活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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戦略読書

満足度★★★
付箋数:24

  「ある日職場で、初めて人と意見が被りました。
   “◯◯って××だよね” と、同僚と同時に
  口に出してしまったのです。その内容までは
  覚えていませんが、まあ、実に凡庸な意見で
  それが二重のショックでした。(中略)
  そうなってしまった理由は簡単でした。
  その前の1年半、人と同じものを読み続けていた
  ためでした。」

三谷宏治さんは、学卒でコンサルティング会社
(ボストン・コンサルティング・グループ:BCG)
に入ったので、入社後は弱点を補強のために、
コンサルタントなら誰もが読むような
ビジネス書ばかりを読んでいたそうです。

その結果、自分がみなと同じことを言う
「ツマラナイ奴」になってしまったと痛感しました。

そこで、「ヒトとは違ったオモシロイ発想」が
できるような読書にシフトしました。

それが本書で紹介する「戦略読書」です。

戦略読書は、自らをコモディティ化せずに、
独自性を作るための読書法です。

まず、人と同じ本ばかりを読まにように、
「読書ポートフォリオ」を組んで、
限られたリソース(時間やお金)を配分します。

読書ポートフォリオは、2軸2×2のマトリックスで、
本を大きく4つの種類に分類します。

BCGの有名な経営資源配分のマトリックス、
「プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント」
(PPM)を模したものです。

  縦軸:ビジネス系/非ビジネス
  横軸:基礎/応用・新奇

  左下:ビジネス基礎(カメ)徹底攻略
  左上:ビジネス応用(ウサギ)ファクト集中
  右下:非ビジネス基礎(リュウ)楽しく雑学
  右上:非ビジネス新奇(トリ)流行チェック

このフレームで考えて、自分のキャリアの段階に
合わせて、ポートフォリオを変えていくのです。

例えば、年に100冊読むとすると、
社会人1年目はビジネス分野が100%で、
ビジネス基礎が10冊、ビジネス応用が90冊。

これが社会人2年目~4年目になると、
ビジネス基礎が3冊、ビジネス応用が47冊、
非ビジネス基礎が50冊。

更に社会人5年目以降になると、
ビジネス基礎が1冊、ビジネス応用が33冊、
非ビジネス基礎が54冊、新奇12冊。

ポートフォリオで読む本が決まったら、
次は読み方です。

同じ文章を読んでも、それをどう読むかによって、
読み取る内容に大きな違いが出てきます。

本書では、次の5つの視点を持った「発見型読書」
で、5倍読み取ることを目指します。

  1. 過去や他業界と「対比」して大局観を持つ
  2. 当たり前を覆した「反常識」を見つける
  3. 徹底的に「数字」にこだわる
  4. 人より「一段深く」まで調べる
  5. 得たものは「抽象化」して考える・覚える

また本書は、読み方だけでなく、
「何」を読むべきかの具体的な推奨本も
多数紹介されています。

  「この本には、これまで延べ227冊の本が
  登場しました。そのうち何冊、読みたくなった
  でしょうか?」

227冊は本文で紹介された冊数で、巻末に
掲載されたブックガイドでは435冊(本文内と
重複あり)の本が紹介されています。

この内、SF・ファンタジーが131冊あります。

三谷さんのこれまでの読書史も書かれていて、
本当に読書好きであることが伝わってきます。

書斎や本棚へのこだわりも写真付きで
紹介されていますから、家にどのように
本を置くかも参考になります。

この本から何を活かすか?

  「長年の試行錯誤の末に、本棚は
   “奥行きの浅いものを天井まで” と決めました。
  造り付けの本棚も、通販で買った組み立て式の
  本棚も、奥行きは17cmで統一です。」

私も一般的なサイズの本棚は、手前のスペースが
ムダだと思っていました。

あまり高級感はありませんが、本中心に考えると、
奥行き17cmの本棚が理想的かもしれません。

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| 読書法・速読術 | 10:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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なぜヒラリー・クリントンを大統領にしないのか?

