活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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あなたのキャリアをお金に変える! 「顧問」という新しい働き方

満足度★★★
付箋数:22

オトバンクの上田さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

あなたは、「顧問」と聞くと、どんな働き方を、
思い浮かべますか?

一流企業の役員クラスだった人が、リタイア後に
別の会社に天下り的に顧問としてやってきて、
月に1回くらいのペースで出社する。

やっていることと言えば、せいぜい社長の
茶飲み仲間として社長室でのんびりと話をする。

こういった顧問は、その人自身がやることよりも、
前職の会社名や役職、そして人脈が必要とされ、
「顔役」として重宝されていました。

実際に、本書の著者、齋藤利勝さんが44歳で、
サラリーマンを辞めて、顧問になったときも、
周りは次のような反応が多かったといいます。

 「会社を辞めて顧問? 楽して何やっているの?」
 「44歳で顧問だなんて、偉そうだ」

しかし、齋藤さんが顧問としてやっている
仕事の内容は、従来の顧問のイメージとは、
まったく異なります。

齋藤さんがやっているのは、プロフェッショナル
として企業に貢献する新しい顧問。

単なる顔役ではなく、企業の問題解決にあたる
エキスパートです。

従来の顧問とはっきり区別するために、
「実務顧問」と呼ばれることもあるようです。

また海外では、これに近いこ職業は、
「インディペンデント・コントラクター
(独立業務請負人)」という肩書になります。

本書は、これまでサラリーマンとして実務経験を
積んできた方に、その経験を活かした顧問という
働き方を紹介する本です。

特に、その道のプロとして結果が出せる顧問を
本書では「プロフェッショナル顧問」と
呼んでいます。

  「企業の抱える課題を解決に導くにあたり、
  プロとしての意識をどれだけ高く持ち、
  企業に貢献できるか。プロフェッショナル顧問
  はそこにこだわり、結果を出すことのできる
  人材です。」

このプロフェッショナル顧問の働き方を聞くと、
コンサルタントに近い印象を持つかもしれません。

しかし、プロフェッショナル顧問は、
コンサルタントよりも、より深く直接的に
企業の事業に参画します。

調査、分析、解決策の提示だけに留まらず、
課題解決が実現するまで、企業のメンバーと
一緒に実務にも一緒に携わります。

顧問の方が得る収入は、契約先の数によって
異なりますが、サラリーマン時代の収入を
上回る方も多いようです。

そんな新しい働き方があるとしても、
自分にプロフェッショナル顧問が務まるのか?

こんな疑問を抱く方も多いことでしょう。

齋藤さんは、長年真摯に実務経験を
積んできた人であれば、何かしら提供できる
スキルがあるはず、と言っています。

一定の期間サラリーマン務めをしてきた方なら、
誰でもプロフェッショナル顧問になれる
可能性があるのです。

そして、実務のエキスパートとしての顧問は、
企業側から見ても、コンサルタントや中途採用
よりもリスクが低く、コストもかからないため、
かなりニーズもあるようです。

当然、ニーズがあるプロフェッショナル顧問でも、
成功する方もいれば、失敗する方もいます。

その違いは、自分の強みを発見し、
活躍するための「戦略」を立てているかどうか。

自分のキャリアを十分に「棚卸し」して、
強みを活かす分析が必要となるのです。

本書では、「齋藤式分析ツール(Sツール)」
を紹介して、あなたがプロフェッショナル顧問
として生きていくためのサポートを行います。

本書は、これからの時代の新しい働き方を
提供してくれる、興味深い本だと思いました。

この本から何を活かすか?

分析ツールで、自分が顧問としてやっていく
分野や戦略が決まったら、次にどうするのか?

