活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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科学でわかった正しい健康法

満足度★★★
付箋数:23

あなたは、ジャンクフードは不健康だと
思っていませんか?

ジャンクフードばかり食べると太ってしまうと。

本書の著者、ジェフ・ウィルザーさんは、
実際にジャンクフードを中心とした
食事を1ヶ月続けて検証しました。

口にしたのは、ジャンクフード、
ブラックコーヒー、粉末プロテイン、
ウィスキーの4種類だけ。

果物、野菜、チーズ、豆類、全粒穀物は
いっさい食べませんでした。

朝食にオレオ、昼食にスニッカーズ、
夕食に糖蜜のかかったポップコーン。

こうした食事を33日続けました。

その結果、どうなったか?

体調は良く、体重は5キロ減りました。

血液検査では、悪玉コレステロールが減り、
善玉コレステロールが増えていました。

体脂肪も約2%減っていました。

この実験は、ジャンクフードが身体に良い
ということを言っているわけではありません。

ただし、世間で言われているほど、
ジャンクフードは健康の敵ではない
ということです。

ウィルザーさんの実験で抑えられていた
のは、1日に摂取する「総カロリー」です。

と言っても、極端にカロリーを制限した
わけではなく、1日2000キロカロリー前後に
なるように調整されていました。

ジャンクフードでも、「適量」であれば、
それほど身体に悪影響を及ぼくことは
ないのです。

結局、食べたものの種類で太るのではなく、
消費カロリーより摂取カロリーが少なければ
体重は減るということです。

  「なにを食べるかと同じくらい、
  どのくらい食べるかが重要な鍵を握る ―
  いや、量のほうが重要かもしれない。
  特定の食べ物を悪党扱いしてはならない。
  悪いのは、食べすぎだ。それに、次から次へと
  流される健康情報に踊らされてはならない。
  あんなものはたいていただの騒音だ。(中略)
  アリストテレスが “中庸” を重んじたように、
  肝心なのは “適量” だ。」

本書は、巷で言われるあらゆる健康法を
科学的に検証する本です。

ただし、ウィルザーさんは、
医師でも、科学者でもありません。

脳科学、生理学、栄養学、遺伝学、心臓学、
歯学、心理学、統計学など、さまざまな分野の
専門家から話を聞いて、情報をまとめました。

そして、ときには体を張って実験しました。

日々、テレビで新しく発信される健康法や
健康ブームに、科学的な根拠があるかどうかを
調べたのです。

 ・「脂質が肥満の原因」は大ウソ ― 脂質
 ・「ヘルシーなはず」が体重を増やしていた!
  ― グルテンフリー
 ・摂取量の少ない人ほど死亡率が高い ― 塩分
 ・低農薬な僕らの日常食 ― 遺伝子組換作物
 ・妊婦に朗報? ― 妊娠中のアルコール

食べ物以外でも、身体に良いと言われる行動や
生産性が上がるとされる行為についても
それが本当かどうか情報を集めています。

 ・痛みがなくなる究極の方法! ― ののしり言葉
 ・スッキリするうえに役立つ ― 愚痴
 ・人を倫理的にさせるもっとも効果的な方法
  ― ゴシップ

1つ1つのトピックは、あまり深い内容は
レポートされていませんが、
だからこそ多岐にわたって書くことが
できたのでしょう。

語り口も軽快で、サラサラ読める本です。

米アマゾンのノンフィクション分野で
ベストブックに選ばれたの納得できる
1冊です。

この本から何を活かすか?

あなたは、片付ける派? 片づけない派?

私たちは、整理整頓することが「善」である
と教育されてきましたが、本書では、
ちょっと違う実験結果を紹介しています。

  「散らかった部屋にいた人たちは、
  整理整頓された部屋にいた人たちより
  はるかにクリエイティブな反応を見せた」

乱雑な状態は、人の創造性を刺激する
良い面もあるようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 科学・生活 | 06:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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感じる科学

満足度★★★
付箋数:22

  「この『感じる科学』は、私にとって転換点と
  なった作品です。それまでアホとかボケとかが
  口癖の旅行作家として活動していた私が、
  初めて執筆した旅行記以外の本がこの作品
  でした。」

さくら剛さんと言えば、個性的なタイトルの
旅行記で知られています。

書こうと思ったのか?

