活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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まるわかり 働き方改革

満足度★★★
付箋数:22

日経BPの日野さんより献本いただきました。
ありがとうございます。

本日紹介するのは、当ブログでは珍しいムック。

日経ビジネスが編集した、雑誌と書籍の中間に
あるような本です。

特集されているのは、「働き方改革」。

  「我が国は、 “少子高齢化に伴う生産年齢人口
  の減少”  “育児や介護との両立など、働く方の
  ニーズの多様化” などの状況に直面しています。
  こうした中、投資やイノベーションによる
  生産性向上とともに、就業機会の拡大や意欲・
  能力を存分に発揮できる環境を作ることが
  重要な課題になっています。」

この課題を解決するために、政府によって
推進されているのが働き方改革です。

2016年9月に、安倍晋三首相が、内閣官房に
「働き方改革実現推進室」を設置し、
働き方改革の取り組みを提唱しました。

この号令を受けて多くの企業が、
「長時間労働」、「非正規と正社員の格差」、
「労働人口不足」の問題を解消すべく、
働き方改革に乗り出しています。

具体的には、「残業禁止」、「副業OK」、
「自宅勤務の拡大」などを導入している
企業が増えているようですね。

果たして、働き方改革は、国や企業の思惑通り、
進んでいるのでしょうか?

それは、本当にビジネスパーソンにとって、
良い方向の改革になっているのでしょうか?

本書では、そんな働き方改革の「実態」を
総力を上げて特集しています。

 第1章 日本電産 真の働き方改革

日本電産会長の永守重信さんは、一代で同社を
世界を代表するモーターメーカーに育てた、
自他ともに認めるハードワーカーでした。

これまで、「元日以外は、仕事は休まない」
ことを公言していましたが、ここにきて、
「残業ゼロ」を目標に掲げるなど、
目指す働き方を大きく方向転換しました。

きっかけは、何だったのか?

この章では、永守さんのインタビューも交え、
単に残業手当を減らすだけではない、
「真の働き方改革」とは何かに迫ります。

 第2章 やってはいけない働き方改革 便乗時短

便乗時短とは、本来の働き方改革とは、
似て非なるものです。

 ・噂のイクメン社員「裏の顔」事件
 ・毎日夕方は「避難訓練」事件
 ・「トラックボール回し」が仕事事件
 ・新工場建設はいつになるやら事件
 ・「ここは居酒屋かよ!」事件

この章では、実際にあった、トンデモ働き方改革
の実例を挙げ、新たな便乗時短が増えないように
警鐘を鳴らします。

 第3章 会社と個人の新たな関係 成功する副業

第3章は、働き方の新たな選択肢として
脚光を浴びている「副業」について特集。

ソフトバンクグループ、ロート製薬、
ディー・エヌ・エーなど、副業を推進する
企業が期待する効果などを紹介しています。

また、徹底調査したリアルな副業の実態も
公開していますね。

 第4章 500社調査 賃上げ余力ランキング
    給料はもっと上がる

最後の章では、企業の賃上げ余力を徹底調査。

安倍晋三首相は、毎年経済界に賃上げを
要請してきました。

企業に「給料を上げてほしい」と頼む
総理大臣は世界でも珍しい例ですが、
実態として企業の賃上げは進んでいません。

なぜ、日本企業の賃金は上がらないのか?

給料後進国となっている日本の賃金低迷の
カラクリを解き明かします。

全体的に丁寧に取材されているので、
働き方改革の実態、理想と現実のギャップが
よくわかるムックに仕上がっています。

オールカラーで写真や図も豊富なので、
視覚的にポイントがわかるのも良い点です。

この本から何を活かすか?

企業にとっては、「会議」の効率的な実施が、
生産性アップのための1つのカギとなります。

本書では、日本電産のグループ会社の
「会議効率化7か条」が紹介されていました。

 1. 会議時間は45分を基本に。
  短時間会議は25分で
 2. 会議参加者には事前に「会議の目的」
  「時間配分」「必要な成果」を示す
 3. 会議出席者は必須の者のみに厳選
 4. 会議の主催者は冒頭に「2」を再確認
 5. 資料は1議題1枚。事前に配布
 6. 会議終了時には結論、宿題を確認。
  決定事項の担当も明確に
 7. 議事録は会議中に作成。遅くても翌日までに