満足度★★★
付箋数:15

  「大統領選挙は、熾烈なエゴをさらけ出した
  人間同士の戦いである。権力の座を求める人の
  戦い方は、なりふり構わない。
   “相手を倒し、勝てばよい” のである。
  それは、自分の世界観、求める理想の勝利でなく、
  エゴの勝利なのである。」

2016年11月8日、第45代アメリカ合衆国大統領を
選出する大統領選挙が行われます。

アメリカ合衆国憲法修正第22条によって、
2回を超えて大統領に選出されないので、
今回バラク・オバマさんの出馬はありません。

米大統領選は、日本では考えられないような
ネガティブ・キャンペーンの応酬です。

  「彼らの “ネガティブ・キャンペーン戦略” は、
  人間の常識では考えられない、非常なものである。
  デマゴーグも使われる。容赦しない。
  他の候補にネガティブな攻撃を仕掛け、徹底的に
  叩く。不利なレッテルを貼る戦いなのである。」

著者の佐藤則男さんはニューヨークに
40年以上住むジャーナリスト。

これまで現地で、フォードさん、カーターさん、
レーガンさん、父ブッシュさん、クリントンさん、
息子ブッシュさん、オバマさんと、
7人の大統領が選ばれるのを見てきました。

本書は、日本のメディアがあまり伝えない、
現地で見た、生の大統領選の実態を伝えます。

  「日本の方々に、エゴの塊となり、
  アメリカ大統領という巨大な権力の座を
  目指す戦士たちが繰り広げるすさまじい戦いの
  一端をお伝えしたいと思う。」

まずは、共和党予備選挙で一番注目を集めている
ドナルド・トランプさんについて。

なぜ、トランプさんにこんなに支持が集まるのか?

  「それは、何も決められないワシントンの
  エスタブリッシュメント(体制側)に対する
  アメリカ国民の大きな不満に起因している。
  (中略)トランプ氏の演説を聞いていると、
  大衆、とりわけ知識レベルの低い大衆が
  聞きたいような表現で、人を馬鹿にするような
  セリフを織り交ぜながら、わざと庶民的に
  しゃべるのである。」

そして、本書のタイトルにもなっている、
初の女性大統領を目指す民主党予備選候補の
ヒラリー・クリントンさんについて。

42代大統領のビル・クリントンの妻であり、
彼女自身も非常に有能であることは、
誰もが認めるところですが、あまり米国民から
愛されているという印象はありません。

  「ヒラリーは、政治的にピンチに巻き込まれると、
  巧みな法律用語を使って逃げるのが得意であった。
  優秀な弁護士である。そのまま弁護士を続けて
  いたとしたら、相当な成功を収めていたであろう。
  だが、政治家としては、冷たくて賢すぎるし、
  エリートでありすぎると筆者は思う。
  彼女は “ポピュラー・ヴォート(人気投票)” が
  ものをいう大統領選挙には向かないのではないか。
  これはヒラリーの最大の弱点ではないかと思う。」

また、佐藤さんは大統領選の特徴として、
以下の点を挙げています。

  ・カネまみれの選挙
  ・右と左に真っ二つに分かれた対決
  ・メディアは徹底的にあら探しをする
  ・好感度が勝負を決める
  ・民主党と共和党の泥仕合になる

本書では、これらの要素が、いかにこれまでの
大統領を決めてきたかをレポートします。

また、現在進行形の2016年の選挙については、
ヒラリーさんを主役にして、各候補・政党の思惑を
解き明かし、選挙の行方を占います。

本書を読んでおくと、2016年の選挙戦が
楽しめそうです。

この本から何を活かすか?