それは、専門家が「入門書」を書いても、
一般の人にとっては「難解」な本にしか
ならないから。

  「それにしても、毎回執筆の準備でたくさんの
  入門書・解説書を読むにつけ、この世には
   “入門させてくれない入門書” がいかに多い
  かを思い知らされます。タイトルで “入門編” 
   “簡単”  “誰でもわかる” を謳っているのに、
  中身は専門用語の羅列でちんぷんかんぷん、
  文章のあまりに不親切、理不尽さに、
  思わず激怒して八つ裂きにしてしまった本も
  数知れず・・・・」

私も、過去に「入門書」を読んでも、
難し過ぎて断念した本が何冊もあります。

やはり専門家は、専門家であるがゆえに、
一般の人との「わかりやすい基準」が、
ズレてしまっているのです。

本書は、そんな入門書が難し過ぎる問題を
解決するために、一般の人と入門書の
ギャップを埋めるために書かれた本です。

  「はじめに言っておきますが、この本は、
  バカバカしい本です。もちろん、取り上げる
  テーマはいたって真面目です。
  光りとはなにか? 相対理論とは?
  宇宙の外はどうなっている? タイムトラベル
  は可能か? 透明人間は作れるのか?
  テーマはこうした重厚で真面目なものばかり
  ですが、しかし、真面目なのはテーマだけ
  です。はっきり言ってこの本は、
   “光や宇宙や相対理論について説明した本”
  としては、過去にこの地球上で発売された
  中でも最もバカバカしい本だと自信を持って
  断言できます(涙)。」

相対理論や量子論など、各研究分野で
解明された事実は、初めて聞いたら誰もが
衝撃を受けて面白いと感じるものばかりです。

しかし、入門書が難しいばかりに、
その面白さに辿り着くまでに、
挫折してしまう人が多いのです。

そこで、本書では科学の各分野の中でも
「一番おもしろい」部分に的を絞って、
たくさんのバカバカしい話とギャグを
交えながら解説します。

例えば、「動いている物体の上や中では、
時間が遅れる」特殊相対性理論では、
こんな例が用いられています。

  「たとえば、婚活中のアラフォー女性の方で、
   “職場の年下男子を仕留めようと狙っている
  のだけど、彼は彼で年下女性がタイプ
  みたいで私なんて相手にされないの(涙)” 
  と苦悩している方がいたとします。
  そんなときは、一度職場に休職願を提出し、
  日曜大工で光速99.9パーセントのスピード
  が出るロケットを自作して1年ほど
  宇宙旅行に行くと良いでしょう。
  そのまま地球に帰還すればあら不思議、
  その1年間に意中の彼は20歳も歳を取って
  いるのです。これでめでたく、あなたも
  彼にとっての “年下の女の子” になる
  ことがデキますね。」

この本から何を活かすか?

「キリンは高いところの葉を食べるために
首が伸びた」と勘違いしている方は
意外と多いのではないでしょうか。

しかし、事実は「キリンの首が長いのは
ただの個性」なのです。

もともとキリンには、個体差がありました。

ちょっとだけ首の長いキリンは、
他のキリンよりちょっとだけ高いところの
木の葉などを余計に食べることができました。

そうして、ちょっとだけ首の長いキリンが
生き残って、首の長いもの同士で子孫を作り、
また、もうちょっとだけ首の長いキリンが
生まれていきます。

これを繰り返したのが自然選択(自然淘汰)
による進化なのです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 科学・生活 | 06:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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頭がよくなる謎解き国語ドリル/算数ドリル/中学受験 見るだけでわかる理科のツボ

中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1さん
関連の本を3冊、献本いただきました。

ありがとうございます。

本日は、この3冊をまとめて紹介します。

最初の2冊は、以前に理科編と社会篇
紹介したことがある「謎解きドリル」シリーズ。

1冊目は国語ドリルです。

  「本書は、小学校低学年~中学年で身につけて
  おきたい言葉を中心に収録しました。
  パズル形式、クイズ形式の問題もあるので、
  楽しみながら語彙力を強化することができます。」

主に「言葉」関連の問題が掲載されていて、
入り口は、語彙力の強化ですが、
その先にあるのは、思考力を伸ばすことです。

なぜなら、世界は言葉でできているから。

目の前にある事柄も、言葉で表せて初めて、
頭が動き出すのです。

単なる中学受験用の問題集ではなく、
少し大袈裟な言い方をすると、生きていく力を
養ってくれると思います。

大人でも、これぐらいの教養は身につけて
おきたいと思える、言葉に関する問題が
収録されています。

2冊めは算数ドリルです。

  「本書では、低学年でも取り組むことができる
  問題から、中学入試レベルの問題まで、
  幅広いレベルの問題を収録しました。
  おおむね、各パートのはじめから5分の2は
  導入レベルの問題、次の5分の2は中学入試の
  基本となる問題、最後の5分の1は実践問題
  という構成になっていますので、学年に
  関係なく現在の学力に見合ったところから
  取り組むことができます。」

算数好きになるか、算数嫌いになるかの
分かれ道は、こういたクイズ形式の問題を、
解く楽しさを知ったか否かによると思います。

算数の問題といっても、文字と数字だけだと、
とっつきにくいところがありますから、
本書のように図や表、イラストをふんだんに
使った問題は、取り組みやすいと思います。

