活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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まるで本当のような嘘の話

満足度★★★
付箋数:18

  「あまた出されている『雑談力が向上する本』
  を読んでも、残念ながら雑談が上手になるとは
  かぎらない。なぜなら会話のトーンや話の
  聞き方、あいずちの打ち方などについて
  書かれた本が大半だし、それより何より、
  面白い雑談とは “雑学” という知識に
  裏打ちさている必要があるからだ。
  英単語を覚えずに英会話をいくら習っても
  英語を話せるようにはならない。
  雑談力を上げるためには、
  どうでもいい知識=雑学を常に仕入れる
  地道な努力を怠ってはいけない。

  雑学こそ、大人の最高の教養なのだ。」

さて、本書は話のネタとなる雑学を集めた本ですが、
昔からよくある「嘘のような本当の話」の本
ではありません。

その逆で、「まるで本当のような嘘の話」を
集めた本。

嘘なのにとてもよくできたストーリーのため、
語り継がれてきた話や、ずっと真実と信じられて
きたエピソードが近年の研究によって嘘だと
判明した話を59話厳選して掲載しています。

では、本書から「まるで本当のような嘘の話」を
2つほど紹介しましょう。

1つ目は、「木の切り株に見える年輪で、
東西南北の方角がわかる」という話。

太陽の光をたくさん浴びて成長するから、
年輪の幅広いほうが南側という話を
聞いた経験はないでしょうか。

年輪の中心から長さの長いほうが
日当たりのいい南側というのは、
説得力があるように思えますが、
実はまったくの嘘なのです。

実際、山に生えている木の切り株を
見比べても、方向には関係なく、
木によっても年輪の幅はまちまち。

そもそも、日光によって成長が違うなら、
丸い幹は形成されず、ものすごく偏った
楕円形になるはずです。

実際には気象条件の悪い年には年輪の幅は
狭くなり、逆によい年には広くなります。

木の傾きによっても、年輪の幅の違いが生じ、
傾いた方向の年輪は広くなります。

また、木が立っている場所の傾斜にも
年輪は影響を受け、低い方の年輪は広く、
高いほうが狭くなるようです。

残念ながら、年輪によって東西南北の方角は
わかりませんが、年輪には実にたくさんの
情報が集積しています。

その情報は「年輪年代法」という学問の
1つのジャンルになっているほどです。

この本から何を活かすか?

2つ目は、「何か1つでも商品を買わないと、
自動販売機では両替できない」という常識。

財布の中にお札しか入っておらず、
どうしても小銭が必要なときに、
自動販売機で1本だけジュースを買って
お釣りの小銭を作ったことはありませんか?

この方法、小銭を手に入れるために、
飲みたくもないジュースを買うので、
どうも釈然としないところがあります。

実は、買い物をしなくても自動販売機で、
両替できる裏技があるのです。

用意するのは、1000円札2枚。

まず1000円札1枚を自動販売機に入れたあと、
もう1枚の1000円札を続けて入れます。

そこから返却レバーを下ろすと、
1枚の1000円札はそのまま戻ってきますが、
残りの1000円札は小銭に両替された形で
戻ってきます。

ただし、この裏技で自動販売機が
釣り銭切れになっては、他のお客さんに
迷惑なので、乱用は禁止。

本書には、このように知っていると
他人に話したくなる、飲み屋でも受ける
ネタが満載されています。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| ビジネス一般・ストーリー | 05:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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新・リーダー論


新・リーダー論
大格差時代のインテリジェンス (文春新書)


