活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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年収300万円の悪習慣 年収1000万円の良習慣 年収1億円の人のすごい習慣

満足度★★★
付箋数:23

サンライズパブリッシングさんより、
献本いただきました。ありがとうございます。

あなたの周りに、「お金持ち」はいますか?

給料として年収1000万円ぐらいもらっている
人はいるかもしれません。

40歳年収が高い企業トップ1000社ランキング
を見ても、トップ40社の40歳の平均年収は
1000万円を超えています。

しかし、年収1億円を超えて稼いでいる人は、
あまりいないのではないでしょうか。

なぜなら、いくらエリート路線を進んでいても、
サラリーマンをやっている限りは、
年収1億円の壁は超えられないからです。

  「年収1億円を超える人というのは、
  1万人に1人しかいないそうです。
  ということは、いわゆる世間の常識に沿った
   “優等生” 的な思考や行動をしていても、
  年収1億円にはなれないということです。
  例えば、コストパフォマンスの話です。
  一般的にお金は大切に、無駄遣いせず、
  本当に必要なものだけを買うのが賢いと
  されています。けれど、こんな風に考えて
  いる年収1億円の人はほとんどいません。」

では、年収1億円の人は、どのように考え、
どう行動しているのでしょうか?

そして、どんな生活をしているのか?

本書は、そんな疑問に答え、年収1億円の人の
思考を身につけるための本です。

年収300万円の人が、年収1000万円になる
ために必要なことと、年収1000万円の人が、
年収1億円になるためのに必要なことは違います。

年収300万円人は、まず自分の脳力を
上げなければいけません。

年収1000万円の人は、自分のビジネスを
始めなければ、年収1億円には到達できません。

しかし、どの年収の人にも共通して
必要なことは、「思考・行動・習慣」を
変えることです。

著者の金川顕教さんは、偏差値35の高校から
2浪の末、立命館大学合格しました。

在学中に公認会計士試験に合格。

卒業後は世界一の会計事務所グループの
有限責任監査法人トーマツに就職しました。

そこでエリート街道を歩んでいましたが、
時間的自由の少なさに気づきます。

周囲からは、トーマツを辞めるのは
もったいないと反対されましたが、
自由な時間を求めて独立。

その結果、起業して3年後には年1億円以上を
稼ぐことができるようになったそうです。

年収300万円の人、1000万円の人、
1億円の人では、一体、何がどう違うのか?

本書では「成功思考編」、「ビジネス編」、
「ライフスタイル編」、「人間関係編」、
「マネー編」の5つのカテゴリーに分けて、
その違いを解説します。

この手の本でよくあるのは、成功する人と
成功しない人の比較ですが、本書では、
年収300万円の人、1000万円の人、
1億円の人の3つの比較になります。

例えば、成功思考編では次の比較があります。

  年収300万円の人は、「MUST」思考
  年収1000万円の人は、「CAN」思考
  年収1億円の人は、「WANT」思考

ビジネス編では次の比較があります。

  年収300万円の人は、仕事は自分のため
  年収1000万円の人は、仕事は家族のため
  年収1億円の人は、仕事は遊び

ライフスタイル編では次の比較があります。

  年収300万円の人は、牛角に行く
  年収1000万円の人は、叙々苑に行く
  年収1億円の人は、USHIGORO Sに行く

本書では、思考やマインドだけでなく、
年収1億円の人がどのような生活を
しているかも具体的に紹介しています。

それは、金川さんが自慢したいから
ではなく、年収1億円の人がどんな生活を
しているかをリアルに伝えた方が、
目標としやすいからです。

まずは、自分の目の前にある世界がすべて
ではなく、違う世界があることを知りましょう。

そして、思考を変え、行動を変え、
習慣を変えていくのです。

この本から何を活かすか?

