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連鎖する大暴落

連鎖する大暴落―静かに恐慌化する世界
連鎖する大暴落―静かに恐慌化する世界
(2008/03)
副島 隆彦 商品詳細を見る

満足度★

副島隆彦さんのファンの方がいたら、申し訳ありませんが、
私には、この本を読む感覚が、
「東スポ」を読むのに近いものを感じました。

著者の副島さんは、「ドル覇権の崩壊」の中で書いた予言は、
ほんの数行を除き、ほとんど的中していると言っています。

そのためなのか、それとも、
元々こういうキャラクターの方なのか、私は知りませんが、
本書でも、いろいろなことを断言し、
自信たっぷりに今後の経済情勢を予言しています。

  ・為替は2009年に1ドル80円、2011年に1ドル60円になる
  ・ニューヨークダウは3ヵ月後とに大暴落し、6000ドル台へ
  ・金は1オンス2500ドルへ上昇
  ・米次期大統領はオバマ氏に、最初から決まっていた

そして、副島さんは「あとがき」で、この本の最も面白い部分を、

 「CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)は八百長で、
 名誉会長のレオ・メラメッドが、株も為替も債券も、
 すべてここで操っている」

と書いた箇所と、自ら解説しています。

確かに、私もこのくだりには笑いましたので、
本書で最も面白い部分に違いないでしょう。

本書との付き合い方として、

  1.よく当たる預言者として、副島さんを信じる
  2.本当に、言っていることが当たっているかを検証する
  3.エンタテイメントとして、割り切って楽しむ

などが考えられますが、私は3番を選択しました。

この本から何を活かすか?

本書から、オカルトっぽい本の書き方を学びました。

  ・恐怖で人を煽る
  ・とりあえず、見えない「敵」を作る
  ・理由がハッキリしないことは、「陰謀」にしておく
  ・情報ソースを「アメリカの中心部」などと濁す
  ・自分を有名人と関連付け、権威化する
  ・愛人説などを織り交ぜ、俗っぽい味付けをする

私は、「オカルト本」の著者としては、
浅井隆さんぐらいしか知りませんでしたが、
良い勉強になりました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.  

| 面白そうな本 | 06:15 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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究極の成功思考

ツキを呼び込む 究極の成功思考
ツキを呼び込む 究極の成功思考
(2008/04/05)
西田 文郎 商品詳細を見る

満足度★★★

ツキを呼び込むと、素晴らしい人生を手に入れることができます。

それでは、どうしたらツキを呼び込むことができるのか?

本書の著者、西田文郎さん曰く、
そのためには、「自分の思考を変えること」。

その思考を変えるものこそが、「言葉」であり、
本書では、72の強力なパワーを持つ言葉が紹介されています。

例えば、その一つに
「ツキは錯覚からはじまる」という言葉があります。

この言葉に対し、以下のように解説(超要約)されています。

  人は皆、自分の将来を錯覚しながら生きている。
  但し、その錯覚には「肯定的錯覚」と「否定的錯覚」があり、
  どちらの錯覚をするかが、幸せと不幸せの分岐点になる。

同じ錯覚をするにしても、ツキを呼び込む錯覚の方が
イイに決まっていますから、これは強く自分に言い聞かせて、
「肯定的錯覚」をしたいものですね。

本書のような言葉を集めた本は、読む人の心の状態によって、
どのフレーズが心に響くかが、違ってきます。

ですから、頭から一気に最後まで読んで終わりにするより、
毎日の気分に合わせ、気になる箇所を選んで読んだり、
壁に当たった時に、ヒントを探すようにして読むのが良さそうです。

私も、しばらくは本書を手元に置いて、
時々ページを開いて、刺激を受けようと思います。

あと本書を読んで、「思考を変えるための言葉の本」としては、
私は、杉村太郎さんの「アツイコトバ」が好きだったことを
思い出しました。

この本から何を活かすか?