顧問として働く第一歩は、
「派遣会社」に顧問登録することです。

本書では、顧問登録のプロセスから、
顧問先決定までの流れを詳しく解説します。

また、齋藤さんは、新しい顧問業の裾野を
広げるために、2017年に非営利団体の
「プロフェッショナル顧問協会」を
設立しています。

同協会では、顧問として活躍できる人材を
育成するために、「顧問塾」も立ち上げて
フォローを行っているようです。

ご興味のある方は、リンク先もご覧ください。
プロフェッショナル顧問協会

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 05:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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会社を辞めたいと思ったとき読む本

満足度★★★
付箋数:20

さくら舎の古森さんに献本いただきました。
ありがとうございます。

サラリーマンとして働いている方で、
「会社を辞めたい」と思ったことがない方は
ほとんどいないと思います。

今の会社に留まるか、辞めるかは、
誰もが持つ、共通の悩みです。

一度、嫌なことがあって辞めたいと思うと、
事あるごとに、辞めたい気持ちが強化され、
最終的に退職してしまう人も多いでしょう。

辞めたい気持ちが強くなると、
目の前のことしか見えなくなるので、
客観的な判断ができなくなります。

その結果、しばらくすると退職や転職を
後悔するケースも少なくありません。

転職も何度か経験すると、デメリットも
十分に見えてきますが、そのときには
履歴書に傷がついています。

転職歴の多さや、1社の勤務期間の短さで、
本当に働きたい会社では採用してもらえない
こともあるでしょう。

  「勇気をもって転職活動に踏みだす。
  そこからは適職に出会うための苦労が
  続いていく。こういう状況の中で、
   “すぐに適職に出合うのは難しいから、
  何度か転職を経験して見つけていきたい” 
  という考えの人がいますが、これは転職が
  何たるかをまったく理解できていない人です。
  一社目の転職、即ち、はじめての転職を
  大失敗してしまった人は、二社目で
  リカバリーするのは難しいです。」

つまり、転職は、一社目が関ヶ原。

ここで失敗すると、転職するごとに条件が
悪くなる、負のスパイラルが待っています。

それだけ最初の退職・転職は、これ以上ない
ぐらい、慎重に考えるべきものなのです。

本書は、「辞めたい」と思っているあなたに、
正しい判断をしてもらうための本です。

辞めたい思いが日に日に強くなって、
周りが見えていない人が、
辞めて後から後悔しないように、
冷静に判断する手助けをしてくれます。

著者は、自身も4回の転職を経験して、
その後に人事研修コンサルタントとして
独立した門脇竜一さんです。

4月に入社して、既に辞めたくなっている方や、
ボーナスをもらったからそろそろ辞めようと
考えている方は、一度、目を通しておいた方が
いいかもしれません。

自身の転職経験と、人事研修で得た豊富な情報を
もとに、「会社を辞めたい」と思ったときに
どのように行動すべきかを「退社希望の動機別」
に案内しています。

辞める選択が正しいのか、留まる選択が正しい
のかは、その方の状況次第です。

数年経ってから、あの時の判断が正しかったか
どうかがわかるもです。

また、一度辞めると決めたり、
いつでも辞められると考えるだけで、
いままで嫌だった仕事が、意外とそうでも
なくなることもあります。

  「私は、転職するなとは申しません。
  選択肢として、 “転職の繰り延べ” もある
  ということを必ず頭に入れておいてほしい
  のです。」

タイムマシンに乗って、未来の自分を見に行く
ことはできませんが、本書では、辞めた後の
自分姿を想像させる実例が沢山紹介されています。

門脇さんは、サラリーマン時代は人事を経験し、
現在は自身の会社を経営していますから、
雇う側の視点も交えて解説されています。

転職希望者が、企業からどう見えるかも
書かれていますから、多面的に判断をする
手助けをしてくれるでしょう。

本書は、ポイントを絞った書き方をしていません。

そのため、少々まどろっこしく感じる人も
いるかもしれません。

しかし、会社を辞めるかどうかは、
急いで判断すべきではないので、じわっと伝わる
スタイルの方がいいのだと思います。

この本から何を活かすか?

本書では、「出戻りはしないに限る」と
アドバイスされています。

個人的には、これは会社の方針によると思います。

日本ではまだ少ないのかもしれませんが、
退職した人を積極的に受け入れる会社もあります。

元従業員と強固なネットワークを作って、
「ブーメラン社員」の受け入れに力を入れている
ような会社では、出戻りは有効な選択肢です。

そのような会社では、一度辞めて他の会社で
経験を積んだ人を、有効活用しているのです。

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 06:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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素人力 エンタメビジネスのトリック?!

満足度★★★
付箋数:20

あなたは、TV番組のプロデューサーというと、
どのような人を想像しますか?

肩にカーディガンを引っ掛けて、
風を切って偉そうに歩く人。

こんなステレオタイプなイメージを持っているなら、
すぐに改めたほうがいいかもしれません。

実際のプロデューサーは、責任だけを負わされ、
日々板挟みで、胃の痛い職業のようです。

本書の著者、長坂信人さんは、秋元康さんと
知り合いだったことから、業界経験ゼロ、
まったく素人だった状態からプロデューサーに
なった方です。

  「本書は、たいした志もなく成り行きで
  映像業界に足を突っ込み、素人プロデューサーを
  経て素人社長となった私が、その仕事人生の
  なかで、素人なりに見つけた仕事術や、
  偉大な先輩・恩師から学んだことをまとめた
  ものです。」

長坂さんが代表取締役を務める映像制作会社、
オフィスクレッシェンドは、監督、演出家、
プロデューサー、作家など70名を抱える
クリエーター集団です。

「金田一少年の事件簿」や「トリック」、
「20世紀少年」、「JINー仁ー」などの
ヒット作を多数生み出している制作会社です。

監督では、堤幸彦さんなどが所属していますね。

長坂さんは、初めは素人だったと言っても、
20年以上も会社を率いていますから、
そこには何かしらのノウハウがあるはずです。

その素人なりの強みを活かすノウハウを
長坂さんは、「素人力」と表現しています。

素人力は、次の十か条にまとめられています。

 1.「まさぐりの砂」であれ
  偉い人にイジられることが存在意義という
  こともある。

 2.「偶然は必然」と知る
  ある誰かと知り合えたり関われるのは、
  その人と関わるべき準備ができていたから。

 3.「きっかけ」を大切に
  人との出会い、仕事のとの出会いも
  すべて「きっかけ」。

 4. 最後まで人の話を聞く、言い訳を聞く
  ヘタに問題解決法をあれこれ考えるより、
  まずは相手の話を遮らずに聞く。

 5. 相手の顔を見て、そこで何かに
  気づくくらいの心配りを
  メンバーを一瞥しただけで異変に気づける
  くらい、普段から観察しておくべき。

 6.「物事の正解はひとつではない」と知る
  ある業界でダメでも別の業界で成功する
  こともある。

 7. スタートが遅れても焦るな
  外野の声に惑わされることなく、
  自分の適材適所を見つけて鍛錬する。

 8. 失敗も肥やしになる
  「負け」は必ず経験しておくべき。

 9. マーケティングなくして利益はない
  プロダクトアウトからマーケットインへ。

 10. 知識なくして知恵は生まれない
  なんでもやってみようという経験が
  知識を蓄え、豊富な知識が知恵を生む。

この十か条は、映像制作業界だけの
ノウハウではないと思います。

新しいことを始めるときは誰でも
最初は素人なので、長坂さんのノウハウは
どんな業界の人でも、活用することが
できるでしょう。

この本から何を活かすか?

仲間由紀恵さんと阿部寛さんの主演で
大ヒットしたテレビドラマ「トリック」。

シリーズ化され、映画化もされた作品ですが、
その第1シリーズは「大赤字」だったそうです。

なぜなら、「トリック」は、やたらと
「屋外ロケ」が多い作品だったから。

実写ドラマでは、スタジオで撮影するよりも、
屋外ロケの方が、比べ物にならないくらい
圧倒的に費用がかかるようです。

本書では、映像制作業界の裏話も豊富に
紹介されていて、読者を飽きさせません。

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 09:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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先にしくじる 絶対に失敗できない仕事で成果を出す最強の仕事術

満足度★★★★
付箋数:25

日経BP社の日野さんより献本いただきました。
ありがとうございます。

あなたは、仕事で失敗したことはありませんか?

