活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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ハリウッドと日本をつなぐ

ハリウッドと日本をつなぐハリウッドと日本をつなぐ
(2014/09/22)
奈良橋 陽子

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満足度★★★
付箋数:17

日本人の俳優がハリウッド映画に出演するためには、
どうしたらいいのでしょうか?

それは、ある女性の前でオーディションをして認められる
必要があります。

その女性とは、日本人でただ一人、全米キャスティング協会の
メンバーである奈良橋陽子さんです。

  「彼女がいなければ、『ラストサムライ』も
  その後の僕もなかった!」

俳優の渡辺謙さんはこのように、奈良橋さんについて語ります。

奈良橋さんの肩書は、いくつもありますが、
メインの仕事はキャスティング・ディレクターです。

キャスティング・ディレクターとは、プロデューサーや
映画監督に映画やドラマに出演する俳優を推薦したり、
ギャラの交渉・スケジュールを押さえたりするなどして、
キャスティング作業を助ける仕事です。

俳優を推薦するといっても、単にテレビで見かけた人を紹介したり、
個人的な趣味で決めるわけではなく、その俳優が役に合っているか
どうかを深く探り、演技力や可能性、持ち味や性格も含めて、
トータルに最適な人材を探すのです。

奈良橋さんが、キャスティングの仕事をするようになったのは、
1987年製作、スティーブン・スピルバーグ監督の
『太陽の帝国』から。

その後『ヒマラヤ杉に降る雪』、『ラストサムライ』、『SAYURI』、
『バベル』、『47RONIN』、『SAMURAI』、『終戦のエンペラー』、
などでも日本人俳優のキャスティングを担当しました。

奈良橋さんが実際にキャスティングしたのは、
渡辺謙さん、真田広之さん、菊地凛子さん、桃井かおりさん、
片岡孝太郎さん、初音映莉子さんなど数十名に及びます。

日本で有名な俳優さんもいれば、ほとんど知られていない
俳優さんもいますね。

最近では、NHK朝の連続テレビ小説『マッサン』のヒロイン、
亀山エリー役のシャーロット・ケイト・フォックスさんを
発掘して日本に連れてきたのも奈良橋さんです。

本書はそんな奈良橋さんのハリウッドと日本をつなぐ仕事の
裏舞台を綴った本です。

私が本書を手にとったのは、「奈良橋陽子さんの名前って、
もっと昔から聞いたことあるけど、どこでだっけ・・・」
という記憶の引っ掛かりがあったから。

本書を読んで思い出しました。

奈良橋さんはタケカワユキヒデさんの「ゴダイゴ」の
プロデュースを行い、数々の曲の作詞を手がけていました。

私が奈良橋さんの名前を見かけたのは、「銀河鉄道999」などの
作詞のクレジットだったんですね。懐かしい・・・。

  「The Galaxy Express 999
  Will take you on a journey
  A never ending journey
  A journey to the stars」

本書は、幼少期のエピソードから、作詞家・演出家になった経緯、
英語学校や俳優養成所を立ち上げたことなど、奈良橋さんの
半生記として語られています。

この本から何を活かすか?

私は奈良橋さんの仕事で特に関心を寄せたのが、
2012年公開の映画『終戦のエンペラー』についてです。

この作品はキャスティング・ディレクターに留まらず、
企画・製作が奈良橋さんによるものです。

第二次世界大戦終戦直後、連合国軍占領下の日本で、
天皇の戦争責任を極秘調査したボナー・フェラーズさんが
「天皇を裁判にけけるべきではない」とマッカーサー最高司令に
進言したという史実に、フィクションを交えながら描いた作品。

主演は『LOST』のジャック役で知られるマシュー・フォックスさんと、
BOSSのCMでお馴染みのトミー・リー・ジョーンズさん。

DVDを借りて、見てみようと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 06:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ミッション・トゥ・マーズ 火星移住大作戦