年収1億円の人は、仕事にモチベーションは
いらないといいます。

なぜなら、「好きなこと」しかしないから。

これは、「嫌いなこと」をやらないのではなく、
「嫌いなこと」でも「好きなこと」に変えて
しまっているのです。

更に、「好きなこと」に集中するのではなく、
「没頭して」取り組んで高いパフォーマンスを
発揮しているようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 07:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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働きアリからの脱出: 個人で始める働き方改革

満足度★★★★
付箋数:25

オトバンクの上田さんより献本いただきました。
ありがとうございます。

「働き方改革」は最近、頻繁に耳にする
キーワードです。

実際に、2016年に日本政府が「働き方改革」を
標榜しはじめてから、約8割の企業が何らかの
「働き方改革」に取り組んでいます。

しかし、あるアンケート調査によると
「成功している」と回答した会社は、
わずか「12%」しかなかったそうです。

つまり、ほとんどの会社の働き方改革は、
上手くいっていないことになります。

なぜ、働き方改革はうまくいかないのか?

本書の著者、越川慎司さんが2017年に設立した、
株式会社クロスリバーは、働き方改革を支援
する会社です。

これまで支援してきた会社は500社以上。

そこで見えてきた、働き方改革を成功させる
ポイントは、実に意外なものでした。

それは「働き方改革を目指さないこと」です。

  「冷静に考えてみてください。
  働き方改革は手段であって、目的では
  ありません。(中略)
  成功している企業は、 “どうやるか?” 
  ではなく、 “なぜするか?” から始めます。
  なぜ働き方改革をしなくてはいけないのか?
  その実現のために何をするのか?
  そしてそれを誰が行うのか? この3つが
  明確に社内で浸透しており、その活動の
  進捗状況が社内でしっかり公開されている
  ので、経営陣も社員も “腹落ち感” を
  持っているのです。」

とは言っても、あなたが働いている会社が、
目的と手段を取り違えず、働き方改革に
取り組んでいるとは限りません。

では、一体、どうしたらいいのか?

正しい働き方改革に取り組んでいる会社に
転職すればよいのでしょうか?

越川さんは言います。

勤め先を変えなくても、自分で働き方は
変えられると。

会社が変わるのを待たなくても、
自分から動けばいいのです。

それが本書が勧める、
「個人で始める働き方改革」です。

そもそも、働き方改革の目的は、
労働時間を短縮することではありません。

ムダな時間を削り、浮いた時間を正しく
再配置するのが真の目的です。

その時間の再配置の考え方を
個人にも適用します。

そこで有効なのが「内円ワークショップ」。

世の中には自分でコントロールできない
ことがあります。

それを「外円」のエリアと呼びます。

一方、自分でコントロールできる分野の
ことを「内円」のエリアと呼びます。

自分のコントロールできる「内円」の
領域に集中してエネルギーを使うことで、
効果を出すように改善を進めます。

それが、個人で始める働き方改革です。

本書では、いくつかのワークシートが
掲載され、内円を意識して活動する方法が
紹介されています。

また本書では、「今日からできる働き方改革」
として、ソフトスキル編と業務スキル編に分けて、
具体的な仕事の改革方法も紹介されています。

若干、詰め込み過ぎの感はありますが、
本書の働き方で、仕事の時間生産性を
上げると、結果的に会社に縛られずに
「稼げる人」になれます。

本書は、非常に本質を突いた本で、
どんな会社で、どんなポジションで
働いていても参考にできる本だと思います。

  「家に早く帰ることが働き方改革では
  ありません。そして、働き方改革は会社が
  与えてくれるものでもありません。
  会社がずっと成長し存続し、働く個人が
  ずっと働きがいを感じ続けることを
  目指すべきなのです。
  そのために、自分の意識を変えるかを
  考えるのではなく、まず行動を起こして
  みるのです。
  意識が変わると行動が変わるのではなく、
  行動を変えると意識が変わるのです。
  意識が変わった自分を認識して、
  行動を継続するのです。」

この本から何を活かすか?

