活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか

満足度★★★
付箋数:22

左右社の樋口さんから献本いただきました。
ありがとうございます。

本書は次のような「妻」にオススメです。

  □ 夫と一緒にいるとイライラする
  □ 夫がしとほしいことをしてくれない
  □ 夫がなかなか話しを聞いてくれない
  □ 夫にも家事・育児をしてもらいたい
  □ 夫の借金グセや無駄遣いが気になる
  □ 嫁姑問題で夫が助けてくれない
  □ 夫の親の介護のことで悩んでいる
  □ 夫と一緒に生きていく自信がない

また、次のような「夫」にもオススメです。

  □ 妻がなぜ不機嫌なのかわからない
  □ 妻からの小言が苦痛でしょうがない
  □ 妻が恐ろしいので帰宅したくない
  □ 妻と子どもの教育のことでぶつかる
  □ 妻が実家に帰ってしまった
  □ 妻から「離婚して欲しい」と言われた
  □ 「うちは問題ない」と思っている
  □ 老後も妻と一緒に生活したい

相手と過ごす時間が長くなればなるほど、
相手のことがよくわかるようになりそうな
ものですが、夫婦に関しては不思議と
その逆の現象が起こります。

夫婦では、関係が長くなるにつれ、
相容れないことが浮き彫りになり、
相手のことがどんどんわからなくなります。

もっと状況が進むと、相手のことを理解
したいとも思えず、一緒にいること自体が
苦痛になってきます。

そなれば、子どもの問題を除くと、
気持ちは離婚へ向けて一直線。

本書は、そうならないために夫婦が
あらかじめお互いの違いについて、
よく知っておくための本です。

  「本書を読むことで、 “夫婦という絆” に
  ハメられた夫や妻が陥りやすい “罠” を
  理解することができるでしょう。
  現在、罠にハマっている人は、そこから
   “抜け出すヒント” を得ることができます。
  また、まだ罠にハマっていない人は、
  事前にその仕掛けを知ることによって、
  罠を回避することができ、
  よけいな衝突をせずにすみます。
  夫婦関係は “相手を知り、ちょっとしたコツ
  さえつかめば、うまく機能していく” ことを
  多くの人に知っていただきたいのです。」

本書の著者は、これまで7000件以上の夫婦に
アドバイスしてきた「夫婦問題カウンセラー」
の高草木陽光さん。

これまで「ホンマでっか!?TV」「教訓のススメ」
「モーニングショー」などのテレビ番組をはじめ、
多くのメディアに夫婦問題の専門家として
登場して活躍している方です。

本書では、夫と妻の考えはこんなにも
違うのかと思える、38項目を挙げ、
その対処方法をアドバイスします。

  夫は、信頼してほしい
  妻は、心配してほしい

  夫は、目的があるから買いに行く
  妻は、目的がなくても買いに行く

  夫は、時速10キロで父親になる
  妻は、時速100キロで母親になる

  夫は、ハッキリ言ってほしい
  妻は、本心を読み取ってほしい

  夫は、安心で浮気する
  妻は、不満で浮気する

  夫は、鈍感すぎる
  妻は、敏感すぎる

結婚した当初は恋愛感情があるので、
あまり表面化していませんが、
これだけの違いがあれば、夫婦間の溝が
深くなるのも無理はありません。

「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」

すでに結婚している人も、これからの人も
手遅れになる前に、考え方の違いを
知っておいて損はありません。

個人的には、相手のことを理解して、
この違いを乗り越えるのに必要なものは、
「愛情」よりも「尊敬」だと思います。

この本から何を活かすか?

なぜ、妻は「着ていく服がない」と
つぶやくのか?

よく耳にするこのセリフ。

私は長いあいだ不思議に思っていましたが、
本書を読んで、はじめて理解できました。

  「女性代表として “着ていく洋服がない”
  という言葉を正しく翻訳させていただくと、
   “いま着たい洋服がない”  “何を着ていったら
  いいか悩む” という意味だと理解して
  いただければと思います。」

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| 心に効く本 | 05:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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経済は地理から学べ!

