活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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3年で年収1億円を稼ぐ 「再生」不動産投資

満足度★★★
付箋数:24

オトバンクの上田さんに献本いただきました。
ありがとうございます。

あなたは、「不動産投資」に対して、
どのようなイメージをお持ちでしょうか?

私は、不動産投資の魅力を伝えるために、
最も貢献した本は、ロバート・キヨサキさんの
金持ち父さん 貧乏父さん』だと思います。

そのため、「不動産投資=不労所得」という
イメージが強く残っています。

しかし、本書の著者、天野真吾さんは、
不動産投資で成功するポイントは、
不労所得と考えないことだと説明します。

  「 “できる大家” は不動産投資は “投資” と
  名前はあるものの、“事業”に近いと考えて
  います。(中略)

   “おしい大家” は、不動産投資は、投資であり
  不労所得を得る手段だと考えています。
  不動産投資を、簡単にお金を得る手段として
  い続けています。入居者が快適に暮らすことは
  二の次であり、振り込まれてくる家賃のみに
  興味があります。(中略)

   “できる大家” は、事業に真剣に向きあい、
  入居者に “快適な住環境” を提供するので、
  入居者待ちが出るくらいの人気物件を
  持つことができます。」

本書は、不動産投資に興味がある人向けに、
不動産投資を始めるにあたり必要な考え方を
説明し、「覚悟」を持たせてくれる本です。

不動産投資は、資産、人脈、リソースを
「もっている者」と「もっていない者」では、
同じ条件で競争できない世界です。

最初から手をかけなくても儲かる
立地も良く、利回りが高く、入居率が高い
「一流物件」は、「もっている者」である
資産家にしか回ってきません。

では、資産をあまり持っていない個人投資家は、
まったく勝ち目のない世界なのでしょうか?

ここで大切なのが、不動産投資を「事業」と
捉える考え方です。

入居者あっての商売ですから、当然、
快適な住環境を提供するために手がかかります。

だからこそ、資産のない個人投資家でも、
利益を得る余地が残されているのです。

  「資産家や大物投資家が見逃すような
   “二流物件” にも、磨けば光る “一流物件” 
  はあるのです。ポテンシャルは高いのに、
  不運にも “二流” に甘んじている物件を
  激安で購入して “一流” に再生する。
  これが “再生” 不動産投資のコンセプトです。」

本書の著者、天野真吾さんはサラリーマンを
しながら、2008年に不動産投資を始めました。

わずか3年で家賃収入が1億円を突破し、
現在は12棟200室を保有するまでになった、
「再生」不動産投資です。

「湘南再生大家」の愛称で呼ばれ、
国内最大級の不動産投資と収益物件情報サイトの
「健美家」でコラムも執筆している方です。

天野さんにとって大切なのは、その不動産が、
磨けば光る「伸びしろ」があること。

ですから空室率が高い物件は、リスクではなく
チャンスなのです。

  「多くの投資家は空室率の高さをリスクと
  捉えますが、私にとってはチャンスでしか
  ありません。満室物件が安く売られることは
  ないので、購入できたとしても経営が低迷
  すれば、採算が取れず、売却もしづらい物件
  になってしまいます。一方、空室率の高い
  物件は、経営が低迷して入居率を伸ばす
  ことができなくても、安値で購入できるので、
  出口を用意しやすいのです。」

本書では「おしい投資家」と「できる大家」の
違いを明確にし、3年で1億稼げる不動産投資に
なるロードマップを示します。

不動産融資を始めたいと考える人にとっては、
非常に参考になる本だと思います。

この本から何を活かすか?