越川さんは、10年後には「週休3日」が
日本企業で一般的になるといいます。

その根拠は、「止まらない少子高齢化」と
「テクノロジーの進展」の2つ。

週休3日になると、今以上に限られた時間で、
効果的なアウトプットが求められます。

そのためには、「個人の働き方改革」を
今から進める必要があるのです。

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 06:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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チーム内の低劣人間をデリートせよ ——クソ野郎撲滅法

満足度★★★
付箋数:22

あなたの職場には、次のような行為を
する人はいませんか?

  ・個人攻撃をする人
  ・私的な空間に平気で侵入してくる人
  ・不快な身体的接触をしてくる人
  ・言葉や身振りで脅しや恫喝をする人
  ・いつも人のやる気を萎えさせる人
  ・人前で屈辱を与える人
  ・相手が存在しないかのように扱う人

どんな会社や組織でも、このような
できれば避けたい人はいるものです。

本書では、こんなイヤな行為をする人を
「クソ野郎(Asshole)」と呼びます。

こんな過激な表現を使うのは、
スタンフォード大学経営理工学部教授の
ロバート・I・サットンさんです。

驚きなのは、本書の元になったエッセイが、
「クソ野郎」という表現がそのまま
ハーバード・ビジネス・レビュー誌に
掲載されたということです。

  「私が本書を記したのは、残念がら
  大半の人が、職場でクソ野郎どもに
  直面しなければならないからだ。
  本書では、そのようなうっとうしい
  やつらが周囲の人に与える影響や、
  組織のパフォーマンスを低下させる
  様子について述べている。
  また、職場からこうした低劣な人間を
  遠ざける方法や、厄介な連中を変える方法、
  かたくなに自分のやり方を変えようと
  しないクソどもを追放する方法、
  やつらがもたらす被害を最小限に
  食い止める方法などを紹介する。」

本書では、クソ野郎による悪影響の
原因を特定して、改善するための方法を
紹介します。

次に、「クソ野郎撲滅法」を採用している
組織の取り組みと効果を示します。

更に、卑劣な上司・同僚・部下がいる
組織で生き延びる術を案内します。

「クソ野郎」という表現は強烈ですが、
その対策はそこまで過激なものでは
ありません。

本書のいい点は、クソ野郎を責める他責
で終わらず、自分自身がクソ野郎に
ならない方法についても言及している
ことです。

誰でも、一歩間違うと自分がクソ野郎に
なってしまう可能性があります。

本書には、クソ野郎自己診断テストまで
掲載されています。

ここでは、このテストの一部を紹介します。

 1. あなたは、無能なバカに囲まれていると
  感じている―そしてときどき、それを
  彼らに伝えられずにはいられない。

 2. あなたは、いまの能なしどもと一緒に
  働くようになるまではいい人だった。

 3. あなたは、周囲の人を信用できない。
  そして周囲もあなたを信用していない。

 4. あなたは、同僚を競争相手だと思っている。

 5. あなたは、 “はしごをのぼる” 最善の
  方法は、他人を蹴落とすことだと思っている。

 6. あなたは、ひそかに他人の苦しむところを
  見て楽しんでいる。

こういった質問が全部で24問あり、「イエス」の
個数を数えて、自分のクソ野郎度を診断します。

自分がそうならないように努め、
組織の中からも撲滅したいクソ野郎ですが、
実は真のクソ野郎だからこそ成功した人も
世の中にはいます。

  「実例その一は、アップル社のCEOにして
  ピクサー社のCEO、そしてディズニーの
  筆頭株主にもなったスティーブ・ジョブズ。
  彼はフルネームがスティーブ・ “クソ野郎” 
  ・ジョブズなのではないかと疑いたくなる
  ほどのクソ野郎だった。」

サットンさんは、クソ野郎の利点は、
一定認めつつも、やはり貴重な人生を
そんな人に囲まれて過ごしたくないので、
組織に「クソ野郎撲滅法」を取り入れる
ことを勧めています。

この本から何を活かすか?

もし、不幸にしてあなたの職場が、
クソ野郎に支配されていたら?