満足度★★★
付箋数:21

  「地理は、学ぶ分野が多岐にわたりすぎ
  ていて、一体何を学ぶかが見えにくい科目
  といえます。
  そのため、 “地理って、平野とか、都市の
  名前を暗記する科目でしょ?” という偏見を
  持たれやすいのです。
  しかし、1つひとつ学んでいくことで
  知識がつながり、世の中が、
  そして現代世界が見えてきます。
  これが、私が “地理は地球上の理である” 
  と思うゆえんです。」

地理は英語で「Geography」と言いますが、
これはラテン語の「Geo(地域)」と
「Graphia(描く)」からなる合成語と
言われているようです。

理(ことわり)とは、物事の道理。

地理は、なぜ、地球上の理を表しているか
というと、そこには人間の欲望が反映して
いるからです。

地球上には、限られたモノがあります。

その代表は、「土地」と「資源」。

この限られた土地と資源を奪い合うことが
経済を作ります。

土地の構造や資源の分布を学ぶ学問が
地理であり、その奪い合いを知ることで、
経済についても知ることができるのです。

  「地理を学ぶことで、土地と資源の
  奪い合いで示されている人間の行動に、
  より深い解釈を加えることが可能です。
  本書は、 “立地”  “資源”  “貿易”
   “人口”  “文化” という5つの切り口から、
  今と、そして未来をつかむための視点を
  提供します。」

本書の著者は、代々木ゼミナール講師で
「東大地理」の授業を担当する宮路秀作さん。

資源の奪い合いで考えると、
「水」はかなり貴重な資源です。

日本のように国土全体で水道水が安全に
飲める国は、世界中でわずか15ヶ国しか
ありません。

地球上にある約14億立方キロメートルの
水もその97.5%が海水です。

残り2.5%の陸水の中にも、氷雪や氷河が
大半を占めますから、生活用水として
利用できる河川水は、そのうち0.006%
しかありません。

この僅かな量の水を70億の人々が
奪い合っているのです。

この意味で、水道水が飲める日本は、
水資源が豊富な「資源大国」と言える
ようです。

本書では、「教養としての大人の地理」
といた内容の講義が行われています。

  序章 経済をつかむ「地理の視点」
  第1章 立地 地の利で読み解く経済戦略
  第2章 資源 資源大国は声が大きい
  第3章 貿易 世界中で行われている
    「駆け引き」とは?
  第4章 人口 未来予測の最強ファクター
  第5章 文化 衣食住の地域性はなぜ
    成り立つのか?
  特別付録 「背景がわかれば、統計は面白い」

本書が、『経済は地理から学べ!』という
タイトルになったのは理由があります。

それは、2013年11月に刊行された、
駿台予備世界史講師、茂木誠さんの
経済は世界史から学べ!』があったから。

シリーズと呼べるかどうかは微妙ですが、
同じダイヤモンド社からの刊行なので、
このタイトルになったのでしょう。

今後も、予備校講師を著者とする本が
シリーズとして刊行されるかもしれません。

この本から何を活かすか?

先進国の輸出統計には特徴があり、
多くの国が「1位機械類、2位自動車」と
なっています。

日本やアメリカ、ドイツなどはその典型。

では、先進国の中で、「1位機械類、2位自動車」
になっていない国はどこか?

実は輸出統計1位・2位を見てみると、
その国がとっている独自の戦略がわかります。

中国は輸出2位が「衣類」になっています。

衣類は労働集約型の産業で、
多くの労働力を必要とします。

更に、中国は綿花の生産が世界最大。

  「人がいる! 原材料(綿花)がある!」

というのが、中国が綿糸や綿織物の生産量が
世界最大となっている背景のようです。

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| 社会・国家・国際情勢 | 06:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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10年後、君に仕事はあるのか?