ミッション・トゥ・マーズ 火星移住大作戦ミッション・トゥ・マーズ 火星移住大作戦
(2014/06/03)
バズ・オルドリン

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満足度★★★
付箋数:22

  「私は、2016年のアメリカ大統領選挙の勝者に手渡す
  メッセージを、タイムカプセルに封じ込んで大事に持っている。
  そしてその大統領は、2019年7月の世界初の有人月面着陸
  50周年記念の折に、次のような歴史的は発言をすると信じている。
   “我が国は、20年以内に火星上に人類の永続的な存在を
  確立することに全力を傾けなければならない” 」

この発言はジョン・F・ケネディ大統領が1961年に表明した、
10年以内に人類を月面に立たせるという宣言を模したもの。

そして、実際にケネディ大統領の宣言から10年以内の
1969年7月20日に、人類で初めて月に降り立ったのが、
ニール・アームストロングさんと、
本書の著者バズ・オルドリンさんでした。

本書は、元アポロ11号の宇宙飛行士のオルドリンさんが考える
「火星移住計画」をまとめたもの。

ブライアン・デ・パルマ監督の2000年公開の映画に
同タイトルの「ミッション・トゥ・マーズ」がありますが、
本書とは関係ありません。

オルドリンさんは「トイ・ストーリー」の人気キャラクター、
バズ・ライトイヤーの名前の由来ともなった伝説の宇宙飛行士。

映画「宇宙兄弟」にも本人役で出演しています。

ライト兄弟が人類で初めて空を飛んでから66年後に、
アポロ11号が人類を月まで運びました。

更にその66年後の2035年には人類が火星に着陸するというのが、
オルドリンさんの構想です。

  第1章 大統領専用機からの展望
  第2章 決意のとき―宇宙統一ビジョンへの呼びかけ
  第3章 あなたの宇宙―どれだけすごい規模のビジネスになるか
  第4章 月を巡る私の夢
  第5章 ハルマゲドンへの旅
  第6章 火星へとみんなで進もう
  第7章 火星を人間の定住地にする
  第8章 高らかに響く呼び声
  補遺 宇宙探査ビジョンの変遷

月から生還した後は、マスコミ等の取材攻勢で、
一時期はうつ病を患ったオルドリンさんでしたが、
もともとMITで宇宙工学の博士号を持ち、
航空宇宙技術者としてもロケット・システムに関する
米国特許を3件も持つ方です。

80歳を超えても、かなりしっかりしているご様子です。

本書は回顧録的なエピソードも書かれていますが、
まだまだオルドリンさんの視線は月の彼方先にある
火星や小惑星を見据えています。

しかも火星に到達するのではなく、今回のミッションのゴールは
「火星移住」という壮大なもの。

  「 “着陸したら、もう帰らない” というくらいの信念を持って、
  火星を地球化するために何ができるかを検討する取り組みを
  検討する取り組みをそろそろ始めるべきだと考える。」

オルドリンさんも技術的にいくつものクリアしなければ
ならない課題があるのは、十分にわかっています。

しかし、それ以上に、かつてオルドリンさんが達成した偉業を
超える宇宙探査を、アメリカは国の威信をかけて行わなければ
ならないと強く思っています。

本書は二転三転してきたアメリカの宇宙開発にカツを入れる、
プロパガンダ的な面も意識して書かれています。

この本から何を活かすか?

  「火星に我々が足を踏み下ろすことは、人間の不屈の精神に、
  人間を地球以外の惑星に着陸させるための技術が
  組み合わされなければ達成できない偉業だ。
  火星探査はアポロによる月探査とはまったく違う。
  もっと長期にわたるミッションで、帰還時に利用できる設備も
  最低限しかないまま、地球を出発しなければならない。
  いったん火星まで行ったなら、地球への帰還の手段は極めて
  限定されてしまうのだ。」

オルドリンさんのような、強い信念を持って語る人が
いなければ、人類の更なる偉業は達成できないように感じました。

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| 科学・生活 | 10:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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非言語表現の威力