満足度★★★
付箋数:23

石原慎太郎さんの『天才』がベストセラーになり、
角栄ブームと言われるほど、田中角栄さんの
リーダー論が注目を浴びています。

これはリーダー不在の時代に、世の中が優れた
リーダーが出現することを求めているからです。

しかし、この角栄ブームについて佐藤優さんは、
「一種の日本の病理」だと言い切ります。

また、池上彰さんも仮に今の時代に角栄さが
いたとしても、かつてのように事は運ばなかった
と考えます。

角栄さんのやり方が通用しないのは、
日本がもはや右肩上がりの経済ではないからです。

本当のリーダーに必要なのは、やるべきことは
何かを見極める力があること。

角栄さんの頃には、もう少し簡潔に
リーダー論を語ることができました。

例えば、かつての首相は消費税導入など、
メインとなる1つの課題に取り組めば良かった。

しかし、現在では複数の問題に同時に
対処しなければなりません。

貧困問題、教育問題、安全保障問題に
同じくらいの比重で同時に取り組まなければ
ならないのです。

時代状況が複雑になって、政治家は物事を
簡単に決められなくなりました。

それらに対処できる新しい時代のリーダーは、
そう簡単は生まれません。

だからこそ、角栄さんが持っていた決断力が
優秀なリーダーに見えてくるのです。

さて、本書は池上彰さんと佐藤優さんが、
「リーダー論」について語り合った本です。

お二人の対談をまとめた本としては、
シリーズ3冊目。

1冊目は、2014年に刊行した『新・戦争論』。

自称「イスラム国」の急激な勢力拡大を
見ながら、現代の戦争について対談しました。

2冊めは、2015年に刊行した『大世界史』。

欧州への大量の難民流入など現代のさまざまな
ニュースを世界史の観点で分析することの
必要性について語りました。

そして、激動する世界において、政治指導者
たちの力量・技量が注目される中で、
お二人は現代のリーダーについて語っています。

特に世界の指導者の中には、反面教師的な
リーダーが目立っています。

前仏大統領のニコラ・サルコジさん、
ロシアのプーチン大統領、北朝鮮の金正恩委員長、
トルコのエルドアン大統領、そして極めつけは、
次期アメリカ大統領のドナルド・トランプさん。

特にサルコジさんのリーダーシップは、
「サルコジ現象」として、他の指導者へも
多大な影響を与えているようです。

その特徴としては5つの資質が挙げられています。

「思考の一貫性の欠如」、「知的凡庸さ」、
「攻撃性」、「金銭の誘惑への屈服」、
「愛情関係の不安定」

トランプさんは「アメリカ版サルコジ」、
安倍首相は「ミニ・サルコジ」であると
佐藤さんは指摘しています。

今の時代、リーダーについて論じるには、
避けて通れない、強烈な個性を持つ指導者が
何人もいるのです。

結論としては、優れたリーダーは出にくい
時代になったということですが、
とにかく池上さんと佐藤さんの知識量と
それに対する洞察が物凄いことがわかります。

タイプの異なるお二人ですが、議論がかみ合い、
互いの良さを引き出すような対談になっています。

 第1章 リーダー不在の時代
 第2章 独裁者たちのリーダー論
 第3章 トランプを生み出したもの
 第4章 エリートVS大衆
 第5章 世界最古の民主主義国のポピュリズム
 第6章 国家VS資本
 第7章 格差解消の経済学
 第8章 核をめぐるリーダーの言葉と決断
 第9章 リーダーはいかに育つか?

この本から何を活かすか?

トランプさんは、「有能なビジネスマン」と
言われていますが、お二人はそのようには
見ていません。

会社を4度倒産させていることからも、
マネジメント能力を持っているとは思えない。

倒産の際には、金を借りている相手と交渉して、
借金を棒引きにして復活してきました。

トランプさんは、経営力ではなく、
「取引(ディール)」や脅しで富を作ってきました。

さらに莫大な資産を持っていることについても、
もともとは父親から財産を相続したもの。

それをそのまま投資信託にでも投資していれば、
もっと金持ちになっていましたが、
なまじ自分で事業をやったおかげで、
財産はそれほど増えていないようです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| リーダーシップ | 07:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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大前研一 日本の論点2017-18