満足度★★★
付箋数:23

今の中高生が、これから歩む人生は、
親世代がこれまで歩んできた人生とは
以下の3つの理由により大きく違います。

1つ目は、親が体験した「標準的な人生モデル」
は追求できないこと。

2つ目は、親が過ごしてきた時代と違って、
ネットにつながった世界が広がっていること。

3つ目は、人生の長さ(ライフスパン)が、
かなり長くなること。

こうした今までの常識が通用しない
不確かな時代に、今の中高生はどんなチカラを
身につけていったらいいのか?

  「この本には、僕が現在務める奈良市立
  一条高校で、機会あるごとに生徒や先生、
  そして主に40代、50代の保護者の方たちに
  語りかけている10年後(2020年代)の
  近未来の姿とその対処方法をキッチリ
  盛り込んでおきました。」

本書の著者は、元リクルート社フェローで、
教育改革実践家の藤原和博さん。

本書で藤原さんは、「10年後の世界は
どうなっているのか?」、「不確かな未来を
生き抜くために、どんな力を身につける
べきなのか?」などの問いに答えます。

こらからの時代に必要なのは「雇われる力」
(エンプロイアビリティ)です。

これは組織に雇われるだけでなく、
店を開業したり、独立や起業したり、
あるいはボランティアを行う場合でも、
どんな仕事をする時にも必要となる力です。

このエンプロイアビリティは次の3つの力で
構成されます。

 1. 基礎的人間力

  体力、忍耐力、精神力、集中力、持久力・・・

  最も土台となる力で、家庭教育、学校での
  人間関係、旅やバイトなどさまざまな体験を
  通じて培われます。

 2. 情報処理力

  国数社理英、体育、芸術、家庭、情報

  これは従来の狭い意味での基礎学力のことで、
  多くのことを覚えて、必要に応じて思い出し、
  1人で早く正確に処理できるかを示す力です。

 3. 情報編集力

  コミュニケーション、ロジカルシンキング、
  シミュレーション、ロールプレイ、
  プレゼンテーションの5つのリテラシーから
  構成されます。

  この力こそが、これからの時代、
  最も必要とされる、正解がないか、
  正解が1つではない問題を解決する力です。

ちなみに、従来の暗記による勉強が
一切いらなくなったり、学力を測る偏差値が
必要なくなるというのは、幻想に過ぎません。

これ一辺倒ではダメですが、まったく必要
なくなるわけではありません。

あくまで、基礎的人間力、情報処理力、
情報編集力の3つのバランスが大切なのです。

また藤原さんは、情報処理力と情報編集力を
次のように例えて説明しています。

  「情報処理力は “ジグソーパズル” を
  やるときの力に例えることができ、
  情報編集力は “レゴ” をやるときの力に
  例えるのがピッタリなんです。」

ジグソーパズルは正解主義でレゴは修正主義
のゲームであるとも説明されています。

また、基礎的人間力のベースとなる「人柄」
を高めるためには、「挨拶ができること」、
「約束を守ること」、「人の話が聴けること」
の3つが大切であるとも述べられていました。

ですから、2020年代以降を生き抜くためにも、
従来の学校教育で大切にされていたことを
完全に否定してはいけないのです。

本書は、中高生もわかる言葉で書かれて
いますから、親子で一緒に読みたい本です。

この本から何を活かすか?

本書の最後には、親から見た場合の
「子育て三原則」が紹介されていました。

  1. 10歳までは思い切り遊ばせる
  2. 海外を経験させる
  3. 「面倒なほう、厳しい道、よりタフな状況」
   を選ばせる

この「子育て三原則」は情報編集力を鍛えます。

「可愛い子には旅をさせよ」が、未来社会にも
通用する名言であるようです。

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| 勉強法 | 06:07 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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SLEEP 最高の脳と身体をつくる睡眠の技術