非言語表現の威力 パフォーマンス学実践講義 (講談社現代新書)非言語表現の威力 パフォーマンス学実践講義 (講談社現代新書)
(2014/07/18)
佐藤 綾子

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kindle版 非言語表現の威力 パフォーマンス学実践講義 (講談社現代新書)

満足度★★★
付箋数:22

本書の著者、佐藤綾子さんは、これまでテレビ等で
政治家や経営者らのさまざまな会見や発表を見て、
その人の嘘を見抜き、「人間嘘発見器」などと呼ばれてきました。

佐藤さんは、一体、どこを見て嘘を見破っているのでしょうか?

見ているポイントは大きく3つあります。

1つ目は、表情のズレ。

その表情が表している感情と動作や声の調子のズレを見ます。

表情が自信満々なのに声が震えていたり、逆に言葉は自信満々
なのに目線が左右に泳いでいたり、まばたきが増えるなどの点に
注目しています。

2つ目は、顔の上下の感情のズレ。

口の周りでは相手を歓迎するようなスマイルを浮かべていても
目にはまったく感情が表れていない場合など。

つくり笑いなどがその代表ですが、楽しさとして表出している
感情は嘘ということになります。

3つ目は、顔の上半分と下半分の筋肉の動き出す速さのズレ。

時間差は0.1秒から0.5秒とほんの僅かなので、
表情分析の訓練をしていないと読み取ることはできませんが、
まず口の筋肉が動き出し、少し遅れて目の周りの筋肉が
動き出すことがあるそうです。

これは、まず口で笑いを表現してから、
あとから意識的に目尻を下げたということになります。

ここまで詳しい読み取りは、その道のプロでないと
難しい面もありますが、私たちは一瞬見ただけで
「この人、信用できなさそう」などと感じ取るものです。

そして意外とその判断は正しい。

人は言葉以外でも様々なメッセージを伝えています。

本書は人の表情を読み取って、嘘を見抜くための本ではなく、
非言語表現を理解し、最高の自己表現を身につけるための本です。

これを「パフォーマンス学」と言います。

  「表現されない実力は、ないも同じだ」

これがパフォーマンス学の根幹にある考えです。

パフォーマンス学は、政治・ビジネス・教育・医療の
4つの分野にまたがり研究されてきた比較的新しい分野の学問。

これらの中で、最も注目され資金も投入されるのが
「政治」のパフォーマンス学領域なので、
本書でも安部首相や小泉進次郎議員、そしてオバマ大統領などの
実例が多く採り上げられています。

  第1章 人は意図的に自己表現せずにはいられない
     ― 自己表現の基本的仕組み
  第2章 世界のスタンダード「LEP理論」
     ― 相手に応じて最適な伝え方を選ぶ
  第3章 言葉よりも雄弁な非言語表現
     ― 本当の仕組みと上手な使い方
  第4章 自分の気持ちを言葉で伝える実践編
     ― 自己紹介からスピーチ、プレゼン、交渉まで
  第5章 上手に会話を続ける
     ― 会話の目的別フィードバック

佐藤さんは、身振りや手振り、声のトーンやアイコンタクト、
表情や姿勢といった非言語表現を使って、一瞬で相手を惹きつけ、
効果的に伝えるコツを伝えます。

  「本書は、私のパフォーマンス学・35年間の結晶であり、
  より自己表現のことをよく知り、 “自分の見せ方、伝え方” に
  磨きをかけたい人々への心からのプレゼントでありたいと
  願っています。」

この本から何を活かすか?