満足度★★★
付箋数:21

本書は、2013年から毎年刊行されている
大前研一さんの人気シリーズ『日本の論点』の
第4弾です。

プレジデント誌で大前さんが連載している
「日本のカラクリ」の1年分の記事の中から、
読者の反響が大きかった回を中心に選び、
加筆・再構成されたものです。

今年、世界で最も注目すべき出来事の1つが、
不動産王のドナルド・トランプさんが、
第45代アメリカ合衆国大統領に就任予定と
なったことです。

大前さんが、プレジデントで記事を書いている
時点でトランプさんは、あくまで共和党の
大統領候補でした。

本書では2016年4月時点で、なぜトランプさんの
過激発言が米国民に受けたのかを解説しています。

これまでも米大統領選には、ロス・ペローさんや
ラルフ・ネーダーさんなど政治の素人が出馬して、
旋風を巻き起こしてきた事例はありました。

しかし、それらはあくまで二大政党以外の
インディペンデントからの出馬でした。

これに対し、トランプさんは共和党候補として
堂々と出馬して、トップの支持を集めました。

なぜ、政治の素人で暴言王のトランプさんが、
そこまでの支持を集めたのか?

それは、1%の富裕層が99%の富を独占している
アメリカにおいて、トランプさんの発言は、
白人の低所得者層に刺さる訴えだったからです。

「メキシコとの国境に壁をつくる。
費用はメキシコに負担させる。」

「イスラム教徒の全面入国禁止」

これらの極端な政策は、雇用の多くを移民に
奪われたことに不満を抱き、将来に不安を持つ
白人の低所得者層に支持されたのです。

  「今回のアメリカ大統領選で、何が明らかに
  なったかといえば、アメリカ政治の混乱状況
  である。政党が政党らしく、次の大統領候補を
  出しえていないのである。アメリカが再び
  偉大な国を志向するのなら、富を隠蔽している
  富裕層や金持ち企業からきちんと税を徴収する
  仕組みをつくらなければならない。」

また、トランプさんが用いたのは、
人々の欲求不満を煽って支持を集める
ポピュリズム的手法です。

かつて小泉純一郎さんが「自民党をぶっ潰す!」
と言って取った手法と同じですね。

大前さんは、こうした過激なポピュリズムは
愚衆政治を招きやすいと指摘します。

  「ベネズエラやギリシャのように、聞こえのいい
  ポピュリズムに引きずられた民主主義が行き着く
  先は、愚衆政治である。個人よりも全体を
  よくしようと発想できる人が過半数いなければ、
  民主主義は成り立たない。」

トランプさん以外でも、世界的に見られる
傾向として、大前さんが警鐘を鳴らすのは、
「右傾化」です。

その傾向を示すトピックは、イギリスのEU離脱、
ドイツの極右政党AfDの急伸、強権的な指導者
として知られるロシアのプーチン大統領や
トルコのエルドアン大統領の支持などです。

「右傾化」が世界を読み解く上での
キーワードになっているようです。

本書は、基本的には2016年世界の動きの
総括ですが、そこから2017年以降の展望を
考えるのは、読者の仕事になります。

毎年刊行されるこのシリーズを読んで、
翌年以降の世界のシナリオを予測することを
繰り返すと、大前さんの持つ思考に、
少し近づけるようになるかもしれません。

この本から何を活かすか?

昨日紹介した『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)
では、寿命が100年になる時代の人生設計が
紹介されていました。

本書でも、リタイア後の人生設計に関わる、
テーマが語られていました。

  「50歳でできても、65歳ではできないことが
  たくさんある。 “やりたいこと” がリタイア後
  に簡単にできると思ったら大間違いで、
  何の準備もしていなければ気力も体力も
  ついてこないし、一緒に楽しむ仲間もすぐには
  できない。だから、リタイア後のやりたいことが
  あったら、今すぐに始めるのが正解なのだ。」

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| 社会・国家・国際情勢 | 06:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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LIFE SHIFT(ライフ・シフト)


満足度★★★★
付箋数:27

私は2017年に50歳になります。

そんなこともあり、ここ数年は何かにつけて、
「そろそろ人生の折り返し」と言ってきました。

つまり、私は自分の人生を100年と
想定しているのです。

あなたは、自分が何歳まで生きると仮定して、
人生設計をしていますか?

