活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

満足度★★★★
付箋数:26

かなり売れているので、読んでみましたが、
読んで納得しました。

非常に面白い本です。

転職しようか思い悩んでいる人はもちろん、
そうでない人が読んでも、十分に価値がある
本だと思います。

  「私はこの本を通じて、すべての人が
   “いつでも転職できる状態” をつくりたいと
  本気で願っています。なぜなら、すべての
  働く人がいつでも転職できるだけの
   “市場価値” を持てたとしたら、あなたの
  生き方すらも変わる可能性があるからです。
  そのために、必要なのは単なるうわべの
   “転職情報” ではなく、情報を見極める
   “思考の軸” です。」

著者は、株式会社ワンキャリアの執行役員で、
「職業人生の設計」の専門家の北野唯我さん。

北野さんは、すべての働く人が、
「いつでも転職できる」という交渉のカードを
持てば、今の職場でも絶対に良くなるとの
確信のもと、本書を執筆しています。

 ・会社を辞めるべきタイミングがわからない。
 ・「年収は下がるけど、魅力的な会社」への
  転職はありか?
 ・自分の市場価値をどう測るか、
  そしてどう高めるか。
 ・「本当にやりたいこと」がいつまでたっても
  見つからない。

本書は、こうした転職や働くことへの悩みに
物語形式で答えます。

主人公は、印刷機器業界で営業職として働く
青野というサラリーマンです。

彼は30歳になり、特別な才能や専門性もなく、
大きな組織を率いた経験もないことから、
自分の将来やキャリアについて、
漠然とした不安を抱えています。

そんな青野が、ある日、紹介されて出会ったのが、
企業再生で有名な経営コンサルタントの黒岩。

物語のプロットは、仕事や人生に行き詰まった
主人公がメンターに出会って、教えを受けながら
成長する、よくあるパターンです。

黒岩が青野に教えるのは、転職のノウハウや
情報ではなく、「転職の思考法」でした。

  「転職に必要なのは知識でも情報でもない、
  どう選べばいいかの判断基準、つまり
  『思考法』なんだよ。この転職の思考法とは、
  私がこれまで数百社の企業に携わった中で
  見つけた、『一生食べていくための方法論』だ。
  20代から50代まで、仕事で食べていく上で
  必要なキャリアの考えがすべて詰まっている。」

二人の出会いは、こんな黒岩の説明から
始まります。

そして、黒岩は青野に簡単なクイズを出します。

  「ある会社に、AさんとBさん、二人の40歳の
  社員がいる。2人は同じ会社に勤めている。
  だが、Aさんは今の会社が潰れたら生きて
  いけない。一方でBさんは今の会社が潰れても
  生きてゆける。同じ年月働いてきたのに、
  まったく違う結果の2人。それは2人が見てきた
  ものが違うからだ。さあ、何だと思う?」

この2人の違いは、「一生食べていけるか」の
違いです。

答えに窮する青野に、黒岩は教えます。

  「結論は、上司を見て働くか、マーケットを
  見て働くかの違いだ。
  いいか。君に必要なのは、まず、自分の
  マーケットバリューを理解することだ。
  マーケットバリューとは、市場価値のこと。
  市場価値とは、その名の通り、今の会社での
  価値ではなく、世の中からみた君の価値、
  君の値段だ。」

黒岩からの問いかけで、思考が回りだす青野。

読者は、青野の思考や行動を追うことで、
転職だけでなく、働く上で必要な「思考の軸」
を身につけることができます。

この本から何を活かすか?

 あなたのマーケットバリュー
  =技術資産×人的資産×業界の生産性

マーケットバリューを決める3つの要素の中で、
最大の要因となるのが「業界の生産性」です。

金融業界では20代で年収2000万円も稼ぐのに、
ウェディング業界の人間は30代後半でも、
年収200万円で働いています。

同じくらい忙しい両者ですが、
年収の違いは何から生まれるのか?