本書で紹介される「LEP理論」とは、古代ギリシャ時代から続く
欧米のプレゼンの流儀を指します。

「L」は、ロゴス(理論)を使っての説得。
「E」は、エトス(人格的信用)を表します。
「P」は、パトス(感情)で、聞き手の感情へのアピールです。

2020年オリンピック招致における日本の最終プレゼンは、
LEPがバランス良く組み立てられたお手本として解説されていました。

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| コミュニケーション | 06:45 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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ハーバード合格基準

ハーバード合格基準ハーバード合格基準
(2014/05/28)
佐藤 智恵

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kindle版 ハーバード合格基準: ありのままの自分を伝える力

満足度★★★
付箋数:23

  1. リーダーシップ力
   リーダーシップをとる習慣があるか。
   リーダーシップをとった場、リーダー経験の大小は問わない。

  2. 分析力と分析欲
   アカデミックな能力全般。
   特に、英語でのディスカッション能力、複雑で漠然とした
   状況下での分析力、問題解決能力。

  3. コミュニティへの貢献力
   コミュニティにおいてよき市民であるか。特にハーバードの
   コミュニティに貢献する高い倫理観や他人へのリスペクト。

これがハーバード大学経営大学院(以下ハーバード)の
公式ウェブサイトに掲載される合格基準です。

この3つの条件以外に、英語能力に関しては次の記載があります。

  「TOEFLのスコアについて、ハーバードは足切り点を設けていません。
  ただし、MBA入学審査委員会は109点以下の受験生には、
  ハーバードを受験しないことをお勧めします。」

ハーバードの授業は、ケースメソッドなので、
英語でディスカッションが行われますから、高い英語能力は必須。

日本人にとっては、かなり難しいTOEFL120点満点中、
109点超のスコアを求められるとは、不思議ではありません。

しかし、これはあくまで1つの目安であって、
109点以下だから応募資格がないわけではありません。

逆に言うと、109点超であってもハーバードの求めている
英語力を満たしている証明にもならないそうです。

合格基準2に明記されている「分析力と分析欲」については、
主にテストスコアと成績証明で判断されますが、
これもテストの点数が高いほど、合格するわけではないようです。

では、ハーバードの合否を分ける、一番のポイントは何なのか?

それが1番目の「リーダーシップ」です。

これは数多くのグローバル企業の採用基準でも、
必ず最優先される項目です。

しかし、リーダーシップはTOEFLのように数値で測れません。

どのようにして、リーダーシップは評価されるのでしょうか?

  「人材を評価する立場の人間として、どんなリーダーシップが
  評価されて、どのように伝えたら効果的なのかを、
  ハーバードの合格者の事例をもとに伝えたいと思った。
  世界最難関の経営大学院に合格した彼らは、将来、
  必ずグローバルリーダーとして活躍する人たちであり、
  その事例は、ある意味 “合格答案” として、
  最も説得力があると考えたからだ。」

著者の佐藤智恵さんは、ハーバードではありませんが、
米コロンビア大学経営大学院の入学者を審査する面接官や
外資系企業で採用を担当してきた方です。

当ブログでは、以前に佐藤さんの『世界のエリートの「失敗力」
を紹介しています。

佐藤さんは、ハーバードに合格した私費留学生5名+社費留学生4名
およびハーバードの入学審査官への取材を行い、
最重要項目であるリーダーシップを、どのように示すべきかを
解き明かします。

それはハーバードの合格、不合格という枠を超えて、
世界が求めるリーダーシップの本質とは、どのようなもので、
どのように身につけるべきかを明らかにすることでもあります。

この本から何を活かすか?

  リーダーシップ能力は職歴年数と比例しない

日本では一般的に、長く働けばリーダーシップ経験が豊富になり、
職位が上がるにつれて、リーダーシップ力も高まると考えられがち。

しかし、ハーバードでもグローバル企業でも、
リーダーシップ能力は、職歴年数とは比例しないと考えます。

採用時に問われるのは、リーダーシップ経験の「濃さ」と、
リーダーとしての「潜在可能性」です。

面接の時には、実績よりも「可能性」を武器にした方が、
採用される可能性が高いようです。

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| リーダーシップ | 06:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ツイッターで学んだいちばん大切なこと