  「2007年にアメリカやカナダ、イタリア、
  フランスで生まれた子どもの50%は、
  少なくとも104歳まで生きる見通しだ。
  日本の子どもにいたっては、
  なんと107歳まで生きる確率が50%ある。」

これまでも平均寿命は延びてきましたが、
今後もさらに延びることが予想されています。

そして、「長寿化=超高齢化社会」という
図式ができあがり、特に日本においては、
社会における負の側面が話題になることが
多くありました。

しかし、長寿化はマイナス面だけでなく、
個人にとっては大きなプラス面もあります。

本書は、長寿化の恩恵に目を向け、
どうしたらその恩恵を受けられるかについて
論じた本です。

著者は、ロンドン・ビジネススクール教授で、
人材論、組織論の世界的な権威の
リンダ・グラットンさんと、2005年から
モーリシャス大統領の経済アドバイザーを
務めるアンドリュー・スコットさんです。

  「長寿化時代の私たちの人生には、経済、
  金融、人間心理、社会、医学、人口構成が
  影響を及ぼす。しかし、本書は、なによりも
  あなたについての本である。
  あなたが自分の人生をどのように計画するかが
  最大のテーマだ。あなたは、これまでより
  多くの選択肢を手にし、多くの変化を経験する
  ようになる。そうなったときに大きな意味を
  もつのは、あなたがどのような人間なのか、
  なにを大切に生きているのか、なにを人生の
  土台にしたいのかという点だ。」

長寿化にあたって、まず心配な点は、
「お金」の問題です。

しかし、長寿化に対処するために重要なことは、
それだけではないというのが、本書の主張です。

例えば、人生のステージ。

これまで私たちに刷り込まれてきたのは、
「教育→仕事→引退」という3つのステージ
による生き方です。

寿命が延びると「仕事」のステージが延びますが、
それだけでなく、今までになかった新しい
ステージを人生に組み込むことができます。

例えば、選択肢を狭めずに幅広い進路を検討する
「エクスプローラー(探検者)」のステージを
経験する人が出るかもしれません。

自由と柔軟性を重んじて小さなビジネスを起こす
「インディペンデント・プロデューサー
(独立生産者)」のステージを生きる人も
いることでしょう。

さまざまな仕事や活動を同時並行で携わる
「ポートフォリオ・ワーカー」のステージを
実践する人もいるかもしれません。

本書では、100年の人生をより良く生きるために、
お金のことも、それ以外のことについても
新しいビジョンを示してくれます。

私は自分が100歳の人生を想定していたため、
資産運用や資金計画については、
それに基づいて計算し、実行していました。

しかし、本書を読んでそれ以外の
見えない資産や、新しいステージの生き方など、
まだまだ考えが足りないことがわかりました。

この本から何を活かすか?

なんだかんだ言っても、100年生きるには、
「お金」のことも大切です。

本書には、あなたの金融リテラシーが
簡単にわかる5つの質問が掲載されていました。

ぜひ、挑戦してみてください。

 Q1 あなたが銀行に100ドル預けていて、
  利息は年2%だとする。預金を引き出さない場合、
  5年後にはいくらになっているか?

 Q2 預金の利息が1%で、インフレ率が年に2%
  だとする。1年後、あなたがその口座お金で
  買えるものは増えるか、変わらないか、減るか?

 Q3 「1つの企業の株式を購入することは、
  投資信託を買うより一般的に安全性が高い」
  ―この主張は正しいか、間違っているか?

 Q4 「15年物の住宅ローンはたいてい、30年物の
  住宅ローンに比べて月々の返済額は多いが、
  返済する利息の総額は少なくて済む」
  ―この主張は正しいか、間違っているか?

 Q5 金利が上昇したとき、債券の価格は
  どう変動するか?

正解は「Read More」に記載します。

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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 06:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ジャック・ウェルチの「リアルライフMBA」

満足度★★★
付箋数:21

現実のビジネスでは、MBAで学ぶ理論や
コンセプトだけは、問題解決できないことが
多々あります。

では、「世紀の経営者」と呼ばれた、
元GE会長のジャック・ウェルチさんが、
MBAを教えるとどうなるか?

