活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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ミライの授業

満足度★★★★
付箋数:26

小学高学年から大学生までの子どもがいる
家庭では、本書を1冊買って、
リビングに置いておきましょう。

ただし、決して「この本を読みなさい」と
強要してはいけません。

手が届くところに何も言わずに置いておいて、
子どもが興味を持って読み始めるのを
辛抱強く待つこと。

本書を手に取ってページを開いてみると、
すぐに続きを読みたくなるはずです。

しかも、あれだけ口酸っぱく「勉強しなさい」
と言い続けても、全然勉強しなかった子どもが、
本書を読んだ後は、自然と机に向かうように
なるかもしれません。

私もこんな本を14歳のときに読みたかった。

いやいや、未来をつくるのは、
この歳になってもまだ間に合う。

本書は、そんな気持ちにさせる本です。

  「未来を予測する最善の方法は、
  自らそれを創りだすことである」

これは本書の冒頭でも紹介されていた、
計算機科学者、アラン・ケイさんの言葉。

  「みなさんはじめまして。瀧本哲史です。
  ぼくはふだん、京都大学で日本の将来を担う
  大学生たちに、新しい時代を生き抜くための
  考えについて講義しています。
  今日の講義は、その14歳バージョン。
  語り口はやさしくても、中身は超本格派です。
  大学生はもちろんのこと、大人たちでさえ
  知らないような “未来をつくる5つの法則” 
  をお話ししていきます。
  きっと大人たちは、みなさんのことを
  うらやましく思うでしょう。人生を変え、
  世界を変えるようなトップシークレットに、
  その若さで触れられるのですから。」

本書は2015年に瀧本哲史さんが、
全国の中学校を飛び回って講義した内容を
まとめた本です。

瀧本さんは、超難関校として知られる灘中学校や、
原発事故で避難生活を余儀なくされている
福島県飯舘村飯舘中学校などを訪れました。

それらの中学校で行われたのは、
未来に生きる14歳の中学生に贈る特別講義です。

まず、瀧本さんは、学校では何のために
勉強しているのかを語ります。

  「いい高校、いい大学へ進むため?
  それにいい会社に就職するため?
  ・・・・そんなつまらないことのために
  勉強するなんて、あまりに寂しい話ですよね。
  正解はもっと別のところにあります。

  みなさんが学んでいるものの正体、
  それは “魔法” です。
  ハリー・ポッターと同じ “魔法” を
  学んでいるのです。」

なぜ、瀧本さんが、「魔法」なんて、
突飛に思える話から始めたかについては、
是非、本書をお読みください。

そして、未来をつくるために、過去を知る。

この講義では、かつて世界を変えてきた
人たちのことを学び、「未来をつくる法則」を
導き出します。

登場するのは、ニュートン、コペルニクス、
ナイチンゲール、ビル・ゲイツ、大村智、
ココ・シャネル、伊能忠敬など(以上敬称略)
19名の偉人たち。

彼らは、どんなふうに育ち、どんなことを考え、
どんなことに疑問を抱いたのか。

そして、どんな壁にぶつかり、
どうやって壁を突破したのか。

未来を変えた先人たちの歴史を学ぶことで、
自分でも未来をつくりだすことができると
わかるはずです。

そのメッセージは、もう未来はないと思って
あきらめかけていた、わたしたち大人にも
しっかりと届きます。

この本から何を活かすか?

私が本書で最も興味を持ったのは、
わずか22歳にして、日本の歴史を大きく変えた
女性の話です。

その女性とは、オーストリアのウィーン生まれの
ベアテ・シロタ・ゴードンさん。

彼女は、一体、日本の何を変えたのでしょうか?

  「彼女は、日本に “男女平等” という概念を
  もち込み、定着させた女性です。
  男尊女卑で女性が虐げられていた日本社会を、
  たった一行のルールでひっくり返した女性です。」

シロタさんは、憲法や法律の専門家ではない
6か国語に堪能な通訳の民間人女性でした。

そんな彼女は、わずか9日間で、
日本国憲法の草案をつくることになります。

そして、彼女が訴え続けた女性の権利は、
現在の日本国憲法第24条として残っています。

1946年当時、男女平等が憲法に明記されたことは、
世界的に見てもかなり異例のことだったようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.