不動産投資をするときに、「融資」はつきもの。

実は、サラリーマンへの不動産融資は、
かなり歪んでいて、特殊な状態です。

  「(できる大家は)日本国内の金融機関で、
  サラリーマンにフルローン、オーバーローンの
  可能性がある融資という状況は、世界的に珍しい
  ことを理解しています。利回りも高く、割安な
  価格帯で不動産を購入できて、個人名義、
  会社名義で登記できることが、いかに特殊な
  状況であるかを理解しています。」

できる大家は、この歪みを理解した上で、
上手に活用しているのです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 投資 | 06:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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生涯投資家

満足度★★★★★
付箋数:28

  「私のファンドマネージャーとしての人生は、
  2006年にインサイダー容疑で逮捕された時に
  幕を閉じた。 “儲ける” という行為を
  否定されてしまったため、投資に限らず、
  何の事業もできない状態となってしまった。」

ニッポン放送株式のインサイダー取引の
容疑で逮捕されてから、表舞台から姿を消した
村上世彰さん。

事件の後、どんなことをマスコミに語っても、
更にバッシングを受けるだけと考えて、
なるべく露出することを避けてきました。

現在はシンガポールに拠点を移し、
投資活動を行っているようです。

そんな村上さんが、なぜ、本書を執筆したのか?

転機になったのは。2015年11月に村上さんの
事務所に入った強制捜査でした。

証券取引等監視委員会は、相場操縦の容疑で、
村上さんの会社と自宅を捜査しました。

この捜査では、会社に在籍していた長女の、
村上絢さんも捜査対象となりました。

絢さんは、捜査の対象となった期間は、
株の取引に関与しておらず、第1子出産のため、
産休に入っていました。

しかし、度重なる捜査を受けたストレスで
体調を崩し、死産することになります。

  「病室で泣きじゃくる娘を見て、私は心が
  えぐられるような、言葉にはできない
  悲しみと自分の子どもであるがゆえに
  このような経験をさせてしまったのかも
  しれないという申し訳なさが湧き上がってきた。
  そして私自身が表に立って自分の理念や
  信念をきちんと伝えなければならないと
  思い始めたのだった。」

そして、娘さんや奥さんの後押しを受けて、
村上さんが持ちつづけてきた、上場企業の
あるべき姿についての信念を書いたのが
本書です。

上場した会社の株式は誰でも売買できます。

企業は、上場すると株式の流動性を高める
ことができ、資金調達がしやすくなる
メリットを得ます。

一方で、上場にはコストがかかることと、
いつ誰が株主になるかわからないという
デメリットも持ちます。

当然、企業はこのメリットとデメリットを
を踏まえ、上場するか否かの判断を
することになります。

決してステータスや、信用を得るために
上場するものではありません。

  「上場のメリットとデメリットを比較
  すると、資金調達の必要がなく、
  経営においては株主から横やりを
  入れられたくないというなら、
  非上場化してプライベートカンパニーに
  すべきであるというのが、
  私の一貫した持論だ。」

そして、コーポレート・ガバナンスを通じ、
上場企業をあるべき姿にしていくことが、
投資家の使命であると、村上さんは
考えています。

ちなみに、コーポレート・ガバナンスとは、
株主が企業を監視・監督するための制度です。

投資先の企業で健全な経営が行われているか、
企業価値を上げる=株主価値の最大化を
目指す経営がなされているをチェックします。

本書には、これまで公には語られなかった、
村上さんが持っていた投資理念が毅然とした
態度で書かれています。

当時、マスコミの報道でしか村上さんの
ことを知らなかった方は、本書を読むと
意外な印象を持つことでしょう。

そして、何より、村上さんの考えに
賛同するかどうかはさておき、
信念によって一貫した姿勢で語られる
本書の内容は、圧倒的な魅力を持ちます。

村上さんや株式投資に興味がない方にも
オススメできる面白い本です。

個人的には、村上さんが逮捕された当時、
私も積極的に株式市場に関わっていたので、
非常に懐かしい思いで本書を読みました。

この本から何を活かすか?

村上さんは徹底したバリュー投資家です。

  「私は “期待値” とIRRにリスク査定を
  加味した3点から、投資するか否かの
  最終的な判断を行う。」

期待値が0.3の宝くじ、0.75の公営ギャンブル、
0.9強のカジノなど、いずれも期待値は1.0を
下回るので、村上さんは決して手を出しません。

期待値は、私にとっても重要な投資指標です。

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| 投資 | 06:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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シンプルにわかる確定拠出年金

満足度★★★
付箋数:21

あなたは、確定拠出年金を知っていますか?