  「人生に大変なことは3回しかない。
  1つ目は、母親の産道を通過して、この世に生まれてくる瞬間。
  2つ目は、死ぬ時。
  そして、3つ目が生きている間に経験する一番大変なこと。」

この話しは、本書の「あとがき」に書かれていました。

前にどこかで聞いたことがあるような気もしますが、
これを機に、この話しを覚えて自分のものにしようと思います。

自分も含め、誰かが「大変だ、大変だ!」と口走っている時に、
スッとこの話しが思い出せるといいですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.  

| 心に効く本/成功哲学 | 10:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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勝間式「利益の方程式」

勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─
勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─
(2008/04/04)
勝間 和代 商品詳細を見る

満足度★★★★

本書は利益を作り出すための、優れた教科書です。

まず、タイトルになっている勝間式「利益の方程式」ですが、

利益=(顧客当たり単価−顧客当たりコスト−顧客当たり原価)×顧客数

と示され、本書ではこの式を軸に、利益の出し方が説明されます。

この式の左辺にある利益を最大化するためには、
右辺の4変数を次のようにする必要があります。

  ・「顧客当たり単価」を上げる
  ・「顧客当たりコスト」を下げる
  ・「顧客当たり原価」を下げる
  ・「顧客数」を上げる

式で示すのは簡単ですが、この4つの変数を
実際に上げたり下げたりするのは、そう簡単なことではありません。

しかし、それが簡単でないということを前提に、
著者の勝間和代さんは、それぞれの変数について
よく知るための「5つの基本知識」、改善するための「2つのテクニック」
そして、実現するための「10の行動習慣」を示します。

理屈でわかっても、それをどう実現したらいいのか分からない本も
多々ありますが、行動習慣にまで落とし込むところが、
さすが、勝間さんと言ったところでしょうか。

また、サブタイトルとなっている、「商売は粉もの屋に学べ!」ですが、
経営コンサルタントの間にある「粉もの屋は儲かる」というのが常識から
きているようです。
(粉もの屋とは、小麦を材料とした商売で、ラーメン屋、パン屋など)

なぜ、そういわれるのかと言うと、
小麦粉が世界中の食品の中で、最もカロリー単価が安い商品
の一つだらだそうです。

本書も、他の勝間さんの著書と同様に、
30冊以上のオススメ参考文献が掲載されています。

文中にも言及がありましたが、クチコミの重要性を
一番よく知る勝間さんが、自分の信頼性をかけてオススメ本を
紹介していますから、いずれの本も良書ばかりが並んでいます。

この本から何を活かすか?

勝間さんは本書で、「利益の源泉は他社が追いつくまでの時間的な余裕」
と結論付け、これを「時間のアービトラージ(裁定)」と呼んでいます。

私は、本書の中の説明で、これが唯一ピンときませんでした。

「利益の源泉=他社が追いつくまでの時間」というのは、
なんとなく分かりますが、それをアービトラージと呼ぶことに、
ちょっと違和感があります。

私のイメージだと、理論的には無リスクに近い状態
(実際には違いますが)がアービトラージです。

しかし、利益を出している企業は、実際に投資を行い
それ相応のリスクを取っているはずです。

私の考える企業が行うアービトラージは、
制度の歪みを利用して低リスクで儲ける方法などですが、
みなさんは、どうお考えでしょうか?

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.  

| ビジネス書とか | 10:22 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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相場ローテーションを読んでお金を増やそう

相場ローテーションを読んでお金を増やそう―次の株高はいつ始まる?
相場ローテーションを読んでお金を増やそう―次の株高はいつ始まる?
(2008/02)
岡崎 良介 商品詳細を見る

満足度★★★★

  ・米国不動産の下落は2009年まで続く
  ・2008年秋ごろ米国株の下降トレンドは終了し、上昇へ
  ・米国株に連動して日本株も上昇し、小型株・新興企業株が復活
  ・2008年を通して為替はドル安円高

これが本書の著者・岡崎良介さんの予想するメインシナリオです。

岡崎さんは「すべての相場は循環する」ことを大前提とし、
大きなローテンションのグループ(株、不動産、金、原油)と
小さなローテーションのグループ(金利、為替、商品指数)に分け、
数多くのデータを分析しました。

その結果、分散投資で保有するだけでは不十分という結論に達し、
「アセット・ローテーション」という資産運用方法を考案しました。

この「アセット・ローテーション」という手法では、
通常の分散投資で行うリバランスを、相場の循環性を元に行います。

つまり、循環パターンから相場のトレンドを先読みして、
下降トレンドに入った資産の組み入れを減らす一方、
上昇トレンドに入った資産の組み入れを増やします。

確かに、単純にリバランスするより、
もし同じ循環パターンをたどると仮定するなら、
その流れに基づいて資産を組み替える方が、
パフォーマンスは向上しますね。

ある程度、相場の分析をやったことのある方なら、
わかると思いますが、岡崎さんの行ったデータ分析は、
相当骨の折れる作業です。

特に、分析を始めるにあたっての最初の条件設定は、
結果を左右しますから、慎重にならざるを得ません。

冒頭の岡崎さんが予想するシナリオが、
当たるかどうは、誰にも分かりませんし、
導き出した法則が、いつまで機能するも分かりません。

しかし、1575円で本書を購入することで、
最初の分析作業をスキップして、岡崎さんの導いた法則の
検証作業だけに専念できることは、ありがたいことです。

この本から何を活かすか?