それが、「業界の生産性」で、
その業界の人が平均一人あたり生み出す価値。

つまり粗利のことで、給料の源泉となります。

一人あたりの粗利が、業界によって
最大20倍も違うので、もらう給料も違うのです。

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 05:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「AI失業」前夜―これから5年、職場で起きること

満足度★★★
付箋数:22

人間と同等の理解力を持つと言われる、
「汎用型の人工知能」が出現すると、
ホワイトカラーの仕事は100%人工知能に
置き換えることができます。

この汎用型の人工知能ができるのは、
2035年以降と言われています。

そして、アメリカの人工知能研究の権威、
レイ・カーツワイルさんは、シンギュラリティ
が2045年に起こると予測しています。

シンギュラリティとは、技術的特異点のことで、
地球上の人類全体の思考能力を、
コンピュータと人工知能が超える段階のこと。

いずれにしても、人工知能が世界を変えるのは
まだずいぶん先のことのように思えます。

しかし、経営戦略コンサルタントの
鈴木貴博さんは、私たちの「労働環境」は、
今後5年から10年で大きな変化が起こると
警告します。

  「今から5年、10年後の未来に起きる
  であろう出来事は、おそらく読者のあなたに
  とっても今から現実的に考えていかなければ
  ならない問題であるのは間違いないはずだ。
  今、2018年は来るべきAI失業の日の前夜である。
  まだ余裕があるうちに、そしてまだ自分の
  人生設計を変更できるうちに、このAI失業が
  もたらす未来を一緒に覗のぞいてみることに
  しようではないか。」

AIによる「仕事消滅」の始まりは、
世間で言われているより、ずっと早くやってくる。

鈴木さんは、4年後の2022年には世界中の国で
「AI失業」の危機が大きな社会問題になると
予想します。

その引き金になるのが、セルフドライビングカー
(自動運転車)の出現です。

いくつかのメーカーは、2022年には一般道に
おいて、完全に自動運転を可能とする自動車を
発売すると宣言しています。

セルフドライビングカーが実現すると、
世界の運輸市場と物流市場に革命が起きます。

また、セルフドライビングカー同様に
世界中から1兆円をはるかに超える投資が
行われているのが、フィンテックです。

人工知能によって、金融ビジネスに革命が
起こると、莫大な利益を生むと同時に、
大規模なリストラが行われる可能性があります。

AI失業は、「金融」と「運輸」から始まり、
次に専門分野に及んでいく。

弁護士、医者、学者などのナレッジワーカーの
仕事も、今後の技術革新で仕事がなくなり、
20年先にはクリエイティブな仕事まで
消えていくと、鈴木さんは予想します。

本書では、今後10年以内に起こるであろう、
人工知能によってもたらされる労働環境の
変化を様々な角度から考察します。

 第1章 AI失業を巡る世界
 第2章 パワードスーツ効果の恐怖
 第3章 「正社員」の消滅
 第4章 「法規制で雇用を守る」日本の末路
 第5章 人工知能が作り出す
    「便利だけど怖い」未来
 第6章 人が要らなくなる職場、人が足らない
    ままの職場
 第7章 10年後でも生き残れる「3つの人材」

では、AI失業が近い将来やって来るならば、
生き残るには、どうしたらいいのか?

  「新しい時代に生き残るためには
  若い世代にとっては今から先の仕事の
  選択が重要だ。人工知能をビジネスへと
  適用する事業開発の仕事、人工知能では
  できないコミュニケーション力や
  リーダーシップをコンピタンスとする仕事、
  そして頭と身体の両方を同時に使う
  フィールドワークの仕事、こららが、
  今を生きる若者たちが選択すべき仕事だ。」

この本から何を活かすか?

では、今から簡単に仕事を変えられない、
40代以上の人は何をすべきか?