本書では、次の対処法が紹介されています。

 リフレーミング、感覚を麻痺させる、
 小さな勝利を見つける、なるべく会わない、
 安全と支援と正気を確保する・・・

しかし、可能であればそんな職場からは
逃げることを真っ先に考えます。

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 04:56 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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仕事はもっと楽しくできる 大企業若手 50社1200人 会社変革ドキュメンタリー

満足度★★★
付箋数:24

  「今いる会社がつまらないと考えた人が
  とる道は3つあります。
   “辞める” か “染まる” か “変える” かです。
  (中略)
  しかし、会社に残ると決めたのであれば、
   “染まる” か “変える” か、どちらかになります。
  今いる会社に染まりたくなかったら、
  自分で少しでも働きやすく楽しい会社に
  変えていくしか、方法はありません。
  この本でお伝えするのは、 “変える” を
  選んだONE JAPANのメンバー、
  50社1200人の話です。」

この部分は、本書の「はじめに」より
引用しました。

このパートを書いているのは、ONE JAPAN
共同発起人及び代表の濱松誠さんです。

濱松さんは、現在35歳。

新卒でパナソニックに入社し、
29歳の時に社内の若手社員をつなげる活動、
「One Panasonic」を立ち上げ、
リーダーを務めました。

2016年にはその活動を社外に広げ、
若手同士がつながる場として作ったのが、
「ONE JAPAN(ワンジャパン)」という
コミュニティです。

ONE JAPANは、活動開始から2年で、
メンバーは50社、1200人を超えるまでに
成長しました。

ここに参加するには、濱松さんが最初に
立ち上げたOne Panasonicのように、
団体として加わる必要があるようです。

ONE JAPANに加わる要件は次の3つ。

  1. 大企業の有志団体であること
  2. 若手中心に活動していること
  3. 個人ではなく団体として活動していること

なぜ個人ではなく、団体で参加することが
要件になっているかというと、若い世代が
会社を変えようとすると、必ず仲間が
必要になってくるからです。

ONE JAPANでは、挑戦する空気をつくり、
組織を活性化し、社会をより良くするために
活動を行っているようです。

本書は、ONE JAPANに参加する方々の
活動の記録です。

今の会社がつまらないと思っても、
「辞める」や「染まる」を選ばずに、
「変える」を選んだ方々のドキュメンタリー。

会社を今より楽しく、働きがいのある
場所に変えていくために行った事例が
集められています。

  「私を含め、ONE JAPANのメンバーは、
  特別な人間ではありません。
  スーパーエースと言われるような
  人材でもありません。ただ、私たちが
  他人とちょっと違ったのは、
  最初の一歩を踏み出したことです。」

本書は、ミレニアル世代の働き方改革のお手本。

本書を読むと、変わることが想像できなかった
大企業においても、実際に変化を起こすことが
できることがわかります。

しかし、やはりそれは個人ではなく企業の中に
団体を作ったからこそなし得たのでしょう。

あなたが本書を読んで共感したなら、
既に社内に若手の有志団体がある会社の場合は、
そこに加わればいいでしょう。

しかし、そのような団体が社内になければ、
同じように共感する仲間を作ることから
始める必要があります。

そのためには、本書を同士にしたいと
思える同僚に読んでもらい、あるべき姿を
語り合うのが最初の一歩となります。

ONE JAPANのメンバーのリアルな記録は、
熱いエネルギーを伝えてくれるはずです。

本書は大きな求心力を持っている本です。

この本から何を活かすか?

本書の組織づくりの中で、米マサチューセッツ
工科大学のダニエル・キム教授が提唱した
「組織の成功循環モデル」が紹介されていました。

これは組織が成果をあげるためには、
所属するメンバーのコミュニケーションが
大きく影響するという理論です。

このモデルでは以下の順番で進めることを
「グッドサイクル」と呼んでいます。

 1. 関係の質を高める
   お互いに尊重し、一緒に考える
 2. 思考の質を高める
   気づきがある、面白い
 3. 行動の質を高める
   自分で考え、自発的に行動する
 4. 結果の質を高める
   成果が得られる
 5. (最初に戻り)関係の質を高める
   信頼関係が高まる