ちょっと長くなりますが、岡崎さんの導いた9つの法則を列挙します。

 法則1. 米国REIT指数が高値から15%以上下落すると、
     その時点から1年以内に米国株は高値から20%以上の下落となる。

 法則2. 米国株が20%以上下落すると、日本株も20%以上下落する。

 法則3. 米国が利上げを開始してから、平均7ヵ月後に
     為替はドル高円安へと方向転換する。

 法則4. 米国が利上げ期間にあっても、利上げを開始してから平均して
     2年3ヵ月後には、為替はドル安円高へと方向転換してしまう。

 法則5. 米国長期金利がボトムアウトしてから、平均して1年4ヵ月後に
     為替はドル安円高からドル高円安へと転換する。

 法則6. CRBがピークアウトしてから平均して1年半後に為替は
     ドル高円安からドル安円高へと転換し、
     CRBがボトムアウトしてから平均して2年4ヶ月後に為替は
     ドル安円高からドル高円安へと方向転換する。

 法則7. 円はユーロに遅れて循環し、対ドルで見て、円の安値はユーロが
     安値をつけてから1年11ヶ月以内に、円の高値はユーロが高値を
     つけてから1年2ヶ月以内に訪れる。

 法則8. 円安ではなく円高の時代こそが日本株投資に有利な時代となる。

 法則9. 米国不動産市場の上昇は日米欧の協調利下げから始まる。

詳しい基準は、本書を参照してください。

私も、これからじっくり、この法則を検証したいと思います。

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FBIアカデミーで教える心理交渉術

FBIアカデミーで教える心理交渉術 (BEST OF BUSINESS)
FBIアカデミーで教える心理交渉術 (BEST OF BUSINESS)
(2008/03/22)
ハーブ コーエン 商品詳細を見る

満足度★★

本書は1980年の全米ベストセラーで、
日本では1981年に三笠書房より「交渉ごとに強くなる法」
として出版されていたようです。(これを改題、修正)

著者のハーブ・コーエンさんは、FBIアカデミーで交渉術の
講座を担当していたようですが、
私の読んだ感じでは、本書がその講座内容に基づいて
書かれている訳ではないような印象を持ちました。

本書は交渉の三大要素として、

  1.力
  2.時間
  3.情報

を挙げ、これをどう使って交渉するかを説明します。

そして、後半では「相手を打ち負かす交渉法」から
「ウィン・ウィンの関係を築く交渉法」まで解説します。

ちなみに、本書を翻訳した川勝久さんによると、
最近はビジネス上でもよく使われるようになった「ウィン・ウィン」は、
コーエンさんが、1960年代に考案した造語だそうです。

本書では、どんな事でも交渉できないと諦めず、
第三者のような耳と目を持って相手を冷静に分析し、
三大要素をうまく利用して、交渉することを勧めます。

ただ、この本で取り上げられる交渉の事例は、
店頭での割引き交渉や、交通違反でつかまった時の警察官との交渉など、
リアルな日常生活に即したものが多いのですが、
私の個人的嗜好では、あまりこういう交渉はやりたくないな〜と
感じるものもあり、交渉に対するモチベーションは、あまり上がりませんでした。

この本から何を活かすか?

本書の第9章は「ウィン・ウィン」の原則について書かれています。

その中で、

  「あなた」を「私」に置き換えれば「裁きの場」に立たないですむ

というのがありました。

例えば、大音響で音楽を流す子供に、親が注意する場合も、
「お前は、なんてうるさい音を出しているんだ!近所にも迷惑じゃないか!」
という言い方をせず、
「あんまり大きな音が流れてくると、私は疲れて困るんだ」
というよな言い方をすると、
相手の体面を傷つけず伝えられるということです。

私も、自分が裁きの場に立たないよう注意したいと思います。

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| ビジネス書とか | 10:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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