確定拠出年金は、2016年の9月に
愛称が「iDeCo(イデコ)」と決まって、
かなり知名度が上がりました。

更に、2017年1月以降、法改正により、
20歳以上のほぼすべての国民が確定拠出年金に
加入できるようになりました。

ところで、あなたは、確定拠出年金を
利用していますか?

もし、あなたが、確定拠出年金を、まだ
始めていないなら、すぐにでも始めましょう。

確定拠出年金は、名前を知っているだけでは
何の得にもなりません。

  「長年、資産運用の世界に関わっていても、
  普通のお金の運用で、これほど大きな割合で、
  かつ “ほぼ確実に得をします” と言い切れる
  ものには、なかなかお目にかかれない。
  この点で、確定拠出年金は非常にまれな制度だ。」

本書の著者、資産運用が専門の経済評論家、
山崎元さんもこのように言い切っています。

それくらい確定拠出年金は、
「ほぼ確実に、かなり得」な制度です。

きっと、確定拠出年金のことを聞いたことが
あっても、何となく面倒で自分で調べようと
していない人が多いのではないでしょうか。

また、それほど自分ごとと考えることが
できず、あまり興味を持てない方も
いることでしょう。

正直、私から言わせると、確定拠出年金は、
「やらない、意味がわからない」制度です。

宝くじ売り場の前に並んでいる人を見たら、
そんなものを買わずに、確定拠出年金を
すぐに始めなさいと言いたいぐらいです。

知らない方のために、少しだけ解説すると、
確定拠出年金とは、国が導入した年金制度の
1つです。

積み立てたお金の運用方法を「自分で決める」
という特徴がありますが、極めて節税効果が
高い制度です。

あまりに優遇過ぎるため、利用できる
「上限」が設けられています。

これは、スーパーが赤字覚悟で用意した
目玉商品が「お1人様1個まで」といった
上限が設けられているのと同じです。

本書では、山崎さんが確定拠出年金利用の
3原則を示しています。

  その1. 確定拠出年金は、可能な限り「大きく」
     使おう。

  その2. 確定拠出年金年金は運用の中の
     「一部」と考えよう。

  その3. 運用商品は手数料が安くて
     「シンプル」なものを選ぼう。

本当は、山崎さんが言うように、確定拠出年金は
他の資産運用の一部と考えるのが望ましいですが、
そもそも資産運用自体を考えたことがない方も
いるはずです。

そんな方は、まずは確定拠出年金を限度額の
上限で始めましょう。

この時のポイントは2つだけです。

1つ目は、どこで始めるか。

これは手数料が安い金融機関を選びます。

キャンペーンなどではなく、無条件で、
手数料が無料なのは、2017年7月時点では、
「楽天証券」と「SBI証券」の2択でしょうか。

2つ目のポイントは、何を選ぶか。

これは各社の商品ラインナップの中から、
手数料の安い「インデックスファンド」を
選べばいいでしょう。

本書では、他の資産運用との組み合わせを
考えているので、いくつかのパターンが
示されています。

確定拠出年金は始めてから、
後で、投資配分を変えることもできます。

そこで、まず「MSCI-KOKUSAI」の指数に
連動した海外株式のインデックスファンド
のみで初めてもいいと思っています。

さすがにそれは少し乱暴すぎると感じる方は、
本書を読んで勉強してください。

本書は、非常に簡潔にまとめられた
確定拠出年金を始めるための入門書です。

この本から何を活かすか?

ちなみに、私はSBI証券で確定拠出年金を
利用しています。

また、次のサイトでは、確定拠出年金の
節税効果のシミュレーションができます。

提供しているのは、日本インベスター・
ソリューション・アンド・テクノロジーです。

  節税メリットシミュレーション

試算結果はあくまでシミュレーションであり、
概算金額を示唆・保証するものではないので
ご注意ください。

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| 投資 | 08:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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年収350万円のサラリーマンから年収1億円になった小林さんのお金の増やし方

満足度★★★
付箋数:22

オトバンクの上田さんに献本いただきました。
ありがとうございます。

あなたは、今働いて得ている給料とは別に、
働かなくても入ってくる副収入を得たいと
思いませんか?