私の大好きな米TVドラマに、女性弁護士が主役の
「グッド・ワイフ」があります。

このドラマでは大統領選ではありませんが、
州知事選のネガティブ・キャンペーンの様子が
描かれていました。

「グッド・ワイフ」は、アメリカでは2016年現在、
シーズン7まで放映されていますが、
日本ではNHKがシーズン4でやめてしまいました。

しかし、最近「アマゾンプライム」で、続きの
シーズン5・6(字幕版)が見れることを発見しました。

見ていない方はシリーズ1からどうぞ。おすすめです。

グッド・ワイフ シーズン1 (吹替版)



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| 社会・国家・国際情勢 | 09:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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アイディアの神が降りてくる 「3」の思考法

満足度★★★
付箋数:21

  「本書は “3” を使った思考の “型”  “技” を
  身に付けていただくための本です。
  長年にわたって私が編み出してきた
   “3を使った思考法” の数々を紹介しています。
  何が起こるかというと “考えることが得意”
  になります。考える作業にはエネルギーが
  必要ですから、考えるのは面倒だ、
  苦痛だとう人も少なくないと思います。
  ところが “3” を使うと苦痛ではなくなるのです。
  むしろ考えるのが楽しくなっていきます。
  これが本書の一番の “効能” です。」

齋藤孝さんは、3を使った思考法を紹介しつつ、
「3」への思い入れを語ります。

齋藤さんと言えば、「3色ボールペン」を使って
線を引きながら本を読むことを、
長年提唱してきましたから、
「3」に縁があることはよくわかります。

しかし、ここまで数字の「3」に思い入れがある
ことは知りませんでした。

以下、本書で齋藤さんが「3」に対する特別な
思いを語るくだりです。

  「3という数字は、私にとっては万能の
   “神の数字” として存在してきました。
  大好きな長嶋茂雄さんの背番号が3だったからと
  いうだけではありません。なぜか昔から
   “3” のことが気になっていたのです。」

  「どうもこの数字には人間を突き動かす
  特別な力があるのではないか。そのように考えた
  私は “3” の動きに注目し、3の研究を続けて
  今日に至っています。」

  「強引に3にこだわることで、思考に推進力が
  つきます。 “3” について私に語らせたら、
  止まりません。 “普段から3ばかり意識して
  生活している人間” としては日本で一、二を争う
  人間でしょう。」

齋藤さんの、ちょっと大袈裟すぎる
「3」アピールですが、本書の説明で、
「3の効能」はよく分かります。

例えば、「好きな映画を挙げて」と言われるよりも、
「好きな映画を3つ挙げて」と言われた方が、
頭がよく働きます。

数を限定されずに挙げてと言われた場合は、
なんとなく思いついたものを挙げて終わりです。

これに対して、数を限定されると、
思いついたものの中から絞り込む作業が必要なので、
自然と頭が働くことになります。

全体を俯瞰して、候補を絞りながら3つだけ
残す作業を頭の中でやっていくのです。

ここで選ぶ数が「5」や「10」なら、
けっこう大変な作業になりますが、
「3」ならそれほど負担をかけずにできる数です。

  「 “3” は逡巡せずにとりかかれる
  ちょうどいい数で、しかも、反射的に答えられない
  というのが重要なポイントです。」

何かを思考する時は、3つの箱を用意して、
その箱を埋める作業をするのが良いと、
齋藤さんは解説します。

ビジネスで根拠を説明するときも、
最初に「理由は3つあります」などとと言ってから
始めた方が、説得力が増しますから、
確かに「3」は大きな力を持つ数字なのだと
思います。

 第1章 「3」はアイディアを生む神の数字
  1-1 「3つ選ぶ」と眠った頭が動き出す
  1-2 「3つに分類する」と考えの道筋がつく
  1-3 「3で評価する」とスパっと決断できる
 第2章 「3」の思考法、30年分の実践から
  2-1 「3本柱」で思考を積み上げる
  2-2 3ボックス方式で思考を深める
  2-3 第3の選択で自分に余裕を持つ
 第3章 「3」で行動を変える
  3-1 3つの標語でよい習慣をつける
  3-2 3で時間を管理する
  3-3 3で人生の目標を更新する

この本から何を活かすか?