満足度★★★
付箋数:22

  「睡眠は人生の隠し味だ。
  人間の身体は非常によくできていて、
  睡眠を利用してありとあらゆる機能を
  向上させる。コンセントから充電しなくても
  身体をいたわって身体が必要とする
  睡眠をとれば、再び元気になる。
  眠りの世界を迂回しては、成功へと通じる
  道には決してたどり着かない。
  最高の自分になるためには睡眠が必要だ。
  どんな薬を飲んでも、どんな策を使っても、
  この事実は絶対に変わらない。」

原題『Sleep Smarter』。

本書は、睡眠の質を改善する21の方法を
紹介する本です。

著者は、アメリカ国内の健康部門の
ポッドキャストで、人気No.1の番組を配信する
ショーン・スティーブンソンさん。

肩書は個人・企業向けの健康アドバイザーです。

スティーブンソンさんのバックボーンは、
医師や科学者ではないので、1つの1つの
睡眠改善策について、深く掘り下げて
科学的な説明をしているわけではありません。

どちらかと言うと、ノウハウを広く浅く
集めた本という印象があります。

しかし、一般の人が納得するには十分な
説明があり、何より具体的なTIPSとして、
改善行動がまとめられていますから、
非常に実践しやすい本だと言えます。

これだけ色々な角度から睡眠の改善策に
ついて語った本は少ないでしょう。

  第1章 睡眠は人生のすべてを左右する
  第2章 睡眠ホルモンを自らつくりだす
  第3章 電子機器の使い方を見直す
  第4章 カフェインの門限は午後2時
  第5章 体深部の温度を下げる
  第6章 午後10時?午前2時のあいだに眠る
  第7章 腸内環境を整える
  第8章 最良の寝室をつくる
  第9章 夜の生活を充実させる
  第10章 あらゆる光を遮断する
  第11章 熟睡したいなら運動するしかない
  第12章 寝室にスマホを持ち込まない
  第13章 余分な脂肪を落とす
  第14章 快眠をもたらす最高の飲酒法
  第15章 最高の睡眠は寝るときの姿勢で決まる
  第16章 睡眠のためのマインドフルネス入門
  第17章 サプリは本当に必要か
  第18章 早起きで脳の働きを最大化する
  第19章 マッサージは睡眠に効く
  第20章 最高のパジャマはこれだ
  第21章 身体を自然に触れさせる

私自身は、早寝早起きが実践できていて、
かなり快適な睡眠ができている方だと思います。

睡眠時間は毎日6時間程度ですから、
決して長い方ではありません。

しかし、朝はスッキリと目覚め、
前日の疲れが残っていることはありません。

夜の寝つきは異常なほど良く、横になってから、
長くても3分以内には眠りに落ちます。

本書を読むと、なぜ、自分が快適な睡眠を
取れているのかがよくわかりました。

知らず知らずのうちに、本書の改善方法を
取り入れていたようです。

  「日中に太陽光を浴びることがよりよい
  睡眠を促すことについて説明したが、
  もっと言えば、早起きすることで、
  夜ぐっする眠れる身体になる。」

快適な睡眠の第一歩は、朝起きることから
始まります。

「早起き」を起点に生活していることが、
私自身、快適に睡眠できている一番大きな
理由だと思います。

この本から何を活かすか?

  「ただ寝るだけのためにわざわざ着替える人が
  大半を占めるのだから、人間は特異な生き物だ。
  ベッドに入るときの衣装であるパジャマは、
   “快適” の代名詞の一つだとも言える。
   “パジャマ” と口にして、心地よい気分に
  ならない人はたぶんいないだろう。」

男性にとってベストなパジャマは、
トランクス、ゆったりしたパジャマズボン、
ジャージなど。

上も着たい人はごく一般的なTシャツ。

裸でもいいようです。

男性が避けたいのは、睾丸を締め付ける
下着で寝ること。

締め付けが強いと、正常な温度で拡張や
収縮ができず、快適な睡眠の妨げに
なるようです。

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| ノウハウ本 | 06:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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インビジブル・インフルエンス 決断させる力

満足度★★★★
付箋数:24

あなたは、昨日のランチに何を食べましたか?
そして、それを選んだのは誰でしょうか?