特に「数学」ではなく「算数」ですから、
知識として覚えているかどうかではなく、
純粋に思考力や想像力を鍛えられるのが
いいところですね。

では、本書から「速さ」に関する
初級レベルの問題を紹介します。

  「カメさんとウサギさんが50m競争をしました。
  同時にスタートしましたが、ウサギさんが
  ゴールしたとき、カメさんはまだ1mしか
  進んでいませんでした。このときと同じ速さで
  カメさんとウサギさんが進むとき、同時に
  スタートして同時にゴールするためには、
  ウサギさんのスタート位置を何m後ろに
  すればよいでしょう。」

考えるポイントは、時間が同じであれば、
距離は速さに比例すること。

カメさんが1m進む間にウサギさんは50m
進みますから、カメさんが50m進む間に、
ウサギさんは50m×50=2500m進みます。

「何m後ろにするか」を聞かれていますから、
元々の50mを引いて2500m-50m=2450mが
答えとなります。

頭を使い慣れていない人は、このレベルの
問題からやって、徐々にレベルを上げて
いくのがいいのかもしれません。

この本から何を活かすか?

さて、最後の1冊は「理科」に関する本です。

この本、何がいいかと言うと、
どうしたら理科が好きになるかという、
本質的な部分について書かれていることです。

理科ほど、日常の実体験が興味に直結する
科目はないと思います。

理科を単なる暗記科目と扱ってしまっては、
理科嫌いになってしまうかもしれません。

しかし本書では、普段の生活の中で、
「なぜ」かを考え、身をもって「驚き」を
体験することで、理科の面白さを知ることが
勧められています。

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| 科学・生活 | 05:52 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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バッタを倒しにアフリカへ

満足度★★★★
付箋数:24

最近は、滅多に使われることが
なくなりましたが、「末は博士か大臣か」
という言葉がありました。

将来有望な子供や若者に対して、
かつては、こう言ったものでした。

しかし、「大臣」は昔とそれほど
変わりませんが、「博士」を取り巻く環境は
大きく変わりました。

  「苦労の末に手にした博士号は、
  修羅への道の片道切符だった。」

学位としての博士号は、大学を4年で卒業し、
修士過程を2年、博士課程を3年と、
浪人・留年せずにストレートに進むと、
最短27歳で取得できます。

しかし、大変なのはそこから先です。
いわゆる「ポスドク」問題があります。

これは、博士号の取得後、期間の限られた
研究に従事する博士研究員が増えて、
大学の教員にもなれず、企業へも就職
できないという問題です。

最近言われる「高学歴ワーキングプア」が
まさにこの状態です。

しかも、専門が「バッタの研究」だったら、
日本で職を得るのが難しいことは、
誰でも容易に想像がつくことでしょう。

  「博士になったからといって、自動的に
  給料はもらえない。新米博士たちを
  待ち受けるのは命懸けのイス取りゲーム
  だった。イス、すなわち正規のポジション
  を獲得できると定年退職まで安定して
  給料をもらいながら研究を続けられる。
  だが、イスを獲得できるのはほんの
  一握りどころか、わずか一摘みの博士だけ。
  夢の裏側に潜んでいるのは熾烈な競争だった。」

本書は、そんな熾烈な競争に晒されながら、
バッタの研究を続ける様子を綴る
科学冒険「就職」ノンフィクションです。

著者の前野 ウルド 浩太郎さんは、
バッタ博士で、本書を出版した時点での
研究上の立場は、任期付研究員。

5年間で成果が上がらなければ無収入に陥る
まだまだ予断が許されない状況です。

本書は、そんな前野さんがバッタの研究で、
西アフリカの国、モーリタニアで奮闘しながら、
ポスドクの悲哀と就活の様子を綴ります。

これが、抜群に面白い。

前野さんが子供の頃からの夢は
「バッタに食べられたい」でした。

果たして、モーリタニアでその夢は叶うのか。

  「バッタが大発生することで定評のある
  モーリタニアだったが、建国以来最悪の
  大干ばつに見舞われ、バッタが忽然と姿を
  消してしまった。人生を賭けてわざわざ
  アフリカまで来たのに、肝心のバッタが
  いないという地味な不幸が待っていた。
  不幸は続き、さしたる成果をあげることなく
  無収入に陥った。なけなしの貯金を切り崩して
  アフリカに居座り、バッタの大群に相まみえる
  日がくるまで耐え忍ぶ日々。バッタのせいで
  蝕まれていく時間と財産、そして精神。
  貯金はもってあと1年。全てがバッタに
  喰われる前に、望みを次に繋げることが
  できるだろうか。」

ちなみに、前野さんの名前に入っている
「ウルド」は、モーリタニアでの研究活動が
認められて授かったミドルネーム。

「誰それの子孫」という意味で、現地では
最高に尊敬されるミドルネームのようです。

本書は冒険要素をふんだんに含み、
読む者をワクワクさせます。

前野さんの文才と、特殊なフィールドワーク
があれば、本を出すにはネタが尽きない
ように思えました。

仮に前野さんが研究者としての終身雇用が
得られなくても、十分やっていけそうな
バイタリティーとキャラクターの濃さが
あります。

むしろ、安定な立場を得ると今の面白さが
なくなってしまうような気がしますね。

この本から何を活かすか?