  「私は書評を書く時、この “セレクト3” 方式を
  存分に活用してきました。これまで人生で実に
  たくさんの書評を書いて、いろいろな本をお勧め
  してきましたが、ある時、 “本の中から引用文を
  3つセレクトすると、書評はできたも同然だ” 
  ということに気が付いたのです。」

3つ選んだら文が骨組みになって、その文に説明を
加えると、本全体の説明になるようです。

今度、齋藤さん方式を試してみます。

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| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 12:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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仕事の技法

満足度★★★★
付箋数:23

なぜ、書店には「プロフェッショナルの書いた本」
が溢れているにもかかわらず、現実には
「プロフェッショナルになる人材」が少ないのか?

書店に足を運べば、凄腕の経営者の書いた本や、
プロフェッショナルとしての考え方を説く本が
たくさん並んでいます。

同様にテレビでも、プロフェッショナルの
仕事の流儀などを特集する番組が放送されます。

プロフェッショナルの仕事ぶりは、本や雑誌、
テレビを通じて、容易に知ることが可能です。

しかし、世の中を見渡すと、プロフェッショナルと
呼べる人材はそれほど多く生まれていません。

なぜ、プロフェッショナルの書いた本や記事を
読んでも、プロフェッショナルのインタビューを
聞いても、それだけではプロフェッショナルに
なれないのか?

それは、本や雑誌、テレビで「知識」を
学んだだけで、プロフェッショナルの「智恵」を
掴んだと考えてしまうから。

そもそも「知識」と「智恵」の間には
大きな違いがあります。

「知識」とは、言葉で表せるものであり、
書物で学ぶことができるもの。

一方、「智恵」とは、言葉で言い表せないもので、
経験を通じてしか掴めないもの。

各分野で活躍するプロフェッショナルが、
どれだけ細やかに「仕事の技法」を語っても、
それを言葉にした瞬間、読む人の「読み方」に
よっては、単なる「知識」になってしまうのです。

そして、「勉強のできる人間」ほど、
「知識」を学んだだけで、「智恵」を掴んだと
思い込む「落とし穴」に陥りやすい。

この落とし穴に気づかない限り、
どれだけプロフェッショナルの本を読んでも、
「智恵」としては身につかないのです。

では、どのような「本の読み方」をすれば、
「単なる知識」とすることなく、「深い智恵」
として掴むことができるのか?

本書で田坂広志さんが、提示するのは
次の2つの読書法です。

1つは、「走馬灯リーディング」。

これはプロフェッショナルが書いた本を読む時に
頭の中で「走馬灯」を巡らせ、過去の経験を
「追体験」しながら読む方法。

例えば、プレゼンに関する本を読んだ場合、
自分が過去にやったプレゼンを思い起こし、
本に書かれている内容と照らし合わせながら
1つずつ自省することで、「智恵のヒント」を
掴みます。

もう1つの読書法は、「即実践リーディング」。

これは読んで字の如く、本で読んだ技法や心得を
すぐに仕事の場で実践してみる読書法。

この方法を実践するには、「この技術を掴もう」、
あるいは「この心得を掴もう」という明確な意識を
持って、課題を絞って取り組むことが必要です。

ここでは、本書で田坂さんが語る「読書」に
ついての考え方を紹介しましたが、
本書全般で語られるのは、「仕事の技法」の
根幹である「対話の技法」についてです。

対話には、言葉のメッセージの「表層対話」と
言葉以外のメッセージの「深層対話」の
2種類があり、仕事や生活において、
より重要な意味を持つのが「深層対話」です。

本書では、なぜ「表層対話」より「深層対話」が
重要なのか、そしてどうすれば「深層対話力」を
高めることができるのかを考察します。

田坂さんの他の著書同様、1つ1つ問いを立て、
それに答えながら、「仕事の技法」を
深い智恵として身につける方法に迫ります。

この本から何を活かすか?