ツイッターで学んだいちばん大切なこと――共同創業者の「つぶやき」ツイッターで学んだいちばん大切なこと――共同創業者の「つぶやき」
(2014/09/25)
ビズ・ストーン

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満足度★★★
付箋数:19

  「この本は、単に無一文から大金持ちになった男の話、
  というわけではない。まったくのゼロから何かを創造すること、
  自分の大望と能力を一致させていくこと、可能性は無限だと
  いう目で世界を眺めると何が見えてくるか。そういう話だ。
  純粋に懸命に働くことは尊いし大切だけれど、個人、会社、
  ひいては国や国際社会まで、僕たちを動かすのはアイディアの力だ。
  創造性こそが一人ひとりをほかとは違う存在にし、創造性が
  あってこそ僕たちはひらめいたり、充実感を得たりできる。
  この本は、誰もが持っている創造性をどう引き出し、
  活かしていくかという話でもある。」

ツイッターのサービスは、どのように作られたのか?

なぜ、たった140文字の短文を発信するサービスが、
ここまで世界中で使われるようになったのか?

本書はツイッターの共同創業者の1人、ビズ・ストーンさんが、
ツイッターの誕生の秘密を語る本です。

ツイッターというと、140文字のシンプルなサービスとは裏腹に、
CEOが3年間で3人入れ替わるなど、経営面では何かと
ゴタついたイメージのある会社です。

ツイッターの共同創業者には、ビズ・ストーンさん以外にも、
3名の方の名前が挙がります。

ツイッターの前身オデオのCEOでしたが、
2006年に会社を追い出されてしまったノア・グラスさん。

ニューヨーク大学在学中にツイッターのアイディアを思いつき、
作り上げたのちにCEOを務めたジャック・ドーシーさん。

ブロガーという言葉の生みの親で、ツイッターの大株主でもあり、
2番目にCEOになったエヴァン・ウィリアムズさん。

それぞれ個性の強い共同創業者で、ドロドロとした人間関係は、
以前に当ブログで紹介したニック・ビルトンさんの
ツイッター創業物語』に詳しく書かれています。

本書の日本語解説を書いたnanapi代表取締役古川健介さんによると、
4人の個性の強い共同創業者の中で、ストーンさんが果たした役割は、
「ツイッターを今のコミュニティに育て上げた」ことのようです。

ツイッターの精神、今に残るDNAを作ったと言うこともできます。

ストーンさんは現在はツイッターを離れ、
モバイルQ&Aプラットフォーム「Jelly」を立ち上げています。

だからと言って、ストーンさんは、本書で恨みつらみを語るわけでなく、
非常に前向きで、ユーモアたっぷりに語ります。

本書は、ツイッターの物語でもあり、同時にストーンさんの
半生記でもあります。

創業物語としては、ストーンさんから見た面しか
語られていませんが、ストーンさんの持つ「良い」人間性が
にじみ出た本になっています。

  「ここに書く話は、僕の子ども時代やキャリアについて、
  僕の人生についての個人的な話だ。それはチャンス、創造性、
  挫折、共感、利他の精神、弱さ、野心、無知、知識、敬意、
  人とのつながりについての話であり、これまでの道のりで
  何を学んだか、どう人間の力をとらえるようになったかという話だ。」

この本から何を活かすか?

私は、ツイッターの成功は、ある種の「割り切り」に
あったように思います。

通常、ITサービスを提供する会社は、自分たちのサービスが
どれだけ優れているかをアピールし、更にサービスの
利便性を高めることにエネルギーを注ぎます。

しかし、ツイッターはその技術競争には参加せず、
使う「人」に注目しました。

  「ツイッターのもつ可能性を想像してみればみるほど、
  ツイッターの価値はユーザーがどう使うかに
  あると思うようになった。
  ツイッターを作った会社として、僕たちは自分たちの技術が
  すごいと強調するのでなく、ユーザーがツイッターを使って
  すばらしいことをしている事実に拍手を送ることにした。」

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| IT・ネット | 06:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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