  「今さら転職や専門分野のスキルを磨くことで
  人的資本の価値を上げる努力の余地が少ない人
  にとっては、むしろまだ給料が高いうちに
  金融資本を蓄えることの方が重要ではないか。
  (中略)40代が今始めることは、戦略的な
  節約である。」

今40代の人は、まだ給料が高いうちに、
10年間で今よりもプラス2000万円の金融資本を
確保することが推奨されています。

長生きするのは、大きなリスクなので、
これは現実的な選択のように思えます。

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 06:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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知の越境法 「質問力」を磨く

満足度★★★
付箋数:21

  「改めて自分の来し方を見つめ直すと、
  越境を繰り返してきた人生だったという
  思いを強くします。会社員だったわけですから、
  当然ながら組織の都合による “受け身の越境” 
  ばかりでした。その都度、必死の “独学” で
  乗り越えてきた気がします。」

本書は、自分の専門以外のことを学ぶ
「越境」のすすめ。

わかりやすい解説で大人気の池上彰さんですが、
越境して学ぶ習慣は、NHK時代の左遷が
きっかけで始まりました。

やりたかった解説委員になれなかったのは、
1つの専門分野を持たなかったからでした。

しかし、池上さんは、専門を持たないことは、
弱点ではなく、分野の垣根を越える強みだと
気づき、大きく考え方を変えました。

今では池上さんにとって、専門分野を
持たないことは、多くの領域を垣根を超えて
学び続ける原動力になっています。

本書は、池上さんのサラリーマン時代からの
越境の歴史を振り返り、その効用と実践法を
説く本です。

池上さんが挙げている越境の醍醐味は、
次の4点です。

  1. 知らないということを知る。「無知の知」。
   (こどもの視点)

  2. 知らないことを知って、停滞を破る。
   (未知の人や土地に越境する)

  3. 離れているものどうしに共通点を見出す。

  4. 知らないことを知ることで多数の視点を持つ。
    自分を相対化する。

かつては、1つの分野について深く学ぶことが、
善しとされてきましたが、変化が物凄く早い
時代になると、逆にそれが足枷になることが
あります。

これからの時代は、越境して学ぶ知性の磨き方
が、今まで以上に重要になってくるのです。

では、どのようにして知らない分野について、
学べばいいのでしょうか?

  「企業コンサルタントも仕事の依頼があると、
  関連本を読み漁るそうです。彼らには流通、
  金融、不動産、製造業、とさまざまな業種の
  会社から相談が持ち込まれます。
  その業界で何が起きていて、問題は何で、
  これからどういう方向性が考えられるか、
  数冊の本を買い込んできて、下準備をした
  うえで相手とのミーティングに向かうそうです。
  短期間で課題を見つけるには、やはり定番の本
  に当たるのが近道だと言います。
  これは異分野に越境するときの正攻法です。」

アウトプットを意識しながら、一定の量の
本を読むことが、まず越境に必要なこと。

次に、越境に欠かせない力として、
池上さんが挙げているのが、「質問力」です。

本を読んでその分野について知ることも
重要ですが、一番いいのはその分野の
専門家に直接聞くことです。

質問には、未知のことを知るだけでなく、
自分を謙虚にする功能もあるようです。

池上さんは、越境するために臨機応変に
質問することを推奨しています。

変な質問をして、愚かだと思われるのが
いやで、質問自体も抑え込んでしまうと、
本人の成長の機会だけでなく、周りの人の
成長の機会も奪ってしまうことになります。

そのことを表しているのが次の言葉です。

  「愚かな質問はない、あるのは愚かな
  答えだけだ」

自分のよく知らない分野については、
知恵を借りることで、一気に越境できるのです。

本書は、ノウハウを詳しく説くというより、
池上さんの自叙伝的な語りが多い本なので、
好みが分かれるかもしれません。

この本から何を活かすか?

「ゆるやかな演繹法」のススメ

  「狙いは定めておくものの、そこで発生する
  偶然の果実は取りこぼさない。事前にものを
  調べておくというのは、仕事のいろはです。
  しかし、ただ思い描いた通りのものを
  持って帰ってくるだけでは、発展がありません。
  見知らぬ何か、予想もしなかった何かを
  掴んでこそ、事前準備は生きたことに
  なるのです。」

演繹法は、あらかじめ立てた仮説が
正しいかを検証する方法です。

しかし、自分の仮説だけにとらわれず、
臨機応変に偶然を拾うのが、池上さんの言う
「ゆるやかな演繹法」です。

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 05:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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あなたのキャリアをお金に変える! 「顧問」という新しい働き方

満足度★★★
付箋数:22

オトバンクの上田さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

あなたは、「顧問」と聞くと、どんな働き方を、
思い浮かべますか?