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| 成功哲学 | 06:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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シゴトに役立つデータ分析・統計のトリセツ

満足度★★★
付箋数:18

  「この本では、データをどのように取り扱えば
  よいのか、その “考え方” を解説しています。
  どんな手法があり、それによってどんな結果が
  得られるのか、さらにその結果を使って
  どうやって周囲に伝えていくのか。
  データを集めるだけでなく、それを生かすための
  手法が満載です。数式などはできるだけ使わずに
  解説していますので、気軽に読み進めてください」

本書は、データの取り扱いについて広く浅く
学べる本です。

著者は、技術士(情報工学部門)の増井敏克さん。

増井さんは、[ビジネス]×[数学]×[IT]を
組み合わせてコンピュータを正しく、効率よく
使うためのスキルアップ支援やデータ分析などを
行っている方です。

本書で学べる内容は以下の通りです。

 序章 データが使えると仕事の効率は変わる
 第1部 データを使ってビジネスに活かす
  第1章 まずはどんなデータなのかを把握しよう
  第2章 データを分析して役立つ特徴を見つけよう
  第3章 データを使って選択肢の中から最適なものを
     選ぼう
  第4章 データをもとに変化を予測しよう
  第5章 相手にデータを明確に伝える表現を選ぼう
 第2部 データを「ヒトに伝える」、
    データで「ヒトを動かす」
  第6章 データを「ヒトに伝える」基本テクニック
  第7章 データで「ヒトを動かす」基本テクニック
  第8章 判断を誤らないために知っておきたいこと

本書の各節の冒頭では、マーケティング部門の
2人の社員の会話からスタートします。

1人は、入社したばかりの文系女性社員。

一生懸命頑張って入るものの、マーケティングと
数学に関する知識はほとんど持っていません。

もう1人は新入社員の教育係となった
マーケティング部の30代男性係長。

理系なので数字に強く、人当たりも良く
知識も豊富なので、先生役として適任です。

 新人:数字を使え、と言われて収集したデータを
    元に報告したのですが、そのデータの
    根拠を求められちゃいました。

 係長:間違ったデータを使ってしまうと、
    その報告が信用できなくなってしまうよね。
    データが正確か、ということは常に意識
    すべきだよね。

 新人:確かにデータの正しさを確認するのは
    難しいですね。怪しそうなデータを
    見抜くポイントはありますか?

 係長:例えば、次のようなデータがあると
    どうでしょう?
    何か疑問を抱くことはありませんか?

年度
2012
2013
2014
2015
売上(億円)
140
150
160
170
販売数(万個)
800
700
600
500

 新人:これなら直感的におかしいと思いそう
    ですね。販売数が減っているのに、
    売上が増えています。

 係長:あとは数字が綺麗すぎると思わないかい?
    すべて1の位が「0」になっているのは
    気になるよね。

 新人:ただ、これも単価が上がったのかも
    しれませんし、偶然綺麗な数字に
    なっている可能性もあります。

 係長:つまり、データを見るだけではわからない
    ということになる。疑問を持つことは
    あっても、確信はできない。どうやって
    作られたデータなのかを見るのも1つの
    方法だね。

本書は、こういった会話を導入に使って、
データ分析の解説を行います。

データ分析をするにあたり、何が必要で、
何がデキるかの概要が学べます。

ただし、本書はあくまで入門ガイドなので、
あまり具体的な分析方法を学ぶことはできません。

本書で大まかな方向性がわかったら、
もう少し専門的な本で実際の分析方法を
習得する必要はあります。

この本から何を活かすか?

あるWEBサイトに設置された3つのボタンについての
データを見てください。

ボタンABC
クリック数1257856659
クリック率45.3%30.9%23.8%

このデータを見ると、Aが多くクリックされて、
Cはあまりクリックされていないと判断できます。

Cのクリック率を上げるために、ボタンのデザイン
をAと同じようにすれば良いのでしょうか?