モーリタニアでは、モハメッドという名前が
圧倒的に多いようです。

  「日本の苗字トップ3に君臨する佐藤、鈴木、
  高橋の比ではなく、驚愕のモハメッド率の
  高さだった。研究所内だけではない。
  出会う人がことごとくモハメッドだった。」

そんな誰もがモハメッドの状態を、
一体、どのように区別しているのか?

これを現地では、「コックのモハメッド」、
「門番のモハメッド」、「大きなモハメッド」、
「小さなモハメッド」と職業や体格と結びつけ
区別しているようです。

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| 科学・生活 | 06:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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超能力微生物

満足度★★★
付箋数:23

  「微生物は神出鬼没の生命体である。
  とうてい考えることのできない不可思議な
  生命体である。人間界では想像できない、
  怪しいほどの生命体である。
  その大体の大きさは、1ミリメートルの
  500分の1、いやそれ以下で1000分の1、
  もっともっと小さくて1万分の1しかないのに、
  とんでもなく強かに生きていて、
  ちょっとやそっとではへこたれない。」

本書は、驚異的な微生物の能力について
解説して、その有効利用についても伝える
本です。

著者は、東京農業大学名誉教授で、
ありとあらゆる微生物および発酵食品を
研究対象とし、世界中の発酵食品を味わい
つくしている小泉武夫さん。

本書で、「超能力微生物」と呼んでいる
微生物は、オカルト的な力が宿っている
ということではありません。

人間を含めた通常の生物では到底
考えられないような、とてつもない力を
秘めている微生物をこう呼んでいます。

では、一体、微生物にはどんな力が
あるのでしょうか?

小泉さんは、本書の「はじめに」で、
その驚くべき3つの力を紹介しています。

まず第1に、気が遠くなるほど長い間、
形や性質を変えないで生き続けている
微生物がいるということ。

今から何十億年も前の地球の創世記に
生まれた古細菌は、今日まで生まれたままの
姿で生き続けています。

第2に、地球上のびっくり仰天するような
ところにまで住んでいるということ。

ジェット機が飛ぶ遥か上空に浮遊していり、
海底水深6500メートルで生息していたり、
南極の極寒でも凍らずにいたり、
ヨルダンの塩湖・死海の中でも平気で
生きていたりする微生物もいます。

第3に、逆境に耐える恐ろしいほどの底力を
持っているということ。

特にスゴいのは、人間の皮膚についたら、
たちまち重度の火傷を負うような濃硫酸の
中でも育成可能なスーパー耐性菌です。

さらには、人間が死に至る放射線の1000倍
以上の殺人光線ともいうべきガンマ線に
耐えうる菌の存在も見つかっています。

小泉さんが本書で主張したかったのは、
これだけ多くの超能力微生物が存在するので、
遺伝子組換えやゲノム編集に頼らなくても、
自然界から人類に役立つ微生物を得られる
ということです。

むしろ古典的なバイオテクノロジーの技術、
発酵や分離によって、効率よく自然由来の
微生物の性質を入手できるのです。

そして、小泉さんはIT革命ならぬ、
「FT革命」が人類を救うと言っています。

FT革命の「F」は発酵(Fermentation)の
頭文字です。

発酵が、人類が直面する「環境」「食料」
「健康」「エネルギー」の問題を解決する
鍵になるという考えです。

小泉さんは15年前からFT革命を提唱して
いますが、実際に実用化が進んでいる
研究もかなりあるようです。

また、本書では小泉さんが食べた、
発酵食品のグルメエピソードも豊富に
紹介され、読者を楽しませてくれます。

この本から何を活かすか?

この地球上で最も珍しい発酵食品は何か?

この質問に、小泉さんは迷わず答えます。

  「それは日本の石川県でつくられるフグの
  卵巣の糠漬けでしょう。世界広しといえども
  全く他に例のない驚くべきもので、
  単独で食の『世界遺産』に登録できる
  ほどのものであります。なにせ、あの猛毒が
  詰まっているフグの卵巣を食べてしまう
  民族など、発酵の知恵者である日本人以外、
  見当たりません。」

微生物の発酵の力を借りて、3〜4年もの
時間をかけて、フグの猛毒を解毒する製法は、
江戸時代から行われているようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 科学・生活 | 06:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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