この7か条が徹底されて入れば、かなりの部分で
会議のムダはなくなりそうです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| ビジネス一般・ストーリー | 06:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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全部やれ。 日本テレビ えげつない勝ち方

満足度★★★★
付箋数:27

最初に言っておきますが、かなり「熱い」本です。
本書を、強力にオススメします。

  「1995年1月2日。
  日本テレビ社内は歓喜の声に湧いた。
  12年間、視聴率三冠王に君臨し続けてきた
  フジテレビをついに逆転したのだ。
   “0.01%” をめぐる僅差の戦いだった。
  歓喜の輪の中心にいたのは、編成局長として
  辣腕をふるった萩原敏雄だった。
  勝利確定の報を聞いてすぐに駆けつけた
  社長の氏家齊一郎も社員たちの労をねぎらった。
  そして、その立役者となったディレクターや
  プロデューサーたちにバイク便や電話などで
  次々にその吉報は知らされていった。」

今でこそ、その面影はあまり感じませんが、
80年代は「オレたちひょうきん族」などの
勢いそのままに、フジテレビは視聴率の
絶対王者でした。

全日(6時~24時)、ゴールデン(19時~22時)、
プライム(19時~23時)の3つの時間帯、
いわゆる視聴率三冠。

フジテレビは、あの有名になったコピー、
「楽しくなければテレビじゃない」を旗印に
1982年から12年間、三冠王に君臨していました。

それとは対照的に80年代の日本テレビの
視聴率は低迷していて、民放3位が定位置に
なっていました。

しかし、90年代、日本テレビは徐々に
視聴率の差を詰め始め、93年には全日で
ついにフジテレビに並びます。

そして、94年には全日で完全にフジを圧倒し、
その年の年末にはゴールデン、プライムでも
フジを逆転しました。

以来、今では日本テレビが絶対王者として、
視聴率三冠王に君臨しています。

直近でも、日本テレビは「しゃべくり007」、
「嵐にしやがれ」、「ザ!鉄腕!DASH!!」、
「行列のできる法律相談所」などの
バラエティーが好調。

月間視聴率で、2018年6月まで55か月連続、
三冠王になったニュースも流れています。

いかにして、日本テレビは、フジテレビを
逆転し、絶対王者と呼ばれるようになったのか?

本書は、その過程を描いたドキュメンタリー。

日テレが、やれることを全部やって、
万年3位を覆し、難攻不落のフジを追い抜いた
壮絶な戦いの記録です。

著者の戸部田誠さんは、最初、週刊文春から、
日本テレビの強さを探る連載記事の執筆依頼を
受けました。

当初、戸部田さんは、連載を受けることを
躊躇したそうです。

なぜなら、視聴率上位にランキングされる
日本テレビの番組をほとんど見ておらず、
苦手意識さえあったからです。

しかし、連載するかどうかを判断するために、
資料を調べ、取材を進めるとその考えは
徐々に変わっていきました。

  「調べれば調べるほど、90年代から
  フジテレビに迫り、やがて逆転する日本テレビ
  の “物語” に魅了されていった。
  そして、それが現在も地続きであることが
  分かってきた。」

戸部田さんは、連載のために、視聴率戦争の
最前線で戦った当事者に取材を重ねます。

そして描いたのは、テレビそのものではなく、
裏で支えていた人たちの壮大なドラマです。

  「本書は、テレビの裏話のようなものが
  主題ではない。ひとつの一大プロジェクトに
  対し、名もなき者たちが組織の中で奮闘
  しながら巨大な壁に立ち向かい、
  乗り越えていく様を描いたものだ。
  それはテレビという世界に限らない、
  人間の物語だ。」

本書には、80年代、90年代のテレビが
キラキラと輝いていた時代の懐かし番組が
数多く登場します。

そして、失敗を重ねながら、執拗に努力し、
遂には成功にたどり着くテレビマン達の
生々しい物語が描かれています。

書籍化に当たり、週刊文春の連載では
書けなかった、フジテレビ側の動向についても
取材を加え補強されています。

読むと、熱くなること間違いなし。
迷ったら、騙されたと思って読んでみてください。

この本から何を活かすか?