本書は、そんな疑問に応え、
ビジネスで「勝利」する実践的な方法を
伝える本です。

著者は経営の神様、ジャック・ウェルチさんと
ベストセラー作家でウェルチさんの奥様の
スージー・ウェルチさん。

ウェルチさんが口述し、スージーさんがそれを
まとめたような印象を受けます。

  「本書の目標は、ある種類の専門家を育てる
  ことでは決してない。今日のビジネスを
  体系化し、どんな業界にいるか、あるいは
  将来入るかにかかわらず、今日における
  ビジネスとは何なのか、どのようなビジネスの
  ゲームは戦われているのか。
  それを理解するためのフレームワークを
  提供することが目標だ。」

ウェルチさんとスージーさんが書いた本では、
2005年に刊行された『ウィニング 勝利の経営
があります。

前著は、経営に関するあらゆることを
カバーした、包括的なビジネス指南書でした。

それから10年以上が経過し、
ビジネスの環境も大きく変わりました。

本書は、変貌を遂げた現在のビジネス環境に
即した内容で、かつ、より具体的な内容を
取り扱います。

成長戦略、グローバリゼーション、財務、
マーケティング、危機管理、リーダーシップ、
チームビルディング、キャリアパス

こういったテーマについてウェルチさんは
語りますが、体系的にMBAを教えるのではなく、
あくまで実践から得た叡智を授けるイメージです。

本書で、ウェルチさんが最初に取り上げたのは、
ビジネスにおいては「一貫性」が重要である
点についてです。

いったい、何に対する「一貫性」なのか?

その答えは、「ミッション」、「行動」、
「結果」についてです。

ミッションとは、組織が目指すところを
きっちりと指し示したもの。

行動は、ミッションを実現するための
社員の考え方や感じ方、コミュニケーションの
仕方などを示すもの。

結果は、仕組みを強化するもので、
昇給やボーナスがそれに当たります。

そして、この3点について「一貫性」を
とるにはリーダーシップが不可欠です。

本書では、リーダーシップについては、
シンプルな2つの原則としてまとめられています。

  ・真実と信頼
  ・絶え間なく真実を求め、たゆまず信頼を築く

さらに、ウェルチさんは、「真実と信頼」を
得るための具体的な5つの戦術を紹介します。

  1. 心の奥底に入り込む
  2. 自分はチーム・ミーニング・オフィサー
  (仕事に意味を見出す最高責任者)だと考えよう
  3. 部下の仕事の障害を取り除こう
  4. 「気前の良い遺伝子」を喜んで見せよう
  5. 仕事が楽しくなるように

この5つの戦術を取ることが、真実と信頼の
リーダーシップにつながるようです。

本書のタイトルは「リアルライフMBA」と
なっていますが、「現実のMBA」というより、
「真のMBA」といった内容に近いイメージでした。

ウェルチさんが語る言葉は、深かった。

この本から何を活かすか?

本書では、管理することが難しい異端者を
「天才」、「さすらい人」、「盗人」の
3つのグループに分けています。

天才とは、理解できないような仕事、
とうてい自分にはできない仕事をする人。

さすらい人とは、在宅勤務、フリーあるいは
契約社員として働く人たち。

盗人とは、人の時間とエネルギーを盗む社員、
成績が悪い社員、衝突を引き起こす常習犯。

この3つのグループへの対処方法は次の通りです。

  「天才には、質問攻めをして、深く深く
  掘り下げろ。同時に、君が気に掛けている
  ところを見せよう。彼らを一人の人間として
  知るようにしよう。プロジェクトを細分化して、
  理解可能なようにしよう。
  オフィスの外で働く社員に対しては、
  慎重にコミュニケーションを図ろう。
  交流を最大限にする仕組みと
  テクノロジーを導入しよう。
  盗人には、勇気と率直さをもって応戦しよう。」

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| 経営・戦略 | 06:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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