正直、誰にとっても本業以外の収入が
あるに越したことはありません。

しかし、「そんなウマイ話、あるわけない」、
「そんなの怪しい話に決まっている」。

こう思ったあなたの感性はマトモです。

ラクをして、勉強もせずに、リスクも取らずに
簡単に儲ける話など、世の中にはありません。

しかし、少しばかりの勇気と好奇心を持って、
順番を間違えずに勉強しながらやっていけば、
平凡なサラリーマンでも、給料以外に
毎月継続的にお金が稼げるようになる。

これが本書の著者、小林昌裕さんの主張です。

  「本書では、しがないサラリーマンだった
  僕が、何もわからない状態から手探りで
  積み上げてきたストックビジネスの
  ノウハウを、みなさんに公開していきます。

  ゴールは人それぞれあると思いますし、
  向き不向きや運もありますから、
  この本を読んだからといって誰もが
  年収1億円を超えられるようになるとは
  思いません。」

小林さんは、ロバート・キヨサキさんの
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん』を読んだ影響で、
2009年から不動産投資を始めました。

そして、徐々に投資を増やすと同時に
収入の柱を複線化して、6年後には
売上ではなく年収が1億5000万円に達する
ようになりました。

本書では、「ストックビジネス」で収入を
着実に増やしていく手法を公開します。

ちなみに本書のストックビジネスとは、
一度仕組みを作ってしまえばお金が入って
くるビジネスのこと。

このストックビジネスの理想形は、
「ひとりでできる」「定期的に課金される」
「自分が働かなくてもいい」の3つの条件が
揃っていることです。

  「僕のやり方で最も大事なのは、
  ビジネスに着手していく順番です。
  (中略)
  最初に手をつけるビジネスに関しては
  僕の教えを守ってもらうことが賢明だと
  思います。

  では、最初に手をつけるべきビジネスとは
  何か?

  それはズバリ、不動産投資です。」

不動産投資と聞くと、かなりの資金がないと
始められないというイメージを持つ方も
いますが、そんなことはありません。

不動産投資の最大のメリットは金融機関で
ローンを組んで始められること。

安定したサラリーマン収入などがあると、
ローンも組みやすく、自己資金をあまり
使わずにビジネスを始められるのです。

それに加え、定期的な安定収入があり、
人に任せて自分が働かなくてもいいので、
ストックビジネスの理想に適っているのです。

そして、不動産で毎月50万から100万円
のキャッシュフローが得られるようになれば、
それ以外のビジネスへと収入の複線化を
図っていきます。

小林さんが年収1億5000万円になるまでには、
次の3つのステップをたどりました。

最初のステップは不動産投資などの
「自動課金系」のビジネス。

この段階で、食べるのには困らないレベル
までいくことが大きなポイント。

次のステップは、株式投資、FX、物販などの
「実働系」のビジネスです。

最後のステップは、セミナー講師等をやって、
今まで稼いできたノウハウを人に教える
「情報発信系」のビジネスです。

この手の年収1億円以上を謳う本は、
私は怪しい印象を持っていましたが、
この本は読んでみると非常にマトモでした。

リスクが全くないとは言いませんし、
紹介されているものの中には「これ大丈夫?」
と思う選択肢もありましたが、全体的には
リスクを分散しながら収入を増やす
段階的な方法が解説されていると思いました。

この本から何を活かすか?