今やテレビ番組では欠かせない「ワイプ」。

「ワイプ芸」などど呼ばれるように、番組の
出演者がVTRを見てリアクションすることが、
大きな役割を果たすようになっています。

このワイプが発明されたのは日本テレビの番組、
「世界まる見え!テレビ特捜部」でした。

元々は、メインの出演者である所ジョージさん、
楠田枝里子さん、ビートたけしさんが画面に
出ない時間を減らすための苦肉の策でした。

現在のワイプは、当初の意図と違う方向に
進化したようです。

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| ビジネス一般・ストーリー | 06:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望

満足度★★★
付箋数:24

  「今日のビジネス界でピーター・ティールの
  名を聞いたことがないという人間がいたら、
  そいつはまちがいなく三流だ。
  新興企業の聖地シリコンバレーでは、
  ティールは偉大なテクノロジーのパイオニアで、
  しかも卓越した知性とビジョンを備えた人物
  とみなされている。
  彼は三つの世界的企業に決定的な影響を
  及ぼしている――まず世界最大のオンライン
  決済サービス、ペイパルの共同創業者として。
  次に、いまや20億人を超すユーザーをかかえる
  世界最大のSNS企業、フェイスブックを
  創業から支える、初の外部投資家として。
  そしてCIAやFBIを顧客にもつビックデータ
  解析企業、パランティアの共同創業者として。」

本書は、起業家、投資家、トランプ政権支援者
として大きな影響力を持つピーター・ティール
さんの全貌を明らかにする本です。

ピーター・ティールさん本人の書いた本では、
以前、当ブログでは『ゼロ・トゥ・ワン』を
紹介しました。

本書の著者は、シリコンバレー通として
知られるドイツ人ジャーナリスト、
トーマス・ラッポルトさんです。

第三者が書くと、少し引いて全体像が見え、
また違った一面も見えるので、それはそれで
興味深い内容の本に仕上がっています。

ピーター・ティールさんと言えば、
シリコンバレーに絶大な影響力を持つ
「ペイパル・マフィア」の首領(ドン)
として知られる方です。

ペイパル・マフィアと呼ばれる面々には、
イーロン・マスクさん(テスラ・モーターズ)、
リード・ホフマンさん(リンクトイン)、
ジェレミー・ストッペルマンさん(イェルプ)
などが名を連ねています。

本書で特に私の関心を引いたのは、次の2点です。

1点目は、投資家としてウォーレン・バフェット
さんと比較していること。

ティールさんが投資する企業の資産価値は
4820億ドルにも上り、その額はバフェットさんの
バークシャー・ハサウェイの4100億ドルを
超えています。

純粋な投資家ではないので、バフェットさんとの
優劣はつけがたいですが、本書では2人の共通点を
いくつも見い出しています。

その最たるものは、独占的な企業へ集中投資
していることです。

また、自分が理解できる範囲で、長期的な視点に
立って投資することなども共通点です。

2点目は、トランプ政権に腹心を送り込み、
「影のアメリカ大統領」と呼ばれている点です。

  「2016年秋、ピーター・ティールはまたしても
  逆張りで勝利をおさめた。
  あらゆる政治評論家が、ヒラリー・クリントンの
  優勢をはっきり予想しているのに、ティールは
  ドナルド・トランプに賭けていたのだ。」

ティールさんは、1億3000万円をトランプさんに
寄付するだけでなく、ティールさんと関係の深い
人物を次々と政権に送り込んでいます。

ティール・キャピタルで参謀役を務めていた
マイケル・クラツィオスさんもその一人。

トランプ政権では副最高技術責任者(CTO)に
就任しています。

本書では、ティールさんが教育・ヘルスケア・
行政機関・エネルギーなどの分野に関心があり、
トランプ政権に関与していると分析しています。

これまでシリコンバレーの多くの大物たちが、
トランプさんに反対する立場を取ってきましたが、
トランプ政権に深く入り込み、政治に影響力を
与えるティールさんは、やはり注目に値します。

本書には、『ゼロ・トゥ・ワン 』からの引用も
多くありましたが、ティールさんの起業家とは
違う面も見えて、非常に新鮮でした。

この本から何を活かすか?

本書には、ティールさんが優先的に投資する
「特別な企業」を見極めるために、
次の3つの質問に答えることが重要であると
書かれています。

  1. 何に価値があるのか?
  2. 自分には何ができるか?
  3. 他の誰もしないことは何だろう?

