する
  2. 気になったキーワードを抜き出す
  3. キーワードをグルーピングする
  4. 最後に20字の一言でまとめる

ところで、なぜ、「20字」でまとめる必要が
あるのでしょうか?

それは制約があればあるほど、人は考え抜く
ことができ、かつ、本質はシンプルなので、
20字あれば、伝えたい内容は表現できるから。

浅田さんは、この手法をかつて勤めていた、
トヨタで学んだそうです。

本書では、学んだ内容を忘れないようにする
インプット力を高めるだけでなく、
アウトプット力を高めるフレームと、
仕事に活かすフレームも用意されています。

それぞれ、次の名前がついています。

  「3Qアウトプット学習法」
  「1枚コントリビューション学習法」

3つの学習法は、いずれも1枚の紙に書かれた
枠を埋めていくことで、自然と学べるような
フレームワークになっています。

3つあわせて「1シート・ラーニング・システム」
と浅田さんは呼びます。

  「なぜ “学習法” = “メソッド”で はなく、
   “システム” としたのか?
  その理由は、本書の順番通りに内容を理解・
  実践していけば、自然と、無理なく、
  仕事に活かせる学習の本質までたどり着けて
  しまうからです。」

紹介されているフレームをそのまま使うか
どうかは別にして、なかなか理にかなった
方法だと思います。

まずは、3つのシートをそのまま使って、
学ぶパターンをしっかり身につけてから、
自分流にアレンジするのがいいと思います。

この本から何を活かすか?

「わかる」とは、どういう状態なのか?

本書では、次の「3つの疑問」が解決した
状態だと説明されています。

  「なにを:What?」
  「なぜ:Whyt?」
  「どうやって:How?」

この2W1Hに、自動的に答えるのが、
「3Qアウトプット学習法」のシートです。

このフレームも使ってみようと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 05:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

場を支配する「悪の論理」技法

満足度★★★★
付箋数:25

フォレスト出版の三上さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

あなたは、「大卒」だと仮定します。

しかし、ネット上であなたのことを
「中卒だ」と批判する人がいました。

その相手は、自分の主張が正しいことを
証明するために、あなたに次のような言葉を
投げかけてきました。

  「もし大卒ならば、卒業証明書をWeb上に
  アップできる。アップできないってことは、
  やはりあなたは大卒ではないな。」

さて、この主張のどこがおかしいのか?

ここで使われているのは、次の関係です。

「もしPならばQである」という命題が真で
あるとき、その対偶である「もしQでなければ
Pでない」も、真となる推論です。

これは論理学で習う「逆・裏・対偶」の中の
命題と対偶の真偽が一致する関係。

さて、先程の主張は、このように分解できます。

 命題A「もし大卒(P)ならば、卒業証明書を
  Web上にアップ(Q)できる」

 命題Aの対偶「卒業証明書をアップ(Q)
  できないってことは、やはりあなたは大卒
  (P)ではない」

しかし、どう考えてもこれは難クセを
つけている意外のナニモノでもありません。

あなたは、相手の主張のどこがおかしいか、
正しく指摘できますか?

実は、相手の主張の命題A自体に誤りがあります。

たとえば、次の命題Bなら正しい。

 命題B「もし大卒で、卒業証明書を保有
  していて、かつWeb上にアップする気力と
  能力があれば、卒業証明書をWeb上にアップ
  できる」

命題が正しければ、その対偶となる命題も
また正しくなります。

しかし、卒業証明書が手元にあったからと
いって、わざわざ相手のためにWeb上に
アップしようと思わない人にとっては
最初の命題Aは成立しないのです。

では、難クセをつけてくる相手に対して、
どのように対抗したらいいのか?

それは、相手と同じ論理を使って、
言い返せばいいのです。

  「もし君が働いているなら、職場の住所を
  Web上で言える。ところが君は職場の住所を
  Web上で言えない。つまり君は無職という
  ことになる。どこが誤りかわかるかい?」

さて、本書は哲学や論理学の知識及び読解力
を高め、社会で通用する一流の思考法を
身につけるための本です。

著者は、『科学する麻雀 』がベストセラーに
なっている、とつげき東北さんです。

  「世の中には悪の論理が数多く流通して
  いて、多くの人は無自覚に使っている。
  そしてまた、多くの人が盲目的に騙されて
  いる。世間でのやり取りの大部分は、
  新聞記事やテレビニュースと同程度に
  いい加減で、表面的で嘘くさい悪の論理
  のやり取りでスルーされていて、
  本質的な正しい論理とはかけ離れて
  しまっている。
  このことに自覚的となり、他人から
  押し付けられる悪の論理を喝破することで、
  おかしな意見から身を守ることができる。」

本書で言う、「悪の論理」とは、
理屈では間違っているのに、一見正しいと
される論理のことです。

本書は、正しい論理学を教養として知る
ための本ではなく、実際に正しく使えるように
なるための本です。

そのため、日常でよく耳にする例を使って
解説されています。

これが使えるようなると、悪の理論から
身を守るだけでなく、自分が悪の論理を
使いこなして他人を操り、圧倒的に有利な
立場に立つこともできるようです。

更に本書の最後では、根源的な問題を扱い、
思考・哲学で議論し「思考で遊ぶ」レベル
まで読者を導きます。

いつも議論で言い負かされていたり、
釈然としないけれど言い返せないことが
多い人は、是非、読んだ方がいい本です。

この本から何を活かすか?

マイケル・サンデル教授の「白熱教室」で
有名になった「トロッコ問題」。

この問題も、本書を読むと次のように
解釈できるようになります。

これは「善悪」の問題に過ぎないから、
「本当に正しい答え」があるわけがない。

よって、なるべく自らが得になるように
行動すればいい。

しかし、そのためには前提が足りな過ぎて、
問いとしての意味をなしていない。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 05:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT