活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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苦手な女(ヒト)のトリセツ

満足度★★★
付箋数:18

こう言っては大変失礼ですが、
読んでみると、意外と実用的な本でした。

  「見栄を捨てきれない女子、 “私は勝ち組だ”
  と暗に自慢してくる女子、嫉妬で心がおかしく
  なりそうな女子、人を攻撃することで
  自分を保つ女子・・・そんな女子たちから
  傷つけられ、心が擦り切れそうになったり、
  普通に生活するのが困難なほど悩み苦しむ
  女子たち。

  この本では、実際に私や周囲の知人・友人が
  巻き込まれた女子の人間関係のトラブルや、
  もやもやの具体例から解決策までを
  50個厳選し、まとめました。」

男性の目から見ると、女性の人間関係は
複雑そうに見えます。

しかし、それは女性自身にとっても、
同じように複雑に感じているようです。

本書は、女性のための「人間関係の悩み」を
解決するための本です。

著者の下村さきさんは、恋愛デトックス
カウンセラーです。

心理学などを学んだ専門家ではありません。

下村さんは、会社員として10社以上で働き、
独立した後、ライター兼恋愛カウンセラー
になった方です。

ですから、どこかの論文を引用していたり、
心理学の理論上はこうなるということが
書かれているわけではありません。

あくまで下村さん自身が、女性の人間関係に
巻き込まれ、苦しみ、対応した実経験と、
カウンセリングで得た多くの知見を元に
書かれています。

  「対人トラブルに必要以上に心を悩ませる
  女子、悩まない女子の違いはどこにあるのか。
  この本では、恋愛デトックスカウンセリングを
  していく中で見えてきた、悩みの消し去り方
  をお教えします。
  戦わずに上手に彼女たちをやり過ごす、
  いわば『不戦勝』の方法を知っていれば、
  苦手な女(ヒト)からどれだけ攻撃を
  受けようとも、静かに自分の生き方を貫く
  ことができるのです。」

例えば職場で、ミスをしたことを人前で
過剰に責め立てられたとき。

実は、ミスを過剰に責め立てる人は、
自分の教え方が悪いと周囲から非難される
ことを怖がっている人たちです。

自分の教え方が悪いのではなく、
この後輩が仕事ができないだけだと、
周囲にアナウンスしたいのです。

運悪く、そんな上司や先輩に当たって
しまった場合、どうすればいいのか?

その場を収めようと思って、何度も
「申し訳ございません」を繰り返して、
謝ってはいけません。

実は、その対応方法は逆効果。

何度も謝っていると、思惑通りに、
周囲に本当に仕事がデキない人という
イメージが刷り込まれてしまいます。

本書では、次のようにアドバイスします。

  「人前で注意されたときには、
  1回だけ “2度目はないようにします”
  とだけ謝って、何度も同じミスをしている
  わけではないことをアピールしましょう。」

そして、本当に同じミスしないように、
人一倍努力して、さっさと一人前になる。

本書では、このような真っ当な助言が
書かれているので、悩める女性にとっては、
冷静に対処できるようになると思います。

男性にとっては、女性の複雑な心理が
わかる本として読むことができます。

この本から何を活かすか?

私が本書でいいなと思ったのが、
あまり感情的な部分に引っ張られずに、
戦わずにやり過ごす方法を中心に
アドバイスしている点です。

戦わずして勝つのは、「孫子の兵法」
の極意そのもの。

  「百戦百勝、非善之善者也。
  不戦而屈人之兵、善之善者也。」

百戦百勝は善の善なる者に非ず。
戦わずして人の兵を屈するは、
善の善なる者なり。

これは人間関係にも応用できるのです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 心に効く本 | 05:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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万引き依存症

満足度★★★
付箋数:21

全国万引き犯罪防止機構の調査によると、
「万引き」による被害額は1年間4500億円超。

単純に365日で割ると、1日12.3億円超が、
万引きによる被害額になります。

  「人が万引きをはじめる背景には何が
  あるのか、なぜやめられなくなるのか、
  どれだけの被害を生んでいるのか、
  どのようにすれば止められるのか。
  それらを考えるなかで、日本人が現代社会で
  抱えているさまざまな問題・・・・
  ストレスや性別役割分業、超高齢化社会、
  親子関係の問題から起きる摂食障害などが
  見えてきました。
  万引き依存症は現代人だからこそ陥る
  病理であり、だからこそ、誰ひとりとして
   “自分は絶対にならない” とは言えません。」

本書は、万引き依存症をテーマにした本。

著者は精神保健福祉士・社会福祉士の
斉藤章佳さんです。

2017年8月に刊行した『男が痴漢になる理由
が話題になった方ですね。

斉藤さんは、東京・大田区のクリニックで、
特に加害行為を繰り返すタイプの依存症の
臨床に長年携わってきました。

その経験から、依存症としの万引きについて、
盗む人たちの実態、被害を受ける側の状況、
そして家族とともに回復するための道筋を
本書で解説します。

万引きは軽い犯罪ではなく、
たくさんの被害を出す深刻な犯罪です。

本人は意識していないかもしれませんが、
れっきとした加害行為です。

そして、自分は関係ないと思っていても、
配偶者や子どもが、あるいは親が、
いつ万引き依存症になるかもしれません。

しかも、あなたが毎日購入するコンビニや
スーパーなどでは、万引きされる分の額が
見込まれて値付けされていると考えると、
まったく無関係ではいられないでしょう。

万引き依存症の人は、やめたくても
そう簡単にはやめられません。

気づいたら、お店のものを盗んでいた
ということも普通にあるようです。

万引きは、比較的、女性に多い犯罪です。

日常の中でのストレスを発散するために
盗む女性や、「節約しなきゃ」という
気持ちから始まる女性も多いようです。

また、最近では高齢者による万引きも
増えていて問題となっています。

高齢者の万引きというと、認知症だからと
いうことで片付けてしまいがちですが、
それはごく一部に過ぎません。

高齢者の万引きも、他の年代と同じく、
依存症となってしまい、やめられない人が
かなり多くいます。

高齢になって家族から孤立してしまうと、
万引きをしてしまう人が増えるようです。

依存症に陥ると、万引きが悪いことだと
わかっていてもやめられません。

また、逮捕されるのが怖くても、
盗みたい衝動を抑えられないのです。

  「 “はじめての万引き” を止めることは、
  私たちにはできません。ですが、常習化し、
  万引き依存症になってしまった人を
   “盗んでしまう自分” から “盗まない自分” 
  に変えるスキルを共に学ぶことはできます。」

私も、万引きについては考える機会が
ほとんどありませんでしたが、
もし、自分の妻が、子どもが万引きしたら
どうしようか真剣考えてしまいました。

現代病の1つである万引き依存症は、
誰もが陥る可能性のある病気として
考えておいた方がいいかもしれません。

  第1章 万引きを繰り返す人たち
  第2章 被害者が見えづらい深刻な犯罪
  第3章 なぜ女性が多いのか
  第4章 なぜやめられず、エスカレートするのか
  第5章 高齢者と摂食障害と万引き
  第6章 「万引きしない自分」に変わるために
  第7章 伊東ゆう(万引きGメン)×斉藤章佳

この本から何を活かすか?

何らかのストレスを抱えている人は、
「行為・プロセス依存」に陥る可能性が
あるようです。

万引き依存症も、この行為・プロセス依存の
1つであり、次の7つの特徴があります。

 強迫性、衝動性、反復性、貪欲性、有害性、
 自我親和性、行為のエスカレーション

本書では、万引きだけに限らず、今後は
「行為・プロセス依存」が増える傾向に
あることを指摘しています。

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| 心に効く本 | 05:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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小西美穂の七転び八起き デコボコ人生が教えてくれた笑って前を向く歩き方

満足度★★★
付箋数:24

日経ビジネスの日野さんより献本いただきました。
ありがとうございます。

  「何度転んだって大丈夫!
  よーく周りを見渡せば、起き上がる方法が
  きっと見つかる。そして、デコボコの道を
  走り続けたあなたの経験は、あなたにしかない
  力となって、あなたをずっと助けてくれる。
  ええかっこをする必要はありません。
  あなたが、あなたらしくあればいい。
  進む道も歩き方も、人それぞれなのだから。
  そして、変わることを恐れないで。
  新しい自分に出会い続けることが、
  人生の楽しみとなって、仲間を増やして
  いきます。走り続けた道の途中でふと
  周りを見渡せば、すぐ近くに、かけがえの
  ない宝物がいくつも見つかるはず。」

本書は、日本テレビの報道番組「news every.」
でキャスターを務める、小西美穂さんの半生を
綴った本です。

日経ウーマンオンラインに連載の
「小西美穂の七転び八起きのキャリア美学」
をベースに書かれています。

昔から比べて、男女の不平等は減ったものの、
働く女性が抱える悩みは小さくありません。

むしろ時代と共に多様化して、簡単には
解決できない問題も増えています。

仕事ではセクハラやパワハラに遭うこともあり、
家庭では子育てだけでなく、親の介護の問題も
抱えていることがあります。

そんな厳しい環境で働く女性を元気にしたい
という思いで、小西さんは本書を執筆しました。

小西さんは、「news every.」に出演し、
「ナゼナニッ」のコーナーを担当しています。

その日のニュースで扱った重要度が高い
内容を一歩踏み込んで解説しています。

私は、このコーナー、結構わかりやすくて
好きです。

誤解されることが、よくあるそうですが、
小西さんはアナウンサーではありません。

正式な肩書は、キャスター兼解説委員です。

キャスターという肩書を見ると、
非常にスマートな印象があります。

しかし、小西さんのキャリアは、
異例だらけで決して順風満帆とは言えない、
泥くさいチャレンジの連続だったようです。

小西さんは、これまでの半生を振り返って、
「七転び八起き」というタイトルをつけました。

  「 “七転び八起き” とは、私の30年近い
  キャリア人生を振り返った時に、一番しっくり
  とくる言葉。
  転がって、つまずいても、また起き上がる。
  また転んで、起き上がる。
  この繰り返しで、今の私はできています。」

私が、小西さんの魅力として感じるは、
ナチュラルさと我武者羅さとという相反する
性質を併せ持っていることです。

すごく不思議な感じがしますが、本書を読むと
これまでのキャリアから身につけたものだと
いうことがわかります。

  第1章 キャリア論
     「自分にしかできない仕事」をつくる
  第2章 チーム力
     声をかけて、仲間の力を引き出す
  第3章 突破力
     長くて暗いトンネル、どう抜け出す?
  第4章 ノート術
     気持ちを吐き出して、前を向く習慣
  第5章 婚活法
     魅力豊かな女性に生まれ変わるには
  第6章 友情論
     時には時間が女の友情を育む
  第7章 家族力
     いつか訪れる親の介護や看病、死別

小西さんの人生のイイときも、悪いときも
書かれているので、「どう生きるべきか?」
ということを考えさせられます。

しかし、読後は、何かが吹っ切れる感じがして、
「よし、また明日から頑張ろう」と思えるはず。

ちょっと行き詰まっている時に読むと、
また前を向いて歩き出す力を与えてくれます。

本来は女性向けに書かれていますが、
男性が読んでも元気が出る本だと思います。

この本から何を活かすか?

小西さんは、2つのノートを書いています。

1つは、気持ちを吐き出す「発散ノート」。

自分の中に湧き上がった誰にも言えない
ネガティブな感情を吐き出すために書きます。

もう1つは、成長を促す「改善ノート」。

こちらは自分だけの学びのエッセンスを
凝縮した、世界に1冊だけの自分の参考書。

この2冊でバランスを取るといいようです。

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| 心に効く本 | 06:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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女子の心は、なぜ、しんどい?

満足度★★★
付箋数:19

フォレスト出版の三上さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

本書のサブタイトルには、次のように書かれています。

 「女」を生き抜くためのセルフカウンセリング

本書の想定する読者は、もちろん「女性」です。

本書は、女性が「自由に女を生き抜く」ための本。

著者は、専門性の高い臨床心理士による
心理ケアサービスを提供する「ヒカリラボ」を
運営する清水あやこさんです。

私が、本書を読んだのは、男性には理解できない
女性の心理を知るためです。

よって、本来の目的から外れていますので、
その点を考慮して、この記事を読んでください。

女性は、女性特有の心理があるため、
生きていくのが「しんどく」感じるようです。

何が、「しんどく」させているのか?

それは、女性の感情・認知の「ゆがみ」があるから。

「ゆがみ」とは一種の思い込みです。

  「たとえば、客観的に見れば素敵な女性でも、
  過去の恋愛や失敗や親の刷り込みによって
  自分に自信がない場合は、恋愛はなかなか
  うまくいかないものです。なぜなら、彼女は
   “私は女性として魅力がない” と思い込んで
  いるからです。この思い込みを “ゆがみ” と
  表現しています。」

もちろん、この「ゆがみ」は女性だけでなく、
男性にもあるものです。

しかし、女性だからこそ生じやすい
「ゆがみ」があるので、本書ではそういった
心理に着目して、対処方法を説明します。

1つの代表的な例は、婦人会やママ友といった
コミュニティでの交流。

こういったコミュニティに所属していると、
「同じことをしていないと大変な目にあうはず」
「誰とでも仲良くしていないといけない」
といった「ゆがみ」が生じやすいようです。

女性のコミュニティでは、「自己内同調圧力」
の罠にはまっている可能性があります。

自己内同調圧力とは、周りが「同じことを
していないといけないよ」なんて思っていない
のに、勝手に自分で「みんなと同じことを
することを期待されている」と勘違すること。

これこそ、学生時代から女性社会の中で
培われてきた、女性にありがちな思い込みです。

本書には、ゆがみを整えるために、
次のようなアドバイスが書かれています。

同じことをしていないと大変な目にあうと
思っている場合。

  「(ランチや飲み会など)頑なに毎回誘いを
  断っていれば、いい気はされないかも
  しれませんが、オフィスや電話など、
  それ以外の場所や場面で愛想よく過ごして
  おけば、 “悪気はないけれども、誘っても
  来ない人” というキャラを確立することが
  できます。」

誰とでも仲良くしていないといけないと
思い込んでいる場合。

  「求めているものが “日常に波風を立てない
  ため” といった “純粋に相手を好き” 以外の
  ことであれば、それを得るために必要な分
  だけ人間関係にコミットすればいいのです。
  常に同調しなくても、差し障りのない
  ラインを見定め、必要なときだけ、
  なんなら形式上だけ、同調していれば
  それでオッケーです。」

これ以外に本書では、マウンティング、嫉妬、
バリキャリ、キラキラ女子、メンヘラ、
セクハラ、毒親、ワンオペ育児といった
女性の抱える悩みの心理的背景を説明します。

それぞれの「ゆがみ」に対し、どのように整え、
対処するかを具体的にアドバイスしています。

男性の私が読むと、不可解な女性心理の
一端がわかったような気がしました。

ただし、男性の女性との付き合い方は
本書には書かれていないので、
そこは自分で考える必要がありそうです。

この本から何を活かすか?

「メンヘラ」という言葉は、男性よりも
女性に対して使われることが多い言葉です。

メンヘラとは、精神的な疾患を持つ人のこと。

自己を安定させるために、パートナーが
いることや、パートナーから注目・称賛を
受けることは、男性よりも女性の方が
意味が大きいと、本書では説明しています。

女性のメンヘラに関する「ゆがみ」は、
次の2タイプがあるようです。

1つ目は、メンヘラであることを受け入れて、
メンヘラがアイデンティになるタイプ。

2つ目は、他人にメンヘラだと指摘されて
ショックを受けているタイプ。

タイプによって対処法は異なるので、
興味のある方は、本書でご確認ください。

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| 心に効く本 | 06:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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スタンフォードの教授が教える 職場のアホと戦わない技術

満足度★★★
付箋数:23

あなたの職場には、意地悪な上司はいませんか?