ティールさんは、「ゼロから1を生む」ことが
本当のイノベーションであると考えます。

そのため、真にイノベーティブな企業に
投資するために、3つの質問で見極めていると
解説されています。

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| ビジネス一般・ストーリー | 06:21 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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世界で働く人になる! 実践編

満足度★★★
付箋数:21

  「世界で働く力とは、柔軟性とたくましさ、
  自由を持ち、環境を選ばず、強く生きる力のこと。
  そして、それは本人の意志次第で、どのような
  形にも磨きあげることができるものです。
  これは20歳で生まれて初めて、アメリカへ
  海外留学した時、10年以上現地に滞在しないと
  言葉は分かるようにならない、とどこかから
  聞きつけてきて、一人絶望していた当時の
  自分に伝えたいことでもあります。」

本書は、日本人がグローバルな環境で
たくましく働き、生き抜いていく際に役立つ
実践的なコツをまとめた本です。

著者の田島麻衣子さんは、国連世界食糧計画
(国連WFP)の職員。

現在は南アフリカ地域事務所を拠点に、
国連の持続可能な開発目標(SDGs)達成の
ためのモニタリングを主導している方です。

田島さんは、「非帰国子女」でしたが、
試行錯誤の末、英語と人づきあいのコツを
身に付け、国連機関の職員になりました。

その過程を描いたのが、2014年12月に刊行した
前著、『世界で働く人になる!』です。

国際社会で役立つ、人づきあいのコツと、
英語の学び方がわかる本として好評でした。

それから4年が経ち、田島さんが住んだ国は
さらに増えて9カ国になりました。

また、田島さんは1児の母となり、
以前とは違った働き方も求められるように
なりました。

本書は、『世界で働く人になる!』の続編として、
世界で働くための土台を用意して、
いよいよ実際に行動を起こそうとする人の
ために書かれた本です。

内容は、大きく3つの章で構成されています。

第1章では、「世界で働く人」が持っている
基本的な8つの考え方を示します。

  「違いは違いとして受け入れる」
  「人生に対する希望を諦めない」
  「仕事と人格を切り離す」
  「自分の使命を問い続ける」

ここで示されている考え方は、必ずしも
海外で働くときや、外国人と一緒に働くとき
だけでなく、普通に国内で働く際にも
必要な考え方だと思います。

第2章では、グローバルな職場環境で生き抜く
ための12のコツが示されています。

特に、田島さんの失敗談が多く語られていて、
非常にスッと入ってくる内容です。

この章では、英語が思うように出てこないときの
対処法や、英語力をカバーしながら仕事で
成果を出す方法なども語られています。

第3章では、これからのワークライフバランスの
あり方に関する6つのヒントが書かれています。

田島さん自身の役割の中で、「母親」が
加わったのが、前著からの一番大きな変化です。

だからこそ、より柔軟に、よりしなやかに
仕事と生活のバランスを取ることが必要と
なりました。

この章では「サバティカル休暇」の創り方や、
多様なパートナーシップのあり方などの
新しい選択肢を示しています。

田島さんが、人生の中で仕事や家族を
どう位置付けるかについて、大きく悩み、
試行錯誤した結果がまとめられている
かなり気持ちの入った章になっています。

本書で田島さんが示す考え方は、国連の職員
という特殊な環境でなくても十分に活かせる
ものばかりです。

これだけ変化のスピードが早い世の中になると、
日本で生活していても、環境に左右されずに、
高い柔軟性を持った働き方は求められます。

本書は、自分の価値観を広げる意味でも
役に立つ本だと感じました。

この本から何を活かすか?

田島さんは、同じ英語力でも、思うように英語が
出てくる人と、出てこない人の違いは、
「直訳へのこだわり」だと指摘しています。

必要なのは、分からない表現があっても、
自分の知っている単語をフル活用して、
言いたいことを伝えようとする意志です。

本書では、的確な表現が思い浮かばないときの
言い換えのテクニックが紹介されていました。

その1つが、「言葉の因数分解」です。

例えば、「免疫=immunity」を知らなかった場合、
「免疫とは何か」を考えます。

これは簡単に言うと「病気に抵抗する力」です。

そこで、「病気」disease、「抵抗する」resist、
「能力」abilityの3つの単語を使って、
免疫=the ability to resist a diseaseと表現する
ことができます。

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| ビジネス一般・ストーリー | 05:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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イーロン・マスク 世界をつくり変える男