ここで気をつけたいのは「網羅性」です。

「何もクリックしていない」利用者のことを
考えなければなりません。

出されたデータがすべてだと思い込んでいると、
思わぬ抜け穴がある場合があるので、
常に網羅性の視点を持って、
データをチェックする必要があります。

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| 数学 | 06:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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Q思考――シンプルな問いで本質をつかむ思考法

満足度★★★
付箋数:24

  「もし私がある問題を解決するのに1時間を
  与えられ、しかもそれが解けるか解けないかで
  人生が変わるような大問題だとすると、
  そのうちの55分は自分が正しい問いに
  答えようとしているかどうかを確認することに
  費やすだろう」

これはアルベルト・アインシュタインさんが
言ったとされている名言。

いくつものバージョンがあって、
本当に言ったかどうかの真偽は不明ですが、
「問い」を立てることの大切さを表現しています。

本書は「質問」することの重要性を説いた本。

著者は、デザイン思考、イノベーションといった
領域に強みを持つジャーナリストの
ウォーレン・バーガーさんです。

全米各誌・各メディアで絶賛を受けた
思考法の本です。

原題は、「A More Beautiful Question
: The Power of Inquiry to Spark Breakthrough
Ideas
」(より美しい質問-突破力のある思考に
火をつける探求力)

美しい質問とは、私たちが物事を受け止める、
あるいは考える方法を変えるきっかけとなる
野心的だが実践的な質問のこと。

さらには、変化を引き起こす触媒となる質問。

質問で議論を呼び起こすことがことが目的ではなく、
行動やイノベーション起こすことがゴールです。

「なぜ?」と問うだけで、何も行動しなければ、
思考や会話をするきっかけにはなるかも
しれませんが、イノベーションには至りません。

 Q(問い)+A(アクション)=I(イノベーション)

そういえば、大前研一さんも『質問する力』の
中で次のように書いていました。

  「 “質問する力” とは、政府や、マスコミや
  評論家の言うことを鵜呑みにするのではなく、
  まず、自分の頭で考え、疑問点があれば
  とことん追求し、自分で納得してから決断する
  力のことである。」

さて、本書では「美しい質問」をするために、
3つのステップで物事の本質にアプローチします。

  ・「なぜ?」
  ・「もし~だったら?」
  ・「どうすれば?」

この3つの質問は、問うという行為を
さまざまな段階で私たちを導いてくれる
枠組みです。

グーグルの検索ボックスに入力しても、
簡単に答えが見つかるような問いでは
意味がなく、自ら考えて行動を促す問いに
なっていなければなりません。

まず、「なぜ?」で理由を探ります。
次に、「もし~だったら?」で仮説を立てます。
最後に、「どうすれば?」で方法を考えます。

それが「Q思考」と邦訳されている思考法。

人は大人になるにつれ、だんだん疑問を
持たなくなるものです。

質問をするにはエネルギーを要するので、
わざわざ疑問を持たずに、流されていた方が
楽ですから。

しかし、それでは何の進歩もないまま
毎日を過ごすことになってしまいます。

本書は、単に質問の仕方を教える本ではなく、
ビジネスや人生において、常に質問する姿勢を
身につける本と言ってもいいかもしれません。

私は、本書を読むのが非常に疲れました。

それは、本書の中の至る所に散りばめられた
「なぜ?」、「なぜ?」、「なせ?」の
質問型の記述に、いちいち脳が答えを探そうと
反応してしまったからだと思います。

この本から何を活かすか?

  「4歳の少女が5歳や6歳になると、
  どうしてそれほどものを尋ねなくなるのか?」

あるイギリスの調査で、4歳の女児は
1日平均390回の質問を母親にすることが
わかりました。

そして、4歳をピークに徐々に質問の回数が減り、
6歳になる頃にはかなり口を閉ざし、
学校に入ってからは、先生の知っている答えを
覚えるようになってしまうのです。

大人になっても4歳の子どもの目を持って
何度も何度も「なぜ?」を問い続けることが、
スティーブ・ジョブズさんやジェフ・ベゾスさんの
ようなイノベーションを生み出します。

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| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 11:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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神経ハイジャック