暴言を吐く、部下をいたぶる、卑怯、
人をこきおろす、他人をいじめて楽しむ・・・

本書では、こういうクソみたいな上司や同僚の
ことを「アホ」と表現します。

では、あなたの職場の「重症度」を、
6つの質問でチェックしてみましょう。

 質問1 あなたは職場でゴミ扱いされていると
    感じているか?

 質問2 不愉快な状況はずっと続いているか?

 質問3 相手は一時的な「アホ」か、
    それとも「ホンモノのアホ」か?

 質問4 アホは1人だけか、それとも組織全体が
    病んでいるのか?

 質問5 あなたにアホを上回る権力はあるか?

 質問6 アホなヤツにどれくらい苦しめられて
    いるか?

質問1と2はYesである場合、質問3はそのアホが
一時的ではない場合、質問4は組織全体の場合、
質問5はあなたが権力を持っていない場合。

そして質問6は気分がふさいだり、
気力を奪われたり、体調を崩したり、
苦しくて仕方がない場合。

あなたの答えが、これらに該当する場合は、
本書は必ず役に立つでしょう。

職場でのハラスメントから救ってくれます。

本書の著者、ロバート・I・サットンさんは、
スタンフォード大学で組織行動論や組織管理論
を研究している方。

同時にこれらをベースとした「アホ」の研究も
行っているため「アホ先生」と呼ばれています。

平気で人をおとしめるヤツ、憂鬱な気分を
蔓延させるヤツ、私たちの気力を奪うヤツ。

この手の人は、多くの職場や組織に
のさばっています。

  「人を人とも思わないこのアホどもを
  のさばらせると、まわりに害がまき散らされる。
  そこで私はアホに苦しむ人に向けて、
  これまでの研究をもとに本書を書くことで、
  性悪なアホどもにどう対処すればいいか、
  アドバイスをお伝えすることにした。」

本書でサットンさんが伝えるアドバイスには、
学術研究の裏付けがあり、それに実地で使う
テクニックを加えています。

また、人事担当に行ったインタビューで得た
話や、メールでもらった相談なども参考にして
書かれています。

最優先する対処法は、性悪なアホからは
「逃げる」ことです。

本書では、過激な逃げ方を避け、
エレガントに逃げる方法を解説します。

逃げられない場合の対処法は「かわす」こと。

どうやってアホなヤツと会う頻度・期間・濃度
を減らせばいいか、戦略的なかわし方の
テクニックを紹介します。

そして、あなたの心を守るために、
アホの見方、物の見方を変えて、心理的な距離を
取ることで、アホなヤツから受けるダメージを
小さくする方法を説明します。

最後には、慎重にやる必要がありますが、
アホに反撃するために、効果的な反撃方法も
紹介されています。

また、注意点として、他人をすぐさまアホと
認定してしまわない点にも言及されています。

  「人というものは自分の短所やミスには
  気づきにくく、気づいても寛大になりやすい。
  問題が出てくると、たとえそれが自分のせい
  でも、他人のせいにする傾向がある。
  だから、もし “あんなひどいことをするなんて、
  あいつは性悪なアホだ!” と憤慨している
  自分に気づいたら、こんな呪文を心で唱えて
  みてほしい。
   “他人のアホ認定は慎重に、自分のアホ認定は
  率直に” 。」

本書は、職場でのハラスメントに対処する
ための本ですが、同時に自分がする側に
回らないための本でもあります。

この本から何を活かすか?

本書の「おわりに」で、次のようなドイツの
寓話が紹介されていました。

  「凍えそうなほど寒いある晩、ヤマアラシの
  群れがお互いに身を寄せあって暖まろうとした。
  ところが、ヤマアラシたちは体をくっつけると、
  お互いのトゲが刺さって傷ついてしまう。
  でも体を離すと、今度は寒くて凍えてしまう。
  やがてくっついたり離れたりを何度も繰り返す
  うちに、ヤマアラシたちはお互いを傷つけ
  ないで、ほどよく暖まることができる距離を
  見つけだした。
  この距離が “慎み深さと礼儀正しさ” と
  呼ばれるようになったという。」

この程よい距離が、人間関係では重要ですね。

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| 心に効く本 | 05:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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