満足度★★★
付箋数:23

  「地球環境が汚染されていくのなら、
  火星に移住すればいい。
  ロケットだって、飛行機のように何度も
  同じ機体を使えばいいじゃないか。
  私なら、100分の1のコストを実現させてみせる。」

イーロン・マスクさんがこのような
発言をしたとき、誰もが耳を疑いました。

そして、ほとんどの人は、
「そんな夢のような話、実現できっこない」
と思ったことでしょう。

しかし、その途方もない夢が、
少しずつでも実現する様子をみると、
「本当に火星に移住できるかもしれない」と、
当初マスクさんの発言を疑っていた人でも
期待を膨らませています。

マスクさんは、2002年に「スペースX」を
創業した後、わずか6年で宇宙ロケット
「ファルコン1」の打ち上げに成功します。

さらに、その9倍の推進力を持つ「ファルコン9」、
宇宙船「ドラゴン」と、次々に開発を成功。

ドラゴンは、地球軌道周回を成し遂げ、
国際宇宙ステーションへのドッキングを
民間企業として初めて成功させました。

私も、これくらいならマスクさんのことなので、
実現しても「さすが」としか思いませんでした。

しかし、発射成功したロケットのコア機体が
逆噴射して地上に帰還した映像を見たときには、
「ついにここまで来たか」と感動を覚えました。

特に、ファルコン・ヘビーが2機同時に、
着陸する映像は圧巻でした。

  「スペースXは、人々が不可能だと思う任務を
  成し遂げる会社だ。我々が目指すゴールは
  ムチャクチャに野心的だが、私たちはそれを
  実現する。」

マスクさんが掲げる理想、描く未来は、
人々をワクワクさせます。

  「本書では、イーロン・マスクの
   “破壊的実行力” を生み出す14のルールを
  抽出して、彼の型破りな戦いでの輝ける成功と、
  目を覆いたくなるような失敗を紹介しつつ、
  イーロンの考え方や行動を紐解いていきたい
  と思っています。
  ともすれば現状に安住しようとする私たちが、
  世界を作り変え、未来を創造しようと奮闘する
  イーロン・マスクから学ぶ点は数多く
  あるはずです。」

著者は、これまでにも何冊かマスクさん関係の
本を執筆している竹内一正さん。

当ブログでも過去に竹内さんの著書では、
史上最強のCEO イーロン・マスクの戦い』と
イーロン・マスクの野望』の2冊を紹介済み。

本書では、どんどん成功事例がアップデート
されるマスクさんの会社、スペースXや
テスラ・モーターズの事例を交え、
「枠にとらわれない思考法」を学びます。

また、マスクさん以外の成功者として、
スティーブ・ジョブズさん、ラリー・ペイジさん、
チェスター・カールソンさん、松下幸之助さん、
盛田昭夫さんらのエピソードも紹介し、
成功者に共通する思考を探ります。

本書は、イーロン・マスクさんの半生記
ではなく、また直接インタビューを
行こなっているわけでもありません。

様々なソースから取ってこれる
マスクさんの発言やエピソーをベースに
書かれています。

半世紀的なものを期待して読むと、
知っている内容が多いと思うかもしれませんが、
本書の目的は違います。

あくまでマスクさんの思考や行動から学び、
自分の仕事や生活に応用することなので、
その点を履き違えずに読むと、
得ることがある本だと思います。

この本から何を活かすか?

個人的に印象深かったのは、
テスラ車の自動運転で死亡事故が
起こったときのマスクさんの対応です。

実際には、運転者が過度に自動運転に依存し、
警告が出ていたにも関わらず、ハンドルや
ブレーキの操作を、一切自分でしなかった
ことが、事故の大きな原因でした。

当初、この事故が起こったときには
その原因がわからず、「自動運転は危険、
即座に使用を中止せよ!」と反対意見が
膨れ上がりました。

このとき、マスクさんは世間の批判に
毅然とした態度で反論し、自動運転使用の
継続と、さらなる開発を続けました。

  「テスラのオートパイロットを使って
  ユーザーたちが走行した距離は合計約2億Km
  以上になり、今回が初の死亡事故である。
  統計的には、米国では1.6億Km走行で1件の
  死傷事故が起きており、それらを比較すると
  オートパイロットは人間よりも優れている
  と判断できる」

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| ビジネス一般・ストーリー | 05:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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