満足度★★★
付箋数:22

2016年7月22日、日本でもスマートフォン向け
ゲームアプリ「Pokemon GO(ポケモンGO)」が
リリースされ、大きな話題となりました。

このアプリで指摘されているのが、「歩きスマホ」、
「ながらスマホ」の問題です。

ポケモンGOによって、あなたの神経は
ハイジャックされる・・・・。

政府も盛んに、注意喚起していますが、
本当の怖さを伝えるには、
本書を配本した方がいいかもしれません。

ある調査によると、アメリカの成人の約9割が、
運転中の携帯・スマホの操作は違法にすべきだと
考えているそうです。

一方、アメリカ成人の6割以上の人が、
運転中に携帯メールをしたことがあるという
調査結果があります。

ほとんどの人が、やってはいけないと認識して
いるのに、やめられない状態です。

これはアメリカでのデータですが、日本でも
「わかっているのにやめられない」のは同じこと。

ポケモンGOによって、さらにこの状態が
加速する危険性があるでしょう。

本書は、「ながらスマホ」の危険性に
警鐘を鳴らす本です。

著者は、ニューヨーク・タイムズ紙記者の
マット・リヒテルさん。

リヒテルさんは、不注意運転のリスクと
根本原因を明らかにする記事で
ピュリツァー賞を受賞した方です。

本書は、ある悲惨な交通事故の顛末を追った
ノンフィクションであると同時に、
脳科学などの最先端のサイエンスから
原因探る科学ルポルタージュでもあります。

2006年のある夏の日、米ユタ州に住む19歳の青年、
レジー・ショーさんが、自動車事故を起こしました。

この事故で、2人の優秀なロケット技術者が
亡くなりました。

  「ユタ州警察の少数の捜査官たちがこの事件に
  目をつけた。頑固者で知られるある捜査官は、
  レジーが携帯電話に気をとられていたせいで
  衝突事故を起こしたのだと確信した。
  メールでも打っていたにちがいない。(中略)

  レジーのほうは、衝突の原因が何か思い出せない
  と主張した。証拠が出てくるとそれを否定し、
  自分自身、そんな証拠は嘘だと思い込んだ。」

ショーさんには、本当に事故当時の記憶が
ありませんでした。

彼の注意力は携帯によって完全に奪われ、
視野が狭くなるだけでなく、記憶さえも
曖昧になってしまったのです。

2つ以上のことを同時に行うマルチタスクは
幻想に過ぎなかったのです。

それどころか、携帯やスマホというツールは、
「つながりたい」、「認められたい」という
人間の根源的な欲求に訴え、たとえそれが
運転中の危険な状態であっても、
抑えられない「依存性」が出てしまうのです。

本書の物語は、決して他人事ではなく、
「ながらスマホ」は、飲酒運転以上のリスクが
あることを認識させられます。

本書は、科学面での取材もしっかりして、
「なぜ、ながらスマホをやめられないのか?」
という原因に迫る優れたノンフィクションです。

ただし、500ページ超の分厚い本で、
前半はかなり読むのがしんどいです。

登場人物も多く、場面も頻繁に切り替わるので、
ついていけず、読むのを挫折してしまう人も
多いかもしれません。

しかし、後半はリヒテルさんの筆力によって、
グイグイ引き込まれていくので、
何とか前半は頑張って読んで欲しいところです。

この本から何を活かすか?

喫煙者は、煙草のパッケージを開けたり、
煙草に火をつける段階で、ニコチンが吸引できると
思って少量のドーパミンが放出され、興奮します。

これと同様にスマホを軽くタップするだけで、
ドーパミンが放出され、ちょっとした快感が
得られるようです。

  「これは基本的に双方向的な現象である。
  キーにふれると反応があり、スクリーンに
  ふれると情報や報酬が得られる。
  それ自体が悪いことではない。
  だが、グリーンフィールド博士によると、
  われわれは次から次にその欲求を満たそうとする。
  クリック、またクリック。すると、強い興奮が
  感じられなくなったとき、物足りない気分に陥る。
   “だから、もっともっととなるのです” 」

スマホはこうした特性をもっていると認識して
付き合う必要がありそうです。

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| 科学・生活 | 08:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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超・箇条書き

満足度★★★★
付箋数:27

巷では、外資系コンサルタントの資料作りを
手本とするプレゼン本が多く出版されています。

彼らが作るプレゼン資料の最初のページには、
何が書かれているか、ご存知でしょうか?