一流企業の役員クラスだった人が、リタイア後に
別の会社に天下り的に顧問としてやってきて、
月に1回くらいのペースで出社する。

やっていることと言えば、せいぜい社長の
茶飲み仲間として社長室でのんびりと話をする。

こういった顧問は、その人自身がやることよりも、
前職の会社名や役職、そして人脈が必要とされ、
「顔役」として重宝されていました。

実際に、本書の著者、齋藤利勝さんが44歳で、
サラリーマンを辞めて、顧問になったときも、
周りは次のような反応が多かったといいます。

 「会社を辞めて顧問? 楽して何やっているの?」
 「44歳で顧問だなんて、偉そうだ」

しかし、齋藤さんが顧問としてやっている
仕事の内容は、従来の顧問のイメージとは、
まったく異なります。

齋藤さんがやっているのは、プロフェッショナル
として企業に貢献する新しい顧問。

単なる顔役ではなく、企業の問題解決にあたる
エキスパートです。

従来の顧問とはっきり区別するために、
「実務顧問」と呼ばれることもあるようです。

また海外では、これに近いこ職業は、
「インディペンデント・コントラクター
(独立業務請負人)」という肩書になります。

本書は、これまでサラリーマンとして実務経験を
積んできた方に、その経験を活かした顧問という
働き方を紹介する本です。

特に、その道のプロとして結果が出せる顧問を
本書では「プロフェッショナル顧問」と
呼んでいます。

  「企業の抱える課題を解決に導くにあたり、
  プロとしての意識をどれだけ高く持ち、
  企業に貢献できるか。プロフェッショナル顧問
  はそこにこだわり、結果を出すことのできる
  人材です。」

このプロフェッショナル顧問の働き方を聞くと、
コンサルタントに近い印象を持つかもしれません。

しかし、プロフェッショナル顧問は、
コンサルタントよりも、より深く直接的に
企業の事業に参画します。

調査、分析、解決策の提示だけに留まらず、
課題解決が実現するまで、企業のメンバーと
一緒に実務にも一緒に携わります。

顧問の方が得る収入は、契約先の数によって
異なりますが、サラリーマン時代の収入を
上回る方も多いようです。

そんな新しい働き方があるとしても、
自分にプロフェッショナル顧問が務まるのか?

こんな疑問を抱く方も多いことでしょう。

齋藤さんは、長年真摯に実務経験を
積んできた人であれば、何かしら提供できる
スキルがあるはず、と言っています。

一定の期間サラリーマン務めをしてきた方なら、
誰でもプロフェッショナル顧問になれる
可能性があるのです。

そして、実務のエキスパートとしての顧問は、
企業側から見ても、コンサルタントや中途採用
よりもリスクが低く、コストもかからないため、
かなりニーズもあるようです。

当然、ニーズがあるプロフェッショナル顧問でも、
成功する方もいれば、失敗する方もいます。

その違いは、自分の強みを発見し、
活躍するための「戦略」を立てているかどうか。

自分のキャリアを十分に「棚卸し」して、
強みを活かす分析が必要となるのです。

本書では、「齋藤式分析ツール(Sツール)」
を紹介して、あなたがプロフェッショナル顧問
として生きていくためのサポートを行います。

本書は、これからの時代の新しい働き方を
提供してくれる、興味深い本だと思いました。

この本から何を活かすか?

分析ツールで、自分が顧問としてやっていく
分野や戦略が決まったら、次にどうするのか?