  「お金を増やすことのできる人というのは、
  慎重でありながら、外すべきときに
  マインドブロックを外せる人です。」

大切なのは、自分の取れるリスクの許容範囲を
見極めて、その中でチャレンジすることです。

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完全なる投資家の頭の中

満足度★★★
付箋数:23

  「そもそも基本的な智慧とは何なのでしょうか。
  その最初のルールは、バラバラな部分を集めて
  総和としても、全体として機能することはない
  ということです。それらの事実を理論の縄として
  あざなうことができなければ、使えるものに
  ならないのです。」

これは、1994年にUSCビジネススクールで
語った、チャーリー・マンガーさんの言葉です。

ところで、チャーリー・マンガーさんとは誰か?

意外と知られていないかもしれません。

知られていないのは、日本で1番高い山は
富士山だと知っていても、2番目は北岳である
ことがあまり知られていないのと同じ理由です。

世界一の投資家が、ウォーレン・バフェットさん
なら、2番目はきっとマンガーさんです。

もしかすると、同率で1位と言っていいかも
しれません。

マンガーさんは、バフェットさん率いる投資会社
バークシャー・ハサウェイの副会長にして、
バフェットさんの無二のパートナーです。

実はマンガーさん、バークシャー以外で行っている
投資でも素晴らしい成果を上げています。

バフェットさんと同じく、ネブラスカ州オマハで
生まれ育ち、ミシガン大学で数学を学びました。

その後、ハーバード法科大学院で法律を学び、
仲間とともに法律事務所を設立。

バフェットさんの要請を受けて、フルタイムの
投資家となりますが、それまで法律家としても
成功していて、彼の立ち上げた事務所は、
現在ではアメリカ有数の法律事務所になっています。

投資家になってからのマンガーさんは、
バークシャーの屋台骨を支え、バフェットさんとは
違い視点を持った、辛口のパートナーとして、
知られるようになりました。

ちなみにマンガーさんは、バフェットさんより
6歳年上の御年92歳です(2016年現在)。

  「マンガーはこれまで数多くの講演を行い、
  エッセーを書き、ウェスコ・ファイナンシャルや
  バークシャー・ハサウェイの株主総会では、
  たくさんの株主を楽しませてきたが、彼の考えが
  いわゆる統一理論の下で紹介されたことはまだない。
  理由はおそらく彼の頭が普通の人の知性を
  はるかに上回っているからだろう。頭のなかで
  いくつかの思考を同時に行うこと(彼はこれを
   “多重モデル” と呼んでいる」は、それぞれの
  思考に理解可能な枠組みを持っていなければ
  できないため、普通の人にとっては簡単なこと
  ではない。そこで、本書はチャーリー・マンガーの
  ような思考ができるような方法を紹介して
  いこうと思う。」

本書はトレン・グリフィンさんが執筆した
原題『Charlie Munger: The Complete Investor
の邦訳本。

マンガーさんの半生を紹介した本としては
投資参謀マンガー』がありますが、
本書は金融市場の投資行動をシステムとして
とらえ、それをマンガーさんのメンタルモデル
として解説します。

マンガーさんは、厳選した言葉で核心を突く
ことでも知られていて、長年にわたって
様々な場面で発言したり、多くの文章を
残してきました。

本書はそんなマンガーさんの名言集でもあり、
マンガーさんの考えを体系的にまとめています。

マンガーさんの投資方法は、バフェットさんも
師と仰ぐベンジャミン・グレアムさんの
バリュー投資システムから派生した手法です。

本書はマンガーさんの投資方法を知ると同時に、
その思考の深さを知ることができです。

この本から何を活かすか?

マンガーさんの投資ではチェックリストを
使うことが知られています。

  1.リスクを測ることが第一
  2.客観的に自分の頭で考えること
  3.多く働き、不測の事態に対して備えをしておく
  4.自分が知らないと言うことを認識し、
   知的な謙虚さを常に持つ
  5.チェックリストに従って正確に分析を行う
  6.賢明な投資配分をすること
  7.忍耐強くあること、焦らず余裕を持って
   取引をする
  8.決断力を持つこと
  9.変化に備えること、柔軟性が必要である
  10.大事なことに集中し、些末なことに
   囚われない

マンガーさんは、投資以外の人生の課題に
立ち向かうときにも、チェックリストの利用を
強く勧めています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.


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