何を食べるか、あるいは食べないかは、
当然、「自分」で決断したと思っている人が
多いことでしょう。

しかし、私たちの日々の選択や決断は、
実は自分で気がついていないだけで、
あらゆる場面において「他人」からの影響を
受けています。

この他人から受ける影響のことを
「社会的影響力」と言います。

しかも、他の人が社会的影響力を
受けていることは見えても、
自分のこととなるとそれが見えません。

そのため本書では、見えない影響力、
「インビジブル・インフルエンス」と
呼んでいます。

  「私たちの決断は、99.9%までが他人に
  よって方向づけられており、むしろ他人の
  影響を受けない意思決定や行動を見つける
  ほうがむずかしい。」

本書の著者は、ペンシルベニア大学
ウォートン・スクールのマーケティング
准教授、ジョーナ・バーガーさん。

バーガーさんは、本書で、私たちの行動が
知らず知らずに他人から影響を受けている
決断のメカニズムを明らかにします。

では、私たちは、一体、他人からどのような
影響を受けているのでしょうか?

実は影響する方向は、いくつかあります。

1つ目は、他人に同調する「模倣」の傾向。

私たちは、自分では気づいていなくても、
周囲にいる人の行動を、絶えず、自動的に
写しとって同じことをしています。

それは他人を情報源として利用すれば、
自分の時間と労力が節約できることが
本能的にわかっているからです。

2つ目は、あえて他人と違うものを選ぶ
「差別化」の傾向。

これは、自分は違う、特別なのだと
思いたいことの現れです。

その選択が人のアイデンティティを示す
シグナルになるときに、他人とは違うものを
選びたくなるのです。

3つ目は、反対方向の「模倣」と「差別化」が
組み合わさって、「ほどよく違っている」ことが
好まれる傾向。

人には、親しみの感覚に心地よさを覚える
一方で、同時に目新しさを求める矛盾した
気持ちもあります。

この「ほどよい違い」がヒット商品を生む
ときの秘訣になっています。

4つ目は、他人が与える「モチベーション」
への影響。

まわりに誰かがいることがパフォーマンスを
上げる場合と下げる場合があります。

他者の存在が助けになるか邪魔になるかは、
取り組む課題の複雑さに左右されます。

簡単な課題の場合は、パフォーマンスが
上がり、むずかしい課題の場合は、
パフォーマンスが下がってしまうのです。

また、競争や勝負事では、
自分が遅れをとっている、あるいは負けている
と思うことで、モチベーションは上がります。

ただし、この場合「どの程度」負けているかが
極めて重要です。

頑張れば逆転できる程度の遅れは、
モチベーションを上げ、逆転不可能だと
思える程度の遅れは、モチベーションを
下げてしまいます。

これはサッカーの試合で、前半終了時点で
1点差で負けていたチームの方が、
最後には勝ちやすい(勝確率つ8%上昇)
傾向にも表れています。

本書で示される社会的影響力は、いずれも
何となくそんな傾向はあるのかなと思っていた
ことですが、それが科学的に証明されていて、
非常に興味深く読むことができます。

この本から何を活かすか?

なぜ、トップアスリートはきょうだいの
二番目以降であることが多いのか?

一般的には、年上のきょうだいが
練習相手やライバルになっているからだと、
よく言われます。

もちろん、それは大きな理由の1つです。

本書でバーガーさんが挙げる理由は、
社会的影響力によって「模倣」と「差別化」の
両方が促進されるから。

模倣によって、上のきょうだいと同じ道に
進むことがある一方、あえて別の道を選ぶ
差別化も起こりやすい。

どちらに進むにせよ、きょうだいは常に
比較されるので、社会的影響力を大きく
受けやすい環境にあります。

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| 経済・行動経済学 | 06:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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