顧問として働く第一歩は、
「派遣会社」に顧問登録することです。

本書では、顧問登録のプロセスから、
顧問先決定までの流れを詳しく解説します。

また、齋藤さんは、新しい顧問業の裾野を
広げるために、2017年に非営利団体の
「プロフェッショナル顧問協会」を
設立しています。

同協会では、顧問として活躍できる人材を
育成するために、「顧問塾」も立ち上げて
フォローを行っているようです。

ご興味のある方は、リンク先もご覧ください。
プロフェッショナル顧問協会

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 05:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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会社を辞めたいと思ったとき読む本

満足度★★★
付箋数:20

さくら舎の古森さんに献本いただきました。
ありがとうございます。

サラリーマンとして働いている方で、
「会社を辞めたい」と思ったことがない方は
ほとんどいないと思います。

今の会社に留まるか、辞めるかは、
誰もが持つ、共通の悩みです。

一度、嫌なことがあって辞めたいと思うと、
事あるごとに、辞めたい気持ちが強化され、
最終的に退職してしまう人も多いでしょう。

辞めたい気持ちが強くなると、
目の前のことしか見えなくなるので、
客観的な判断ができなくなります。

その結果、しばらくすると退職や転職を
後悔するケースも少なくありません。

転職も何度か経験すると、デメリットも
十分に見えてきますが、そのときには
履歴書に傷がついています。

転職歴の多さや、1社の勤務期間の短さで、
本当に働きたい会社では採用してもらえない
こともあるでしょう。

  「勇気をもって転職活動に踏みだす。
  そこからは適職に出会うための苦労が
  続いていく。こういう状況の中で、
   “すぐに適職に出合うのは難しいから、
  何度か転職を経験して見つけていきたい” 
  という考えの人がいますが、これは転職が
  何たるかをまったく理解できていない人です。
  一社目の転職、即ち、はじめての転職を
  大失敗してしまった人は、二社目で
  リカバリーするのは難しいです。」

つまり、転職は、一社目が関ヶ原。

ここで失敗すると、転職するごとに条件が
悪くなる、負のスパイラルが待っています。

それだけ最初の退職・転職は、これ以上ない
ぐらい、慎重に考えるべきものなのです。

本書は、「辞めたい」と思っているあなたに、
正しい判断をしてもらうための本です。

辞めたい思いが日に日に強くなって、
周りが見えていない人が、
辞めて後から後悔しないように、
冷静に判断する手助けをしてくれます。

著者は、自身も4回の転職を経験して、
その後に人事研修コンサルタントとして
独立した門脇竜一さんです。

4月に入社して、既に辞めたくなっている方や、
ボーナスをもらったからそろそろ辞めようと
考えている方は、一度、目を通しておいた方が
いいかもしれません。

自身の転職経験と、人事研修で得た豊富な情報を
もとに、「会社を辞めたい」と思ったときに
どのように行動すべきかを「退社希望の動機別」
に案内しています。

辞める選択が正しいのか、留まる選択が正しい
のかは、その方の状況次第です。

数年経ってから、あの時の判断が正しかったか
どうかがわかるもです。

また、一度辞めると決めたり、
いつでも辞められると考えるだけで、
いままで嫌だった仕事が、意外とそうでも
なくなることもあります。

  「私は、転職するなとは申しません。
  選択肢として、 “転職の繰り延べ” もある
  ということを必ず頭に入れておいてほしい
  のです。」

タイムマシンに乗って、未来の自分を見に行く
ことはできませんが、本書では、辞めた後の
自分姿を想像させる実例が沢山紹介されています。

門脇さんは、サラリーマン時代は人事を経験し、
現在は自身の会社を経営していますから、
雇う側の視点も交えて解説されています。

転職希望者が、企業からどう見えるかも
書かれていますから、多面的に判断をする
手助けをしてくれるでしょう。

本書は、ポイントを絞った書き方をしていません。

そのため、少々まどろっこしく感じる人も
いるかもしれません。

しかし、会社を辞めるかどうかは、
急いで判断すべきではないので、じわっと伝わる
スタイルの方がいいのだと思います。

この本から何を活かすか?

本書では、「出戻りはしないに限る」と
アドバイスされています。

個人的には、これは会社の方針によると思います。

日本ではまだ少ないのかもしれませんが、
退職した人を積極的に受け入れる会社もあります。

元従業員と強固なネットワークを作って、
「ブーメラン社員」の受け入れに力を入れている
ような会社では、出戻りは有効な選択肢です。

そのような会社では、一度辞めて他の会社で
経験を積んだ人を、有効活用しているのです。

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 06:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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