失敗しないように、徹底的に準備しても、
あるいは、全てのリソースをつぎ込み、
限界まで努力しても、失敗することはあります。

失敗は、誰でも経験すること。

それでは、なぜ、私たちは失敗するのか?

一言で言うと、それは「人間だから」。

コンピュータやロボットなら陥らずに、
人間だけが嵌ってしまう罠があるからです。

それが人間が生来持つ「7つのバイアスの罠」。

知らないうちに、人間特有のバイアスに
陥ってしまい、気づいたら手遅れになっている
ことが多いのです。

本書で解説される「7つのバイアスの罠」は、
以下の通りです。

 1.「現在バイアス」の罠
  ずるずると課題を先延ばしにしてしまう
 2.「オプション選好性」の罠
  どっちがいいか決められない
 3.「非合理的な信念」の罠
  勝手な思い込みで人間関係をこじらせる
 4.「コンコルド効果」の罠
  もはや、引くに引けない
 5.「自己中心性バイアス」の罠
  俺たちのやり方なら必ず成功すると思い込む
 6.「完璧主義」の罠
  すべてがそろわないと動けない
 7.「計画の錯誤」の罠
  必ず想定外のことが起こる

これらは、誰もが1つや2つ思い当たる
バイアスだと思います。

なぜなら、もともと人間の本能に
刷り込まれているものだからです。

しかし、世の中には、1つの判断ミスが、
即、人命に関わる職業があります。

例えば、軍隊や病院、そして消防など。

失敗は絶対に許されない職業です。

これらの仕事に従事する人は、一体、
どのようにして、困難かつ非日常な状況で、
正しい意思決定をしているのでしょうか?

実は、絶対に失敗が許されない職場を
研究をして、ノウハウ化した手法があります。

それが本書で紹介される「プレモータム」
という手法です。

これは米心理学者のゲーリー・クラインさんが
提唱した、行動経済学の知見に基づいた
革新的なプロジェクト・マネジメントの手法です。

本書の著者、山崎裕二さんは、20年近く前、
あるベンチャー企業の副社長として経営に
携わっていました。

その会社は創業から1年半経った頃、
非常に厳しい経営状況に陥り、山崎さんは、
見切りをつけて、会社を離れました。

その後、会社はすぐに倒産。

山崎さんは逃げるようにして、
アメリカに渡りました。

そこで出会ったのが、「プレモータム」の手法。

副社長をやっていた時に、この手法に
出会っていたらと、深く後悔したそうです。

  「ある立場以上のビジネスパーソンは失敗を
  防ぐ方法論を絶対に会得すべきである――。
  本書を書き進めながら、そんな思いがどんどん
  強くなっていった。僭越かもしれないが、
  プレモータム・シンキングを紹介することは、
  かつての失敗者である私に、神が託した仕事
  なのではないだろうか。そうすることでしか、
  修羅場から逃げた私の罪は許されない。
  勝手にそう自負して、遅い筆を進めてきた。」

本書では、プレモータム・シンキングを
日本のビジネスシーンに合うように、
ケーススタディを交え、わかりやすく解説します。

この手法は、個人で取り組む仕事よりも、
複数の人数で取り組むプロジェクトやチームで
進める仕事などで、より効果を発揮します。

関わる人が多くなり、仕事が複雑になるほど、
失敗が入り込む余地が高くなるので、
プレモータム・シンキングが生きてきます。

この本から何を活かすか?

では、プレモータムとは、どんな手法なのか?