相手の真意や本音を感じ取るのが「深層対話力」

言葉で伝わるメッセージと言葉以外のメッセージが
違っていることはよくあります。

例えば、言葉では「大丈夫」と言っていても、
表情には「本当にできるのか?」という不安が
現れている場合など。

本書では、相手の無言の声に耳を傾け、
言葉の奥にある感情や、表情や仕草の変化から
相手の真意や本音を察する力を身につけます。

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 06:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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グレアム・バフェット流投資のスクリーニングモデル

満足度★★★
付箋数:18

本書はルーク・L・ワイリーさんが著した
The 52-Week Low Formula(52週安値戦略)』
の邦訳本。

  「本書は、安値で買って高値で売ることを
  継続的に効果的に行うにはどうすればよいかを
  解説したものだ。また本書は、人生における
  さまざまな局面で、より賢明に考える人に
  なるにはどうすればよいかについて解説した
  本でもある。」

ファンダメンタル分析の1つである
「バリュー投資」の銘柄選びを解説した本です。

バリュー投資とは、割安になっている株を買い、
適正な価格まで戻るのを待つ長期投資方法。

成長している企業の株を買うグロース投資と
対比されます。

「安く買って、高く売る」という投資の王道を
実践する投資スタイルですが、これは言うほど
簡単な投資方法ではありません。

成功したバリュー投資家として有名なのが、
ウォーレン・バフェットさんと、
その師匠のベンジャミン・グレアムさんです。

ワイリーさんは、グレアム・バフェット流の
バリュー投資の銘柄選びを、5つのフィルターで
機械的にふるいにかける方法(スクリーニング)
を示します。

52週安値戦略では、約3000銘柄の中から、
投資すべき25銘柄を選びます。

スクリーニングをかける5つのフィルターは、
次の通りです。

 1. その会社は長続きする優位性を持っているか

   長期的に市場を独占するような優位性を持つ
   企業であること。

 2. その会社はフリーキャッシュフロー(FCF)で
  考えた場合、買う価値があるか

   会社を丸ごと買った場合、生成されるFCFが
   10年物国債に投資した場合の利益を上回っているか。

 3. その会社のROIC(投下資本利益率)は
  どれくらいか

   その会社は投資コスト(COC)を上回るリターンを
   上げられるようにお金を賢く使っているか。

 4. 長期負債をフリーキャッシュフローで
  短期間で返済することはできるか

   収益が減少しても、長期負債をFCFで短期間内に
   返済する能力がその企業にあるか。

 5. 株価が52週の安値近くにあるか

   52週安値の公式は、どんなに良い会社でも横転し、
   株価が低迷する時期があるという考えに基づくもの。

  「覚えておいてほしいのは、ただ単に52週の安値で
  取引されている会社を買うのではなく、
  52週の安値近くで取引され、高い評価を得ている
  良い会社を買うということである。」

フィルター1~4で、取引可能な株の95%が
振るい落とされるようです。

後は、残った5%の優良企業の株価が
低迷する時期が来るまでじっと待ち、
ひたすら投資のタイミングを図ります。

  「52週安値戦略は、最終目標(下方リスクが
  少なく、市場をアウトパフォームする」を定め、
  そこから逆にたどって、可能性を持つ広い世界を
  絞り込んでいくという戦略的な方法だ。
  具体的に言えば、3000社の上場会社を、
  近い将来、真の価値を生み出す可能性の高い
  25社に絞り込むロジックに基づいた規律ある
  アプローチである。」

ワイリーさんはは、本書で具体例も挙げ
詳しく解説していますが、同じように絞り込むのは
それほど簡単なことではないと思います。

ただし、本書の手順に従って銘柄を選び、
日本市場でも機能するかどうか、
検証する価値はあると思います。

この本から何を活かすか?

ワイリーさんは、投資のみならず人生における
意思決定を、19世紀のドイツの数学者、
カール・グスタフ・ヤコブ・ヤコビさんの
考えに従って下します。

  「逆だ、いつも逆から考えるんだ」

体重を減らしたいと思ったら、
まず太る方法を考え、その逆をやればいい。

結婚したいと思った時も、良い父親になろうと
思った時も、この逆から考えるアプローチが
効果を発揮するようです。

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