そこに書かれているのは、
図やグラフではありません。

最初のページに書かれているのは、
十中八九、「箇条書き」。

なぜ、最初のページは箇条書きなのでしょうか?

プレゼンする相手は、1分1秒を惜しむ
忙しい企業経営者。

彼らは図やグラフで分析や背景を聞くより、
要点をすぐに理解したいのです。

コンサルタントは、そのような相手に、
伝えなくてはいけない要点を
短く、魅力的に伝えなければなりません。

その要件を満たす方法として選ばれているのが、
「箇条書き」なのです。

あなたは、これまでに箇条書きの仕方を
学校や会社で習ったことがありますか?

ほとんどの方は、習ったことがないと思います。

それは、日本では箇条書きが、あまり重視されず、
むしろ軽んじられてきたからです。

しかし、本書の著者、杉野幹人さんは、
「箇条書き」こそが、これからの時代を生き抜く
最強のサバイバルスキルだと説明します。

  「箇条書きは、英語や会計、そして
  ロジカルシンキングと同じくらい世界的に
  求められているスキルだ。
  もちろん箇条書きという名称ではなく、
  世界的には “ビュレットポイント” と呼ばれて
  使われている。」

更に杉野さんは、箇条書きを見れば、
その人の思考、その人の伝える力のレベルが
ひと目でわかると言います。

本書では、10倍速く、魅力的に伝える
「箇条書き」の技術を伝えます。

わずか数行の短い文章でも、魅力的に伝え、
人を動かすことができる箇条書きのことを
本書では、「超・箇条書き」と呼びます。

普通の箇条書きは、伝えたいことを「羅列化」
するだけで完成しますが、「超・箇条書き」には、
次の3つの技術要素を加える必要があります。

 ・構造化
  相手が全体像を一瞬で理解できるようにする

  レベル感を整え「自動詞と他動詞の使い分け」、
  「直列と並列で考える」、「ガバニング」の
  3つが構造化のコツ

 ・物語化
  相手が関心を持って最後まで読み切れるようにする

  フックをつくるために、「イントロづくり」、
  「MECE崩し」、「固有名詞を使う」の
  3つが物語化のコツ

 ・メッセージ化
  相手の心を響かせ行動を起こさせるようにする

  「で、それが何?」で終わらず、スタンスをとる
  ために「隠れ重言の排除」、「否定を使う」、
  「数字を使う」の3つがコツ

この3つの技術要素の中で、一番わかり易い、
「構造化」を使っただけでも、次に挙げる例のように
かなりの違いが出てきます。

 <普通の箇条書き例>
  ●営業の人員が足りていない
  ●手強い競合商品があるため苦戦している
  ●コールセンターでの問い合わせ対応の
   トレーニングが間に合わない
  ●営業部で期間限定のスタッフが増える
  ●それ以外のことは、営業部が経営会議に
   報告して打ち手を仰ぐ

 <構造化された超・箇条書き例>
  ●3つの問題点が議論された
   ・営業の人員が足りていない
   ・手強い競合商品があるため苦戦している
   ・コールセンターでの問い合わせ対応の
    トレーニングが間に合わない

  ●2つの対応が決まった
   ・マーケティング部が営業部に期間限定で
    スタッフを貸し出す
   ・それ以外のことは、営業部が経営会議に
    報告して打ち手を仰ぐ

たかが箇条書きと侮ってはいけません。
そこに秘められたパワーは絶大で、奥が深い。

箇条書きは、ビジネスパーソン必須の技術だと
実感しました。

この本から何を活かすか?

  「日本人の多くは英語が上手くない。
  そういう人ほど箇条書きのスキルを高めるべきだ。
  資料やメールでのベタ書き。口頭でのスピーチ。
  これを英語でするのは、英語が苦手な人には
  一苦労だ。
  それでも、海外の人とコミュニケーションを
  とりたい人や、ビジネスをする必要がある人はいる。
  そういうときこそ箇条書きが役に立つ。」

英語のコミュニケーションも、「超・箇条書き」で
大きく改善するようです。

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| 交渉術・伝える力・論理・人脈 | 08:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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