  「プレモータムでは、最初に失敗を想定する
  ところからスタートする。
  それによって、顕在化していない様々な問題点を
  あぶり出し、それが起こらないよう事前に
  手を打ち、成功に導く。」

プレモータム・シンキングは6つのステップで
進められますが、詳しくは本書をご覧ください。

悲観的傾向が強い日本人には、なじみやすい
手法として紹介されています。

先に失敗の芽を潰して、確実に成功に辿り着く
方法論として有効だと思います。

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 06:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ポスト平成のキャリア戦略

満足度★★★
付箋数:24

  「この本のテーマはずばり、 “ポスト平成の
  時代に若者はどんなキャリア戦略を描くべきか” 
  ということです。なぜ “ポスト平成” を強調
  するのかというと、最近 “昭和モデル” 、
  さらには “平成モデル” の陳腐化や崩壊の
  気配をひしひしと感じるからです。
  過去数十年で言うと、日本人の仕事観に
  与える影響がとくに大きかったのは、
  山一證券やリーマンショックだったと思います。
  それに比肩する変化、よりおおげさに言うと、
  明治維新や戦後復興なみの大変化が訪れる
  のではないかと読んでいます。」

本書は、「これからどう生きるべきか」の
キャリア戦略についての対談本です。

なぜ、新しいキャリア戦略が必要なのか
というと、昭和の考えは言うに及ばず、
平成の考えも、過去のものになっているから。

それらに縛られていては、今後生きていく上で、
足枷にしかならないのです。

対談したのは、経営共創基盤(IGPI)取締役
マネージングディレクターの塩野誠さんと、
NewsPicks編集長の佐々木紀彦さんです。

佐々木さんが、塩野さんをゲストに迎えて
対談した形になっています。

お二人は、まず、これから起こる大変革に
ついて語り、その後、20代・30代・40代と
年代別にキャリア戦略を提示します。

塩野さんは、AIやロボットの進化で自動化
できることが増えてくると、ヒューマンタッチ
(人間味)やハイタッチ(感性)の価値が
相対的に高くなると予想します。

これまでの人を評価する物差しが変わります。

そんなポスト平成の時代に求められるのは、
「ハングリー&ノーブル」な人材だといいます。

この2つは両立するのが、なかなか難しい。

  「ハングリーさがないと事を成せないですし、
  何でも貪欲に吸収し、決断する度胸も
  持てません。その一方で、ノーブルさがないと、
  悪いことをしてしまう。」

貪欲に金銭や名誉を求めるハングリーさが
旺盛な人はいます。

また、公の精神を持ち、高貴な気概に満ちた
ノーブルな人もいます。

しかし、この両方を兼ね備えた
「野蛮な貴族」は、なかなかいません。

どんなにハングリーで、儲ける才能があっても、
高貴さがないと、得た富も地位も上手に使えず、
最後には自滅してしまいます。

お二人は、過去にハングリーさとノーブルさを
両立させた人物として、次の方々の名前を
挙げています。

白洲次郎さん、吉田茂さん、緒方貞子さん、
盛田昭夫さん、本田宗一郎さん、松下幸之助さん。

昭和の時代を生きた本物リーダーには、
ハングリーさとノーブルさがありました。

また、そのバランスを欠いていた人物としては、
堀江貴文さん、村上世彰さんの名前を挙げています。

  「堀江氏はパブリック(公益)がなく、
  リバタリアン(自由至上主義者)に見えます。
  リバタリアンたる自分は、大変楽しい。
  そして “楽しく自由な個には誰でもなれる” 
  という主張に、ファンがついてくるという
  現象です。個としての欲望に忠実で、多くの
  ファンに憧れや夢を持たせるのはよいことだと
  思います。ただ、自分の能力をパブリックに
  活かす発想はないように見えます。」

この堀江さんの分析には、説得力がありました。

自分のエゴを越えなければ、偉大なリーダー
にはなれないのです。

各年代への指南も的を射ていて、
かつ、上を目指したい人にとっては、
非常に刺激的な対談だと思います。

この本から何を活かすか?

塩野さんは、「AIブームはあと2年で終わる」
と予想します。

それは、AIがなくなるのではなく、
普通になって、空気のように日常に
入り込むという意味です。

インターネットが今では当たり前になった
ように、AIも普通になるのです。

そして、AIが一般的になった世界で、
ビジネスに最もインパクトがあるのは、
「エネルギー」の分野だと指摘します。

エネルギーは規模が大きいので、
AIによるコスト削減効果が大きいのです。

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 05:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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