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 05:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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劣化するオッサン社会の処方箋 なぜ一流は三流に牛耳られるのか

満足度★★★★
付箋数:26

 ・日大アメフト部監督による暴行指示と
  事件発覚後の雲隠れ

 ・神戸市や横浜市の教育委員会等による
  いじめ調査結果の隠蔽

 ・財務省による森友・加計問題に関する
  情報の改竄・隠蔽

 ・日本ボクシング連盟会長による助成金の
  不正流用や暴力団との交際

ここ1年くらいの間で起こった不祥事は、
いずれも「いい年をしたオッサン」が
起こしたものです。

「最近の若いもんはどうなっているのか」
とは、昔からよく聞くフレーズ。

しかし、本書の著者、山口周さんは、
ちょっと違うフレーズで嘆いています。

  「最近の古いもんは、いったいどうなって
  いるのか」

世の中では、オッサンの劣化が進んでいます。

本書は、そんな社会構造を考察して、
処方箋を施す本です。

ところで、あなたは「オッサン」ですか?

私は、年代も性別も、どストライク。

ですが、本書では年代や性別といった
人口動態的な要素で「オッサン」であるか
否かを判断しません。

ある行動様式・思考様式を持った人を
「オッサン」と定義しています。

その定義とは、以下の通りです。

  1 : 古い価値観に凝り固まり、新しい価値観を
   拒否する
  2 : 過去の成功体験に執着し、既得権益を
   手放さない
  3 : 階層序列の意識が強く、目上の者に媚び、
   目下の者を軽く見る
  4 : よそ者や異質なものに不寛容で、排他的

先に挙げた不祥事を起こした人たちが、
まさにこの行動様式・思考様式に
当てはまっていることがよくわかります。

山口さんは、組織や社会で劣化が起こるのは、
構造的に「必然」と指摘します。

それは世代交代を繰り返すごとに、
エントロピー増大の影響を受けて、
三流の平均値に収斂するから。

この考えは「悪貨は良貨を駆逐する」
として知られる、「グレシャムの法則」に
似ている印象をうけました。

そして、山口さんは「オッサンは尊重すべき」
という幻想を捨てよと言います。

以前は、長く生きている人々の
経験や知識が生かされる社会だったため、
オッサンは尊重される存在でした。

しかし、以前に比べると、変化のスピードが
はるかに早い時代になりました。

そんな現代においては、昔の経験や知識の
価値は下がり、それだけに頼っていると、
逆に判断を誤る可能性が高くなりました。

そこで本書では、若い世代はオッサンに
対抗するように、そして40代、50代の人には
オッサン化しないようにアドバイスします。

  ・オピニオン、エグジット、モビリティを持つ
  ・サーバントリーダーシップ
  ・経験の「質」を重視して学び続ける
  ・挑戦と失敗を恐れない

そして、本書では最初と最後で、
サミュエル・ウルマンさんの「青春(Youth)」
の詩を引用しています。

  「青春とは人生の或る期間を言うのではなく、
  心のありさまを言う。
  優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、
  怯えをしりぞける勇気、安易を振り捨てる
  冒険心、これを青春と言う。
  年を重ねただけで人は老いない。
  理想を失う時に初めて人は老いる。」

私は、もともと山口さんの書く本は好きですが、
本書の考察も興味深く、非常に高い納得感が
ありました。

本書は、オッサンに対抗しなければならない
若い世代にも、年齢的にオッサンになりそうな
世代にも、是非、読んで欲しい本です。

この本から何を活かすか?

山口さんは、今後、柔軟で強かなキャリアを
歩んでいくための重要なキーワードとして
「モビリティ」を挙げています。

モビリティとは、汎用性の高いスキルや
知識などの「人的資本」と、信用や評判
といった「社会資本」を足したもの。

つまり、モビリティが高い人は、所属する
組織によって価値が変わらないので、
どこに行ってもやっていけます。

社外でも通用する能力をつけていると、
その会社に縛られる必要がなくなるのです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 05:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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